
感想を書く他のドラマの録画も溜まってきているため、
最終回まで2話合体感想とさせていただきますm(_ _)m
3話(4/15放送分)
「謝って欲しくない。だって、そんな事されたら笑って許すしかないでしょ?」
「許した事で私はもっとモヤモヤして、吉澤さんだけがスッキリするんだよ?」
このさとこ(桜井ユキ)の発言は、確かに…でしたね。
多分、自分がスッキリしたいだけなんですよね。
謝った方はそれで終わりに出来るけど、嫌がらせをされた側の傷は一生残る。
私もさとこだったら…影でグチグチ言われたり、
マッチングアプリに勝手にさとこの情報を登録して迷惑メールが送られたりした事を
絶対許せないかな(笑)
表向きでは「大丈夫だよ〜気にしないで〜」と言って誤魔化すけれど、
帰った頃には当時の嫌な思い出が蘇って、憂鬱になってしまいそう。
あのシーンのさとこ、たくましかったです。
1話回想の通知画面でチラッと名前が見えた
元同僚・小川(前田亜季)からお誘いがあり、久々のランチに。
なんですが…翌日もクマが消えていないほど仕事が忙しいらしい話と、
上司の桜木さんが体調不良で突然亡くなった話を聞いてから
再就職を提案されるとなると…実は人材不足で困っているのでは?と思えてしまうのは、
私が捻くれているだけなのかもしれません(苦笑)
でも、最近全然会ってもいなかった元同僚をランチに誘うなんて
気まずさが勝って中々出来ないでしょうし、
さとこの変化を何度か微笑みながら見ていた表情は嘘ではないと信じたい。
再就職の返事を長文LINEではなく手紙で返す事にしたさとこですが、
あの文章から、自分を気にかけてくれたお礼と、小川さんの体調を想っている誠意が
伝わると良いな…と思います。
過去の職場での辛い記憶は、さとこの中で今後も消える事はないけれど、
その代わり、今いる環境はたくさんの優しい人に恵まれています。
職場の唐さん(福士誠治)も、"普通"の良さを大事にしている人だと分かった今回。
4人で星空を見上げるシーンなんかは、こういう社長がいる会社だったら
人見知りな私でも、たまには社員旅行も良いなぁと思えるんだろうなと。
伸び伸びと日々を過ごしている彼女を見ているだけで、ほっこりさせられちゃうんですよね。
それにしても…前回のとうもろこし然り、今回の新米然り、
高くて買えなかった食材がちょうど良いタイミングでもらえるさとこが羨ましいです(笑)
でも、新米は…お粥にするのは勿体ない気持ちが働いちゃうんですよねぇ。
私だったらおにぎりで食べたい!w
お粥は体調が悪い時に食べるものというイメージが消えないからなんでしょうが、
中華料理でも専門店があるくらいですし、
コトコト煮込まれていて美味しいのかもしれません。
4話(4/22放送分)
さとこがこの団地に引っ越してきて良かった。
薬膳と出会って良かった。
毎回、部屋で幸せそうにご飯を食べる彼女を見てはそう思っていた訳ですが、
今回は一際、その感情にさせられました。
前会社での辛い経験もあり、自身の病気もあって
人とのコミュニケーションを避けたがっていたさとこが、
隣に住む大家・鈴や司の部屋を行き来するようになったり、
新しく越してきて初対面の高麗(土居志央梨)とも自然と会話出来るようになったり、
副業をやりたいと思えたり、編集者・青葉(田畑智子)と外食に行ったり、
ネガティブ思考に陥りがちな弓(中山ひなの)にアドバイスを贈ったり…。
当初からすると考えられないのです。
でも、それは何も「乗り越えて強くなれた」上での変化ではないんですよね。決して。
さとこ自身、今でも時々、どう生計していくか悩んでは
将来が不安になったりもするし、やっぱり副業無理なのかな…とふと呟いて
過去の落ちに落ちてしまった出来事を思い出すくらいには、
ネガティブな方向に引きずられやすい。
弓に「『なぁんて、嘘だけど』って付け足すと、気持ちも『な〜んだ、嘘か…』ってなる。」
とアドバイスするシーンだけなら"人生の先輩"に見えるけれども、
さとこや青葉、高麗…みんな誰しもがネガティブ思考に陥りがちな繊細さを抱え込んでいて、
人と交流する事で少しでもポジティブな気持ちになれて、
元気付けられながら日々を過ごしているのかもしれない。
そんな優しい大人たちに囲まれた弓もいつか、
窮屈な想いをせず生きられるようになるのか…気になります。
青葉の言う「ネガティブ・ケイパビリティ」は初めて知りました。
自分ではどうにもならない状況を持ち堪える事。
出来ない自分を認める生き方を指すんだそう。
あれこれ悶々と考えて時間が過ぎるなら、視点を変えた方が良い…なるほどな単語でしたね。
新キャラの登場、それぞれの背景が垣間見えたお陰で、
今まで以上に話に動きが見えた今回。
次回はさとこが山に登るようですし、多くの人との交流が見られると、
この先どんな化学反応が生まれるのか楽しみになってきます。
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