ガソリン珈琲
一瞬、小林薫さん?かと思ったけど、よくよく見たら野間口徹さんだった。
確認するために後で画像検索してみましたが、特に目は違うし…
短い前髪がきっとそうさせたんでしょうね(笑)
しかし、メガネ有り無しでかなり印象変わるんですねぇ。
もっと年齢を重ねたら、自立する年頃の娘を持つ、
多くは語らないけど不器用な優しさはある…みたいな、
そんな父親役のオファーも増えそうな感じがしました。
コーヒーを飲んでからはずっと柔らかい表情が続いていて、
ああ、この人は、妻が入れてくれていたのも含めて
根っからのコーヒー好きなんだろうなぁ…というのが頷けます。
妻が亡くなっていた事は早い段階からうっすら気づいていましたが、
なんの病気だったのか、なぜそこからコーヒーを断つ決意に至ったのか?は特に言及されず。
でも、それでも十分だと思えました。
あんなに好きだったコーヒーをやめるほど、妻を一途に愛してくれていたという事。
そして、心が傷ついていると察した青山(中村倫也)が
徐々に元気づけさせる"きっかけ作り"をした事が分かったから。
本作はあくまでも青山目線でお客さんの人生に触れる様子を描くドラマだから、
細かい背景は視聴者が想像するくらいで丁度良いんですよね。
それにしても、松本若菜さん×幸薄役の組み合わせ、やっぱり似合いますなぁ…。
ファッション珈琲
こっちはこっちで、光浦靖子さんの役がしっくり来ます。
演技をお見かけするのは初めてでしたが、全然違和感なかったですね。
ここだけは誰にも譲れないという強いこだわりを持つモタエ…
彼女の性格がファッションにも内装にも反映されているのが伝わってきました。
朝食はいつもパスコのイングリッシュマフィンを食べていそう。←ただの偏見w
ファッションと言えば、「箔をつける」をファッション感覚と捉える
主婦友達にも少し共感する部分が。
同じコーヒーでも、高級なカップに入れたら
不思議と凄く美味しく感じてしまうのはちょっと分かります(笑)
まぁでも、「見た目」「評価」に振り回されている人達への皮肉とも言えますね。
1話ゲストの垣根(夏帆)はこのエピソードで再登場。
ドラマらしく、ある日青山とばったり会う形ではなく、
彼がいなくなってからその人の味に近づけるために鍛錬を重ねてきた…という
「その後の日常」を思わせる形で登場させたのが粋でした。
強いて言うなら、青山の過去エピソードが途中で挟み込まれたお陰か、
モタエが主婦友達にガツンと本音を言うまでの動機付けがもう少し欲しかった気がしますが、
真面目な垣根だけが残ってくれたオチで痛快感は残ったので、それで良いかな。
***
今回の2つのエピソードで割と明らかになった青山の過去。
当時は金髪でヤクザ。
「ガソリン珈琲」でのゴンザ(一ノ瀬ワタル)が彼の変貌っぷりに
気持ち悪いと言葉を漏らしたくらいなので、相当なワルだったのでしょう。
ビビりっぷりが可笑しかったです(笑)
あと分かったのは、そんな青山が「美味しいコーヒーを入れたい。それだけです」と、
見た目からは到底出なそうな発言をするほどの"師匠"に出会ったという事。
ぺい(磯村勇斗)も大人達に振り回されているだけで、
そこまで悪い人ではなさそうだという事…ですかね。
本作が全部で何話あるのかは不明ですが、
次回の5話では中間地点らしく、青山の過去に大きく触れるみたいです。
ぺいとの関わりも気になります。
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