海に眠るダイヤモンド 5話 感想|いづみの正体がようやく判明

 

 

前回は、時代の行き来は多けれど時代間隔自体は狭く、"あの日"が共通項になっている

ストーリーに仕上がっていたというのはもちろん、

現代パートも最初と最後にまとまっていたのでそこまで違和感なく見られた訳ですが…

う〜ん…今回になって、また元に戻っちゃいましたね。

過去パートでは、ストライキで痛感する階級の違い・疎外感が描かれたエピソード。

現代パートでは、荒木鉄平が何者で、玲央(神木隆之介)が誰の孫なのかを

玲央と千景(片岡凛)、星也(豆原一成)の3人で探す。

今までの回の中で一番、双方に関連性が見えないどころか、

それぞれ別ドラマを見せられている感覚に強く陥ったのは気のせいでしょうか?(汗)

 

ま〜たその話かよ…と思う読者様には申し訳ないですが、私が本作に願うのはたった1つだけ。

早く現代パートと過去パートが繋がって欲しい!

それだけなんです。それを除けば普通に、主に過去パートの方は満足して見られているのに…。

でも悲しいかな、現代パートはまだまだ謎が残っているようなんですね。

いづみの本名が判明したら、今度はじゃあ…

玲央は端島の誰と誰によって生まれた孫なのか?という話になるんです。

SNSでは、初回の冒頭で、船に乗って逃げているリナ(池田エライザ)が抱えていた赤ちゃんが

玲央の父親なのではないかと噂になっていますが、そんな事は個人的にはあまり興味がなくて。

5話まで引っ張る必要があったのかと疑問でしたし

(それも、一週休んでいるから余計に遅く感じるという…(汗))、

まだ視聴者に考察をさせたいんだな…とすら思ってしまったのでした。

 

私としても、ネガティブな感想で終わりたくないので、

最後に、過去パートで印象に残った所を少しだけ書き残す事にします。

話を見ていると…「一島一家」という言葉は"支え"でもあり、"縛り"にもなっているなぁと。

ある意味閉ざされた環境で子供の頃から過ごしていれば、横での交流も多く、

家族も同然の関係性になれるのは確かなんですが、そこに純粋に温もりを感じるのは子供までで。

大人になり労働の選択肢が増えていくと、自然と階級が生まれてしまう。

狭い社会の中にいるから、誰かと自分を比べて嫉妬する人がいてもおかしくはないですし、

立場が違えば、自分の気持ちが分かってもらえない苦しさで、

島での暮らしが窮屈に感じる人も出てきます。

辰雄(沢村一樹)の元妻のように、

窮屈さに耐えられなくて出て行った人はそう珍しくはなさそうです。

 

投票結果が終わって、「これから端島は一丸となってやっていく!一島一家!!」と

一致団結する裏で、進平(斎藤工)が博多のヤクザを銃で撃ち殺すシーンは恐怖でしたね。

「一島一家」と信じてやまなかった鉄平が

島は1つにはなれないのだと徐々に実感していく段階で、

知らない所で悲劇は起こっているのだというトドメをさらに刺してくる。

理想と現実の対比のさせ方がキツかったです。

進平は端島を去ってしまうのかどうか…。

 

鉄平と朝子(杉咲花)、賢将(清水尋也)の恋模様にもようやく興味を持ち始めて、

端島の登場人物に情が湧きつつあるのに、現代パートとの行き来が物語への没入感を削ぐ。

勿体ないですね。

もう謎を小出しにせずに、一気に見せちゃってよ〜!ともどかしい気持ちです(笑)

 

 

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