
ああ、良いお話だった…。
本作については、前々から漠然と良いなぁとは思いながら見ておりましたが、
今回で、方向性が掴めたような気がします。
リーガルドラマというよりかは、ヒューマンドラマに近いんですよね。
物語の根底に優しさを感じさせるのです。
自身が「悪目立ちするな」と忠告され、
現実と家族の狭間で辛い想いをしている門倉(遠藤憲一)が、
別の事で悩み苦しんでいる安堂(松山ケンイチ)を気にかけたり。
安堂が富樫(森岡龍)に、勇気を閉ざすきっかけを作ってしまった事を謝ったり。
定時になっても頑張っている安堂を見て、周りも手伝おうとしてくれたり。
(予定通り帰ろうとする人もいてよし!理解のある働きやすい職場という証拠。)
この前言っていた「良い感じ」がいまだに分からないという安堂の言葉から思い出したのか、
門倉が昔聴いていた曲を改めて聴いて、原点に戻ったり。
「迷ってよし!」と小野崎(鳴海唯)が安堂に言ってくれたり。
シーンの1つ1つで描かれる、誰かの飾らない想いや直向きさが
もう1人の誰かに届く瞬間を見ると、心がじんわり温かくなります。
先ほども書きましたが、「迷ってよし!」これ…好きな言葉でしたねぇ。
人生は選択の連続だとよく言われているように、長く生きれば生きるほど、
どうすれば良いのかな…これで良いのかな…と迷ったり、後悔したりする経験は
誰にでも起こりうると思うのです。
その点で、辞めたくなったり辞めたくなくなったり何度もグルグルするけど、
「法廷から嘘がなくなる瞬間が好き」だから続けてみたい…と決心する安堂の事も、
忠告されていたにもかかわらず、裁判官魂に火がついて
結果的に反逆児になってしまう門倉の事も。
何と言うか…上手く、完璧には生きられないけれど、
それでも良いんだよと肯定してくれているような結末だった気がします。
その直後のテミス像のアップも、安堂たちの今後を
大らかに見届けてくれるのだろうと思えました。
あのミスがあって、安堂はもしかしたら告白した方が働きやすくなるんじゃないかと
途中まで心配しておりましたし、多分また落ち込む時があるんじゃないかとも思うんですが、
門倉のいる職場なら、小野崎が近くにいるならきっと大丈夫。
3話は時間の都合で飛ばしてしまいましたが、本作の人物描写に惹かれて、
やっぱり最後まで感想を書いてみようという決め手となった回でした。
↓前回の感想はこちら(3話は書いておりません)↓