
とあるドラマのとある台詞が有名になって以降、
他のドラマでも、泣きながらご飯を食べるシーンを見かけるようになったんですけど、
今回の、ネルラ(松たか子)がおにぎりを食べながら
泣いているレオ(板垣李光人)を片腕で抱き寄せる所は、
鈴木家の絆の強さが伺えるエピソードを今まで見聞きしただけにグッときちゃいましたね。
ネルラ本人も涙を流すほど辛くて悲しいでしょうに…
それでも弟を守りたい気持ちを優先し、
「(逆境に)負けない!」と言わんばかりの強い目つきへと変わる。
弟への態度とあの表情はまさしく、お姉ちゃんそのものでした。たくましかったです。
鈴木家の3人が、考(岡部たかし)が最後に作ってくれていたおにぎりを食べるシーンで
ここがターニングポイントになる予感はしていましたが、案の定影響を受け、
幸太郎(阿部サダヲ)は情報番組の出演休止&弁護士の仕事が激減し、
ネルラは休職を命じられる事に。
そして、事件に飲み込まれるのを防ぐべく、ステイホームと休暇満喫生活へ…。
大事な家族の一員である考が逮捕され、夫婦の生活は一変…という
起承転結の"転"続きの展開なのを踏まえると、
第二部スタートは今回からの方が相応しかったのでは?と思えてきますね。
前回が本当に蛇足ばっかりで……。
まさか、不動産屋の人の発言が、
今回の旅行のきっかけに繋がっていたのには驚きましたが(苦笑)
それにしても、事件の真相を探るサスペンスとなると
最終回まで引っ張らざるを得ないんでしょうね。
布勢(玉置玲央)を殺害した犯人は寛(段田安則)でもなく、
かと言って自首してきた考でもなく、
じゃあもしかしたらレオが?…というのが、ここ数話の大まかな内容。
話の終盤で疑惑の人物を1人あげては、次回で実は犯人ではなかった事が明かされる流れを
1人ずつ、ほぼ1話分の尺を使って描いているので、
ただ次回予告が、一酸化炭素中毒死を図った(?)レオの"その後"を全く映さない
作りになっていたのは良かったです。
ほら、たまにありますからね。ラストで生死を揺るがす事態に陥ったかと思いきや、
次回予告では生きていると分かって、な〜んだ…とズッコケる事が…(笑)
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