う〜ん…「散漫」以外の言葉が見つからないですな…。
今回の内容を簡潔にまとめるとするなら、こんな感じ。
・意識不明の状態の悠太(高杉真宙)を気にかける武四郎(吉沢亮)
・裁判が終われば治ると思っていた手の震えが悪化して心配になる綿貫(木村文乃)
・研修医時代から交流のあった患者・日菜(小吹奈合緖)の治療
・ドクタージェットを利用して搬送されて来るらしい圭吾(柊木陽太)の説明
・片道6時間もかかる網走の自宅が恋しい淳之介(松野晃士)
・淳之介を網走に戻してあげたいという想いから、知事に交渉しに行く武四郎と植野(安田顕)
もう、箇条書きになっちゃうんですよね(苦笑)
本作の原点回帰のためにも、ここで再び現代の医療問題を取り入れたい。
医者や看護師が増えて医療体制が徐々に整いつつあるから、
受け入れられる患者の数も増えてきた。
そういう解釈も出来るんですけど…
ジャンルや程度の違ったいろんなエピソードを1度に盛り込み過ぎで、
最早、彼らがPICUを通して何をやりたいのか?が掴みづらい状態になってしまっています。
私としては、5話というターニングポイントを踏まえても、
まるまる"悠太回"にしても十分だったと思うんですけどね。
最終的には仲間になるのだと踏んでいるから。
まぁそれはそれで、いつもの「理想のPICUが出来るまでの話じゃないの?」
みたいなツッコミは入れていたでしょうが…
今回の内容よりは全然見やすかったかもしれません。
「生きたくてももう長い事生きられない」運命を背負った日菜と、
「まだ生きられる健康体なのに、死のうとしている」絶望を味わう悠太で、
命の対比を描こうとしているのが伝わっただけに、
なんで二者間とは関係のない患者エピソードも入れちゃうのか…
盛り上がる材料は揃っているのに、なぜ絞り込まないのか?
勿体ないと感じずにはいられませんでした。
お陰で、武四郎の仕事の取り組みも中途半端に見えてしまいましたしね。
患者の対応をしないといけないし…でも悠太が無事か気になってしょうがないし…で、
患者と親友で行き来している様子が描かれたために、
そんな風に見えたのだと思います。
で、どうやら…というかやっぱり?
母・南(大竹しのぶ)が患者として搬送されるフラグも立ててきましたね。
妊婦の桃子(生田絵梨花)も、そのうち"候補"に入ってくるのでしょう。
主人公にとって身近な人が病気を患う展開は、医療ドラマではお馴染みではありますが…
それ、本作でもわざわざ踏襲しなくても良いんじゃないのかなぁ。
やればやるほど、本題が霞むだけなのに。
あ…ちなみに、最後に感想とは全く関係のない話をしますが、
来週は恐らく「エルピス」の感想の方を優先すると思います。
実は、日曜日がワクチンの接種日でして。
今までの経験上、副反応で熱が出て体調が悪くなる可能性が高いので、
もしかしたら2本ともは1日で書けないかも?というお知らせだけさせていただきます。
(キャパ次第では視聴のみに切り替える事にもなりそうですが…)
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