冒頭からドラマに関係ない方の話出してすみません。
わたしゃ〜、後妻業っぽい悪女・香澄(寺田尚子)が
最後まで菜々緒さんに見えちゃいまして…(笑)
菜々緒さんの方が顔は強めなのは分かっているんですけど、
黒髪ロングな所とか、ハイヒールとか、若い子を威圧するキャラクターだとか、
色々似ている要素が多くて、つい重ねちゃっていたんですよねぇ。
だから、スカッとジャ○ンを見ているような錯覚にも陥ったし、
ぎゃふんと言わせるオチにも期待はしていたけれど…
なるほど、ぬらりひょんだけに「ぬるっと攻撃してじわじわと呪いをかける」
そんな脱力系の内容があっても良いなぁと思えるエピソードになっていました。
中々尻尾を出さない香澄。実は九尾の狐ではないんじゃないか?と疑っていました。
が、結果的にはやはり…でしたね。
こんこん、ひょんひょん言わせてお仕置きとはなんて可愛らしい呪いなんだと
最初は思いましたけど、ああいう歯止めの効かないものが地味に一番恐ろしかったりするのかも。
そういった意味では、「ぬら〜り上手く世渡りして行って、たまにヒョンと活躍すれば良い」
でも…本性を現した時に、尻尾が浮き出ている演出は見てみたかったなぁ(笑)
予算の問題なんでしょうかね。
いつも以上に自分を犠牲にして仕事に精を出す澪(小芝風花)と、
自分のペースで、自分なりのやり方で彼女の抱える問題に介入していくぬらりひょんの、
"変化"と"不変"で真逆の道を行く描写も面白かったです。
個人的に大倉孝二さんは、コメディエンヌはコメディエンヌでも、
視聴者から根強い人気を得ているバイプレイヤーの括りじゃなくて、
そこにぽつんといるだけでなんか可笑しい…みたいなスルメ的な存在感を残すタイプの
役者さんだと考えているので、とぼけた声で独特な雰囲気を作る
ぬらりひょんという役はとても合っているし、
今回のゆるコメディな結末も
大倉さんの演技がなければ成立しなかったんじゃないかとも思いました。
良いねぇ…あのテンポ。彼のような生き方がどんなに理想か…なんて、和みもしちゃいます。
最後に。一つ"異質だな"と感じたのは、澪と原島(大東駿介)の恋愛匂わせ描写。
たまにふと見せていたのが、急にイケメンっぷりを発揮してきましたよね。
少女漫画全開の状況を思い出してはキュンキュンする澪…
次回はラブストーリー開幕との事ですけど、
恋に悩める澪を妖怪たちが応援するという展開が強めに出てしまったら、
今までの路線とはガラッと変わってきてしまいそうな気が…?
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