続・続・最後から二番目の恋 2・3話 感想|エロ本号泣事件の真相が!(笑)

 

 

録画が溜まってしまっているため、

最終回まで2話合体感想とさせていただきますm(_ _)m

そして進捗によっては、1〜2話分感想が飛ぶ可能性があります。ご了承下さいませ。

※しばらくテンプレです…。

 

2話「若さより輝く時だってあるんだぜ」

 

私は本作の登場人物とはかなり歳が離れているんですが、

不思議と、台詞1つ1つに共感してしまいたくなるのです。

それは多分…私自身が、今後の人生どうなって行くんだろうと

ふと考える年齢に差し掛かっていて、千明(小泉今日子)たちの生き様を通して

学びや気づきを得ている所もあるんですが。

あ〜あるある!とつい頷きたくなるくらいには、私の母親の実体験と重なる描写が多々あって

楽しく見られているからなのかもしれません。

 

今回のあるあるポイントは、成瀬(三浦友和)に「吉野さんまだまだ若いんだから」と

何度も言われて嬉しくなる千明のくだりと、

お昼休憩の時におばちゃんたちが集まって、

食べ物を広げながら他愛もない会話を繰り広げるシーン。

 

私の母も週に何回かはスポーツクラブで運動に勤しんでいるんですが、

所属している人たちが母よりも年上ばかりらしいんですね。

話を聞くと、一番上の人だと80代だとか。

言い換えれば、みんな人生の先輩なので、

先ほども書いたように「まだ若いじゃない〜」と言われて活力をもらえたり、

何か心配事があって踏み出せずにいると、「〇〇した方が良いわよ」と背中を押してもらえて

ようやく行動に移せるという事が多いんだそうです。

私も、そうなる気持ちは分かる気がします。

歳をとって体にガタが来るようになって落ち込んでいる所に「若いんだから」と言われたら、

少し希望は見出せるし、まだまだやれるんじゃないかと思っちゃいたくなるもんですよね。

 

今回は、第二の人生に向かう、もしくは既に送っている人々の姿が描かれました。

 

千明は定年まであと1年。

長倉家の人々が第二の人生を始めている中、

まだその状況に立てておらず悔しく思っていた千明は、月9企画募集の過去作品リストに

自分の担当した作品が載っていない怒りから、みんなで代表作を作ろう!と決心するのです。

若い世代の話にいろいろ耳を傾けながら

1つの作品にしていくようで…どんな作品が出来上がるのか興味があります。

「つまんなくて良いんだよ〜。つまんない事が面白いんだよ愛おしんだよ。」

この言葉には、岡田惠和さんが脚本を書かれるにあたっての意思が含まれているようでした。

 

他にも…和平(中井貴一)は定年後の再雇用で指導監として働いており、

板挟みに合いながらも(笑)今でも周りからの信頼を得ている。

真平(坂口憲二)はいつ病気で死ぬか分からない不安をずっと抱えてはいるものの、

結婚して、子供を授かり、今が一番幸せだと言わんばかりの充実した日々を過ごしている。

そして典子(飯島直子)は、ここ最近退屈な生活を送っていたのが、

ひょんな事からグラビア女優を目指すと言い始める。

 

それぞれの生き方が多種多様で、本当に愉快ではあるんですが(笑)

第二の人生を進んでいてもそうでなくても、

歳を重ねてもなお、「私(俺)はこうありたい!」という

明確な夢や希望を持って生きている彼女たちを見ていると、ああ…かっこいいなぁって。

自然と元気付けられる回でした。

 

でも、万理子(内田有紀)の、千明さんを介護するのがささやかな夢だという話は

ちょっと心配になりますね。

千明大好きで一途な所が彼女の可愛らしさではあるんですけど、

相手を優先する人生を送り続けていると、

後々、"自分"がない事に大きな後悔を覚えると思うので…気にし過ぎ?

 

 

3話「正しい生き方なんかどこにもない」

 

エロ本号泣事件という、なんじゃそりゃ!なタイトルの裏に隠された思い出は

結構聞き入っちゃうものでしたね。

少年時代の出来事が今の和平を作り上げる、そんなルーツを感じさせるお話でした。

あ…「でもその前には?」「エロ本があるわけですよ」の天丼や、

冒頭の回想でかかっていたBGMの絶妙なチョイスに関しては面白かったですw

オチ担当になってしまった典子は…

私も小学生の頃は、自分が魔法少女だったら…を自由帳でお絵かきしていたので、

ちょっと共感は出来ました(笑)

 

やっぱり書き残しておきたいのは、母と和平のエピソードですね。

エロ本号泣事件とは正式には、部屋に隠していたエロ本を母に見つかり、

7時間詰められて号泣した事件の事。

なので…その詳細を素直に受け取れば、ページごとに折り紙を挟んでいたというのも、

子供の和平からしたら、別に女性に下心も持ってないのに現実をズバズバ突きつけられて、

その圧に泣いてしまったのかなとばかり思っていたんですけど、実際は違ったと。

エロ本に載っている女性は、言わば男性の理想像みたいなもの…

そんな話をさせてしまっている母への申し訳なさから泣いてしまったらしい。

子供ながらに、そう思うなんて。

母に似た優しい息子だったんだろうな…と、微笑ましく感じるエピソードでした。

 

でも、その出来事がきっかけか、受け身な和平が出来上がってしまったのも確かで。

律子(石田ひかり)のぐいぐい加減はちょっとよく分かんないですが(笑)

相手が自分に好意を向けてくれてると知ると、

悲しませたくないから受け止めようとしてしまうのが和平なんですねぇ…。

そんな和平と初対面の10歳上の成瀬(三浦友和)で、いきなりキャッチボール。

小さい頃から、人の感情を汲み取ろう理解しようとする

「お兄ちゃん」としての責任感もずっと持ち続けていたでしょうし、

年齢が上がっていくにつれて、甘えられる年上の相手も減っていってしまうもの。

成瀬と一緒にいる夜だけは「お兄ちゃん」をやめて、

サザエさんのカツオのごとく、少年時代にしか出来ないやんちゃな経験を出来て

良かったねぇ…としみじみ思いながら見ておりました。

 

最後に話は変わって、万理子の方も…まだ48で定年までは割と先だけれど、

周りの状況の変化によって、第二の人生を歩むべき時が来つつある模様。

本人もきっと、永遠などないという事はうすうす自覚してはいるんですよね。

でもまだ考えたくはない…でも考えなきゃならないのかもしれない…

少し固まった表情からは、ほのかな葛藤を感じます。

うーーん…「続」で同じような提案をされた時に、

引きこもって号泣していたシーンを思い浮かべると辛いんですけどね(泣)

 

 

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