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警視庁アウトサイダー 4話 感想|急にテレ朝王道刑事ドラマっぽくなるじゃん。

 

 

一気に縦軸を進めてきたなぁ…という印象。

テレビ朝日のこの枠は通常、全9話、たまに全8話なケースが多いですが、

まだ折り返し地点でもないのに、1話完結型のスタイルを取りやめて

縦軸をメインとした連続型にもう移行したって事は、

もしかしたら7話で終わる可能性もあるんでしょうか?

っていうのは置いといて…。

 

今回の事件は、架川(西島秀俊)がマル暴時代からお世話になっていたらしい

黒石(井上肇)の死の真相を探す内容になっていたので、

初めて縦軸を盛り込む必要性は見えたのですが。

1つ引っかかるのは、架川と光輔(濱田岳)のどちらにも

異なった縦軸が存在している…って所なんですよね。

 

いや、光輔が独自で調査している父の冤罪事件にも、マル暴の人物が関わっていた事で

共通点を作ってきたので、無関係とまでは行かないんです。

でも、何年以来の模倣犯でもなければ、

"何か"を通じて2人の被害者が交友関係をとっていた訳でもないのに、

あたかも架川と光輔が「同じ事件を追っている」ように描かれている。

そこが、話に難解さを生み出してしまっているんだと思います。

光輔の方にも動きがあったように度々見せておきながら、

実際、事件の手がかりを得て犯人特定までに至ったのは架川の方"だけ"ですからね。

 

公式サイトには「それぞれが背負っていた過去の真実が明らかになり」と記載されていたので、

原作由来の設定だとしても、それを強調しての今回の内容になったのかもしれませんが。

最初から光輔の縦軸に限定した方が、興味を持ちやすかった気がしております。

 

っていうか…これはただの偏見ですが、

あそこまでハードボイルドな雰囲気を強めてしまうとなると、

「相棒」や「刑事7人」みたいな、テレビ朝日の王道の刑事ドラマと

代わり映えしなくなるのではないでしょうかね…(汗)

個人的には、前回の小ネタの匙加減が一番本作"らしく"て

ちょうど良いのかな?と思ってます。

何度も書いているように、正直、事件パート自体は、

粗っぽさや捻りのなさが目立っていて特に面白味を感じていないので。

だからこそ、クスッと笑える程度の小ネタを取り入れて、

「ちょっと新感覚な刑事ドラマ」として徹底して欲しい…と願ってしまうのです。

 

 

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6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 2話 感想|"モノ"より"コト"の方が記憶に残る…は真理

 

 

いろんなドラマを見ていると、

「あの役は良かったけど、この役は何だか固いかな…」とか、

「この役者さんとこの役者さんで役を逆にした方が、しっくり来たんじゃないか?」とか

思う事もたまにある分。

魅力的に映る役っていうのはやっぱり、

役者さんと脚本家・演出家の相性の良さが大きいんだろうな…と

改めて気づかされる回でした。

 

否定的な声もあるようですが、私は本作での本田翼さんは好きなんですよね。

演じられている「水森ひかり」という人物の展開次第で、

本田翼さんもここまで良さが引き出されるのかと思いました。

例えば…前回では、多くを語らないキャラとして徹底して描く事で、

「掴み所のない女性」という第一印象を与えていましたが。

今回では、もしかしたら、星太郎(高橋一生)との2人での会話が増えたから

必然的に…な部分もあるんでしょうが、

ひかり自身の喜怒哀楽の"感情"や"本音"を含んだ台詞運びになっていたために、

前回とはガラッと印象を変え、彼女がミステリアスな存在である事を

より際立たせていた気がしました。

で…最後に、母親疑惑もほんのり匂わせて、次回へと繋げる。

どんな人で、どんな結末へと向かっていくのか…先が見たくなるような仕掛けも

さり気なく作り込んでいるのも上手いです。

 

航(橋爪功)の出番に関しても…

前回は星太郎と航との会話劇がメインだったので、

多少の差は感じるのも無理はありません。

ですが、前回で感じた、シュールかつ少し温かみのある作風は

引き続き踏襲されていたのかな?と思います。

航を"ちょっかい役"的な立場に回したのが効いていて、

それがまた、出るタイミングが絶妙で(笑)

謎めいたひかりの掘り下げで異質な雰囲気を覚えてしまいそうなものを、

彼の存在感が内容に緩急を生んで、和らげていっていたのも良かったです。

 

「結局、記憶に残るのは、誰とどんな気持ちで見たとか、そういう事なんじゃないんですか?」

ひかりのこの言葉には、とても真理を突かれた感覚がありましたね…。

もちろん、"モノ"自体がよほど強烈だったのであれば、

全然覚えてないって事もないと思うんですが、

何かを思い出せば、その時、こんな大変な事があったっけかなぁ…とか、

あんな感情で見ていたかなぁ…とか、

そういった"出来事"の方が自然と浮かんで、それきっかけで話も広がるもんなんですよね。

 

ひかりが「記憶に残った出来事」として、

花火を見ながら鼻で笑うまでに至る過程を話していたのを受けて、

星太郎が初心に戻ってみよう…と決心する流れもスムーズでした。

前回の時点では、航の「すまん…」の理由を見つけるまでの、

感動を誘う物語になるのかと思って見ていた節もありましたが。

花火を通しての2人の心境・変化を描いてきた辺り、

ひょっとしたら、人間再生物語になっていくのかもしれませんね。

 

「僕らは奇跡でできている」や「モコミ」を描いてきた

橋部敦子さんならではの作品だなぁ…と、しみじみ思います。

 

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リバーサルオーケストラ 3話 感想|3話目にして好感度爆上がり

 

 

まだ3話で、演奏シーンも"成長物語"としては序章の段階なのに、

まさかもう胸が熱くなるとは思いもしませんでしたなぁ…。

 

回を重ねるごとに、それぞれのキャラが本当に立ってきているんですよね。

「登場人物が好き」よりかは

「役者さんが演じている登場人物が好き」といった方が近いんでしょうか。

例えば、大好きな音楽を諦めさせないでくれた人を、

今度は自分が…と同じ分だけ"恩返し"しようと行動に移す蒼は、初音(門脇麦)と歳が近く、

真っ直ぐさが滲み出る坂東龍汰さんでなければ成立しないし。

そんな彼を引き止め、発する言葉からは人生経験の豊富さが伺える穂苅は

平田満さんでなければ成立しないし。

マイペースなようで、ふとした時に頼もしさを見せてくれる

気の利いた面も持ち合わせている藤谷は、渋川清彦さんでなければ成立しない。

脚本家の清水友佳子さんの1人1人の個性のつけ方が上手いのはもちろんですが、

その役のイメージにぴったりハマる・馴染みやすい役者さんをキャスティングする事で

相乗効果が生まれて、より魅力的な人物に魅せているんだと思います。

 

人物描写に既に安定感があるから、時折挟まれるコミカルな言葉選びややり取りも

"その人らしさ"を加速させて、ますます面白く感じられますし。

それに加えて…今更ながら、児玉交響楽団の団員とSNS担当となった奏音(恒松祐里)全体の

年代のバランスが、若手・中堅どころ・人生の大先輩で

ちょうど良くまとまっているのも効いています。

年代が違うからこそいろんな考えが生まれる訳で、

若者が自分とは歳の離れた相手の言葉に刺激を受けたり、逆に若者に刺激をもらったりで、

それぞれ影響を与え合いながら"みんなで"オケの立て直しを図っていく様は

見ていてとっても楽しいのです。

 

そして、他に良かったのと言えば…初音の"克服"の描写も挙げられますね。

彼女を取り巻く人物は皆、音楽と、音楽を一緒に作る仲間を愛してやまない

優しい人々なんですが、ただ優しいのではなく、

その根底には、初音も通ってきた挫折や苦悩が含まれています。

この、過去を乗り越えようとしているのは初音だけじゃない…

という描かれ方も、本作の好きな所です。

彼女と同じくブランクの大きい藤谷を始め、

自身のトレーニングにも時間を費やせるようになった蒼や、

姉の様子を一番間近で見届けてきた奏音、1ヶ月間で玉響の成長を実感しつつある朝陽や、

練習に精を見出している団員たちなど、

「再び音楽をやり始めた初音」と関わってからの"経過"の描写を積み重ねた事が、

結果的に視聴者に、まだみんなとは同じステージに立てていない彼女を

自然と応援したい気持ちにさせた…。

こんな感じで、初音の心情変化に無理がなく、

最後の感動シーンに向けてきちんとプロセスを踏む構成になっていたのは、

よく出来ているとしか言いようがありませんでした。

 

「威風堂々」のあの盛り上がる部分に関しては、

本番まであえて引っ張り続ける演出をとっていたのも良かったです。

特に、本番の1個前の練習シーンで、大サビ前のフレーズを何度も弾かせたのなんかは

盛り上げ方が分かっていてズルいなぁ…なんて(笑)

実際、作り手の思惑通り、大サビが聞けた時には本当にグッと来ましたし、

張りのある音だったのもあって、それぞれの"自信"が演奏に現れているようで、

ここでも目頭が熱くなりました。

また、個人的に「いつか触れる時が来るのかな?」と気になっていたコンマスについても、

説明じみた表現ではなく、日常生活でぽろっと生まれたような表現に落とし込まれていたのは

凄いなぁ…とも思わされました。

 

今まで動向がよく掴めなかった三島(永山絢斗)も、

どうやら次回から本格的に物語に絡んでくるようで。

でも…同じく(?)敵側の立場でも、本宮(津田健次郎)の場合は

演奏会で使用する楽器を壊すとか、団員の1人を出られなくするいった陰湿さからは程遠い、

食べ物で釣るという、人間臭くて中々憎めない嫌がらせをしてきたので(笑)

三島の件もきっと大丈夫かなぁ…と信じております。

 

 

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大奥(2023) 3話 感想|理不尽は次の理不尽を生む…

 

 

家光(堀田真由)の過去が明かされるとともに、

理不尽は次の理不尽を生む…という事が嫌というほど(褒めてます)描かれた回でした。

 

酷な展開が続いた前回で、これから癒し要素になりそうな気がしていた猫が

開始から20分程度で殺される運命に遭ったり…

訳も分からず男の格好をさせられ、上様だと言い聞かされる当時の家光だったり…

相変わらずゲスな考えをしている三人衆を罠に嵌める玉栄(奥智哉)だったり…

春日局斉藤由貴)が真顔で「では仕方ない、切りましょう」と提案してきたり…と

各々の動きを描く事で、一見かなりボリューミーな内容にはなっていましたが。

原作に沿っているのかは分からないものの、

昔から物語の核を掴むのに長けているイメージのある森下脚本の本領発揮といった所か、

幼少期から怨念や憎悪を抱えて生きてきた家光は

やはり今でも権力や運命には抗えない…という"前提"の作り方が上手く。

そのお陰で、有功(福士蒼汰)に縋るのにも説得力のある、

ちゃんと有功と家光の2人に感情移入出来る話に仕上がっていて、

今回も見応えを感じさせました。

 

また、前回は福士蒼汰の演技に惹かれましたが、

今回は何と言っても、堀田真由さんの内に秘めた繊細さが

覗き見える演技が印象に残りましたね。

特に、男性陣に女装をさせているシーンでの、強がれば強がるほど目に涙が溜まっていく姿には

こちらも少し目頭が熱くなりました…(ここも感情移入出来る理由の1つだったのかなと)

堀田さんについては、前回の感想で「将軍姿でも隠しきれない女性らしさがミソ」と

書きましたが、ちょっとだけ訂正。

今までの役柄から、どちらかと言うとほわっとしたお嬢様感ある役が

馴染む方だと思っていたので、それとは真逆の役もナチュラルに演じられているのは

何だか意外性も感じさせたのです。

吉宗役の冨永愛さんもそうですが、本作って、

役者さんの魅力を再発見して、新たな一面が見られる所も

見所の1つだなぁと思ったりもしております。

 

春日局に落とされ、少し良い方向に向かい始めそうになった段階で

また彼女に落とされて終わり…って事で、やはり次回も容赦ない展開が続きそうですね。

内容の面白さはもちろん、

大奥の由来ってここから来ているのかも?という"気づき"もあって、そこも楽しめた回でした。

 

 

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星降る夜に 2話 感想|今回くらいならまだ見られるかも…

 

 

前回と今回を見て思うのは…

本作はあくまでも、日々"生"と向き合う鈴(吉高由里子)と、

日々"死"と向き合う一星(北村匠海)による

「出会い」や「全く違う仕事に携わっているからこそ惹かれ合う2人」を、

日常生活をベースに、フラットに描こうとしているんだな…という所でしょうか。

 

いや、もちろん、まだまだ引っかかる部分はあるんです。

下ネタの描写にしろ、上記の2つを描く割には

お仕事パートのウエイトが大き過ぎる事にしろ。

例えば…前者に関してだったら、前回より古典的な下ネタ演出は薄まったにしても、

遺品のAVで盛り上がっていたら、私が故人だったらやっぱり嫌な気持ちにはなりますし。

一星の手話の内容がAVだったと知った時に、

鈴が「私も興味ある!」って食い気味に描かれていたのも、

個人的には、えっ…最初に若干引いてから熱弁を聞く流れなら分かるけど…なんて

変な疑問は生まれてしまう訳で。

後者に関しても、妊娠の現実も描いて…深夜(ディーン・フジオカ)の成長物語も含ませて…と、

まるで1話完結型の、産婦人科が舞台の作品を見ているかのような錯覚を覚える

内容になっている辺りに、果たして"恋愛モノ"としてお仕事と恋愛のバランスは

これで良いのかどうか?と思ったりもするのです。

 

ただ…ポジティブに捉えれば、こうも考えられるのかなと。

ろう者関係なくAVだって普通に見るし、普通に下ネタだって喋る。

そんな「ろう者だから」で特別視しない描き方には好感は持てるんですよね。

(正直、もうちょっと下ネタは抑えて欲しい気持ちはありますが…)

お仕事パートも、妊婦に置き去りにされた赤ちゃんに対する「可哀想」と、

一星の境遇に対する「可哀想」という、マジョリティ側が囚われがちな"固定観念"を重ねて

考えさせられる結末になっていた点では、尺を割いて描くのにも

多少意味の感じられるエピソードに仕上がっていた気がしています。

 

まぁ…初回の出会いがある以上、一星の第一印象が変質者で、

それは今後も変わる事はないと思いますが(苦笑)

他に気になっていた下ネタ描写とお仕事パートが今回くらいの見せ方だったら、

まだ見続けられそうかな?って感じですね。

 

っていうか…今回は2人の馴れ初めも、一星の強引さを除けばほぼまともに見られただけに、

なんで初回はあんなに強引にキスさせたり、人のキャンプ場に乗り込んだりさせたんだろうって

勿体なく思っちゃいましたねぇ。

前回と今回の内容を借りるとするなら…斎場に一星が遺品整理士として訪れて、

コミュニケーションをとった事でお互いどことなく相手の顔を覚えていて、

映画を見ていたら、自分は全然泣けないのに隣で号泣している人がいるから気になって、

顔を覗き込んでみたら以前会っていた鈴だった…

で…一星が近くのカフェに誘って会話を…という、

ベタはベタでもごく自然な展開で魅せていれば、脱落者も少なかったでしょうに…(笑)

 

 

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罠の戦争 2話 感想|虻川撃退作戦は成功でも、結末が既に心配に…

 

 

面白いですね。

罠をテーマにしているだけあってか、

亨(草彅剛)はきっともう先回りしているんだろうなぁ…というのは割と読めていて、

その点では驚きが少ないと言えば少ないのですが。

彼が危険的な状況に追い込まれそうな様子を少し長く描く事で、緊迫感を煽ったり、

先に伏線を張っておいて、溜めて溜めて…から種明かしをしたりと

罠のからくりを焦らし過ぎない程度に、上手い事隠しながら見せていっているので、

仕掛けられる側の「やられた!」感を主人公目線で味わえる作品として

純粋に楽しめる仕上がりになっています。

 

そして、妻・可南子(井川遥)の絡ませ方も良いなぁと。

復讐劇関係なく、妻や子供の登場する家庭パートって、

主人公と直接関わりのないエピソードやネタが多いために

話の腰を折ってしまう傾向にあるんですけど(個人的印象)。

前回での「一緒に闘おう」という宣言通り、

家庭パートは家庭パートでも、可南子が亨の作戦に協力的になっている描写がほとんどで、

本作の言葉を借りるなら"秘書"的存在として、既にポジションを確立しているのが伺えるのが

テンポの良さに繋がっている気がします。

「何気ない日常がいかに幸せだったか…」を映す回想の尺も、丁度良い塩梅に収まっています。

 

ただ、2話の時点で虻川(田口浩正)が解雇となると…

鷲津家を陥れた相手が今はっきり分かるのが、犬飼(本田博太郎)と

息子を突き落としたと思われる黒パーカーの男しかいないとなると、

(全10話だと想定して)残り8話でどんな展開をしてくるのかが気になりますね。

まぁ…「罠の戦争」というタイトルになっているくらいですから、

そのうち、味方だと思い込んでいた"誰か"が裏切って、

折り返し地点になったタイミングで

亨が窮地に立たされる逆転の流れになるのか?とは踏んでいますが…

その中で完全に信じきれていないのは、

蛯沢(杉野遥亮)、鷹野(小澤征悦)、鴨井(片平なぎさ)辺りでしょうか?

まだ本格的な出番がない総理大臣・竜崎(高橋克典)、

犬飼の息子・俊介(玉城裕規)もいる事ですし、

登場人物の多さを活かして、ここはもう一捻り、二捻りある事に期待したいです。

 

っていうか…2話にして、既に結末が心配になってきましたね。

人は刺すし、周囲にいるとウザったく感じる"虻"川だけに、

最終回は、復讐を遂げた亨が彼に刺されて

バッドエンドになるんじゃないかと危惧しております(汗)

亡くなってしまったら、もうその可能性は低くなるんですけどね。

事務所を解雇させられただけで、1人で自由に動き回れる時間が増えますからねぇ…(震)

本来泥臭く見える復讐を鮮やかに魅せている作品なだけに、

報われたまま終わって欲しいと思えてしまうのです。

 

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

回りくどい件は拡大放送が原因だとは分かっているので、あと何話かは様子見してみますが。

裏のドラマもありますし、感想の方はもう良いかなと…。

 

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

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スタンドUPスタート 1話 感想|いくらなんでも軽すぎるかと…(汗)

 

 

初っ端から「これはちょっと…」と嫌な予感はしていましたけど、

最後まで良い意味で裏切られる事なく終わってしまいました。

いちいち無駄な動きばかりする主人公にしろ、

(原作通りかは知らないけど)意味不明なプロレスシーンにしろ、

なぜか30分前に巻き戻すギミック展開にしろ、複数案件にしろ…

もう全てが「回りくどい」としか言いようがありません(汗)

 

肝心の「人を変えていく」ストーリーが筋道を立てて描かれていたら良かったんですけど、

好転していくまでの"間"がおざなりになっているようでは、

残念ながら、薄っぺらく見えてしまうんですよね。

例えば…林田(小手伸也)が帰宅した途端、妻も息子も避けるようにテーブルから離れる行為は

日々の不満やモヤモヤが溜まった結果なのに、

彼の仕事が順調で再び調子を取り戻したくらいで、

息子が「かっこいいじゃん」って言うのも、簡単に家族の仲が元通りになるのも

現実味に欠けている気がしますし。

音野の夫・圭一郎(大東駿介)の変化にしたって、今まで"頑張って家庭を支えてる自分"を

見下してる(と思い込んでいる)奈緒安達祐実)が気に食わなくて

高圧的な態度をとっていたのに、

奈緒の泣きの訴えに同情するようになって、会社を辞める件を受け入れたのも違和感。

まぁ…圭一郎側も、恨み言しか吐けないほど精神追いやられているんだろうなとは

素振りから察しはしましたが、

せめて、「自分より優位に立っといて悲劇のヒロイン面すんなや!」とか、

「会社を辞めろって、バカにしとんのか?」とか、

何か一言あっての本音での話し合いだったら、まだ納得出来たんじゃないでしょうか。

 

竜星涼さん演じる役もね…予告映像の時点で「ああ…」とは思いましたけど、

某朝ドラのあの破天荒キャラで知名度が上がってしまったからなのか、

しばらく似通った役が続きそうなのが、余計なお世話ながら気の毒です(泣)

 

回りくどい件は拡大放送が原因だとは分かっているので、あと何話かは様子見してみますが。

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ブラッシュアップライフ 3話 感想|台詞通り「最高だよ」!w

 

 

黒木華さんと野間口徹さん…

共演作的にも危ない関係性的にも「ゴシップ」じゃん(笑)っていうのは置いといて…。

いや〜、今回も楽しかったですねぇ。

何と言っても黒木華さん、ナイスキャスティングでした。

 

玲奈(黒木華)にカミングアウトしたらどんな反応で来るのか?を

3人でシミュレーションしてみた中盤。

個人的には、まさかのまさかで「うん、知ってたよ」という意外な返事を返す

ヤバい女性展開になるのかと予想して見ていたら…

妥当でありつつもちょっとだけ斜め上な答えで、

穿った考えをしてしまってごめんなさーい!って思っちゃいましたよ(笑)

で…さらに面白かったのは、ヤンキー口調。

見た目ふわふわ、喋り方おっとりでも、

感情的になると早口で捲し立てるし、パンクだって歌う…

そのギャップでインパクトを残すには、黒木華さんの佇まいがぴったりでしたし、

演技力の高さを改めて思い知らされたシーンでもありました。

 

そんなコミカルさも盛り込まれたゆる〜い日常描写はもちろんの事ですが、

ふと"哲学"めいた、考えさせられる要素も含ませている構成自体も

やっぱり魅力的に映るんですよね。

今回、特に"哲学"だなぁ…と(勝手に)感じたのは2点。

1周目と2週目で、自身が関わっている・いないの違いだけで

その人の人生がポジティブな方向に変わっていたのを引きずっている

麻美(安藤サクラ)の描写を通して、

人生は全てが上手くいくとは限らないから、自分の歩んだ道を信じるのみ…という

視聴者へのメッセージがさり気なく込められていた点と。

あのグラフは大分誇張されてはいましたが(笑)でも、うっすら現実味があるのも事実で、

自転車でよそ見していたのも含めて、

人が不意の事故で亡くなる可能性は、どの世代でも十分にある…というのを示した点。

本作の見所になっている「麻美のブラッシュアップライフが成功するのか?」を

引き立てるための"隠し味"程度に留めているのが、毎回凄いなぁと思うのです。

 

凄いで言えば…1話は「フリン シタラ バラス」で衝撃的な暗号を残して終わり、

2話は痴漢冤罪を晴らしたのを絡めた「逆転裁判」、

今回は、もしサバの道を選んでいたら、サバの味噌煮になって食べられて

短い生涯を遂げていたのかもしれない…という皮肉と、オチのつけ方も毎回外しませんね。

 

次回は「3度目の正直(になるかもしれない)」が本格化するって事で…

麻美が今度選んだ職業はTV局員!?

やり直し人生を満喫している感じですね(笑)

どんな結末へと向かうのか、ますます気になってしまいます。

 

 

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