夢食堂の料理人 感想|皆でフォローし合えばきっぱれる。

 

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料理が鮮やかで、美味しそうに見えるドラマにハズレなし!

序盤は当時のオリンピックの料理担当が、どんな過程でチームを結成し

仕事をしてきたのかなど、若干ダイジェスト風な作りの印象を受けましたが。

最終的には、どのキャラも愛しいと感じられる、人の温かさがじんわり胸に響く

作品になっていたと思います。

 

また、「ダイジェスト風」とは書きましたが、三郎(高良健吾)・恵子(松本穂香)らの

オリンピック選手に直接関わる上での成長「みんなで支え合えば物事は上手く行く」を

メインに描き出しつつ。

それぞれのお国事情、郷土料理でも地域によって違いがあるという事、

男尊女卑の傾向にあった社会など、当時の時代・文化も物語に含ませてみせた

「学んで楽しく見られるドラマ」として昇華されていた1時間半でした。

 

当時と今とで如何に時代が進歩しているのか強く感じられたのは、

陸上選手・カディナが食べたいと言っていた、チャドの郷土料理「ダラバ」の件。

ダラバがどんな料理か想像出来なければ、そもそもチャドがどこにあるのかも分からない。

今を生きる私たちであれば、ネットで検索すればすぐ答えは出てくるけれど、

当時はネットもなく、人伝てで時間や労力を割く方法が主に使われていた…と。

これは、多くの視聴者が検索するという実体験もしましたし、

「当時の人々は如何に苦労したか」「当時の人々が築き上げて今がある有難み」を

伝えるには分かりやすく、最適のエピソードだったんではないでしょうか。

 

最初は三郎チーム4人の中で、1人異風を放っていた印象の山田(宮舘涼太)でしたが、

上京して東京に馴染むために頑張って来たんだに!と勢いよく方言を喋る姿には、

ああ…溶け込めて良かったなぁ...と思わず涙しました(笑)

みんな直向きに仕事を頑張る、良い子だったなぁ。

恵子ちゃんは素直に応援して行きたい。三郎くんの秋田弁は可愛らしかった。

しかしまぁ、高良さんに「田舎育ちの若者」役はドンピシャですね〜…

方言を喋る役のイメージが強いんですけど、何だろう?そんな役多かったっけかな?

 

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