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トップナイフ -天才脳外科医の条件- 9話 感想|"最終回前"らしさゼロ…。

 

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今出川三浦友和)の奥さんの手術だけじゃ話が持たないと察したのか、

1人の患者のエピソードを新たに追加して、

「俺が俺が」と言わんばかりの黒岩(椎名桔平)のエピソードも含めて

なんとか1時間分収めたように感じられた9話。

これ、最終回前だよね…?全然クライマックス感がないんだけど…??(汗)

 

黒岩と保(嶺岸煌桜)の話"自体"は良かったんですよ。

洗面所のくだりはちょっと意表を突かれましたし、

暫くしたらバーで女性とイチャイチャする黒岩を見て

それで気が紛れるならそうしたら良いさ…(泣)なんて同情の気持ちにもなりました。

ただ、他人の私生活に長い尺を割いただけで「医療ドラマ」らしさは全くありません。

 

親子関係の話だと、深山(天海祐希)と娘の件とネタが被っているからどちらか1つに絞るべきで。

小机(広瀬アリス)とバーの店主の必要性も、結局最後まで分からぬまま。

登場人物をやけにミステリアスに映す意味深な演出も含めて、

「これ、いる?」って言いたくなるような無駄な要素が多過ぎたのが

とにかく残念過ぎた作品でした。(あ、ちょっと総括っぽくなってしまっているw)

 

最後まで本作の良さがイマイチ分からないまま、とうとう最終回…

踊るEDは普通にノってしまうもので、そこが一番の楽しみでしたかね。

「いや、踊ってる場合ちゃうて!」とツッコむのも次回で終わりか…(苦笑)

 

 

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テセウスの船 8話 感想|最終回だけ見れば良いドラマまっしぐらに…

 

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話が進まんなぁ。

前回に引き続き真相の方は停滞気味で、無計画な性格を利用されて

ただただ後手に回る親子の姿にツッコむだけで終わってしまった。

「単独行動すな!!」って言いたくなるドラマは何作もあるけど、

本作の二人に関しては「二人行動"も"すな!!」とも言いたくなりますね。

あまりにも役割分担をしないもんだから、前作は見ていないものの

ザ・勧善懲悪な「半沢直樹」を早く見たい気持ちにすら駆られてしまいますw

 

で、姿をちっとも現さなかった真犯人=共犯者の件。

少年みきお(柴崎楓雅)が以前ボイスレコーダーを持っていた事、

そして今回出てきたスタンガンで「89年にもあったアイテムなのか?」という

疑問も湧いてきた事から、共犯者は大人みきお(安藤政信)じゃないかと

思っていたのですが、最後に少年みきおも殺してしまった、つまり邪魔者として捉えたのなら

私の予想とはちょっと違っていきそうで。

(ちなみに、原作のネタバレは踏んでいない状態で書いています。)

初回の感想で「田中(せいや)が犯人かも…」なんて書きましたが、

もしかしたらその線もなくはない気がしてきました。

徳本(今野浩喜)と母親の死について意味深発言するシーン。

原作と変えてくるとしたら恐らくそこの話になり、

予告でチラッと映った12年前(1977)の音臼祭の便りが関係してくるのでしょうかね。

その当時の祭に母二人がいて、そこで佐野(鈴木亮平)は恨みを買ったとか?

 

話自体は間延びして焦ったくなってしまうものですが、

その分、子役の柴崎楓雅くんのサイコパス感溢れる演技にかなり楽しませていただいています。

目に魂が宿っていないような冷たい笑い方や、恐怖を煽られるモノローグ。上手い!

他の作品でもお見かけしたい子役さんです。

 

 

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病室で念仏を唱えないでください 8話 感想|両忘の自由か?命の奴隷か?

 

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今回のキーワードは「ペースメーカー」と「パンダ」。

複数の患者を巻き込むという最終章らしい壮大な展開だったので、

3人の患者のエピソードの詰め込み感は強くなり、結末もベタにまとめた印象はありましたが。

その分、松本(伊藤英明)と濱田(ムロツヨシ)の関係性は明確になり、

医者としての考え方の違い、それぞれの見せ場をドラマチックに魅せてくれた

満足感を覚えた回でした。

 

某ドラマを思い出させるシロクロのパンダをメタファーにし、

時に対立し、時に交錯し合う二人の関係。

どちらかが完全に"悪"という描かれ方ではない、境界線の曖昧さが良いですね。

 

濱田の性格もはっきり映し出されました。

「医者は金でも法でも正義でもない、命の奴隷だ」

これは"彼そのもの"を表す言葉なのでしょう。

彼がどんな考えを持って医者をやっているかが分かった所で、

最後の田沼(前田公輝)とのシーンは作品を盛り上げさせてくれるものになりましたし、

今回は「濱田回」と言っても過言ではありません。

 

しかし、一人の登場人物を前面に押し出すと

存在感が薄くなってしまいがちな主人公も、押さえる所はしっかり押さえる。

普通だったら「医者の仕事の範疇を超えてないか!?」とツッコむ

警察の指示を無視して子供のいる家に突撃するくだりも、命を人一倍重んじる僧侶と

兼業している人だから納得出来るのであって、

更に、主人公の魅力である「猪突猛進さ」「青臭さ」が強調された

エピソードになっていたと思います。

 

今回、そんな松本が唱えた言葉は「両忘」。

生と死。善と悪。二者択一の世界から逃れるという意味。

つまり、「自由」とも捉えられる訳で、

濱田の言う「奴隷」と対になっているとも考えられます。

 

何事にも縛られない自分らしい道を進む松本と、

ハートセンターを開設する為なら、目の前の命には絶対服従する濱田。

どちらが医者として相応しい行為なのか。

 

その問いに対する答えを出す上で、

意外にも"憲次(泉谷しげる)"という存在が重要になってくるのかもしれませんね。

 

 

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コタキ兄弟と四苦八苦 8話 感想|ローマは案外近くにある?

 

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昨日見たドラマに続いて、こちらでも役者さんの素晴らしさを堪能した回。

いや、本当…見ながら「すげ〜!」って何度連呼した事か(笑)

兄弟が入れ替わっても元の顔が浮かんでくるようだし、あれ?元に戻ってる?ともすぐ気付ける。

二路(滝藤賢一)さんは普段眉間にシワを寄せる表情なんて絶対しないし、

一路(古舘寛治)さんは斜めの角度で相手を見たりだとか、

あんな口の形もしないって分かるもんねぇ。

そこにさっちゃん(芳根京子)が加わって、ますますカオスになる。

入れ替わりネタだけでも十分見応えがある話。

 

しかし、カオスの中にも現代ならではの要素がしっかり織り込まれていました。

さっちゃんが同棲していた過去。ちょっとした自分探しの旅に出ていたんですね。

「"あなた" という存在は、"あなた" が "あなた" だと思うから "あなた" なのであり、

誰かが "あなた" を認識したから "あなた" なのです」はちょっと哲学的ですが、スッと刺さる。

Y字路の右側が「行ってはいけない道」だと教わったさっちゃんと、

コタキ兄弟の住む家がある事がそんな形で関わってくるのか!という面白さもあり、

世にも奇妙っぽい不思議な世界観ながらも、いや、逆にその世界観だったからこそ?

想像した以上に、案外身近に自分の存在を認めてくれる人がいるもんなんだな…という

心温かい気持ちで見終える事が出来ました。

 

さっちゃんが子供の頃に出会った2人が

コタキ兄弟だったとは覚えていないみたいだけれど、

知らない所で出会っていた運命的な3人の関係…ああ…良いなぁ…と羨ましくなってしまいますし、

今喫茶店で再会出来たのも、きっと神のお告げによるものなんだろうとさえ思えてしまいます。

 

さっちゃんの回想シーンで「もしかして?」と頭をよぎりはしましたが、

分かりやすく言葉に表さなくとも それだと分からせるジェンダーの絡ませ方は流石の脚本。

彼女の背景が知れた事で、いつも哀愁を漂わせる主題歌もより心に沁みました。

 

ところで、三河屋のわかめ押し売りに関しては…

3箱とは言え2万2千円もするって、ある意味詐欺じゃないですかね?(笑)

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 9話 感想|不条理な運命に抗う人々の逞しさに涙…

 

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ああ、ズルいわ…。

XRで夢を叶えさせてあげる伏線回収も、音楽をかけるタイミングも

何もかも出来が良すぎて、文句の付け所がなくて、真に泣かせにかかってきていてズルいわ…。

極め付けは、やっぱり高畑淳子さんの演技の凄み。

どこそこが良かった、印象的だったと感じる所は、

感想として収められる限り1つ1つ書き残していっているのですが、

正直、今回ばかりは、私の拙い文章で高畑さんの演技の凄さを表現するのは

野暮だと思ったくらいでした。

以前にも書いた通り、私の周りにガン患者はいないし、

目の前で誰かの最期を見た経験もないけれど、

末期を迎えた時の表情、話し方、動き方はきっとあんな感じで、

あんな風に旅立って行くのだろうな…と妙に納得させられてしまう迫力がありました。

話題に上がりやすい李社長のインパクトの強さは勿論、

個人的には「となかぞ」での世話焼きなお母さんっぷりも好きでしたが、

また一人忘れられないキャラクターになりそうで…

民代役が高畑さんで良かった、出演されるのが本作で良かったと思わずにはいられません。

 

冒頭から長くなってしまいましたが、

静(山田真歩)のエピソードも興味深く視聴しました。

妊娠中にがんが再発してしまった彼女。自分の命か、子供の命か、という選択。

最初は、最後の卵子で折角生まれた命だから、その努力は無駄にしたくない気持ちは分かるけれど、

子供の為に自分を犠牲にすれば、子供だけでなく残された旦那もどうなるのか、

後悔の念がますます深くなっていってしまうんじゃないか…という考えを持っていました。

しかし、その考えは民代の言葉、

「ガン患者でも欲しがって良いのよ。やりたい事やって良いのよ!」で全て打ち砕かれます。

…そうだな。他人の私がとやかく言う事ではないなと目を覚ます瞬間。

 

今回はてっきり静が中心の話になると思い込んでいた分、

前回で前向きに退場してから再び病院に戻って来るショックも含めて

民代の存在感に持ってかれた感じはありましたが。

結果的には、彼女も描写する事でさり気ない

「生まれて来る命」と「去って行く命」の対比にもなっており、

また、自分がどうありたいかは人それぞれ違うものだし、

患者とか関係なく自由に決めて良いのだ…という「価値観の多様性」にも繋がる点で、

2つのエピソードを絡ませたのはしっかり意味があったと感じられたのが良かったです。

 

それにしても、今回のような回を見ると、元々数字が取りづらい枠とは言え、

視聴率が低いままなのは本当に勿体ないと思えてしまいますねぇ。

本作だけに限って考えるなら、多分、初回のラストのミステリー展開に戸惑って

「思ってたのと違う!」と言って離れてしまった人が多いのかも。私も最初はそうだったし。

でも、回を重ねて行くうちに本作が届けたいメッセージはしっかり伝わったから

ここまで応援して見守る事が出来た訳で。

縦軸の件が解決した前回から患者と向き合うエピソードに絞られて、かなり見やすくなった。

だから、縦軸を無しにしろとは言わないまでも、

もう少し人物の扱い方(特に関河…)、着地点の仕方に工夫が施されていたら

大分違っていたのかもしれませんよね。

 

 

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知らなくていいコト 9話 感想|野中のウザさが和らぐ時が来るとは…

 

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野中(重岡大毅)と福西(渕野右登)の二人のエピソードの対比が本当に面白くて。

最初は中の人的にイケメンで好青年のイメージだった野中が自爆する度

視聴者にツッコまれるほどゲスダメ男に見えて、

逆にポンコツのイメージだった福西がどんどん仕事で手柄をとっていく…というのが

まるで反比例の関係にあるようだな〜…なんて事を感想で書こうと思っていたら…

まさかのまさかに衝撃的な真相が出てきましたねぇ。

 

乃十阿(小林豊)は冤罪だろうな、とは予想していたし、

本作のタイトルにもあるように、ケイト(吉高由里子)と乃十阿の距離が縮まって終わりじゃなくて

最後にとんでもない物を盛り込んでくるのだろうとも思っていたので、

それらの点には特段驚かなかったものの。

でも、ある意味驚きはしましたよ。こっちでも子供が犯罪者になってしまう展開が来るのか!と。

まぁ、今期は医療ドラマ被りは勿論、無差別殺人事件&冤罪ネタ被りも多かったですから、

事件に子供を関わらせる内容がたまたま…というのも無理はないんですけども…。

にしても、某日曜ドラマのデジャブ感が凄い。

 

ケイトと腹違いの息子が3歳だった頃、庭で植物を栽培するのが趣味だった母親と一緒に

ハーブティーを作るのを手伝っていた。

詳しく言えば、水に草を入れるという行為。

これが良い事だと考えた息子は、当時の事件現場のポットでも同じようにしたが、

まさかその草が毒草「ハリヒメソウ」だとは気づかなかった。

父・乃十阿は奥さんの趣味を知っていたので、話を聞いた途端「俺がやった」と庇った。

ざっくりまとめるとこんな感じ。

 

そこで気になるのは、やっぱり「草を入れた子供は誰だったのか?」なんですよね。

野中だと年齢的に可能性は低いから、

考えられるとしたら尾高(柄本佑)しかいないってなる訳で。

次回予告でサラッと歓声をかっさらってましたが

「結婚しよう」もただのプロポーズではないんじゃないかなぁと。

初回でも、野中がケイトに唐突にプロポーズするシーンがあり、

それは結局、自身の秘密をばらされたくないから誤魔化そうという意図ではない事が

分かったものの、彼の場合は本当にその気持ちが働いていたのではないか?と

良からぬ方に想像してしまうんですよね。

でも、ケイトの「私が関わっていた」発言はよく分からないし…う〜ん…。

 

ともかく、役者さんの見せ場をじっくり作ろうという意志が

伝わってきたドラマである事は間違いなく。

それぞれのキャラクターの個性が際立っていたから

回を重ねるごとに面白く感じられてきたんだろうなぁと思ってます。

 

今回で言えば、乃十阿の真っ直ぐな目と、ケイトの狼狽える目をアップにする事で

二人の心持ちの違いが浮き彫りになっていた演出が良かったです。

最終回も、見守ります…。

 

 

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僕はどこから 8話 感想|勝利を掴みとるのは誰だ?

 

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前回で山田(高橋努)の出番を増やし、彼と駿(岡崎体育)の過去をガッツリ描いたのが、

やはり今回になって効いてきました…。

と同時に、山田が今の計画を、警察を巻き込んでまで

実行しようとした背景・動機も知れた回でした。

 

「お前の存在を脅かす悪いものは、全て外からやってくる。

でもな、人を成長させる良いものも、全て外からやってくる。」

薫(中島裕翔)の心を動かした相棒が智美(間宮祥太朗)だったように、

山田にも人生のバイブル的存在の恩師(仲本工事)がいたのですね。

 

今までの振り返り、そして「これからの僕はどこから」の流れは

まるで劇場版の予告みたいでワクワクさせられます。

メールの違和感に気づけるIQの高い薫&智美コンビが果たして逃げ切れるのか?

救われない人生を送ってきた山田の執念が報われるのか?

それとも、薫の作戦にまんまと騙された悔しさから再び逮捕するチャンスを伺ってきた

警察の手柄となるのか?(「竹内から離れろ〜!」と言われた時に

素直にその場から離れたのはポンコツ過ぎたけど(笑))

三者の間で繰り広げられる攻防戦の結末が楽しみでなりません。

 

次回以降、駿がどんな暴れっぷりを見せてくれるのかにも期待していますが。

思い切り撃たれてしまった智美がどうか死にませんように…

実はチョッキを着ていました〜なんて事になっていれば良いなぁ…と願っております。

 

 

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10の秘密 8話 感想|回し蹴りからの圭太劇団に爆笑

 

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スタッフがスタッフなだけに、ますます「銭の戦争」感が濃くなっていく回…。

いつから騙し合いの3億円争奪物語になったんだっけ?って事は

以前の感想にも書いてきましたけど、

圭太(向井理)の企みで劇団を結成して、由貴子(仲間由紀恵)からパスポートを盗んで、

しまいには逃亡、爆発…までやられると、もう話がしっちゃかめっちゃかで(苦笑)

プロデューサーと脚本家が互いにやりたかった内容を事前に共有しないで、

ズレが生じたまま作品を作り始めちゃったんだろうな…と思わざるを得ませんね。これじゃあ。

普通にサスペンスにして、新作「○の戦争」じゃあダメだったんですかね?

 

肝心の菜七子(仲里依紗)秘密も、てっきり悪い女だと予想していた分、ちょっと肩透かし。

学生時代に襲われたトラウマを抱えていながら、夜の街で知らない男とセ…をするのは平気

という設定が矛盾しているので(むしろ後者の方がもっと怖くないか?)、

回し蹴りしたら自由になれた気がした!にもピンと来ず。

このドラマに限らず、目の前のデータが消されれば全て安心だと思っている人が多いみたいですが、

コピーは無限に出来ますし、バックアップやクラウドに保存してある可能性は

考えたりしないもんなのでしょうか?

まだ闇は取り除けていないような気がするんですが…う〜ん…

次回から「由貴子を殺した犯人は?」の話にシフトするとなると、

もうここの件は終わりなんですよね。

回し蹴りで成敗!っていうのもダサかったしなぁ…いろんな意味でスカッとしない(笑)

 

今回はクライマックスに近づいている段階という事で、

圭太が目の前の敵に立ち向かうカッコイイ姿を見せたかったんでしょうが、

今までの行動が、たった10万円の賄賂受け取り、脅迫、3億を強奪するために人を利用、

外でペラペラ話すと、何でもありなキャラクターだっただけに、

菜七子への言葉も全然響いて来なかったし…

むしろ、裏切られたとてまだ「信用」「信頼」というワードを多用するか!と

相変わらずツッコまざるにはいられません。

 

話は再び戻って、最後の爆発の件。

これはちょっと意外ではありましたが、

多分、由貴子は別人になりすまして生きているんでしょうねぇ。

ジェット船で逃走、出発してから爆発…あんなドラマやそんなドラマを思い出してしまう私(笑)

誰が運転していたんですかね。そこが地味に気になりますw

 

 

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病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 6話 感想|最終回に合わせて副頭取がピンチ!

 

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今回は一人の患者・芳恵(市毛良枝)に焦点を当てたエピソード。

なので、患者が何に困っていて、その悩みをどうやって解決してあげたら良いか

医者達が向き合っていく流れは「ザ・医療ドラマ」といった感じですが、

ただの熱心で人想いな主人公…で終わらせない本作らしさもきちんと残せています。

そこから経営のヒントを得て、退院後とのギャップを埋める

「退院支援プラン」という発想も興味深く。

今までで一番、医療ドラマと再建ドラマのいいとこ取りが出来ていた回でした。

 

しかし、ここまで視聴してきて、ちょっと個人的に引っかかる部分もありました。

それは、有原病院の再生計画に"変化"や"復活の兆し"があまり感じられない…という点。

経営面ではまだ半人前なものの、有原(小泉孝太郎)に仕事の腕があるのは確か。

倉嶋(高嶋政伸)も江口(稲葉友)も頼りになる存在。

ですが、基本的に話の構成が、有原の暴走で「〇〇を取り入れよう!」と難題を提案→

他の医者や事務員と意見が合わなくて対立→改善案を考える→ハプニング→

ヒントを得る→上手くいきそう という多少堂々巡りな展開になっており。

肝心の計画の描写過程も、物語の終盤になって1ヶ月後、3ヶ月後…ですっ飛ばされてしまう所が

惜しかったのかな?と思いました。

つまり、駆け足気味だったんですよね。

話数が2、3話多ければもう少しゆとりがあったのかもしれません。

 

で、まるで、最終回に合わせて倒れてしまった!感の漂う米田(中村雅俊)。

ある意味衝撃的なラストでした。いや、予兆もなく急過ぎるやろ!って。

さすがにここは実話ベースじゃないですよね…?(笑)

まさか、某元教師の毒入り羊羹を食べさせられたとか…

 

次回で最終回。

「行く道が暗くとも恐れることはない」「手にした灯りを頼りに進んでいけ」

無事に灯りが消えないまま終われると良いですが…。

どんな着地点になるのか、半分不安で、半分楽しみです。

 

 

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死にたい夜にかぎって 1話 感想|気持ち悪いけど放っておけない

 

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※これは1話の感想です。関西だと既に2話の放送が始まっちゃってるので…一応お知らせ。

 

本作の存在をつい先日、ブログやSNSを通して知り、

最近では個人的にコメディ色が強いイメージのある賀来賢人さんの新たな姿が見られそうだな…

山本舞香さんとの組み合わせも面白そうだな…という所に期待しながら、

事前情報全くなしでTVerで見始めた初回。

正直言ってしまうと、

録画していなかったのが悔やまれる…

と思えるくらいには引き込まれてしまいました。これ、結構好きかも…。

 

主人公は初っ端から、ダニを取ってあげるよと嫌味を言う女性に

わざわざビンタされに行ったり、唾を飲むとはどんな事なのか試してみたりとかなりの変人。

特に、後者のくだりは気持ち悪いし、生理的に無理!なんですけど…

それでもこの人の人生を覗き見してみたくなる魅力に駆られます。

変人に見えるけど実は全然変人ではないのかもしれなくて。

気持ちの伝え方が不器用だとか、相手を知りたい好奇心とか、

"なんとなく"だけど共感してしまう部分があったから。

 

「結構好きかも」と最初に書いた理由もそこにあり、

気持ち悪さの度合いは違うものの、冴えない男が何故か愛しく思えたり、

幸せを追い求めようと魅惑的な女性に振り回されたりする点では

「デザイナー 渋井直人の休日」の主人公を彷彿とさせられました。

次回からはまた別の舞台での話になりそうで、どんな展開になるのかは

まだ読めませんが、とりあえず、ちょっぴり切なくて、ちょっぴり応援したくなる

作品になる予感はします。

 

本作が実話なのには驚きましたが、脚本家が「平成物語」の加藤拓也さんなのも納得の出来。

やはり、この手の話を描かせたらピカイチですね。

深夜ドラマらしい独創的で、かつ得体の知れない温もりが感じられる世界観も好みですし、

ましのみさんの歌うOP曲「7」、アイナ・ジ・エンドさんの歌うED曲「死にたい夜にかぎって」

がどちらもハマっています。

特に、OP曲の柔らかな声に合わせて浩史(賀来賢人)が夜空を見上げるアバンに

既に泣けてきてしまいました…。

早速、2曲ともSpotifyの(個人的に作った)ドラマソングプレイリストに追加して来ました。

 

「虫の裏側のような笑顔」と言われるのも頷ける笑顔のぎこちなさ、

カサカサした唇、荒れた肌で、まるで今までの役とは別人の

冴えない男っぷりを体現する賀来賢人さんもとにかく良いので、

好き嫌いはかなり分かれる作風ではありますが、次回からでも一度見てみて欲しい作品です。

(放送時間的な都合で、次回以降も感想を書くかどうかは未定ですが、

初回を見た限りだと好きなタイプの作品で、今後も書いていきたい意欲は高いです。)

 

 

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