もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう 2話 感想|そうだ、劇団を作ろう。

 

 

ふと時計を見てみたら52分で、あれ…?まだ終わらない…?と思って

慌てて番組表を調べたら、今回は15分拡大でした。

初回は30分拡大で、今回も…という気合の入りっぷりは、フジドラマで言えば本当に、

カンテレ制作ドラマ枠が月10に移動してくる前の月9以来久々ですね。

長い歴史を持つ看板枠である月9も木10も、今期はどちらも

中高年以降を意識した作りになっていますが…(木10はこの時点で初回未放送ですが)、

やはり、若者をターゲット層にしたドラマを、まだ知名度の低い水10に絞る事で

話題性を狙いたいとする局側の意図は確かなのかもしれません。

 

でも、拡大放送にすべき内容だったのかと聞かれたら…

初回は個性的な登場人物が点在していて

ただ「1984年の渋谷を生きていた人」止まりの描写になっていたのが、

今回では久部(菅田将暉)がWS劇場に雇われた事で、各人物との関係性が構築され始め、

物語の散漫化が緩和されてきて見やすくなったとは思うのですが、

まだどこかキレが足りない感じがして、欲してしまう自分がいたのかなと。

久部の目の奥で光る野心や、周りを引っ張っていく力が"勢い"となって

物語に反映されたら面白くなりそうなんだけど…と、

途中まで悶々と考えながら見ていたのが、正直な所でした。

 

しかし、最後はそれを見せてもらえた気がします。

むしろ、せっかく30分拡大したのだから、今回のラストまでが1話の内容だったら

世間の本作への不評も減ったんじゃないかとも思います(汗)

前回でも感じた事ですが…やっぱり、夢や目標に向かってひたすら真っ直ぐな

菅田将暉さんの目つきが良い。

それはもちろん、演出・カメラワークも関係しているんですけど、

暗い空間の中で、閃光のように強く一心不乱な目のハイライトを見ていると、

彼(久部)なら面白い事をやってくれるんじゃないかと

自然と胸を躍らせたくなるんですよねぇ。

 

後ろに大きな蚊取り線香を引っ提げている所も笑っちゃいました。

初回のポスターでも見ていて謎だった蚊取り線香…にこだわりがあるらしい(笑)

あのインパクトも含めて、次も気になる終わり方です。

あと3週間で潰れる劇場を立て直そう!という1本の軸が明確になった事ですし、

次回からが本番かもしれません。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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