単独の感想記事は書いていないけれど、視聴してみたよ〜という
春ドラマの雑感を一挙紹介いたします。※視聴したドラマ全部ではありません。悪しからず。
人事の人見 2話まで(4/8・15放送分)
一部伏せますし、雑感集という事で検索はされにくいと思うので書いてしまうとすると。
これはもう本当に好みの話でね…出演者のファンの方には申し訳ないんですけど、
前田◯子さんの感情を出す時の演技が、
いつ見てもキンキントゲトゲしていて苦手なんですよね…(汗)
そして、苦手ではないけれど、
最近「ん?」と引っかかっているのは鈴木◯奈美さんの演技で。
前クール「プライベートバンカー」に続いてまたコテコテした感じか〜と…
以前お見かけした時は、こんな演技しか出来ない方じゃないはずなのにと
勿体なく思えてしまうんです。
本作をあまり楽しめないポイントは、何もそんな個人的な好みの問題だけではありません。
2話で控えめにはなりましたが、松本まりかさんや小野武彦さん、新納慎也さん演じる役が、
この人はこんな設定にすれば良いんでしょ、間違いないでしょ…みたいな、
典型的なキャラクターになっているのもイマイチ面白味がないんです。
きっと、オリジナルドラマという事もあり、当て書きに頼り過ぎているのかも?
コミカル要素は主演の松田元太さんに全て任せちゃってない?ってくらい、
演出がやけに大人しいのも気になりますね。
形をなしていないグダグダなラップバトルに、仕事をいきなり押し付けた上司に…で、
解決策もファンタジー。
松田さん初主演作なので応援したい気持ちはあるんですが、
来週から始まる裏のドラマが面白ければ、そっちを継続かな…と思ってます。
裏も裏で大して期待はしていないんですけどね(汗)
Dr.アシュラ 1話(4/16放送分)
見ていて一番目についてしまったのは病院内の設計。
場面が切り替わるたび、どうも病院には見えない洋風な部屋ばかりですし、
これで治療や手術は出来てるの?と思うくらい中が薄暗い。
多分、どこかでも見かけたロケ地ですよね?
監督は「ミステリと言う勿れ」の松山博昭さんなので、
あんなに薄暗い映像なのもまぁ納得ではあるんですけど…
この2点の非現実さが原因で、話にあまりのめり込めませんでした。
主人公は予知能力と瞬時の分析力に長けているそうですが、
研修医の成長物語に、上層部による陰謀論に、院長選挙に会食シーンに…と、
テレ朝やTBSで見たような要素をいっぱい盛り込んでいるので
既視感が漂いまくりで、その結果、主人公の存在感が薄まってしまっているんですよね。
恐らく、医療業界の"現場"を見せるためにサバサバっとした雰囲気にしているんでしょうけど、
CGを取り入れるなどして、もうちょっと派手に魅せても良い気がします。
面白くない事はないけど、かと言って次を見たい気にもならないみたいな感じです。
あしゅらしゅら♪の劇伴は…手をひらひらさせて踊りたくなる曲調なんですけど、
医療ドラマとして、良いのか?と思ってます(苦笑)
なんで私が神説教 2話まで(4/12・19放送分)
こちらはリタイアを決意しました。
やはり「神説教」でハードルを上げ過ぎましたね。
コメディエンヌでもある広瀬アリスさん主演なら、
もっと面白いキャラクターが生まれそうなはずなんだけどな…と
見ながらムズムズしてしまうのです。
実は全部カンペでした!もそこそこユニークではあるんですけど、
説教自体は至って普通ですし。
内容も、主人公がキレる様子を時折挟むので、
最後の見せ場であろう説教シーンに切れ味がなくなってくるんですよね。
「神説教」というタイトルがついている分、
普段は無口だけど滑舌キレッキレ、早口、バックがテロップで埋め尽くされるほど口数が多い、
そして例え話をしながら本心をつく…みたいな癖の強さを欲していたんだと思います。
まぁ、何より視聴意欲が下がったのは学校の描写なんですけどね。
事なかれ主義の教師、トラブルメーカーで幼稚な生徒たち…
ついこの間までディベートを行うほど賢く芯のある生徒たちを見たばかりだっただけに、
ああ〜またこのレベルからか〜〜…とげんなりさせられちゃいました。
CM明けになると左上に出てくるテロップも一気に安っぽく見えるので、
取っ払った方が良い気がします。
キャスター 2話まで(4/13・4/20放送分)
暴露系YouTuberでもなく探偵でもなく、
報道班が舞台のドラマにした意味は何なのだろうかと、つい考えちゃいますね。
主人公が「型破りなキャスター」なのは、阿部寛さん自身の濃さもあってか
ある程度伝わるんですよ。
それって越権行為でしょ?っていうのも分かるんです。
でもその「型破り」って、まず"全体"を描いて、対比させて、
初めて"個"が際立つものだと思っていて。
キャスターとはどんな仕事をするのか?総合演出は?ディレクターは?
編集者は?記者は?報道局長は?…などなど、
職業名や業界用語は聞いた事あるけど
何をしているのかはよく知らない人たちを紹介して、
各々の役割分担をはっきりさせない限りは、
いくら「型破り」と言われようが、掴みづらい気がするんですね。
そして、モヤモヤするのが崎久保(永野芽郁)の言動。
総合演出の役に永野芽郁さんを起用するのは良いとして。
特に裏取りもせず憶測だけで「放送しちゃいましょう!」って言っちゃう人を
総合演出にする事自体あり得ない話ですし、
青臭く描く事によって、かえってバラエティ番組とその制作陣を
見下しているようにもとれるんです。
2話では途中から市之瀬(宮澤エマ)の出番が増えたお陰で、
彼女の出番が減って多少見やすくはなったんですけど…
だったら、型破りな進藤(阿部寛)と聡明な市之瀬のコンビで物語を展開していった方が
面白くなったんじゃないかな?とも思います。
複数の事件・騒動が絡められていたり、
もしかしてあれでは?と鋭い視聴者が察する程度の描写に収めたりではない、
誰が見ても明らかに分かるネタの取り上げ方も、
歴史ある日曜劇場の作品としては品がないですね…(汗)
やたらと"現場"ばかり描いている本作ですが、スタジオやスタッフがその時
どんな状況なのかは(ドラマの世界の)視聴者には見えない事なので。
テレビで放送されている映像や、
その番組を見た視聴者の反応(スクリーン、SNSなど)もチラッとでも盛り込んだら、
報道班を舞台にした作品である必要性も出てくるし、
独自のスクープで訴えかける進藤の存在感も増すのかもしれません。
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「視聴リスト&期待度」で視聴候補に入れていた
「いつか、ヒーロー」「三人夫婦」はまだ見ておらず。
GW前半くらいまでにはチェックしておきたい…!
W火10は、そのうち最新話までに間に合うように
ゆっくり感想を投稿していけたらと思っております。現時点では(汗)
(↑NHKは初回だけは見たんですが、期待通り好感触でした)
そして、「地震のあとで」は3話まで見ているのですが、
オムニバス作品なので、雑感を書くにしても完走してから書きたいと思い、
今回は見送らせていただきました。
とりあえず、2話が良かったとだけご報告しておきます。
今期のドラマもぼちぼち放送されてきていますが、
正直、楽しみにしているのは月9「続・続・最後から二番目の恋」くらいなのかなと。
W火10は良さげ?な感じ、土10は多分回によりけり、
あとは何だか…うーーーん……次も見たいとは……といった印象で
手応えがあまりないように思います(汗)
微妙なドラマは、ありきたりな設定・展開、
主人公の魅せ方の物足りなさ(演技ではなく演出・脚本的な意味で)、
主人公と周囲人物の描写のバランスの悪さ、演出のキレの悪さ、
どれか1つや2つが当てはまっている気がしますね。
第2弾も、GW中に書けたら書きます!