探偵さん、リュック開いてますよ 1話 感想|探偵(?)兼発明家vs松茸泥棒

 

 

毎期書いている「視聴リスト&期待度」で既に「探偵ドラマだとは思わず、

その場で起こる出来事を気軽に楽しんで見た方が良いかも(笑)」とコメントしましたが、

やっぱりそういう捉え方が正解みたいです。

どこまでもユルいし、どこまでも独特。

主人公・洋輔(松田龍平)は探偵兼発明家との事ですが、

初回を見た限りでは発明家要素が圧倒的に強く、

何なら、たまたま証拠動画を撮影していて、

車のナンバーを特定出来た香澄(片山友希)の方が探偵としては優秀でしたから(笑)

 

でも、本作の町の描写は、どこか温かみを感じて好きです。

町では人気者だった父が急に消え、その事を知っている町の人たちが

今度は息子の洋輔を頼るようになった。

洋輔がドンソクで通りかかるたび、顔見知りの人ばかりみたいで挨拶は欠かせないし、

洋輔の開発したものは、新参者の香澄も不思議に思うほど

町の人たちの日常に溶け込んでいる。

 

父の人望が厚かったからとは言え、変わり者である彼を受け入れてくれている、

必要としてくれているし、洋輔は去った父の穴を埋めるべく、

開発物を通して町の人たちに応え続ける…。

ぱっと見は肩の力抜いて楽しめる内容でも、

奥底では、長く築かれた繋がりを感じさせる…そんな関係性にほっこりします。

 

ヘンテコ開発物もそうなんですけど、

「これ以上松茸業界に深入りするな」「警察はもっとちゃんと松茸を捜査しろ!」も

ドラマで聞いた事のない台詞過ぎて笑えました。

 

好みは分かれそうですが、温泉らしく、ほっとひと息つけるような作品です。

プライム帯では視聴者を多く獲得したいがためなのか、

考察を促す描写…説明台詞ばかり…要素の盛り込み過ぎ…で

モヤモヤしたり、頭がこんがらがったりしやすいドラマも

増えつつあるからこそ(もちろん、良いなぁ…と思えるドラマもあります)、

大衆受けをあまり気にしなくて良い、深夜帯の醍醐味である自由さを効かせた、

本作のようなドラマも必要だと思ってます。

 

感想を書き続けるかは今後の展開次第にはなりますが、

この枠のドラマも、久々に視聴継続決定です!

(このまま完走したら、個人的には

波よ聞いてくれ(23年4月期)」ぶりの視聴となります…(笑))

 

 

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テミスの不確かな法廷 2話 感想|シンメトリーが導き出した真実

 

 

上田正という名前にまつわる、冒頭の回想。

「正しいとは、一度止まってみる事なのか。そう考え出すと、脳が勝手に思考を移しました。」

「目には見えない法則があるんじゃないかと、無意識に探してしまうのかもね。」

この安堂(松山ケンイチ)と山路(和久井映見)による会話が、

今回のエピソードであがった栗田奈央と八木一喜というシンメトリーな名前にも

繋がってくるんだろうと思いながら見てはおりましたが、異母兄弟とは驚きました。

 

ちょっと出来過ぎな結末だったので、案件への満足度は前回より少し下がりましたが…

今回はどちらかと言うと小野崎(鳴海唯)の掘り下げ描写が多く、

「分からないことを分かっていないと、分からないことは分かりません」という

ポリシーのもと行動する安堂に感化され、周囲への忖度よりも自分の信念を貫くと

決意するまでの彼女の変化を見た内容だった気がします。

本作の案件自体に作り込みはあまり感じさせなくとも、

人間描写は、相手と関わった上での"気づき"や支え合いがじっくり描かれているため、

好意的に見ていられます。

 

裁判時の「八木さんの意識が戻って…怖かった。…でも俺…嬉しかった。

嬉しかったんです…。」という栗田(山時聡真)の言葉も印象的でした。

傷つけてしまった立場の視点と、バスケ仲間としての視点…

相反する気持ちが表れた言葉でした。

 

鳴海唯さんは「あんぱん」の小田琴子役で初めて認識しましたが、

伸びしろを感じさせる役者さんです。

相手と向き合う時の混じり気のない目に、ハッとさせられます。

 

 

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