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テセウスの船 4話 感想|奥さんと二人でタイムスリップさせてやって…

 

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心(竹内涼真)は現代に戻っても、変わらず周りの人々を巻き込む迂闊な人。

おまけに、姉の鈴(貫地谷しほり)も、

被害者達が受け入れてくれないのは分かりきっているし、自分の身に何が起こるかも

予測しないまま「行ってきな」というくらいだから…

何も考えてないのは姉弟揃って似た者同士らしい(笑)

だからこそ、今回は、奥さんが由紀(上野樹里)で本当に良かった…と強く思う回でした。

 

心に代わって壇上に立ち、罵声を浴びせられながらも訴え続ける姿。

それは、歴史が変わったとしても、全く違う形で再会をしたとしても、

そこにいるのは心の愛した大切な人には変わりないんだ…と確信させられるシーン。

上野樹里さんに、1つの物事を真摯に届けようとする役を演じさせたらピカイチですね。

ちょっと、「監察医 朝顔」での演説を思い出しちゃいました。

イイハナシダナーにし過ぎじゃないか?と思っていた主題歌も、凄く合っている!

 

 

姑となったさつき(麻生祐未)が最後にカリウムを持っているのが分かりましたが、

散々怪しげな風貌を漂わせていた金丸(ユースケ・サンタマリア)や翼(竜星涼)が

犯人ではなかったように、この人もきっとただのミスリード要員なのでしょうね。

過去の事件とは関係なく、ただ単純に身元を偽って我が子に近づこうとしている

鈴に復讐しようとか…そのために使おうとしているのかも。

(もし本当に復讐するのだとしたら、

鈴を庇ったみきお(安藤政信)が殺されてしまう…なんて展開も十分にあり得ますが。)

 

とにかく、今度タイムスリップする時は、

由紀さんも一緒に連れて行ってあげて欲しいです(笑)

心と違って周りに迷惑かける行動はしないし、記者だから真相を探るのには長けてますし…

手を繋いでさえいれば二人共時空を超えられる…なんてルールはないんですかね。

 

前回があまりにも予想だにしない展開続きで、

今回は「奥さんとの関係を再び築く」までの物語のような印象で

衝撃度は若干薄まりましたが、信頼できる人を手に入れた心が

再び過去に戻れる事が出来るのか?という点を中心に、

今後がまだまだ気になるドラマであるのには変わりないです。

 

あ、気になると言えば…麻生祐未さんの白髪頭。

原作漫画の実写版みたいなカツラでしたねぇ。

初回の榮倉奈々さんのメイクもそうでしたが、

老けさせるのはそこまで得意でもないんでしょうね。

鈴木亮平さんのメイクは特に違和感を覚えないのですけども…。)

まぁ、基本的に楽しく見ているので、そこまで重要視はしませんが。

 

 

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トップナイフ -天才脳外科医の条件- 5話 感想|揃いも揃って救いがない。

 

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西郡(永山絢斗)のキャラ変が激しい。

フン…俺がトップだぜ…なクールなイメージを持っていたんですけど、

いつから一人の患者に感情移入するような医者になったんでしょうね。

ラインで個人的なやり取りもしちゃうしさ。

彼の話は前回で完結したと思っていたので意外でしたが…

「西郡は天才ではなかった」を描くために

わざわざ2話分割く必要もない気がするのですよ。

 

で、今回の3人のエピソードも、相変わらずいろんな話を盛り込んでいるので

結局何を伝えたいのかも分かりません。

ただ1つだけ分かるのは、三者三様の挫折の物語を見せられたね…という事。

揃いも揃って救いがない。

どれか1個は成功させて、結末にメリハリをつけたって良いじゃない。

 

モヤっとする結末はどちらかと言うと、視聴後の余韻が残るので好きな方ではあるんですが、

今回の何が腑に落ちないかって、最後の西郡のパートで

今出川三浦友和)が拍手を送る形で、無理やり「希望」を見出すような

良い話風に終わらせた事ですよね。

あの母親も、前の時間のドラマを見てからだと、

もう少し子供を思いやれる言葉はかけてあげられないのか…という冷酷ささえ感じます。

 

前回に引き続き、今回は大西礼芳さんの

精神のやられっぷりが伝わる演技が印象に残りましたが、

"ゲスト陣で魅せる"作りは本作の長所でもあり短所でもあるんですよね。

天海祐希さん演じる主人公の存在感が、

この人なしでも物語が成立しちゃうんじゃないかと

思えるくらい、とにかく薄い。

宝塚出身だけあって、スターのオーラを放つ天海さんですら薄いと思うんですから、

他の女優さんだったらどうなっていたんでしょう。

…なんか、「トップナイフ」と呼ばれるほど大した活躍していない気がするのは

私だけですかね?

 

 

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心の傷を癒すということ 4話(最終回) 感想|皆の心に、安先生は生き続ける。

 

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ラストシーンの神戸ルミナリエのように、

見た者全ての心に"灯火"が宿り続ける、そんな最終回でした。

時を経て、安(柄本佑)が成長した家族を後ろから温かく見守る図は、まるで、

彼が亡くなったとしても思い遣りや優しい気持ちは

私達の世界で生きているのだ…というメッセージにも思えました。

 

安が心のケアを通して学んだ事は、

「誰もひとりぼっちにはさせへん」という事。

共に夢を追おうと励ました仲間、被災者全てに寄り添いたいという気持ち、

片岡(清水くるみ)が一時出て行ってしまった事で覚えた後悔と苦しみ、

自分が病気になったとしても未だ傷を抱える患者を最後まで診たいという意思…

今までの話を思い返してみると、どのエピソードも

「今目の前にいる人を救いたい」点で、彼の揺るがない信念を

描き続けてきたものばかりでした。

 

そんな彼に助けられたから、傷を抱えながらも前を向こうとする家族、患者がいる。

カセットテープの中にいる安の孤独を埋めようと

セッションをしてくれる湯浅(濱田岳)がいる。

誰かの為になろうと動く北林(浅香航大)がいるし、

講義を通して弟の活動を伝えようとする兄・智明(森山直太朗)がいる。

 

安に救われた者の心の中には、時間が経ったとしても彼は生き続けており、

それに恩返しをするように、彼の人生を紹介し、職務を引き継ぎ、

当時の記録を綴った著書を出版し続ける事で、彼の想いは次の世代へと受け継がれていく。

 

こうして出来上がる"人と人の繋がり"が、今を生きる若者にとって

いかに価値のあるものかを目の当たりにしたようで、

その温かさに涙を流さずにはいられません。

これが「心の傷を癒すということ」であり、

伝えていく事で孤独を抱える人が少しでもいなくなるかもしれない…という

希望を託された者=「残された光」なのだと

自然と感じ取れるタイトル&サブタイトルの入れ方も含めて、

最後まで「ああ、良い作品を見たなぁ」という気持ちで満たされるような作品でした。

 

全4話という短い話数だけあって、時間経過の描写は確かに多かったものの、

この世界の登場人物にはそれぞれの"生きた時間"があり、

駆け足を一切感じさせない脚本と演出がとにかく素晴らしかったです。

劇伴の緩急のつけ方も良く、わざわざそれで煽ろうとしなくても

「無音」と「行間」を使いこなせていれば、緊迫感溢れる雰囲気は

しっかり作れるのだとも証明してみせたと思います。

 

「知らなくていいコト」とは全く違った顔を見せ、1つ1つの言葉に重みを残す、

この人でなければ安先生は成立しないと思わせる柄本佑さんの存在感の大きさ。

震災に耐えながらも、3人の子供を女手一つで育ててきた

厚みが感じられる尾野真千子さんの佇まい。

コンサート会場前で、言葉にならないようなぐしゃぐしゃの感情を堪える濱田岳さんの上手さ。

安を支える師匠の役としては最適過ぎる近藤正臣さんのハマり具合。

このドラマに携わった役者さん一人一人の名前を挙げたいくらい、

毎回の演技にも魅せられました。

 

桑原亮子さんという脚本家を知れた事、

「こんな演技もされるんだ」「こんな優しい世界観も生み出せられるんだ」など…

全てにおいて新たな発見・収穫を得た作品でもありました。

これは毎年、特にこの時期になったら再放送すべきだと思います。

人生とはどんなものか?生きるとは何か?を、少しでも被災者目線になって

考えさせられる作品に出会えた事に、感謝します。

 

 

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アリバイ崩し承ります 1話 感想|全体的に物足りない…

 

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一言で言えば、「"個性"がありそうで、それが全然見えてこない」

という印象で終わってしまった初回でした。

時計屋に務める主人公という設定や、能力発動シーンに時計を用いるなどして

従来の推理ドラマとは差別化を図ろうとしたのでしょうが、

キャラクター、会話のやり取り、殺害動機、演出、どれを取っても全体的に薄味なのです。

 

浜辺美波さん、安田顕さん、成田凌さんと、弾けた役をそつなくこなせる

役者さんを揃えているのですから、ユニークさに富んだ会話劇を増やすべきですし、

「一人だけ派手なスーツを着ている不思議な人」的な立ち位置の雄馬成田凌)に

場面が変わるたび服装をコロコロ変えさせて、毎回誰かにツッコませるなどして

もっと彼で遊ぶべきだと思いました。

個人的には苦手な事が多いのですが、

本作に関しては、木村ひさし監督に担当させた方が

ハマっていたのではないか?という気がします。

 

演出が地味なら、本筋の「アリバイ崩し」の部分はどうかと

注目してみましたが、それもただの「推測」と「妄想」で終わってしまったのが

物足りないです。

てっきり、刑事ドラマでたまに見かける「薬を使って自殺に見せかけた時間差トリック」など

時間を巧みに操った話を用意してくるのだと期待していたので…。

 

視聴前までは「こっちが金曜ナイトドラマでやりそうなドラマじゃないか?」と

思っていましたが、いざ視聴してみたら、

木曜9時枠でやっていてもおかしくないような内容でしたね。

もっとパンチが欲しかったです。

 

結果、浜辺美波さんがただただ可愛いという印象で見終えてしまいましたが、

視聴する(感想を書く)ドラマが溜まっている上に、土曜深夜は3本も被っている状態なので、

それだけの理由で今後も見続けて行くにはちょっとキツい感じです。

よって、本作は初回で切らせていただきます…。

 


病室で念仏を唱えないでください 4話 感想|人生において覚悟は必要不可欠…

 

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夫の見舞いに来ない妻・奈穂(中島ひろ子)を受けて

娘・沙織(美山加恋)が田中(片寄涼太)に言った言葉

「病気になると、見ないようにしてた家族の問題がはっきり見える」が、

身内で病気にかかった人がいる家族の心境の本質を突いているようで

かなり印象に残るものでした。

夫の命と介護生活を天秤にかけ、介護はしたくないと本音をぶつけるのも

リアルに感じられました。

 

「救う」とは何か?を知る田中の成長物語、救急救命士に入りたいと決意する

児島(松本穂香)のエピソードと、医療ドラマにおいてはベタな要素で

詰め込み過ぎなのは以前と変わらないものの。

今回は「入院している夫に会いたくない」という"変化"を恐れる妻の心理を描く事で、

「変化を受け入れられない者が、どう覚悟を決めて、どう一歩前に進んでいくのか」

という一貫したテーマが見えた気がして、

田中や児島、そして、過去に幼馴染を目の前で失う後悔を抱える松本(伊藤英明)にも

それが絡められたストーリーに仕上がっていたのが良かったです。

 

ベタとは書きましたが、ドジな研修医はいませんし、それぞれの登場人物の"その後"も

丁寧には描かれているので見易いです。

患者の話を綺麗事に終わらせない所にも好感が持てます。

だからこそ、「千手観音」だけでなく、主人公が僧侶と医師を掛け持っている事、

仏教の教えをもっと前面に出して"本作らしさ"を強調した作品にすべきだと思います。

今期は医療×再建ドラマや、がんや脳外科など珍しい題材を扱っているドラマが

乱立しているだけに、このまま埋もれてしまうのは勿体無い…。

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 5話 感想|医療過誤で亀裂が入る2人の関係

 

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5話という中間地点を踏まえるに、

前回の、愛する夫を失った挫折から立ち直る心(松下奈緒)のエピソードを

今回に持ってきたら良かったのでは…と、ふと考えてしまいましたが、

本作にはもう1つ描かなければならない縦軸がありますものね。

 

今回は関河(三浦翔平)の出番を増やす事によって、

心と薫(木村佳乃)の間に培ってきた関係が蝕まれてしまう…という内容でした。

 

夫の真相を知ってから放った言葉「消えて」は確かに

現実を突きつけられるキツい言葉ではありますが、

心は以前からスーパードクターでもなければみんなの女神でもない

"後悔を抱えた一人の人間"として描かれてきたので、

薫に対してこう率直に伝えるのも無理はないのです。

ましてや、夫が亡くなってから出会って、この人となら安心出来そう…

信頼出来る関係になりそう…と期待させておいての…ですからね。

儚げで柔らかな雰囲気を醸し出す松下奈緒さんだからこそ、

最後のシーンには胸が締め付けられる心地がしてなりませんでした。

 

しかし、関河が電話相手に翻弄されている姿や、

「途中交代で匠(中村俊介)のオペをした」という薫の発言からして、

医療過誤は薫が一番の原因ではないのではないかと思います。

25年前に家族を手術で失った、匠と同じような経験をした彼女なら

自身が医者になったら尚更細心の注意を払うでしょうし、

最初に手術を行った須藤(田辺誠一)が取り返しのつかないミスをして

それを部下になすり付けた…とも考えられます。

以上の理由で、ドラマ的には薫はシロの流れになると予想していますが、

今後ここのエピソードを広げていくには、

何が証拠となるのか?どうやって証明してみせるのか?が

鍵になるのかもしれません。

 

第5話なので縦軸をガッツリかと思いきや、

1話完結部分の患者のエピソードも見せてくれたのは意外でした。

長尾(遊井亮子)の置かれている状況とは全く違いますが、

「せっかく得た内定と生活を失いたくない」という焦燥感から

何もかも塞ぎ込んでしまう気持ちには心当たりがあり、

拠り所となる息子を失わずに済んだ解決方法には、純粋に嬉しく感じられました。

 

ラインであれだけ精神的に追い詰めるような、意味深なメッセージを残した割には、

すんなり事情を理解してくれる夫だったんだ?とか、

治療中は親権を預かってもらうよう説得しに行くのは医者としてやり過ぎではないか?

そもそも親権はそんな簡単に交換出来るものなのか?とか

色々気になる部分はあったものの(説得は弁護士の介入もあったかもしれませんが)、

今回も全体的には概ね満足に見られました。

 

次回は乳がん治療を続けている佐倉(小川紗良)のその後のエピソードが

再び取り上げられるそうなので、どんな展開になるのか楽しみです。

一方で、「秘密を握る」という物語のキーパーソン的存在になるであろう

高坂(高畑淳子)が、二人の関係と縦軸部分にどう関わっていくのかは

まだ読めませんねぇ…。

「ナオミとカナコ」で鋭い中国人役をやられただけあって、

こういう役には安定感はありますが。

 

 

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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時 4話 感想|盛り返す。でも、気軽に見てた方が良いかも?

 

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今回はゲストの阿部純子さんの危うさと可憐さどちらも漂わせる演技に

大分助けられた気がします。

捜査する人々が再び強行班に絞られただけに、暑苦しい前回よりも見やすかったです。

 

しかし、2話をきっかけに某役者さんへのブーメランを思わせる台詞遊びは

脚本家自身も心から楽しんで書かれている感じは伺えるものの、

肝心の事件パートの解決方法は甘いな…という印象は変わらず。

今回の場合、上から植木鉢を落とす殺人未遂の行為を起こしたのにもかかわらず、

それが検事の説得で、「何でも言い合える友達を作りなさい」で

果たして解決出来るものか?あの性格なら、一応裁きはしっかり受けさせないと

再び同じ事をするのではないか?と少し引っ掛かりを覚えてしまいました。

 

ただ、比嘉愛未さんや磯村勇斗さんなど、コンビを囲む脇役には安定感がありますし、

上にも書いた通り台詞は笑わされるので、

これは「〇〇が面白かった!」などと似通った感想を書くより

何も考えずに見ていった方が良いのかもしれませんね。

 

という訳で、この先も視聴継続するにしても、感想は今回をもって最後にするつもりです。

 

ところで、騒動前に撮り終わったのは4話までなんですかね?

次回予告を見ると完全に「ケイジとケイジ」になっているような…。

 

 

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知らなくていいコト 5話 感想|悪魔の弁護人が頭をよぎる。

 

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今回のゲストは勝野洋さん。

という事で…やはり頭を過ってしまうんですね。御子柴先生by「悪魔の弁護人」の存在が(笑)

(面会で沖田(勝野洋)がアップで映るシーンなんて、

右上の放送局のロゴを消してしまえば何の違和感もない、はず…。)

それに関係してか、今回の仕事描写はまるで弁護士がやりそうな内容に思えてしまいますし、

今期は無差別殺人を取り上げるドラマが多い分、色々と混ざる感じ。

 

5話=物語の中間地点というだけあって、果たして縦軸部分の乃十阿(小林薫)の件を

どう絡めて行くのか?と注目しながら見ていましたが。

彼とおおよそ同じような状況であるもう一人のエピソードを用意して

「殺害行為を起こした本当の意図は何なのか?」をケイト(吉高由里子)に

気づかせアクションを起こさせるための、

"起承転結"の"転の始まり"のような作りになっていた印象を受けました。

 

終盤での乃十阿とケイトの再会シーンで、

全力お仕事ドラマの雰囲気からガラッと一変。

目線と「金を出せ」の一言だけで、張り詰めた空気を纏わせる小林薫さんの存在感と、

それに圧倒されながらも真実を知りたいと精一杯向き合おうとする吉高由里子さんの

対比が興味深いシーンでした。

ケイトの笑い上戸の姿もピカイチですし、

個人的には編集長のキャラクターは職場にいて欲しいタイプですし、

柄本佑さんの言葉の引き込み力には惹かれてしまいますし…で、

キャストの演技の素晴らしさを見るドラマだなぁとも思っています。

 

次回は(時期は少し離れたものの)タイムリーな不倫ネタ。

尾高は家庭があると知っていながら甘えに行くケイト…

これ、そのうち一線を超える展開があるのでは?なんて予想していましたが、

予告を見る限りはそんな感じを分かりやすい程漂わせてますね。

後半は恋愛のゴタゴタ描写も増えていくのかしら。

 

あ、野中(重岡大毅)の恋愛の方は、ケイトの邪魔をしてくれなければ

何でも良いです(笑)←そうは行かないのでしょうが…。

「聞くなよ!聞くなよ!」はフリですかね?

 

 

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僕はどこから 4話 感想|何のドラマだったっけ?

 

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4話にして突然のトンチキ要素。

ヤクザのトップが、出来たての熱々のハンバーグを手でグシャア…とやるのなら、

この人恐ろしいわ…という感じはまだするんですけど、

なぜ話し合いの場で生のハンバーグを捏ねているのか。

お袋みたいな衣装も相まって、真剣な話をしているのに

そっちに気をとられてしまいましたよ(笑)

 

さて、内容の方は随分と風変わりしましたね。

前回までとは別のドラマのようでした。…これはちょっと悪い意味で。

衝撃的な展開は確かにあったものの、

「果たして薫(中島裕翔)は本当に犯罪を犯したのか?それとも冤罪なのか?」といった

弁護士モノでよく見かける流れになっていて、

「家族愛」と「青春」をテーマに掲げる本作にしては、かなり話が逸れ過ぎてないか?

という印象を受けました。

薫の出番を減らし、智美(間宮祥太朗)の所属する組織内での陰謀パートを

増やしたのも大きいと思います。

 

2、3話はそこそこ面白かったですし、

特に3話で何を強調したいのかが見えてきた気がしたのですが…

私が思い描いていたドラマとは変わってしまったみたいです。

次回、そこの"ズレ"が大きくなってしまったら、

視聴のみ、あるいはリタイア…なんて事もあるかもしれません。

 

 

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10の秘密 4話 感想|誠実と言っている時点で救いようがない。

 

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頑なに秘密を守りきれる人間と、誠実でいたいがために秘密を明かしてしまう人間とは

どちらの罪が重いのか。

…え?まさか、自分の事を誠実な人だと思ってるんです?

たかが10万のお金を手にいれるために不正なやり取りをしたり、

宇都宮(渡部篤郎)を勝手に誘拐犯だと思い込んで恐喝行為をしたり、

そもそも隠し通せるつもりでいた嘘は、娘にバレてから初めて白状したっていうのに…

どこらへんが?どこらへんが誠実なんですか??

いくら向井理さんが清純な顔立ちだったとしても、

これだけ普通の人ならやらないであろう行為を重ねてしまっては好解釈も出来ませんねぇ。

 

外でクビになった事と10年前の火災事故を話してしまう件も、

瞳(山田杏奈)が秘密を知った点では重要なシーンなのかもしれませんが、

今その場で、そのタイミングで言うか?という所が気になってしまって

気持ちが盛り上がらず。

 

迂闊で鈍臭い主人公は「テセウスの船」でも同じなんですけども…

面白さが全然違うのはなぜなんでしょう。

あちらの主人公は積極的に行動をとる事でハラハラさせられる部分もあって、

そこから出てくる衝撃的な展開に圧倒されて、

「果たして家族は再生出来るのか?」「真犯人は誰か?」という他の見所もある。

けれども、こちらの方は「登場人物が抱えている秘密」をメインにして

ミステリーの作りに見せている割には、

その場その場で起こる出来事にただ主人公が右往左往する

みっともない姿が描かれ続けるだけ…という印象が強いからなのでしょうか。

 

とりあえず、「隠しきれない秘密が、一番罪深い」とか

カッコつけてないで、早く他の6の秘密もぶちまけてしまえば良いのに…と思います。

瞳には言えない…あっバレてしまう…こんな感じで、最終回まできっと

家族内のゴタゴタで話が引っ張られるのかもしれませんね。

 

正直、今回で一気に「どうでも良い」の方向に傾いてしまいました。

うーん…どんどん惹きつけられなくなっていく…(滝汗)

 

 

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