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ファーストペンギン! 4話 感想|梱包問題だけは解決出来た模様。

 

 

社長になって下さい!と頼み込むほど、和佳(奈緒)のプロ根性を認めたくらいだから、

今度こそ本気でお魚ボックスに取り組んでくれるかと期待したら、

また「もうやらない」って。子供じゃないんだからさ…(苦笑)

 

今回の内容を見ていると、2話と3話の内容って必要なかったなぁと改めて思うんですよね。

特に2話ね。「俺の知らない所で話を進めてる」をぶり返していただけですから。

ぶっちゃけ言うと…初回のラストから今回の内容を直結させても

何ら支障がなかったような気もしています。

まぁ、それだと流石に端折られた部分も出てくるので…

例えば、初回のラストの流れで、2話は崖っぷちの状態から始まり、

もう後に引けなくなった主人公たちが

まずは手当たり次第に知人や琴平(渡辺大知)に送りつけて、

フィードバックを重ねたり、流山(速水もこみち)の振る舞いを受けて

魚がどんな風に流通されているのかを学んだりしながら

徐々に完成系へと近づけていく…という、"試行錯誤"を重点的に描いた話になっていたら、

ちゃんと「誰も挑戦した事のないビジネスをやっている」感じも出たんじゃないでしょうか。

 

っていうか…そもそも疑問なんですけど、

和佳はなぜ「東京で売る事」にこだわっているんですかね。

私が聞き逃しただけで、以前どこかで語っていたとか?

月100万の膨大な経費が出てしまう最大の原因って、そこにあるんじゃないかと思うんですよ。

舞台は山口県だから、東京まで行くとなったら交通費は食うし、時間もかかるし…

それを何回も繰り返したら、劇中でも言及されていた通りすぐ赤字に到達する訳で…

都心部で一番近い福岡や大阪を"実験場所"にしようと考えなかったのが不思議です。

 

そして、琴平を…じゃなくて、既にお付き合いのあるクライアントを

実験台にするのもかなり失礼。

向こうはお客さんに提供する側なんだから、

失敗したら「今回はここがダメだったね」では終わりません。

また似たような事を書きますが、ビニールを敷いてみて…プチプチを重ねてみて…を

琴平や知人に対して事前に試さなかったから、

代用品を買うという余計な出費が増えたんじゃないんですか?

 

なんか…勢いで突っ走る"主人公特性"を前面に出すのは良いんですが、

問題点の解決・改善が全然出来ていないから引っかかるんです。

終盤ではやっとお魚ボックスが軌道に乗り始めたようですけど、

それまでの流れがね…「氷使わせない」でケンカ…和佳のせいにするさんし船団員たち…

銀行に手を回した杉浦(梅沢富美男)…電話対応で大揉め…「わしゃもうボックスはやらん」…

騒動ばっかりで話が進まないので、なんだかなぁと。

 

和佳に内緒で、船団員たちが勝手にクレーム対応するという、

前回と同じく情報共有を怠ってしまった事。不十分な役割分担。金銭管理。

で…「運転資金さえあれば…」と言ってしまうほど、改善する意志が見えない主人公。

電話の受け答えであーだこーだと揉めるよりも前に、

今後の方針について話し合いを重ねる方が先じゃないか?と思えてなりませんでした。

 

ドラマなのにそこまで気にするか!?と言われそうですけどね。

でも、一度違和感を覚えたら中々消えないのが私なので…

公式が「リアル・サクセスストーリー」と銘打っているので…。

こういう考えの人もいるんだよって事で、お願いします(汗)

 

うーん、次回はまた、毎日模型作って暇そうにしている(苦笑)杉浦が悪さをするようですね。

正直、彼のパートはもう勘弁して欲しいです。

裏を優先しようかなぁ…どうしようかなぁ…。

 

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拾われた男 3話 感想|刺激し合って生きていく

 

 

はぁ〜〜〜〜………滅茶苦茶過ぎて楽しい…。

あの終盤のシーンのカオスさったらない(笑)

仲野太賀さんに、井川遥さんに、田辺桃子さんに、北香耶さんに、要潤さんに…

多くの登場人物が1つの場所に一気に集ってドタバタを繰り広げる事で生まれる可笑しみは、

やっぱり役者さんを揃えてこそ…だと思うし。

何より、諭(仲野太賀)が夢に向かってがむしゃらに突き進んでいく様を

描いていっている作品だから、あのシーンも"青春"の1ページに感じられていっそ清々しい。

事実は多少盛っているんでしょうけど、勢いがあるので全然気になりません。

笑えるやり取りのはずなのに、最後はなぜか目頭が熱くなってしまいました…。

 

今回は井川遥さんにもフォーカスを当てたお話に。

どう演じても「癒される」のレッテルばかりつけられて、殻を破れなくて、

もう女優を辞めようかと考える時期もあったのだそう。

諭と絡む人物としてもう1人、

映画撮影を共にした囚人役の男性(黒川大聖)の嫉妬も描かれましたが、

個人的には「求めたがっているのに求められない」不条理を経験する点で

2人は共通しているのかも…と思いながら見ておりました。

 

役者の話題で話が弾む諭と井川。

諭の生意気な態度にムカついた杉浦(田辺桃子)が

彼の住む家に殴り込みに行った事で、逆に井川の闘志を燃やす。

意外な繋がりもあってか、諭が運良く殴られ役になるまでを見ていて

不満そうにしていた男性が「あの表情じゃ通用しない」と本音をぶちまける。

で…そう言われたのがずっと心のどこかで引っかかり、1人練習を始めた諭が、

平山(北村有起哉)の後押しもあって

"ほんの好奇心"のつもりだった役者業を本気で目指すようになる。

 

いろんな人との出会いが巡り巡って、誰かの"役者魂"を刺激していく。

一歩踏み出す勇気にもなったりする。

人から人へとバトンタッチするかのように、

各々の変化を芋づる式で描いていく構成になっていたのが印象的でした。

まさしく「人生何が起こるか分からないからワクワクする」を体現した内容だった気がします。

 

フラメンコと振られる子(←無理やりw)のシンクロ具合にも笑わされましたね。

バン!と足を叩いて始まるショーで三角関係を匂わせる合図を出して…

諭のKYっぷりが加速していくのを拍手で表現して…

最後は怒った杉浦が「帰る!」と言った所でしっかりオチをつける。

あのシーンにフラメンコを選んだのも、

見た目はクールでも、中身は情熱的(衣装が赤いから)な

杉浦の人柄を表すためだったのでしょう。

再会した時は超ハード系になっていて、びっくりしましたw

 

一方で、唯一諭とは別世界にいる武史(草彅剛)の話は、何を意味しているのか気になります。

今の所、全く繋がっていませんからね。

向こうでは役者道を順調に歩んでいるようで…

彼も同じく、東京で頑張っている弟に対抗心を持っている事を示しているのでしょうか。

でも…今回のラストでようやく伊藤沙莉さんが登場してきた辺り、

そこの種明かしはまだまだお預けみたいです。

 

 

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silent 3話 感想|感情の蓋を開いた湊斗が切ない…

 

 

本作の演出は、ストレートに魅せに行く所から、さり気ない工夫が施されている所まで

こだわり抜いて作られているなぁ…という印象を毎回持つのですが、

その中でも1つ特筆しておきたいのが、本作のタイトル「silent」× 騒音という

相反する2つの要素を組み合わせたタイトルバック。

1話は、ザーザー降りの雨で起こされる紬(川口春奈)のシーンが。

2話は、耳に違和感を覚えるようになった想(目黒蓮)が、

律子(篠原涼子)にずっと耳鳴りがしている事を訴えるシーンが。

そして…今回は、踏切のサイレンが鳴ってから、遮断棒が降り始めるシーンが

タイトルバックとして使われました。

 

しかし、どれも「うるさい」から連想される音が

使われているのが共通点ではあるんですが、

今回に関してはそれだけではなく、何か"ターニングポイント"の意味も

含まれているんじゃないか…って気がしたんですよね。

踏切だけを映すなら分かるものの、紬の進む道を遮断棒で遮るようなカットだったから。

 

湊斗(鈴鹿央士)と紬の馴れ初めを描いた冒頭の回想から

前回のラストへとシームレスに繋がっていたのを察するに。

紬と遮断棒を同時に映したカットは、

今まで築き上げてきた紬と湊斗の関係性と、

"青春を共にした同級生"という、輝かしい思い出のまま時が止まっていた3人の関係性が

変わっていってしまうのを示すサインになっていて。

鳴り響く音は、湊斗が今まで蓋をしてきた感情が

どっと溢れ出してしまうのを示すサインになっているのかもしれない。

そんな風に想像してしまった訳です。

なので…切ない気持ちで見ていた1話、2話とは違い、

今回は「何か」が起こりそうな、ザワザワした気持ちで見始める事となりました。

 

前半は"予感"で済んでいたのが、約32分を過ぎた辺りで一気に"確信"へと変わります。

紬が湊斗を今では「湊斗」と呼び捨てしていると知った事。

「好きじゃない」そうはっきり言われてしまった=その文字を目にしてしまった事。

未練を断ち切るためだと分かっていても、辛いものがありました…。

そして、追い打ちをかけるような「嫉妬してイライラしている方が、

友達の病気を受け入れるよりもずっと楽だった」と告白する湊斗のラストシーン。

傷ついた女主人公を慰めたり、過ちを起こしそうな所を止めてくれたり…

友情は友情でも、そういった女性同士での友情をサブエピソードとして描くドラマを

何作も見てきただけに、男性同士というのはかなり新鮮で

(あっても同性愛のラブコメ…ただの偏見ですが)、

やはり湊斗を、ただの恋愛の添え物的立ち位置にする気はないのだと思い知らされましたね。

 

昔と今で線引きして割り切ろうとして、前向きな自分を演じ続けた紬。

耳の事で別れを告げた自分をまだ悔しく思っていて、未練が残り続けているであろう想。

紬と想が再会しているのを目の当たりにして、徐々に不安を覗かせていく湊斗。

ここまで3人の様子を見てきた限りだと、きっとこういう人となりなんだろう…

というのは何となく気づけてきて、だからこそ、温度差の違いにやきもきして。

その心境のぶつかり合いが大きな"ズレ"を生んでいく様は、

本当に見ていていたたまれなかったです。

 

で…今後はちょっと余談を挟んで。

これはほんの興味から後で調べてみた情報なのですが、

名前に「ちゃん」「くん」を付ける手話は一応、

名前の後に左手の人差し指を右の方へ向ける…という形で表せるそうなんです。

それを知った上で見返してみた所、

想の妹・萌(桜田ひより)はその手話を「湊斗+くん」って感じで使っていましたが、

紬はあくまでも現状は「手話を使って話がしたい」を最優先しているからなのか

想と湊斗のどちらも呼び捨ての表現になっていました。

想も、彼女がそこまでは習っていないと分かっていたんでしょうね。

初見の時点でも、動作を見れば何となくのニュアンスで掴めてしまうのが手話なら、

ダイレクトに伝わる分、気を遣わないと聞き手側の解釈が

異なってしまいがちなのが文字だな…と思いながら見ていましたが、

手話事情を知ってからだと、

彼がなぜショックを受けたのか?もより鮮明に見えてきたのが面白かったです。

ドラマの楽しみ方の1つでもありますね。

 

あんなに明るくてキラキラした人だったのに、想に別れを告げられてからは

自分をすり減らす日々を送っていたのかも…という空白の時間が伺える紬の"あの後"も。

想がわざと知らんぷりして振り返ったら、ワンコのような笑顔を見せてきた湊斗の

2人のやり取りが、今では残酷なものとして帰ってきたのも。

何気なく点けていたお笑い番組が、逆にさみしさを引き立てていたのも。

印象的なシーンは他にもたくさんあるんですが、

全部拾っていったらとっ散らかった感想になりそうなのでね…(苦笑)

それくらい、1秒1秒を見逃したくないと思わせる作品です。

 

 

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エルピスー希望、あるいは災いー 1話 感想|挑戦状を叩きつけて来た感。

 

 

へぇ…なるほど…な初回。

個人的には、初回を見ただけではまだ「これは間違いなく面白い!」と

絶賛するまでには至っておらず、

どちらかと言うと、甘いカフェラテに混ざっていた砂糖が

口の中にずっとまとわりついている…みたいな、そんな感じでした。

つまり、じわじわと余韻が残るタイプの作品です。

 

近年のドラマは、分かりやすい導入にするのと、

中間地点で描かれそうな内容を2,3話辺りに持ってくるスピーディな展開が多くなっていて、

もはや最近ではそれが主流になりつつあるのに対して、

本作は今のそういった"流行り"とは逆行した作りになっています。

まぁ、こうは書いたものの、物語がサクサク進んでいくのも、

先がもう読めている話を引っ張ったり、何も進展がない内容で何話も引き延ばされたりするよりは

全然良いと思っているので、特に否定はしません。

 

でも…本作の何がよく出来ていたかって、

下手したら「導入部分が長い」「結局何を描きたいの?」と言われそうな内容を

あえて逆手にとって、断片的な情報を全体に散りばめる事で"ノイズ"を作って

視聴者を引きつけていった所。

もっと具体的に書くとするなら、テレビ業界のお仕事事情を

拓朗(眞栄田郷敦)のモノローグを通してコミカルに…

事前情報の割には空回って見えるくらいに?進んでいった冒頭だったのが、

開始13分辺りからの、ヘアメイク・大山(三浦透子)が拓朗に

録音したのを聞かせて脅迫するシーンをきっかけに、

ちょっとした異質感を徐々に覚えさせる展開になっていたのが良かったです。

 

「飲み込みたくないものを、飲み込まない」が本作のテーマなんでしょうね。

何となく、「石子と羽男」がずっと唱え続けてきた

「声を上げたって良い。声を上げてくれれば、法律は守ってくれる」に

通ずるものがあります。

本当は口に出して吐きたい鬱憤は、現実世界ではいろんな"しがらみ"があって吐く事が出来ず、

その代わりに何かを食べたり飲んだりして吐く…の

繰り返しだったであろう恵那(長澤まさみ)が、

自分が強く伝えたいもの以外はもうそうはしない!という決意表明ともとれるラストは、

劇伴の後押しもあってか、とても頼もしく見えました。

 

まだよく分かっていない恵那や拓朗、正一(鈴木亮平)の謎がある以上、

今後どういう方向に転がっていくのか不透明ではありますし。

それ故に、登場人物の話を膨らませ過ぎて、

回を重ねるごとに話が散漫にならないかという不安も拭い切れてはいませんが…

「次も見てみたい」気持ちにさせられたのは確かです。

次回以降も見守っていこうと思います。

 

 

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PICU 小児集中治療室 3話 感想|悠太くん、結局どうなった?

 

 

初回の内容へと軌道修正していった感じですね。

いや、むしろ、武四郎(吉沢亮)を"不器用で未熟な新人医師"としてではなく

"1人の医師"として描いたのは今回が初めてだったので、「お?」と思わされました。

 

主人公がミスを起こして、自分が担当した患者が自暴自棄になるのを目の当たりにして、

反省して学んでいく…という成長パートも、

本作のテーマが「小児科での新人お仕事奮闘記」だったら、

見応えがある…で終わっていたんですよね。

(まぁそうでなくても、あのパート自体、見応えはありましたが。)

でも、私が前回の内容を見てちょっと引っかかっていたのは、

舞台が「医療体制が整っていない未完成の小児科施設」で、

「その施設が理想形になるまで」を主軸とした作品なのに…?という所。

斬新な設定なのにもかかわらず、従来の医療ドラマの形式に

落ち着いてしまっている所にギクシャクしていたんです。

 

極論を言えば、本作の場合は、患者の症状の具合や治療経過を描くよりも、

PICUが1話内でどこまで理想形に近づけられたかを

重点的に描く事が大切だと思っています。

その点を踏まえて考えれば、後半に人員確保のくだりを持ってきたのも

ちゃんと"らしさ"が見えました。

元々乗り気ではなかったのに、武四郎の熱意に心動かされて加入を決めた…というあの流れは

正直、4分程度で済ませるには綺麗過ぎる気はしましたし、

PICUにとって一段階進んだ回なだけに、もっとそこに尺を割いた内容にして欲しかった

気持ちもなくはないんですが。

でも、その他にも、前回私が「こうなったら良いな」と勝手に思っていた

武四郎と植野(安田顕)とで反省点や目標を共有するやり取りや、

ドクターヘリの不備から来る医療の限界、時間内での戦いなど

本作のテーマに沿った要素が様々な形で含まれていたお陰で、

軸のブレなさを最も感じさせた物語にはなったんじゃないかな…とは思います。

 

綿貫(木村文乃)の訴訟問題については、

今の所、話を広げる意味を見出せていないんですが。

植野の過去に人手不足が絡んでいたように、

彼女の設定にもきっと、現代の医療問題に繋がる"何か"があるんだろう…と

好意的に捉える事にしておきます。

 

ところで…悠太(高杉真宙)の件、今回で完結しなかったとはね。

てっきり彼がPICUに異動する回だと思っていましたし、

でないなら、屋上から飛び降りようとするショッキングなシーンで終わるのでは…?と

予想していましたが、そうでもなく。

2話でもう仲間入りした昨日のドラマを見ただけに、本作も同じ流れになるのかとつい…。

まぁでも、いずれその展開は来るんでしょうね。

 

 

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霊媒探偵・城塚翡翠 2話 雑感|既にワンパターン化しつつあるような?

 

 

うーん…降霊展開をなくして一応変化をつけているとは言え、

事件が起きる→翡翠(清原果耶)の能力に頼る→

その結果に従って香月(瀬戸康史)が手がかりを探す

という単調な構図になっている感じは否めないんですよねぇ。

それだったらいっそ、翡翠が誰かを指さして

「犯人はこの人です…」という流れに振り切った方が、

彼女を頼るのにもまだ納得出来るような気がしています。

 

そうでなければ、翡翠が既に気づいていても、香月に全ては教えず、

彼の論理的な推理で事件を解決へと導けるように、さり気なく助言する…とか。

あるいは、超能力を使い過ぎたために、力尽きて途中から使えなくなってしまった

彼女の代わりに、後半は香月のターンにして彼の活躍を見せる…とか。

原作があるのは知っているんですが、

各々の得意分野を活かして謎解きしていく"コンビモノ"じゃなくて、

やっぱり"主人公ありき"で話が進んでいるように見えるから気になるんです。

 

2話にして、もうワンパターン化しつつありますね…。

事件パートにイマイチ面白味が感じられないなら、

主人公の縦軸で興味が持てれば良かったんですが、今の所そんな匂わせもなく(汗)

という事で、前回の感想でも書いた通り、今後は視聴のみとなりそうです。

 

こんな少ない文字数なら記事にせずに、追記として書き足せよ!とツッコまれそうですが、

シェアしたい気持ちがあったので…。とりあえずの備忘録でした。

 

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アトムの童 2話 感想|ラブコールで後輩くんが仲間入り

 

 

ある意味、ガバガバセキュリティでしたね…w

ゲームがSAGASにパクられた背景を知っておきながら、

なぜかそっち側にいる隼人(松下洸平)に社外秘のゲームを見せちゃうし。

じいさんズも気にしていないようだし。

ジョン・ドゥへの思い入れが強い隼人じゃなかったら、日曜劇場の今までの作品から考えたら

情報を盗み取られる展開になるからね!?と思いっきりツッコんでしまいましたよ(笑)

 

そんな感じで、基本的にはご都合主義な流れで進んでいってはいるんですが…

でも、ツッコミで終わらないのが本作なんですよねぇ。

今回は、那由他(山﨑賢人)と隼人の"責任取り"から来る友情の熱さに泣かされました。

 

2人の関係性を描くのに一番グッと来たのは、

橋のシーンでの「寄り」「どアップ」切り替えを巧みに使った演出。

どアップ演出は、日曜劇場の池井戸作品(を手がけたスタッフ)ならお馴染みの手法なのですが、

本来は、周りの情報が削ぎとられる分、登場人物の表情や台詞が

よりダイレクトに伝わって来るという特徴を持っている…と思っています。

本作ではその特徴をきちんと汲み取り、那由他と隼人の人柄を表すものとして

上手く消化されている気がしました。

 

最初は、相手に向けて話している状況を分かりやすくするために、

片方が喋っている時は、1つの画面にもう片方の後ろ姿も映す。

隼人がSAGAS側に就いた理由を察した那由他が、彼の心境を代弁し、

核心を突く言葉を言ったタイミングで、さらに人物を寄せて撮ったカメラワークへと変わる。

お互い本音をぶつけた事で、長い間離れていた2人の距離が

縮まり始めたのを示す演出…ともとれます。

そして、引き止めるタイミングで、初めてどアップ演出を取り入れる。

「俺がここにいんだろ!」…ここのくだりは何だか、少年漫画を読んでいるようで

胸が熱くなりましたね。

 

そこからは、寄せのカメラワークをベースにしてやり取りを見せながらも、

ラブコールを送る那由他、一度決めた覚悟は中々捨てられない隼人でどアップにする。

どアップ演出を効果的に使った事によって、

那由他は、大好きな物や大事に思っている人に対して伝える言葉に

全く嘘がない真っ直ぐな性格で、

隼人は、もうこれ以上仲間を巻き込まないようにと、1人で罪を背負って抱え込もうとする

責任感の強い性格であると読み取れる作りになっていたのが良かったです。

2人じゃないとゲームのアイデアは生まれない。相棒ってやつですねぇ。

ゲームプレイのスタイルでも触れられていましたが、

2人のキャラが"攻め"と"守り"で真逆になっているのも、コンビならではの設定で

これまた面白かったです。

 

ただ、内容全体を踏まえて、1つ惜しいなぁ…と思う点を挙げるとするなら、

海(岸井ゆきの)がジョン・ドゥの解散の経緯を知る時の見せ方ですかね。

CM明けで、また次のCMが入るまでの約10分間を、

森田(岡部大)から真相を教えてもらう場面でまるまる使ってしまったために、

ワンクッション置かれて、物語の進行を止められたような感覚は覚えました。

那由他か隼人から聞かされるのなら納得行きますが、

3人と特に深い繋がりのない、那由他をネカフェに居候させているってだけの彼が

なんで解説者の立場に回っているんだろう…?という疑問もあったんですよね。

 

そこで思うのは…例えば、「辛そうな顔してた」と海が明かすシーンがあったじゃないですか。

会場でのシーンを見る限り、彼女は既にそう感じていたはず。

なら、もう一度どこかで隼人と偶然会う展開にして、

表情の事を言って図星をつかれた彼が、全てではないものの過去を話して…

それからあの回想を挟んで…

去り際に残した意味深な言葉の真意を、森田に代わりに教えてもらう(補足する)…

という形をとった方が、停滞感も薄まったんじゃないかという気はします。

 

しかし、「こんな設定・展開だったら…」と思う部分もあるものの、

決める所はバシッと決める演出のお陰で、

現段階では、今期のラインナップの中で上位に来ている作品です。

次回は財務顧問が赴任してからのお話。

まぁ…前後の内容的に、騙されるパターンでしょうね(笑)

そのまま退場するのか、

那由他の熱量にやられてもう1人社員が増えるオチになるのか、楽しみです。

 

 

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君の花になる 1話 感想|もうそろそろ胸キュン路線から離れてみては…?

 

 

私自身も好きなボーイズグループはいるし、現場も何度か行った事はあるので、

駆け出し状態の彼らを見ているとそのグループと重なって、応援したくはなるんですけど、

まぁ何と言っても、主人公の出しゃばり具合が見ていられなくて…。

弾(高橋文哉)と同じく「うるさい!」って、何度も言っちゃいましたよ(滝汗)

 

もう既に聞き飽きたツッコミだとは思いますが、寮母である必要があったんですかねぇ。

突如任された新人マネージャーの設定の方が、まだしっくり来たと思うんですよね。

芸能事情も現場も何にも知らない、入って間もない寮母が

経験値重ねたマネージャーに対してあれだけ前のめりで物申してきたら、

そのグループとは二度と仕事したくない…ってなるはずで。

彼女の余計なお世話っぷりは、教師の名残から来ているとも解釈出来るんですが、

肝心の"挫折"の描写も曖昧なのが、主人公へのモヤモヤに拍車をかけてしまっています。

中の人の演技とか関係なく、キャラがずっと単調に見えたので、

例えば、いつも明るく接していても、ふとした時に"影"を感じさせるような演出があったら、

視聴者の見る目も少し違っていたのかもしれません…。

 

8LOOMの披露時のカメラワークも、あす花(本田翼)やライバル側のファンが

感動するほどではないというか…。

1人の衣装は体操着っぽいというか…(苦笑)

配信1位とか、グッズのバリエーションとか、元々8人だったから「8LOOM」だったとか、

設定の節々にはリアリティはあるんですが、

それだけに、ボーイズグループの"要"となるパフォーマンスには

もっと力を入れて欲しかったです。

 

で…今度は、本作だけでなく、火10枠作品全体の話になりますが、

2年前にヒットした「恋はつづくよどこまでも」以降、

胸キュン路線にこだわり続けているのが

どうも足枷になってしまっている気がするんですよねぇ。

確かに、スタートアップ企業や耳の聴こえない主人公、婚活、出版社と

舞台や題材は毎回変えてきてはいます。

(まぁ…本作の場合は、音楽絡みの恋愛モノ、条件付きの設定から

「ファイトソング」と被ってしまってはいますが)

ただ…どの作品にも胸キュン要素をくっつけるから、メインの描写が疎かになって

みんな同じように見えてしまう。

本作だって、着地点は弾との両想いになるんでしょう…あの感じだと。

 

別に、1つにこだわり続ける作りは火10枠に限った話ではなく、

基本的に手堅いジャンルでローテーションしている某枠、

物語の構造は勧善懲悪で似ている某枠…いろいろあります。

でも、火10枠に関しては、それで内容の質を落としてしまっている事が問題だと思ってます。

身勝手な考えなのは重々承知していますが、

もうそろそろ、根本的な所でイメチェンを図った方が

良いんじゃないかという気すらしますね…。

 

冒頭でも書いた通り、気になる部分はあるので引き続き視聴はしますが、

胸キュン演出とあす花へのイライラが先行して、ネガティブな感想になりそうなので、

感想は初回のみとさせていただきます。

 

 

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ジャパニーズスタイル 1話 感想|チャレンジングではあるけど…

 

 

ミュージカルや吉本新喜劇によく通う人だったら、ついて行けるのかなぁ。

個人的には、さっぱり分からないまま終わってしまった…(汗)

笑いのツボって人それぞれな訳で、大衆的に好かれるコメディを作るのは

やっぱり難しい事なのだと実感させられた初回でした。

 

笑える雰囲気を醸し出してはいるものの、イマイチ笑い所が分からなかったのは、

ぎゅうぎゅうに敷き詰められた台詞量にありますかね。

とにかく膨大な上に、ドラマでは必ずある"間"がほとんど用意されていないのです。

仕切りなしに行われる会話劇は、もう既に各々がどんなキャラクターか

十分に掴めている状態だったら楽しめるのかもしれませんが、

初回で、しかも初期設定の紹介すらされていないまま台詞がどんどん飛び交うので、

全体の雰囲気よりも、1つ1つの台詞を追うのに必死になってしまいます。

で…理解しようとした途端、また次の台詞が被さってくるから内容について行けなくなる。

だから流すしかない…の繰り返し。

普段は感想を書くために、ドラマを見ながらパソコンかスマホでメモを取る事が多いんですが、

パソコンのキーボードを打つ手を止めて、画面をじーっと見ていても、

正直、あんまり頭に入ってきませんでした…。

 

あと、これは私個人の好みですが…

バラエティ番組でたまに挿入される笑い声や、

誰かが食べている時の「ガブッ」「パクッ」の効果音が好きではありません。

なので、本作の笑い声の効果音風演出も、クドさの方が勝ってしまいました。

"ライブ感"を出したくて取り入れているのは分かるんです。

でも何と言うか、頻繁に挿入されると「はいここで笑ってー!」って

無理強いされている気がして苦手なんですよね…。

 

"ライブ感"は、舞台の演者と、実際に舞台を見ている観客の関係性があって

初めて成立するものであって、テレビで見ているのとはまた感覚が違います。

そこを前提とするなら…拍手を効果的に使うしかないのかなぁと。

例えば…「笑っていいとも!」でタモリさんが表舞台にお出になって、

指揮をとられた時に行われる"お約束"がありますよね?

本作もそんな感じで、登場人物の誰かで十八番のシーンを作って、

(ルーシー(市川実日子)が毎回変な舞をする…でもアリ)

覚えやすいリズムで視聴者にも手を叩いてもらうよう誘導して

盛り上げていく…という形をとった方が、

家で見ているはずなのになぜかその場で見ているような

不思議な面白さが生まれるんじゃないかと思います。

 

うーん…金子茂樹脚本だという期待と、笑いのツボに合うかな?という不安

半々での視聴となりましたが、どうやら後者の方に傾いてしまったようですね。

唯一クスッと出来たのは、哲郎(仲野太賀)が敷地内に入ろうとする時に

素早く足を止める桃代(檀れい)のキレの良さくらいでしょうか。

 

今期の偶然が重なって、

「拾われた男」が役者さんの生き様を撮るドキュメンタリー映像なら、

本作は本番だなぁ…と感じさせる裏表具合は興味深いんですが、

次回も同じような作りだと、感想どころか視聴継続すら難しいかもしれないです。

「俺の話は長い」「コントが始まる」を生み出した金子脚本なので

見続けたいんですけどね…。

回を重ねるごとに、息の合った作品になる事を願うしかありません。

 

 

10/30追記:

2話も見ました。印象はほぼ変わりません。

演出に関してもう1つ気づいた事を付け加えるとするなら、

話す側と聞く側…たまに全体 でカメラワークを切り替えるんじゃなくて、

そのやり取りを見ている外野のリアクションをたまに映してみても

面白いんじゃないかと思った次第です。

 

今期よくお見かけする松尾諭さんと仲野太賀さんの冒頭の共演が、個人的ハイライトでした。

あとは会話が右から左に流れる…そんな感じです。

金子茂樹さんの挑戦は見届けさせていただくつもりですが、

感想はやっぱり初回のみとします。

 

 

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親愛なる僕へ殺意をこめて 3話 感想|サイ退場。グロシーンも減ってくる?

 

 

佐井(尾上松也)が接近してくると、毎回ゾッとしてしまうんですが、

それと同時に、ツッコミポイントにもなるんですよね(笑)

今回の場合で言えば…気絶している彼をよそに、

エイジ(山田涼介)と京花(門脇麦)がハグしているのを見て

「ハグしてないで、さっさと縄解いて逃げろ!!!」ですねw

鍵を漁るにしても、せめてもう一発殴ってから確認するべきですし。

身体を動かしたら起こしているようなもんですし(苦笑)

そもそも、女性1人で行かせるのは中々に酷でしたよねぇ。

山田涼介さんの血糊も…コスプレ用メイクかな?と思ってしまったのでした。

 

まぁそれは置いといて。

内容自体は、時間軸の過剰なイジリが減って、

純粋にサスペンスとして楽しめる内容になっていましたね。

回想が加えられたとしても、ナミ(川栄李奈)と葉子(浅川梨奈)の場合は

後々の作戦の"伏線"でちゃんと意味のある挿入になっていましたし、

全体的には、映像で見せて時々台詞で補足…という形をとっていたのが功を奏しました。

あとは、エイジが事件(と佐井)に振り回されていく様をメインに描く。

 

最初から現在進行形の構成になっていれば回りくどく感じなかったのに…

と思う所もありますが、今回で改善されてきたのは良かったです。

この調子だと、新章となる次回以降も期待出来そうですね。

 

そして、佐井が退場した事で、新たに気になる人物が浮かび上がって来ました。

「最近ずっと家に帰っていない」「お前が事件に入れ込んでるのも分かるが」と

言われていた桃井(桜井ユキ)です。

佐井を躊躇なく撃ったシーンは、刑事としての一線を超えているようにも感じさせました。

彼女の闇が明かされる時は来るのか…?

キャストが怪しい方ばかりなだけに、

各々の登場人物の動向も、引き続き注目していきたいです。

 

 

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