緊急取調室(2025) 2話 感想|夫婦は合わせ鏡のようなもの

 

 

真犯人を庇っている説を真壁(天海祐希)が出した時に、

玉垣塚地武雅)は闇バイトの観点から、菱本(でんでん)はヤクザの観点から、

春夫(小日向文世)は政治的観点から…そして真壁自身は、女性の観点から考える。

特別目立つ台詞ではないけれど、こういった意見交換のシーンだけでも

その人の得意とする分野や、現在までに至る経緯が読み取れて、

個々のキャラクターが見えてきます。

「(当時の立てこもり時の対応)あれを見て、本物の警察官…?そんな風に思うはずがない」

の後の、「怖い」「おっかねぇ」「背筋が凍るね」という三者三様の反応の仕方も

コミカルちっくで、テンポ感も含めて可笑しかったですね。

 

本作の事は基本的に、安定して楽しめる作品だと思っていますが、

その理由がどこから来るのかと聞かれれば、

事件・捜査の描写に多少のマンネリ感があったとしても

各々の役割分担が明確で、どの人物にも個性が見える所が

大きいんじゃないかという気がします。

 

取り調べ自体は、前回で期待していたほどの見応えはなかったのかな?

というのが正直な感想で、

前回で感じた倉持(山本耕史)の口先が達者な、クレバーな部分を、

取り調べでも真壁たちが少し翻弄されるくらいには

もっと堪能したかったかも…とは思いましたが、

彼女たちはもう何年もやっているプロですからね。

利津子(若村麻由美)が「勝手口に、夫が現れたんです」と言ったのを機に

倉持が慌て始め、一気に倉持が不利な状況になる流れは楽しめました。

 

夫婦は合わせ鏡のようなもの、かぁ…。

でも、倉持家の鏡はもうひび割れてしまっている。

家庭を支えようともせず、息子に口出しばかりする父親に腹を立てるのも分かりますし、

急に家に来られたら迷惑ではありますけど…。

倉持も倉持で、人の意見を聞き入れず自分中心な所がある点では、似た者同士なんですよね。

 

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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