
今回の恋愛お悩み相談は、
「マッチングアプリに登録するとたくさん連絡が来て、いろんな人と会うのですが、
しばらくやり取りをしていると自然と連絡がなくなります。
どうやったらちゃんと誘われますか?」
という内容。
モテる人って訳ではなさそうで、この投稿者は投稿者なりに本気で悩んでいるんだろうな〜…
と思いながら聞いていたら、唯一、紺野(宮澤エマ)だけが共感。
というのも、紺野にはかつて同期・安原(笠原秀幸)の事が
気になっていた時期があったものの、自分の年齢や仕事、家庭環境、相手の気持ち…など
様々な理由をつけては、片想い止まりで諦めてしまった経験をしていたからなのでした。
「向こうが私の事好きかどうか分かんなかったし」
「何にも考えずに、言いたい事を言い合える関係を壊したくなかった」
「将来の事とか母親の介護の事とか、いろいろ考えなきゃいけない事が出て来た」
「今の状態であいつに告白なんかしたら、迷惑なんじゃないかと思った」
安原も好意は寄せていたのに、同じく「今の関係を壊したくなかった」という理由で
中々一歩踏み出せず、手を伸ばせば届く場所にあった奇跡を見逃す結果となってしまった。
紺野と安原の話を聞いていて、ああ、なんか分かるわ〜…と共感しちゃいました。
私も優柔不断で、決断をするまでにいろいろと慎重に考えがちな人間なので、
アクションを起こすのを怖がって、それを誤魔化すかのように
何かと理由をつけては逃げた事は人生で何度もあります。
恋愛とは外れますが、他人事とは思えない話だったんですよね。
で…「やっぱりこうすれば良かった」と後悔するという。
なので、その展開の後での「人間はここまでしているか?」にはグサッと。
パンダは可愛い見た目をしながらも、
好意を寄せている相手には全力でアピールをする動物でした。
本作は「アカデミック・ラブコメディ」なので、恋愛がメインの物語にはなっていますが。
最初はくまちゃん焼きの事を、形がクマなだけだろうくだら〜ん!と思っていた
司(生田斗真)がそれを食べてみたら、意外とハマってしまって
店主とも意気投合した様子を見ていると、今回のエピソードは恋愛にかかわらず、
生きていく上で大切な事なのではないかという気がします。
ネガティブな感情や偏見を一旦捨ててみると、それが何気ない一歩だったとしても、
日常生活に彩りが加わるきっかけに繋がるのかもしれません。
ささやかな教訓にも思えました。
あと、何気に作りの上手さを感じたのは…
今回の紺野や安原など、サブキャラクターの設定も充実していますが、
描写の膨らませ過ぎで〇〇メイン回や群像劇仕立てにはなっていないんですよね。
あくまでも「主人公が自分の知らない世界に触れて学ぶ」形で
サブキャラクターのエピソードを簡潔に取り入れる構成になっているからか、
主人公の成長物語という1本の軸がしっかりと伝わってくるのです。
司は面白いですし、アリア(シシド・カフカ)はツンデレ具合が魅力的ですし。
効果音や方言ネタ、動物のCGなど、全体の演出が過剰気味なので
そこで好き嫌いは分かれるかもしれませんが(私も全肯定ではありませんが)、
個人的には今後も好んで見られそうです。
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