PJ 〜航空救難団〜 5話 感想|決して悲しいだけじゃない。

 

 

ああ…やはり、さやか(石井杏奈)は辞退してしまうのね…。

補備があると聞いて、でも提供バックでは

「今までありがとうございました!」と言っていたので、

早朝の単独行動で周りの人々に迷惑をかけてしまった罪悪感から、

自ら辞退を申し出る展開になるのかもしれないと思っていたけれど…

想像より少し前向きな形で終われたにしても、仲間が1人減ってしまうのは寂しい。

このドラマは基本的に予想を覆す事はなくて、

きっとこうなんだろうな…と思ったら大体その通りに行くんですよね。

それで言えば、線状降水帯のニュースをチラッと見てから病院を出た

仁科の妻・芽衣黒川智花)と赤ちゃんもフラグが立ちまくり。

川の氾濫とか何とか言ってましたが、自然災害に巻き込まれる予感しかしません(汗)

赤ちゃんも生きてくれると良いけどな。

まぁ、話題をさやかに戻すとして…

 

終盤の、さやかが施設を去ってから、宇佐美(内野聖陽)と訓練生たちで

最後のランニングをするまでの一連の流れは感動的でした。

「心を救え。世のため。人のため。国のため。道のため。」

彼女が言葉を発するたび挿入された、鉄棒、高い建物、講義室、プールのカット。

人はおらず場所のみを映したカットだったものの、

夕暮れをバックに宇佐美と訓練生たちが全力で向き合うシーンを毎回見てきただけに、

1つ1つの場所ごとに光景が蘇ってくるようでした。

特にプールはね…さやかが壁を乗り越えた場所だっただけに、色濃いです。

そして、ランニングが終わって、最後のお別れは敬礼で。

王道な作りではありますが、1人ずつ言葉を贈るという

ベタ臭い展開を入れてこなかった所は潔かったです。

敬礼している表情だけで、感謝の意は伝わりますからね。

 

さやかだって本当は全員で卒業したかっただろうし、

みんなもそうしたかった気持ちは今も持っているだろうけど。

「♪挫折の日々は色づくため 全部モノクロ」という主題歌の歌詞にもある通り、

決して悲しいだけの別れじゃないと思いたい。

その歌詞と重ねられたのは、訓練生たちによる円陣のシーン。

最終回辺りでも、別の場所で活躍している彼女が見られると良いなと思います。

 

今回は他にも、宇佐美が初めて繊細さを見せる姿が印象に残りました。

さやかには前夜、いつも通りの鼓舞をして励ましたけれども、

沢井(神尾楓珠)に「主任教官のせいじゃないですよね?」と言われて以降、

もしかして俺のせいなのかな…と不安を見せたり、その不安からか沢井にビンタを要求したり、

さやかが無事病院に搬送されても病院の方角を見て気にかけていたり、

終いには「俺のやり方、間違ってんのかなぁ…」と堀越(宍戸開)に吐露したり…。

大らかでパワフルな宇佐美から初めて"弱さ"や"迷い"が見えたのが、

人間臭さを感じて、ちょっとした驚きもありました。

病院パートで仁科(濱田岳)が宇佐美の事を繊細だと言っていた意味が分かりましたよ。

そんな葛藤をしている中でも、怪我を対処しようとしていたさやかの気持ちは

しっかり読み取るし、どんな時でも寄り添おうとするし…

「心を救う」を体現する教官として、今回でより魅力度が上がった感じです。

 

毎回、一種の学園ドラマのような熱さが個人的には久々な感覚で、

そこに惹かれて見続けてきた訳ですが…

仁科の発言を聞くと、SP版「教場」じゃないですけど、

仁科や同期に近しい?中林(高岸宏行)が訓練生だった頃のエピソードを、

パイロット版扱いの2時間SPか

TELASAのオリジナルエピソードで見てみたいとも思えましたね。

前者に関しては、テレビ朝日で2時間SP→連ドラ化というケースは最近ない記憶ですし、

後者の方は、若手キャストが主演のパターンが多いですが。

あくまでも、エピソード0も見てみたいというほんの興味心です。

 

 

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