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魔法のリノベ 2話 感想|かわいいをお裾分けしてもらった気分♪

 

 

良いですねぇ。

2話にしてブーストがかかってきました。

「臭い、嫌い、毒キノコ!」「君の詫び力凄いね!」

この台詞は原作由来なのかもしれませんが、

台詞自体ただでさえワードセンス抜群で面白いのに、

それをコメディ経験も多数で安定感のある役者さんが言うから

ますます面白さに磨きがかかるんですよねぇ(笑)

 

そして、今回のゲストは、野間口徹さんと

浦安鉄筋家族」からの刺客とも言える水野美紀さん。

基本的に相手を大切に想っている真面目な役を演じながらも、

真面目になり過ぎない、浮き過ぎない程度に

付き合いたての頃を想像させる初々しい一面も織り交ぜた匙加減が良くて。

前回よりも依頼人の日常が垣間見える描写になっていたのもプラスされて、

2人の"幸せ"はこれからも続くんだろうなぁ…というのが伝わってくる、

見ていて微笑ましくなれる夫婦の可愛らしさを堪能した話だったと思います。

 

意外なのは、評判を見ていると、割と「演出が苦手」と言っている方が多いんですよね。

まぁ確かに、カメラワークが忙しない部分はありますし、

本筋から脱線した小ネタも盛り盛りなので、分からんでもないのかな?と。

でも、誰にも真似出来ない作品を作ろうと、

あそこまで振り切った作りにしてくれた方が個人的には好みですし、

カットが多い分、テンポもリズミカルになってくるので、丁度良い盛り込み具合だと思ってます。

あと、本作…主人公の敏腕さや解決方法の斬新さで魅せる

お仕事ドラマというジャンルに囚われず、

いろんな意味で"抜けた"仕上がりになっているのが、

週末までが長くてちょっと億劫になりがちな月曜日にぴったりで、見やすいんです。

情熱的で硬派な月9の後…というのも、ナイスな編成でした。

 

前回では仕事のスタイルの未熟さが目立った玄之介(間宮祥太朗)が

今回ではトラブルが起こった際に高い回避能力を発揮し、

一方で、仕事の出来るイメージだった小梅(波瑠)は、私情が入るとミスをしてしまうという

それぞれの長所短所も、案件と重ねながら明確に描かれました。

この…完全に優れた人や、完全にポンコツな人って分けるのではなく、

どちらも少しだけ"弱さ"を抱えていて、それが時々チラ見えする人物造形なのが、

このご時世もあってより感情移入しやすい上に、

馴染みやすさにも繋がってくるような気もしています。

 

リノベーションの着地点は、子供だった時に強く感じていた"ときめき"が

掘り起こされるかのようなワクワク感があって楽しいですし、

コンビでの自然体な会話には純粋にクスッとさせられますし。

全体的に肩肘張らずに見られるのが良いですね。

OP映像の作りも、これからまったり楽しんでね…と案内してくれているようで素敵。

次回は事故物件のリノベーションだそうで(笑)

夏に持って来いの題材ではありますが、本作が向かう結末はハッピーエンドなので、

どんな風にほっこり話になっていくのか、期待したいです。

 

 

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新・信長公記 1話 感想|私が入学した学校は、戦国武将だらけの学校だったーー

 


イケメンだらけの戦国武将たちと、クラスではなぜか女子1人だけという構図で、

これは「私が入学した学校は、戦国武将だらけの学校だったーー」から始まる

乙女ゲーの話になるんじゃないかと思っていましたが、やっぱりそんな感じでしたね(笑)

 

とりあえず、みやび(山田杏奈)が歌を歌えば、

信長(永瀬廉)がミュージカルのように戦う…というトンチキラスト

お決まりの展開になる事を確信。

そして、毎回1人ずつ戦国武将の戦闘方法を解説しては、各々の勇姿に惚れさせ、

「さぁ、あなたはどの戦国武将と恋をする?」で

視聴者を迷わせる構成になる事も確信。←多分違うw

次回は…調理実習という名のイベントで親密度を高めてもらうんでしょうかね。←多分違(ry

 

ただ、「ナンバMG5」を彷彿とさせる弾け切った満島真之介さんや、

チープ感が逆に邪悪な柄本明さんの登場の仕方を筆頭に、

基本的にはキャラクターのカオスっぷりで笑わされっぱなしだったものの、

中盤以降は本題から脱線した小ネタや台詞が続いて

話が間延びしていた感は否めませんでした。

あと心配なのは…「クラスメイトが戦国武将」という設定が

"出オチ"で終わらないかどうか?ですかね。

お馴染みのフォーマットに頼らず、次回の調理実習のように、

"青春あるある"が詰まった学校行事に戦国武将が絡んだらどんな化学反応が生まれるか…

という風変わりな話で味変してくれる事にも期待したいです。

 

まぁでも、当時夢小説にハマってよく書いていたであろう視聴者や

歴史好きの方はもちろん、この時期からちょうど夏休みが始まる子供と、

老若男女気軽に楽しめる内容になっているのは間違いないですね。

日10枠は考察ドラマよりも、コメディに飛んだ作品の方が当たりなイメージがあります。

私も今後はトンデモ展開にツッコミを入れつつ、気軽に楽しみながら見ようと思います。

…という訳で、感想は初回のみです!

 

 

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オールドルーキー 4話 感想|父と娘、二人三脚での"けじめ"

 

 

完全なる主人公回でしたね(笑)

まぁでも…今回に関しては、ある意味"1話完結パート"とも言える、

新町(綾野剛)と塔子(芳根京子)が担当するスポーツ選手のマネジメントを企画する話は、

潔く端折って正解だったと思います。

だって…個人的に、本作の何にモヤモヤしていたかって、

いろんな現役選手と関わってきて「やっぱり自分も…」と迷いが生まれるカットが

一瞬差し込まれているくらいで良いものを、

テーマが何なのか霞むほど、ランニングとか家庭での葛藤シーンとかを

ずっと盛り込んでいる所にありましたから(苦笑)

だから、あれだけ「主人公がサッカーにけじめをつける回」として作ってくれたら、

見やすくなるもんなんですよね。

 

定年退職する教師やアナウンサーのように、花束をもらって最後に挨拶する場所が

しっかり設けられている恵まれた選手なんて、恐らくほんの一握りかもしれない。

一区切りつけられないまま、現実を受け入れて諦める選手の方が大多数だろうに、

場所もユニフォームもチームもビクトリーに手配して引退試合をやってもらおうとする

果奈子(榮倉奈々)は甘すぎるんじゃないか…と思っていましたが、

それは泉実(新垣来実)に学ばせるためでもあって、終わり良ければ全て良しという事で。

ベタはベタながら、親子互いの心が通じ合うラストにはうっかり泣かされてしまいました。

 

理解してくれそうな年頃の泉実が

なぜあそこまで頑固になっていたのかはよく分からずじまいだったものの、

少なからず、小さい頃にテレビで見た"かっこいいパパ"が、

今では気持ちがふらついていて仕事にも本気を出せてない父親になってしまったのに

受け入れられていない部分もあったんだろうし。

それにきっと、生き生きとした顔で

「サッカーやってた頃より、すっごいかっこいいパパになるから!」

と言葉をかけてくれるのを待っていた…と脳内補完しておけば良いんでしょう。

何にせよ、もう不機嫌そうな顔ではなく、自然体な表情を見せてくれそうで、

そこは安心です(笑)

 

今日が2人にとって"新しい誕生日"であり、これから娘とともに"第2章"が始まる…

そんな2人の静かな胸の高鳴りを映し出してくれるかのような主題歌の入りも美しかったですね。

もしかしたら、最終回のラストでは○年後に飛んで、

サッカー選手になった娘のマネジメントを新町が担当する…なんて展開もあるのかもしれません。

 

今まではサッカーへの未練が断ち切れずにいた描写が続いたあまり、

マネジメントの仕事に誠意を持って向き合っているようには見えない上に、

社長の好意に甘えて胡坐をかいているイメージが残りっぱなしだった新町。

やっとこさ、長い葛藤が終わりました。

完全に断ち切った次回以降から、彼の熱意と"マネジメント"を

真摯に見せてくれる事に期待したい…としか今は言えませんね。

本作に対する印象がここから大きく変わってくれる事を願ってます。

 

ところで…推しが誰かと結婚して悔しいんなら、

その憎き相手の名前を覚えているもんじゃないんですかね?(笑)

履歴書を見て、あれ…サッカー選手…もしかして…ってw

 

 

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初恋の悪魔 2話 感想|事件パートに必要性を感じないのがなぁ〜

 

 

初回にあった初期設定の紹介がなくなった分、

4人でのやり取りにも台詞の面白味が増して、キャラクターも大分色づいてきて

ほぼほぼ"形"が出来上がった感じですね。

話の流れは前回と似たようなものだけれども、

少なからず、本題に入るまでの"回りくどさ"は緩和されたような気がします。

今回の内容を見る限りは、今後もあのスタイルで行くんでしょう。

 

ただ…世間的に好評な中で書くのは忍びないんですが、

個人的には、正直まだハマれていないんですよねぇ。

理由は何となく分かるんです。

捜査権のない4人が事件を解決する斬新さを描きたいのか、

それぞれ過去に傷を負っている4人が互いに寄り添い合い支えられていく"変化"を描きたいのか…

今はそのどちらにも絞りきれていない中途半端さを感じるから、

どういう物語として見たら良いのか困惑するんだと思います。

 

例えば…冒頭では、事件現場での様子を一部チラ見せしてきましたよね?

それを見たら、今回取り上げるのはこの事件で、

それを4人が推理していく事になるんだろうな…という"導入部分"だと思うじゃないですか。

でも、実際は、そういった展開で、あたかも事件の解決をメインにしているように見せて、

あくまでも4人の背景(今回だったら"兄弟の後悔")とやんわりリンクさせるためだけの

役割として終わっており、

結果、群像劇"もどき"の仕上がりになってしまっている。

だから、結局、真相がどうだったのか、犯人が誰だったのかもぼやかされて、

消化不良感が残るんです(汗)

葬式でのくだりだの、オープンマリッジだの、1話完結型の事件とは無関係の

登場人物にまつわる物事の描写が多すぎるのも、話をややこしくさせている気がします。

 

これ、思うんですけど、登場人物の過去や秘密の深堀りを控えて、

舞台ならではの面白さに特化した会話劇で楽しませる、シンプルな作りのミステリーにするか、

「事件を解決していく」というコンセプトはナシにして、

第一線にはなれなかった者たちの不条理さやもがきを描いて共感を誘う

ヒューマンドラマにするか、最初から片方だけで良かったんじゃないですかね。

悠日(仲野太賀)と星砂(松岡茉優)の川辺でのシーンも、"単体"として見たら、

最も"坂元裕二脚本らしさ"を感じさせてうっとり見入ってしまいましたが…

"連続ドラマ"として見たら、たったの2話で

あそこまでむき出しの感情を吐露する展開が来るのには少し唐突感を覚えました。

 

なんか、全体的にしっちゃかめっちゃかになっていて勿体ないです。

同じような事を書きそうになったら、もしかしたら感想をやめる可能性も出てきましたな…(汗)

 

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NICE FLIGHT! 1話 感想|JALとファンだけが喜びそうな…

 

 

防衛省BANDAIJリーグなど、

今期は全面協力を売りの1つとしているドラマが散見されましたが、

本作が最もフル活用した作りになっていました。

 

まぁ、これも「視聴者を取り込む」ための1つの手法であり、

大手企業が関わる以上は、少なからず、イメージが損なわれる事のないように

内容にもある程度の力を入れるでしょうから、私としてはアリだと思ってはいるんです。

ただ…見ていると、全面協力感を出せば出すほど

良いってもんじゃないんだなぁとも気づかされるんですよね。

だって…JALのロゴがついた飛行機を何度も見せられて、

プロモーションビデオかと錯覚しそうになりましたからw

他にも、空港内で様々な職業の人が働いているシーンや、

飛行機の内部を紹介するシーンも盛り込まれていたためか、

純粋な「ドラマ内エピソード」であるはずの

飛行機に乗るのが怖い中学生を優しく説得する粋(玉森裕太)のくだりなんかも、

安心・安全な旅を提供し続けて長年信頼されているJALのブランド力の高さを

彼に台詞で代弁させる形でアピールしているようにしか思えませんでしたとさ…(笑)

 

プロモーションビデオに寄っているから、"ドラマ"として見るとあまり内容に集中出来ないし、

「30代のリアルなラブストーリー」をうたっている割には、

偶然から始まる少女漫画あるある展開を散りばめたり、恋愛にうつつを抜かして

意見交換会という名の合コンを行う空港関係者たちの緩さが伺えたりで、

何だか全体的に、コンセプトと実際に向かっている方向が

ちぐはぐになっているのも気になります。

 

特に疑問なのは、変な嘘をついたライバルの存在。

大人のドラマで、あんな子供っぽい事を考える登場人物を

配置する必要あります…?とモヤモヤしっぱなしです。

そして、肝心の彼は、声の正体が渋谷(中村アン)だとは全く気づかない。

なんで??

いや、気づいてくれ。いや…せめて、"ひと聞き惚れ"したなら

「もしかして…?」くらいは思ってくれ…とツッコミたくなるのも仕方ないでしょう(苦笑)

 

まさか声のくだりを引っ張るとは想像してもみなかったので、

視聴者だけがとっくに知っている情報を延々と引き延ばされて、

面倒臭い女性に振り回される粋の様子を描き続ける展開になるんだったら、

ちょっと見る気が湧かないな…と思うのでした。

 

粋の心を落ち着かせる素敵な声の持ち主である渋谷の見せ方も、

他の人と同じくサラッと人物紹介した上で見せるのではなく、

緊張気味だった粋が初めてその声を聞いてから

口元アップ→顔見せ の順で紹介する見せ方にした方が、

本作の特徴である「声に惚れた」という動機が視覚的に伝わりやすいし、

彼にとってその声が"特別"である事に説得力を持たせられたのかもしれません。

ヒロインなのにもかかわらず、平凡な紹介がされているのが

個人的には気になりました。

 

うーん…何だか期待していたのと違うものを見せられた感。

次回予告ではもう渋谷の実家に遊びに行っている辺り、

若者向けのラブコメやラブストーリーを多く生み出している

火10の雰囲気を彷彿とさせますね。

新人ではなく、中堅どころの主人公を描く物語だっただけに、

もっと"仕事に対しての真摯さ""大人の余裕・頼もしさ"が垣間見える

作りであって欲しかったです。

 

とりあえず様子見してみますが、

金曜日は既に感想を毎回書くと決めている某作品と、

今後も書き続ける事をまだ諦めていない某作品の2作品があるので、

本作の感想は初回のみとさせていただきます。

 

最後に余談…阿部ちゃんはまんま阿部ちゃんでしたね(笑)

 

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初恋の悪魔 1話 感想|坂元作品にしては薄めかも…

 

 

私自身、坂元作品の根強いファンって訳ではないのですが、

これまで見てきた「最高の離婚」「いつかこの恋を思い出して〜」

「カルテット」「anone」「大豆田とわ子と三人の元夫」は

どれも波長が合うなぁとは思っていて。

だから、坂元裕二さんの描かれる脚本は間違いないと踏んで

本作にも期待していた部分もあったし、

上記で挙げた作品に共通した「初回から目が離せない会話劇」

「"陰"が見え隠れしてどこか放っておけない人物像」で

また楽しませてもらえるんだろうなぁというワクワク感もありました。

しかし、いざ初回を見てみると、こう書きたくはなかったんですが…

坂元作品にしては、物語の方向性、人物のキャラ付け、会話劇、

あらゆる方面において薄味に終わってしまったような気がします。

 

まず、何と言っても、形が整うまでが遅すぎたんですよね。

物語がどんな方向に行きたいのかが何となく掴めたのは、

放送してから約30分後というテンポの悪さ。

本作のテーマは「小洒落てこじれたミステリアスコメディ」だそうですが、

「ミステリー」と「コメディ」という、本来相容れないようなジャンルを上手く消化しきれず、

コメディを淡々とシュールに見せる前半と

4人で謎解きをして真相を掴んでいく後半とで乖離していて、

「結局、何がメインなの?」と思わずにはいられない

どちらも中途半端な作りになってしまっていたのが残念でした。

 

まぁ…初回には初期設定の紹介が付き物とは言え、

せめて、本筋とは無関係な要素をもう少し端折るか、

4人のキャラを濃くして、聞いているだけでいちいちツボを突いてくる

会話劇が全体的に散りばめられていたら、この違和感も減ったのかもしれません。

うーん、どちらにせよ、本筋に突入するまでのやり取りが

あまり楽しめるものではなかった…というのが、

初回で惹かれなかった一番の原因ではありますかね。

 

そして、坂元作品はただでさえ視聴者をふるい落とす作品なのに、

昨今でブームになっている「真犯人は誰か?」で

SNSで盛り上げさせる"考察"要素が盛り込まれているのがまた

コメディの歯切れの悪くして、難解さを生むんだと思います。

あとは…劇伴担当・SOIL&"PIMP"SESSIONSだとお馴染みの

サクソフォン(?)風の音楽が、

"小洒落ている"イメージを強く押し出しすぎているために、

涼しい顔で淡々と"物語をこなしている"ような感覚を覚えてしまう気もします。

誤解して欲しくないのは、

決して、ご本人の音楽スタイルが微妙って言っている訳ではないんです。

単に、本作が目指す方向と相性が"今回は"合っていなかった…それだけなんです。

…もう言っても、しょうがないっちゃしょうがないんですけどね。

ここは慣れるしかないんでしょう。

 

個人的には、今まではどれも初回から「面白そう!」と思えた作品が多かったので、

今回はレアケースでちょっと困惑しています。

回りくどい人物説明が減った分、次回から見やすくなると良いんですが…

 

 

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純愛ディソナンス 2話 感想|3話にしてもう第2部突入!?

 

 

劇中で不協和音について触れていた箇所がありましたが、

本作の内容自体も、不協和音になるように展開していってるなぁ…と。

 

端的に言うと、どういう方向に行こうとしているのかはまだ掴めてはいないんですよね。

2人の関係も"心を通わせる"過程を描く程度で

「禁断の恋」までには辿り着いていない印象があるし、

謎を散りばめる描写も随所に見られる。

…でも、進路も真相も恋の進展も分からないまま、次回はもう5年後の世界。

いろんな要素が盛りだくさんなので、

下手するとジャンルが迷子で終わってしまわないだろうか…

恋の結末をきっちり描いてくれるのかどうか…

と不安を感じながら見ているのが、正直な気持ちなんです(笑)

 

ただ、冒頭で「本作の内容自体も、不協和音になるように」と書いたように、

"破綻している"とは思わないのは、

冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)が教師と生徒の関係である以上

「自分の気持ちなんて、説明したって生徒(冴)には分かりやしない」と"壁"を作っていたのが

ある日どっと崩れるまで…を、正樹が常に後悔の念に駆られ続けていた

「小坂の死の理由」と絡めながら描かれていたからなんですよね。

ラブストーリーとサスペンスという異なるジャンルが、

実は細〜い根っこの部分では共存出来ているというのか。

多くは語られないものの、冴に対してぴしゃりと遮るような様子やモノローグを

定期的に挿入したのも、2人の揺るがない関係性を物語らせていて。

視聴者にそう強く印象づけさせた所で、最後はひっくり返す…という

"意外性"の見せ方も良かったです。

 

あとは…冴の格好がほとんど制服な事かな。

レストランなら制服にする必要がないのに、そこでも制服って事は、

教師と生徒が恋に落ちる物語であると強調したいからなんでしょうね。

ずっと同じ服装でいてくれるお陰で、本来どんな話なのかが視覚的に分かりやすいし、

テーマを見失いにくい…っていう利点がある。ここもさり気ない工夫だったと思います。

 

そして、これは最近気づいた事ですが、ライティングにもこだわる演出も好み。

土方政人さんが演出に携わった今回の方が、より顕著だったんじゃないかと。

不協和音でデュエット演奏する時の、鍵盤に優しいオレンジの光が照らされていくのも

美しかったんですが、個人的に一番良いなぁ…と思えたのは、「もう良いよ」のシーン。

確か、バックに2つ隣接していた街灯が画面に収まるようなカットだったんですよねぇ。

その街灯の淡く黄色い光が、気持ちが少しでも分かち合えて、1つになった2人の喜びを

ささやかに見守っているような気がして、何だか勝手にグッときてしまいました。

 

3話にして、もう学校が舞台じゃなくなるという急展開。

制服という名の"枷"が外れた次回からが、試金石になるような気がします。

でも、演技派揃いなのもあって、純粋に見入ってしまいますし、純粋に先が気になりますね。

まだまだ期待したいと思います。

 

 

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純愛ディソナンス 2話 感想|3話にしてもう第2部突入!?

 

 

劇中で不協和音について触れていた箇所がありましたが、

本作の内容自体も、不協和音になるように展開していってるなぁ…と。

 

端的に言うと、どういう方向に行こうとしているのかはまだ掴めてはいないんですよね。

2人の関係も"惹かれ合う"過程を描く程度で

「禁断の恋」までには辿り着いていない印象があるし、

謎を散りばめる描写も随所に見られる。

…でも、進路も真相も恋の進展も分からないまま、次回はもう5年後の世界。

いろんな要素が盛りだくさんなので、

下手するとジャンルが迷子で終わってしまわないだろうか…

恋の結末をきっちり描いてくれるのかどうか…

と不安を感じながら見ているのが、正直な気持ちなんです(笑)

 

ただ、冒頭で「本作の内容自体も、不協和音になるように」と書いたように、

"破綻している"とは思わないのは、

冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)が教師と生徒の関係である以上

「自分の気持ちなんて、説明したって生徒(冴)には分かりやしない」と"壁"を作っていたのが

ある日どっと崩れるまで…を、正樹が常に後悔の念に駆られ続けていた

「小坂の死の理由」と絡めながら描かれていたからなんですよね。

ラブストーリーとサスペンスという異なるジャンルが、

実は細〜い根っこの部分では共存出来ているというのか。

多くは語られないものの、冴に対してぴしゃりと遮るような様子やモノローグを

定期的に挿入したのも、2人の揺るがない関係性を物語らせていて。

視聴者にそう強く印象づけさせた所で、最後はひっくり返す…という

"意外性"の見せ方も良かったです。

 

あとは…冴の格好がほとんど制服な事かな。

レストランなら制服にする必要がないのに、そこでも制服って事は、

教師と生徒が恋に落ちる物語であると強調したいからなんでしょうね。

ずっと同じ服装でいてくれるお陰で、本来どんな話なのかが視覚的に分かりやすいし、

テーマを見失いにくい…っていう利点がある。ここもさり気ない工夫だったと思います。

 

そして、これは最近気づいた事ですが、ライティングにもこだわる演出も好み。

土方政人さんが演出に携わった今回の方が、より顕著だったんじゃないかと。

不協和音でデュエット演奏する時の、鍵盤に優しいオレンジの光が照らされていくのも

美しかったんですが、個人的に一番良いなぁ…と思えたのは、「もう良いよ」のシーン。

確か、バックに2つ隣接していた街灯が画面に収まるようなカットだったんですよねぇ。

その街灯の淡く黄色い光が、気持ちが少しでも分かち合えて、1つになった2人の喜びを

ささやかに見守っているような気がして、何だか勝手にグッときてしまいました。

 

3話にして、もう学校が舞台じゃなくなるという急展開。

制服という名の"枷"が外れた次回からが、試金石になるような気がします。

でも、演技派揃いなのもあって、純粋に見入ってしまいますし、純粋に先が気になりますね。

まだまだ期待したいと思います。

 

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家庭教師のトラコ 1話 感想|6歳の子による、はじめてのしゃっきん。

 

 

今までに遊川作品を見た事がある方は皆口を揃えて言うだろうし、

私もその印象が一番に来たので、言ってしまうんですけど(笑)

冒頭から、ザ・遊川ワールド満載の初回でしたね。

直近の作品を挙げるとすると、「ハケン占い師アタル」「同期のサクラ」「となりのチカラ」

などの系譜で、今回は「癖あり訳ありの異彩を放った主人公が、

家族(or組織)の綻びに踏み入っては意識改革を起こしていく」という話を

家庭教師バージョンでお送りする…といった感じ。

そう…近年は、あの手この手で設定を変えても、

伝えたいとするメッセージは根本的に同じ傾向にあるので、

ターゲットとなる登場人物との接近シーンはとにかく主人公を過激に見せて、

社会への問題提起をした割に、最後は何となくファンタジーで解決して終わり…

という先の展開を読めてしまうのが惜しい所ではあるんですよねぇ。

本作もそうなるだろうと分かっていたから特に期待はしていなかったし。

実際、本当にそうなりましたからね(笑)

そのうち、"あるある"の火事回も出てきそう。

 

個人的には、元も子もない事を言ってしまいすみませんが…

"お金の大切さ"を描くなら、6歳の子供ではあまりにも幼すぎたのではないかと思います。

本編を見ていると、確かに「学力よりも発想力重視」のお受験も現実世界に存在するから、

ああやって1万円をどうするかを子供に考えさせて実践させるのも

良い経験にはなるんだろうなぁ…とは思うんですが、

6歳となると、まだまだ親に甘えていたいし、自分の考えや気持ちを理論的に

説明出来ない事だってある…(知恵(加藤柚凪)は最後はすらすらと説明出来ていたけどw)

そんな年頃なんじゃないですかね?

その設定にしたからか、この脚本自体も、子供や親がどんな反応をするかも

トラコ(橋本愛)が全て掌握しているかのような"予定調和感"を覚えて腑に落ちませんでしたし、

何だか甘ちゃんな解決方法に見えてしまいました。

例えば…もう少し自我が確立した、中学受験を目指す年齢にしていたら、

昇給も難しい企業がある世の中で、使い果たした1万円が手元に返ってくるまで

どれだけの労力や時間が必要か?

"楽"を選んだら選んだ分だけ、比例するように"縛り"も増えていくとはどんなものなのか?

といったシビアな部分にもっと踏み込めたのかもしれません。

まぁ、どうしても6歳の子で考えるなら…かなり酷ですが、

1万円分のおこづかいをコツコツ貯める流れにしてみてもアリだったのかも…ですね。

働いて稼ごうとする考えの方が多いでしょうから。

 

今回は中村家に焦点が当たった内容になっていた訳ですが、

初回から中村家・下山家・上原家(上中下!)の

家庭環境&年齢バラバラの3家族を同時進行で、そして、次回は下山家の回となると、

話が全体的にとっ散らかっていきそうで心配でもあります。

なぜ1つの家族の成長に絞らなかったのか…?

納得の行く答えが出てくるんなら良いですが、

これまでの経験上、回を重ねるごとに

モヤモヤが募っていく可能性の方が高いですからねぇ…(汗)

 

実は、一緒に裏番組を見ている母が、今日は外出していて私は留守番状態で、

たまたま本作の初回が放送される日だったので、こっちをリアタイしたんですが…。

あっちは微妙ですし、かと言って、こっちは同じ印象を持ちそうなので、

どちらの感想を書くか迷いどころではあります。最悪、感想を書かない日になるのか?

うーん…(笑)

 

 

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プリズム 2話 感想|「プリズム」の本質に触れて行きそう…?

 

 

前回が「なんじゃこりゃ」の連続で、

今回は、2人が友達以上恋人未満になっている"状態"からのスタートだった分、

まだ見られるようになったかな…という印象。

終盤の方で「あ、そう言えば胸キュンシーン入れるの忘れてたわ〜」と言わんばかりに

デートシーンを足しているのはちょっと笑っちゃいましたがw

全然許容範囲です。

 

本作が取り扱っている「セクシュアリティ」と「ジェンダー」。

皐月の父・耕太郎(吉田栄作)の恋人が、同年代の水川(岡田義徳)ではなく、

もう少し若い俳優さんだったら

"ズレ"が緩和されたのかもしれませんが…(本人は悪くないです)

どうもメインで描く皐月(杉咲花)と陸(藤原季節)2人が20代で若々しく、

杉咲花さんが童顔なのもあって、2人の恋愛過程がつい少女漫画でありがちな

キラキラしたラブストーリーに見えてしまって(これもお2人は悪くないです)。

脚本家や演出家がそういう意図で作っているにしても、

上記に挙げたテーマが考えさせられる、深いものになっているだけに、

本作の持つ大人の雰囲気と、王道胸キュン要素が画面上で喧嘩してしまっている所に

むず痒さを覚えていたんですよね。

だから、今回は、「嘘をつかれた」と言う母・梨沙子若村麻由美)の心境、

家族の幸せな時間を育んでくれた物は、"家族だけ"の思い出であって欲しい…と考える

皐月の、本人では言葉にしがたいような複雑な気持ちに

スポットを当てた内容になっていたお陰で、

物語の向かう所が大分掴めるようにはなりました。

要は、母と同じ道を辿っていくんですね…何となくハッピーエンドにはならなそうで切ない。

 

それにしても、放送開始から44分でやっと本格的に登場してくる森山未來さん…

うう…焦らしますなぁ(笑)

でも、白石(森山未來)の反応と、その前のバーでの回想で

陸についても少しだけ理解出来ましたよ。

前回のレストランも含め、基本的に人のプライバシーに介入していく性格なのは、

彼女の父と自分が似ていて、少なからず、自分や、自分の家族と同じような

悲しみを経験して欲しくないという想いもあり。

一方で、1対1になると曖昧な反応しかしないのは、自分の気持ちに迷いがあったから…だった。

まぁ、皐月が彼に惹かれた理由はまだ解せないにしろ(苦笑)

彼の方は、最後まで見て腑に落ちました。

だったら、恋愛を加速させるような事はせず、

初回のラストで何か理由がありそうな描写が施されていたら、

彼もただの空気読めない人間ではないのかも…?と思えて

初回でリタイアする視聴者も少なかったでしょうにねぇ。

本当、私でも「この人無理だわ…」って思いましたからw

 

今目の前にいる人と過ごす時間が"幸せ"だと思う気持ちが本当なら、

あの頃"幸せ"だと感じていた自分は嘘になるのか。

あるいは…あの頃、目の前にいた人と過ごした時間が"幸せ"だと思う気持ちが本当なら、

今"幸せ"だと感じている自分は嘘になるのか。

この葛藤を多方面で描き、それぞれの心の中で揺れ動く"プリズム"になっていく…

そんな物語なのかもしれません。

という訳で、もう少し見てみるつもりです。

 

 

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