前回「俺が沙也佳(瀧本美織)を幸せにする」と言って始まった第2章。
なるほど…元春(大倉忠義)の決意を、"あの頃の思い出"をほぼ挿入しない形で、
澪(広瀬アリス)とのやり取りを減らした形で見せてきましたか…。
でも、彼はやっぱり出来る人ではないので、沙也佳と関わっていく中で
「俺は今の生活に満足しているんだろうか」「このままで良いんだろうか」という葛藤や
一緒にいてどことなく楽しくないという不満も描かれていて、
暗喩的に澪への未練も表現されている。
この演出は面白いですね。恋愛モノとしては結構新感覚。
ただ…これは個人的なイメージですけど、
韓流っぽさが再び顔を覗かせた気がしなくもないです(笑)
夫婦喧嘩で沙也佳が怒鳴っている姿が初回の澪と重なってしまう所だとか、
誹謗中傷で書き込む言葉に「整形美人」が出てくるとか、
「どこかに連れてって」「どこ?」「遠い所」なんてファンタジーな会話が
急に繰り広げられるのだとか。
特に"怒り"の感情をヒステリックに見せる印象が強い。
女性が怒鳴っているシーンを見ると、どうしても心がズキズキしてしまいますなぁ。
回を重ねるごとに、少しずつ沙也佳に同情したくなったけれど、
今回の「自分の事が最優先」的な自分勝手っぷりにはちょっと引く。
でもさ…よくよく考えたら、これはある意味策略なんですよ。きっと。
現に、澪だって元春の手を頭に乗せたり、母を置いて元春と2人っきりになったり
かなりあざとい行為をしているのに、責められる描写は全然ない。
既婚者の元春の前で母が澪の事を「私が思い描いていた理想の嫁」と褒めるのは、
沙也佳を"結婚するのを間違えた相手"と例えているようなもんでしょうし。
澪を良い印象づけるために、結構酷いキャラに描かれているとは思うんですよね。
そもそも、ビハインドで悪口を書く気にさせたのは2人が原因なのに、
何の心当たりもない様子で「なんでそんな事したの?」みたいな冷ややかな目で
見られているのが可哀想。
まぁ…結局は「元春が悪い」で落ち着くんですけど。
婿の立場で贅沢な暮らしさせてもらってる事に対して感謝の言葉もかけず、
頭の中は元妻の事ばかりなくせして「だから謝っただろ!」「俺は召使い」は、ない(笑)
沙也佳は彼のどこを好きになって結婚したんでしょうねぇ。
社長令嬢だったらパーティーでいろんな人と知り合う訳で、
ごく普通の銀行員に恋に落ちる事は早々ないだろうに…ビビッときたのがどこなのか知りたい。
上原(小関裕太)は最終的に当て馬ポジで終わるとは思ってます。
後は…元サヤで終わるのかどうか、本当に分からない。(基本的に応援はしている。)
だって全然学習してないんだもん(泣)
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