毎回必ず1回は入れなきゃいけない決まりでもあるんか!!と思う妄想シーンを
冒頭で入れてくるという変化球(苦笑)
まぁ、はい…先に済ませてくれたお陰で話のテンポが崩れる事なく、
次々と明かされていく"真相"に集中してのめり込めた…と考えましょう。
さて、やっぱり前回から内容に面白味は出てきました。
物語を進めていくにあたって、伯郎(妻夫木聡)の家族にまつわる謎に絞った事、
主人公が積極的に動き出すようになった事が大きいです。
特に後者においては、睨みを効かせながら佐代(麻生祐未)に
直球な質問を投げかけるシーンを中心に、
"主人公らしさ"が存分に発揮された場面が今回で最も増えていて、
「やっとか…」という安堵さえ感じました。
最終回に向けて着々と準備を…というよりかは、前半4話分の内容は無視した形で
そろそろ片付けなきゃやばい!と急ピッチで進めている印象を受けた作りからするに。
これは前々から書いてきた感想と被りますが、
全10話にしなくても良かったのに…と思ってしまいますね。
なんて惜しい構成にしたんだろうか。
原作&東野圭吾さんファンからしたら、「ようやく東野圭吾作品らしくなってきた!」
って感じなんでしょうかねぇ。
そして、山積みにされていた謎の一つ"院長の存在"もしれっと明かされましたね。
胸にしまわれたバラに、重低音が響く渋い声に…院長にしてはクセが強過ぎた(笑)
遺産が絡んでいないのに、そんなに引っ張るほどのものではなかったよね…などと
少しモヤりはしましたが、もう解決したのでここは軽く受け流す事にして。
それにしても…みんなが口を揃えて言う「楓(吉高由里子)は只者じゃない」件。
今までの彼女の行動を見てきた視聴者には分かっているので、
登場人物が疑う事自体は何も不思議ではないんですよ。
むしろ、あれだけ大豪邸で資産も蓄えてそうな家なら、誰か一人でも探偵を雇う形で
楓の素性を調べる人はいないのかな?とはずっと思っていますけども。
↓次回の感想はこちら↓
↓前回の感想はこちら↓