じゃあ、あんたが作ってみろよ 9話 感想|2人のたくましさを見た。

 

 

「おにぎり食べて、元気だせ!」というサブタイトル。

鮎美(夏帆)に近づくフードプロデューサーはどう見ても怪しいやろ…というのは

序盤からぷんぷん漂っていたけれども、

そうか、勝男(竹内涼真)も理不尽な目に遭ってしまったか〜…。

 

後輩への接し方に苦労して何とか距離を縮めようと試みる勝男はとても健気だったけど、

手作りのおにぎりは苦手な人も多いんじゃないかなと思ったら、

そこを案の定突かれてましたね。

(しかし、「おにハラ」というワードにはギョッと。

それにビビって双方の話を聞こうとしない上司にも落ち度がありますよねぇ…。)

 

鮎美の場合はさらに深刻な状況に陥っており、貯金はほぼなくなり、

既に退職してしまっているので、しばらく安定的な収入は得られません。

だから、相当しんどいだろうな…1人涙を流す事になるのかな…と

少し先の展開を想像していたら、

勝男も含めて、いつも通り手作りのご飯をしっかりと食べる2人の姿が見られたのが意外で、

そのたくましさがカッコいいとすら思いました。

「美味しいもん食べて嫌な事が消える訳じゃないんだけど、

こうやって美味しいって思えたら、まだ大丈夫だなぁって思えんだよね。」

これ…かつてのドラマの台詞「泣きながらご飯を食べた人は、強くなれます。」以来の、

胸に響く台詞でしたね。

 

通りかかった鮎美に勝男が必死に助けを求めるくだりは予告映像で流れていたので、

こんな面白いもの、先にネタバレしないで欲しかった〜!が正直な気持ちではありますが。

そこを抜きにしても、やっぱり何かに挟まっている竹内涼真さんを

二度見られるのはレアですし、白骨化エンディングになりそうな演出も、

「ここで(休んでる)?」と真面目に聞いてくる鮎美の天然発言も、

勝男のホームランに全く興味のない鮎美も、「全力不器用男」も、笑えるポイントだらけ。

風向きが変わりがちな最終回前でも、良い意味でしょうもなくて笑えるコミカル要素を

ふんだんに盛り込んでくれたので、その分、来週で終わってしまう寂しさはひとしおでした。

 

居酒屋で何でも気兼ねなく話せる2人の様子は、見聞きしている私もとても微笑ましいもので、

このまま友達の関係で終わっても良いんじゃないかと思っていた所で「やり直そう」。

いや〜、弱っている状態から始まる元サヤは上手くいかない気がしますが…

キャラクター、人物描写が今期一番魅力的な作品ですから、

どんな結末であれ、前向きな終わり方になる事を期待しています!

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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