
木曜日のドラマ「PJ」は好んで見ていますが、
その後に始まる本作も、2人の初々しさや可愛らしさ、
ほのぼのした雰囲気に引き込まれてしまっています。
感想は初回を見た時から書きたいなとは思っていて、結局書きそびれて…
木曜日のドラマ感想を2本ともは難しそうだから
こちらは視聴のみにしようかと考えていたんですけど、
2話を見て、やっぱり書こうと決意いたしました(笑)
昭和初期だからこそ楽しめるラブコメディですよね。
瀧昌(本田響矢)は海軍で航海中だから、
結婚式に参加する事は出来なかった(その代わりに額縁入り写真が飾られた)。
なつ美(芳根京子)と初めて顔を合わせたのは
夫婦になってから数日後…という背景から始まるお話。
今の時代じゃとても考えられない馴れ初めです。
結婚どころか、出会って間もない2人だから、
正式に夫婦にはなっているのに夫婦である実感がまだ湧かない、
言うなれば付き合いたてのカップルみたいな関係性に見えるのも頷けますし。
当時は"自分らしさ"を大事にする令和とは違い、
率直に思った事を口に出すのは恥ずかしいとされていた時代だからか、
2人お互いにいろいろ感じたり考えたりしていても、中々上手く気持ちを伝えられない所も
スッと受け入れられるのです。
現代の設定だと、コミュニケーションの手段も発達してきているのもあって、
あまりにもすれ違い展開が続くと、
早く伝えちゃいなよ!とじれったくなりそうですからね…(笑)
そういう時代だからこそ、2人の心の声と実際の言動のギャップの強さが
本作の魅力の1つになっていて、
今回は心の声が多用されていたお陰でより面白く見られました。
瀧昌で言えば、「な…なんだこのかわ…かわい……かっ!」
なつ美で言えば、「(瀬田に言われた事を)嫌だ、思い出しちゃった!」が特に好き。
瀧昌の不器用っぷりは凄くて、普通に会話している時は紳士で
愛する人を守るためなら…みたいな忠誠心ある頼もしい人に見えるのに、
心の声や海軍で深見(小関裕太)といる時は
見た目よりも少年っぽくなる所が良いんですよね。
瀧昌の真面目さが、プライム帯ドラマ準主役(相手役)に大抜擢され
まだ初々しさのある本田響矢さんとリンクしています。
想像以上に適役なので、今後ブレイク間違いなしな俳優さんな気がしています。
「王様のブランチ」での物件コーナーだったか、そこでの天然発言も面白かったですしね(笑)
で、芳根京子さんは…まるで春のような方なんですよね。
もう何年も前から作品に引っ張りだこなのに、
主演をやられるたび、なんで毎回「初主演です!」というフレッシュ感が出せるのか。
シリアス作品でもお見かけしたいと思う事は時々あっても、
ラブコメディやちょっとテンパりがちな役でのキャスティングが多めなのは、
きっとその理由が大きいのかもしれません。
「セタクン」にまつわる瀧昌の妄想劇にもクスクス笑わされました。
なつ美は瀬田(小宮璃央)の事を一度も恋愛対象として見ていないから、
彼がどんな人なのかも普通〜に話せるんですけど、
数ヶ月も家を空ける瀧昌からしたら、少しでも男の影があると心配で堪りませんよねぇ。
「瀧昌、妄想が暴走してる」この活動弁士(生瀬勝久)のツッコミもナイスタイミング!
前回よりも"ラブコメディ"として形になってきました。
最後に余談で…あのまぁまぁ大きい満月で
伝説の作品「明日の君がもっと好き」を思い出した視聴者もいたはず…(笑)
あれよりもどデカサイズでしたけどね。いや〜懐かしい。
(未視聴の方は、「作品名 満月」で検索すると出てきますので是非w)
↓次回の感想はこちら↓