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魔法のリノベ 4話 感想|桜子の件は解決したって事で良いのか…?

 

 

残念ながら、前回と同じような感想になりそうです。

というか…悪化してますね(汗)

 

本題となる「お客さんのお悩み解決」はもちろん、

ちょっぴり欠点のある小梅(波瑠)と玄之介(間宮祥太朗)の2人が

互いに補い合う成長物語も描いて行く作りなら、

"再生""修復"の意味を持つ「リノベーション」という言葉に適っていると思うんですけど。

前回と今回で話を広げたのって、どうしても本作で描く必要性が見出せない、

別ジャンルのドラマで盛り込んでも通用しそうな「恋愛のもつれ」なんですよね。

だから、個人的には、異物が混ざり込んだようで少し鬱陶しく感じてしまいますし、

そもそも、主人公でもお客さんでもない、

ましてや、まるふくの社員でもない他人の過去なんて、あんまり興味ないと言いますか…(汗)

う〜ん…案件に取り組み始める前か、終わった後にまとめて描くのなら

まだマシに映ったかもしれませんが(これは前回の感想でも書きました…)、

果たして、わざわざ本筋の流れを遮ってまで進めるべき内容だったのかどうか?と

疑問でしかありませんでした。

だって、回想まで挿入するんですもん…。恋愛のもつれ話が長過ぎて、

あれ?仕事って今どこまで行ってるんだっけ?と、一瞬忘れそうになりましたよ(苦笑)

 

案件自体が面白く、せっかくほっこり出来る仕上がりになっているので、

これ以上脱線しないで欲しいです。

今回ばかりは、内容に集中しづらかったです…。

まぁでも、ラストで桜子(北香耶)が別の男性を連れてきていた辺り、

久保寺(金子大地)と話つけて、丸く収まったって事で良いんでしょうかね?

なんか…「腹を割って話す」を節々でヒントとして訴えかけていた割には、

ここだけやんわりと済まされた気がしなくもないんですが…

解決出来たって解釈で合ってるんですよね??(苦笑)

何だか煮え切らない終わり方でしたけども。

 

元彼と元カノのいざこざ話がなくなるなら、今後は見やすくなるかと安堵したのも束の間、

桜子の件の代わりに、今度は玄之介の次男の件で話を引っ掻き回しそうな予感もしております。

どうか、2人の成長と"お仕事ドラマ"を重点的に描いてくれた

1話2話の頃の内容に戻りますように…。

 

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オールドルーキー 6話 感想|助けてあげたいと思わせるのもまた才能。

 

 

正社員になってから初めてのお仕事。

"お仕事ドラマ"としては、やけに順調に進んだなぁ…とツッコミたくもなるんだけれども、

"日曜日の夜に見るドラマ"としては、余韻を壊すような展開を加えたりせず、

ハッピーエンドはハッピーエンドのままで

終わってくれるのが良いなぁ…と思ったりもしています。

幸せな気分のまま月曜日を迎えるって、割と大事な事ではありますからね。

主題歌も、それを後押ししてくれるかのような曲調で、

作風との相性とバッチリなんですよねぇ。

 

内容自体も、「ようやく見たいものが見られた…」そんな感じがしています。

誰かとコンビを組んでいた下っ端時代と違い、独り立ちの物語ではあるんですが、

仲間の助けを求めるくだりをガッツリ入れた事で、"チーム"で動く話になっているし。

同時に、主人公には何が欠けていて、逆にどんな才能を持っているのか…という

特性や個性を明確にした事で、新人社員がこれから奮闘していくであろう

"お仕事成長記"としてかなり見映えが良くなったように思います。

おまけに、主人公だけを目立たせたりせず、それぞれの登場人物も

彼に巻き込まれる形できちんとキャラの描き分けがされている上に、

状況の似ている新垣(浅利陽介)との関わりを通して、

新町(綾野剛)が一歩ステップアップしていく姿もさり気なく描いた。

前回の感想でも言ったように、この最も理想的な内容が3話辺りに来ていれば

今まで感じていた構成のグダグダ感も減っただろうし、

なぜか2話で同時進行で描かれた梅屋敷(増田貴久)のエピソードも、

1話分まるまる彼にスポットライトを当てられる

"味変回"的な余裕が生まれたんじゃないかとは思いますが…まぁ、もう過去の事は良いでしょう。

 

ちなみに、もう1つ個人的に良かったのは、

果奈子(榮倉奈々)の話を前面に押し出さなかった所ですかね。

確かに彼女の出番はちょいちょいあるのですが、本筋を食う事なく。

でもって、新町の"心の支え"になるように、静かに存在感を残しながら絡ませていく。

旦那の新垣との将来を不安視する妻・あかね(阿部純子)の描写があったのも

効いていたのかもしれません。

 

後半戦に突入して、ようやく「良い」と思える回が出てくる

遅咲きの作品にはなってしまいましたが、

今後もこの調子で"仕事"と"成長"に踏み込んだ仕上がりになってくれれば…と思います。

 

ところで、最後に余談なんですが…

協力する気のない梅屋敷の「俺は手伝いませんからね」「どうぞどうぞ」

「…あ〜もう!やっぱり手伝いますよ!」という一連の流れを見て、

ダチョウ倶楽部みたいだなぁ…と思いながらクスッとしていたんですが、

その後に肥後克広さんがゲスト出演されるとは驚きでした(笑)

一瞬肥後さんだと分かりませんでした。俳優の風格…漂われてましたね。

 

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純愛ディソナンス 4話 感想|誰が一番ゲスいか選手権

 

 

人情に溢れた善人役もカラッとした悪人役も、基本何でもこなせる光石研さんですけど、

私はあそこまで腹黒くて、思わず声を出して怯えてしまうほどダークな光石さんを

今までで見た事ない気がしますよ…(笑)

終盤の「は」だか「ふ」だか分からない発音で、2音目のトーンが僅かに上がる笑い方が

本当に人に対して心を持っていない感じが伝わってきて恐ろしい。

前時間の某ドラマの龍河くん…ますます可哀想可愛く見えてくるんだろうなぁw

 

さて、内容の方は、一休みさせる気なんてないと言っても良いくらいには

もの凄い展開になってきていますね。

現時点で第一部のみ出演の冴の母・静(富田靖子)を筆頭に、

愛菜美(比嘉愛未)や賢治(光石研)で繰り広げる「誰が一番ゲスいか選手権」に

路加(佐藤隆太)も参戦…といった所でしょうか。

相関図のあちらこちらで、複雑に絡み合っています。

複雑に絡み合い過ぎて、先が全く読めなくなってきております(笑)

 

ただ、第一部でもそうでしたが、大風呂敷を広げるだけ広げて

主人公の存在感や話が霞んでしまう…なんて事がないんですよね。

それぞれに事情は付き物だけど、恐らく、全てのエピソードに共通しているのは"因縁"。

何と言うか…"因縁"から生まれる物語である事を、ブレずに描き続けている印象があります。

嫉妬だったり、憎悪だったり、束縛心だったり、欲望だったり…

そういった感情が高ぶるまでの過程を各方面で描写する形で、丁寧に肉付けしていって、

最終的に冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)の"禁断の関係性"を強調する。

この盛り上げ方が中々上手いですし、構成もよく捻られていると思いますし、

何度も言うようですが…これを複数体制の脚本でやっているっていうのが驚きなんです。

 

愛菜美のおもちゃにされている冴と、

賢治のおもちゃにされている正樹の構図も興味深く視聴。

大人になって家族から離れれば、自由を得られると思いきや、

今度は別の誰かによって翻弄されていく2人…というのが

ずっと描きたかった話なんだろうなぁ…と、想像しながら見ております。

クールに見せているつもりでも、弱っている所に目の前に差し出された優しさに

つい寄りかかってしまう辺り、正樹も"しがらみ"から逃れる事はないのかもしれません。

 

次回予告はまた…何だかボリューミーな香りが漂っていますねぇ。

「誰が一番ゲスいか選手権」をしばらく棄権していた静がやっと復活!?

という事で、今からワクワクそわそわしております(笑)

 

今期のコミカル系ドラマの何作品かに、哲学的な要素がほんのり込められている分、

ひたすら"されるがまま"を楽しむサスペンスはかなり貴重ですね。

 

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純愛ディソナンス 4話 感想|誰が一番ゲスいか選手権

 

 

人情に溢れた善人役もカラッとした悪人役も、基本何でもこなせる光石研さんですけど、

私はあそこまで腹黒くて、思わず声を出して怯えてしまうほどダークな光石さんを

今までで見た事ない気がしますよ…(笑)

終盤の「は」だか「ふ」だか分からない発音で、2音目のトーンが僅かに上がる笑い方が

本当に人に対して心を持っていない感じが伝わってきて恐ろしい。

前時間の某ドラマの龍河くん…ますます可哀想可愛く見えてくるんだろうなぁw

 

さて、内容の方は、一休みさせる気なんてないと言っても良いくらいには

もの凄い展開になってきていますね。

現時点で第一部のみ出演の冴の母・静(富田靖子)を筆頭に、

愛菜美(比嘉愛未)や賢治(光石研)で繰り広げる「誰が一番ゲスいか選手権」に

路加(佐藤隆太)も参戦…といった所でしょうか。

相関図のあちらこちらで、複雑に絡み合っています。

複雑に絡み合い過ぎて、先が全く読めなくなってきております(笑)

 

ただ、第一部でもそうでしたが、大風呂敷を広げるだけ広げて

主人公の存在感や話が霞んでしまう…なんて事がないんですよね。

それぞれに事情は付き物だけど、恐らく、全てのエピソードに共通しているのは"因縁"。

何と言うか…"因縁"から生まれる物語である事を、ブレずに描き続けている印象があります。

嫉妬だったり、憎悪だったり、束縛心だったり、欲望だったり…

そういった感情が高ぶるまでの過程を各方面で描写する形で、丁寧に肉付けしていって、

最終的に冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)の"禁断の関係性"を強調する。

この盛り上げ方が中々上手いですし、構成もよく捻られていると思いますし、

何度も言うようですが…これを複数体制の脚本でやっているっていうのが驚きなんです。

 

愛菜美のおもちゃにされている冴と、

賢治のおもちゃにされている正樹の構図も興味深く視聴。

大人になって家族から離れれば、自由を得られると思いきや、

今度は別の誰かによって翻弄されていく2人…というのが

ずっと描きたかった話なんだろうなぁ…と、想像しながら見ております。

クールに見せているつもりでも、弱っている所に目の前に差し出された優しさに

つい寄りかかってしまう辺り、正樹も"しがらみ"から逃れる事はないのかもしれません。

 

次回予告はまた…何だかボリューミーな香りが漂っていますねぇ。

「誰が一番ゲスいか選手権」をしばらく棄権していた静がやっと復活!?

という事で、今からワクワクそわそわしております(笑)

 

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人情に溢れた善人役もカラッとした悪人役も、基本何でもこなせる光石研さんですけど、

私はあそこまで腹黒くて、思わず声を出して怯えてしまうほどダークな光石さんを

今までで見た事ない気がしますよ…(笑)

終盤の「は」だか「ふ」だか分からない発音で、2音目のトーンが僅かに上がる笑い方が

本当に人に対して心を持っていない感じが伝わってきて恐ろしい。

前時間の某ドラマの龍河くん…ますます可哀想可愛く見えてくるんだろうなぁw

 

さて、内容の方は、一休みさせる気なんてないと言っても良いくらいには

もの凄い展開になってきていますね。

現時点で第一部のみ出演の冴の母・静(富田靖子)を筆頭に、

愛菜美(比嘉愛未)や賢治(光石研)で繰り広げる「誰が一番ゲスいか選手権」に

路加(佐藤隆太)も参戦…といった所でしょうか。

相関図のあちらこちらで、複雑に絡み合っています。

複雑に絡み合い過ぎて、先が全く読めなくなってきております(笑)

 

ただ、第一部でもそうでしたが、大風呂敷を広げるだけ広げて

主人公の存在感や話が霞んでしまう…なんて事がないんですよね。

それぞれに事情は付き物だけど、恐らく、全てのエピソードに共通しているのは"因縁"。

何と言うか…"因縁"から生まれる物語である事を、ブレずに描き続けている印象があります。

嫉妬だったり、憎悪だったり、束縛心だったり、欲望だったり…

そういった感情が高ぶるまでの過程を各方面で描写する形で、丁寧に肉付けしていって、

最終的に冴(吉川愛)と正樹(中島裕翔)の"禁断の関係性"を強調する。

この盛り上げ方が中々上手いですし、構成もよく捻られていると思いますし、

何度も言うようですが…これを複数体制の脚本でやっているっていうのが驚きなんです。

 

愛菜美のおもちゃにされている冴と、

賢治のおもちゃにされている正樹の構図も興味深く視聴。

大人になって家族から離れれば、自由を得られると思いきや、

今度は別の誰かによって翻弄されていく2人…というのが

ずっと描きたかった話なんだろうなぁ…と、想像しながら見ております。

クールに見せているつもりでも、弱っている所に目の前に差し出された優しさに

つい寄りかかってしまう辺り、正樹も"しがらみ"から逃れる事はないのかもしれません。

 

次回予告はまた…何だかボリューミーな香りが漂っていますねぇ。

「誰が一番ゲスいか選手権」をしばらく棄権していた静がやっと復活!?

という事で、今からワクワクそわそわしております(笑)

 

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プリズム 4話 感想|足踏み状態が余計にそわそわさせられる…

 

 

この作品に原作はないんですが。

回を重ねるごとに、心の機微を描いた小説を、映像を通して立体化しているような

そんな感覚に陥ってしまうんですよねぇ…。

そしてそれは、心の機微を自然体に演じられる役者さんでなければ成立しない…とも言えます。

 

皐月(杉咲花)と陸(藤原季節)、白石(森山未來)の3人でおにぎりを食べながら

素で笑っているかのようなシーンも、

この素朴で幸せな時間がいつまでも続かない切なさを感じさせて印象に残ったんですけど、

個人的には、婚約報告を受けてついつい下を向いてしまう

耕太郎(吉田栄作)の様子が妙にリアルで。

返しが朴訥としている所なんかは"お父さん"らしいなぁ…と。

後でかなり台詞で描き起こされてはいたものの(笑)

あの下を向く演技だけで、自分の秘密や妻との関係性を娘に背負わせてしまった申し訳なさとか、

ゆっくりゆっくり噛み締めていく事で実感する娘の幸せとか、そこから得られる安堵の気持ちとか、

感情がグラデーションに変化していく様を味わえたのは、

流石ベテランの技だな…と思わされたのでした。

 

内容自体は、急展開だった今までとは違い、足踏み状態。

それが逆に、陸と白石の関係性を知り、皐月が大きなショックを受ける事になる

"前触れ"のようにも感じられて、そわそわさせられてしまいます。

あんなに理解出来なかった母の気持ちに寄り添えるようになるのも、時間の問題…。

ガーデンやテラリウムなど、基本的に自然に囲まれた中で物語が進んで行っているから

今の所癒されている"つもり"になっているだけで、

脚本家の浅野妙子さんが本気を出したら、ドロドロした展開が待ち受けているんでしょうねぇ。

 

あ、そうそう。

相手が望まないプライベートな事をベラベラ喋って

さり気なく嫌がらせしてきたあの女性社員の件は、

個人的にベタ過ぎて、あんまりそこの陰湿さで引っ張らないで欲しいな〜と思っていたので、

皐月の人となりをすんなりと理解してくれたのには安心しました。

全体的に雰囲気の悪い職場ではありますが、

チームワークが問われる作業に私情を持ち込まない所は良い。

そして…分からず屋の剛(寛一郎)に

「実家が嫌なんじゃなくて、あんたが嫌なんじゃない?」と

ズバっと言ってくれたのにはスッキリ案件でした(笑)

 

 

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魔法のリノベ 3話 感想|エピ物件、響きも考え方も良いねぇ。

 

 

「凄いな。イベント盛り沢山だな。」

蔵之介(遠藤憲一)のこの台詞が、今回の内容全てを物語っていた気がします。

個人的には…う〜〜〜ん、久保寺(金子大地)のエピソードがちょっかい出し過ぎ!(苦笑)

それに尽きますね。

 

今回は事故物件だけあって、これまでとは展開の仕方が異色だった上に、

本作が元々小ネタやギャグに富んだ作りになっているので…

序盤か終盤どちらかにまとめて話を進めてくれるのなら、

まだ蛇足に感じなかったかもしれませんが。

お客様との面談、泊まり込み…といった純粋なお仕事パートの合間合間に挟み込むだけでなく、

本編に全く関係のない元カノとのいざこざを

1つの案件にガッツリ絡めてきたのは、いくら時間稼ぎとは言え

流石にやり過ぎだったように思います。

面白そうな案件だっただけに、もう少しその話を集中して見たかった…

久保寺のエピソードが抑えられていたら、

年の差夫婦の馴れ初めや、大舞台から離れて今の生活になった経緯にも触れられて、

関係性の真相や妊娠の発覚に後出しじゃんけん感を覚えづらかったのかも…

という勿体ない気持ちが強いです。

まぁ、夫婦の関係性の方に関しては、芸能のネット記事を玄之介(間宮祥太朗)が

読んでいた"フラグ"があったと言えばあったんですが、

それにしても、夫婦の悩みや住まいに対する価値観の描写が不足していたのかなぁと。

 

しかし、案件自体は今回も「全ての人に優しくあろう」という結末に落ち着いて、

"らしさ"を貫いた内容になっていたのは良かったです。

正直言うと、今回はたまたま素敵なエピソードだったから丸く収まったものの、

本当に心理的瑕疵物件だったら、どうやったら住んでもらえるようになるんだろう?という

具体的な解決策も見てみたかった気がしなくはないですが。

でも、病死や自然死といった、生きていく上では避けて通れない死も

事故物件という1つの括りにされて、そこで亡くなったからって

勝手に忌み嫌われてしまうのが現実ではあるんですよね…。

エピソード付き物件、略して「エピ物件」。

言葉の響き的に可愛いですし(笑)

この名前が世間に知れ渡っていけば、噂がどんどん広がって悪い評判をつけられて、

借り手がつかなくて困っている家主さんも減るのかなぁ…と思ってます。

 

物は考えようですね。

家はそこに住む人のいろんなエピソードを積み重ねて出来たもの。

家そのものが物語になっている…という考え方。

なんだか目から鱗でした。

今回は案件の良さだけを噛み締めたいですw

 

 

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オールドルーキー 5話 感想|塔子とのコンビが一番しっくり来るかも?

 

 

前回でサッカーへの未練を断ち切った事で、

ようやく"第二の人生"に挑む物語になった今回。

正社員になるくだりは5話までとっておいた上で、

この内容が2話か3話に来ていればな…という勿体なさはありますが、

シンプルに見やすくなったのは良かったです(笑)

自宅でもフェンシングの映像を見ながら仕事の話をしている様子から、

"ビジネス"ではなく"アスリート魂を持つ者同士"として

ちゃんと向き合いたいとする新町(綾野剛)の意志が感じられましたし、

家族もそんな彼を純粋に応援してくれているような描写になっています。

本筋とは基本関係ないプライベートな部分が、話の腰を折らなくなっただけでも

大きな変化だと思います。

 

ただ、見ていて気になったのは…

職場内でのコミカルなやり取りはもう少し控えめにしてもらった方が、

仕事に責任感持って取り組んでいるように見えるのかな?という事。

倒産危機状態の会社を救う…という物語ではないのに、

個人的には、この会社、潰れない?

この会社にマネジメントをお願いして大丈夫なのか??と思うほど軽いです(苦笑)

監督の交代が話の内容に強く影響しているのかは分かりませんが、

木村ひさし監督が前回と今回の担当になられてから

おふざけ具合が顕著になっている気がするんですよねぇ。

(カメラワークの切り替えの忙しなさも含めて…)

前回はいつものマネジメントエピソードがないだけ、まだ許容範囲でしたが、

今回はやり過ぎて少々悪目立ちしてしまったように思います。

 

まぁ、ただでさえ軽そうな雰囲気の会社でも、新町のバディが

これまでの経験を駆使した実力派の塔子(芳根京子)だったら、ピリッとメリハリがついて

"お仕事ドラマ"らしい頼もしさを感じられたかもしれませんが…

今回に関しては、新人なんだかよく分からない城(中川大志)と一緒だった事もまた、

仕事への取り組みや結末の緩さを加速させていたんじゃないでしょうか。

だって…スポーツ選手がメディアで注目される覚悟を若い選手に説明するという、

本来なら社員自身が契約成立した時点でやりそうな事をしなかった上に、

事前に化粧品会社との仕事の内容を伝えないまま

スポンサーと顔合わせさせていましたからね(汗)

 

それに関してもう1つ気になる事を言うと、

高柳社長(反町隆史)の出番も減らした方が良いのかもしれませんね。

確かに、社内で一番長いキャリアを積んでいる人だから、

まだまだひよっこな新町や城よりもかなり言葉に説得力はあるんですけど…

逆に、どうやって説得するか、どんな風に説明すれば彼女が納得してくれるのかを

2人に指導をするのも、社員たちを管理する社長がやるべき仕事な訳で。

マネジメント相手の選手との関わり、社員との関わり…

両方に首を突っ込むと、下手したら、高柳が主人公に見えてしまうのではないか?

と思ったのでした。

 

とは言え、家庭パートもお仕事パートと絡めるような内容になっているし、

本筋から外れた小エピソードは程よく抑えられているので、

全体的なバランスは良くなっています。

そして、新町も"サッカーへの未練"という足枷がなくなった事で、

話があっちこっちに行き来するややこしさもなくなって、

今までより面白味が増してきました。

 

新町のシーンで特にグッと来たのは、

マネジメント契約を外された選手を守るために、躊躇せず「マネージャーです!」と言えた所。

あそこはかっこ良かったですね。

俺は新たな場所で、第二の人生を全うするんだぞ…という決心を感じさせた瞬間でした。

 

 

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初恋の悪魔 3話 感想|"意図"が見えてきた気がしないでもない?

 

 

これまでも書いているように、本作の内容にまだイマイチハマりきれておりません。

仮にそれが「坂元作品が苦手だから」という理由から来ているのなら

元々嗜好に合わない…で済むのかもしれませんが、

そうではないから、ちょっとした悔しさが残るんです(笑)

ここ何年かで見た坂元作品をどれも好んで見てきた自分としては、

本作があの展開で何を描こうとしているのか掴み取りたいし、好きになりたい…というのも

正直な気持ちではあるんですよね。

 

で、いろいろポジティブに捉えて今回を視聴して思ったのは、

ED映像に映っているルービックキューブが、

本作がどんな物語であるかを象徴しているのではないか?と。

もっと細かく言うと…ミステリーに重きを置くよりも、

物語を通して、人が潜在的に内包している多くの性質を

どれだけ浮かび上がらせる事が出来るのか?

実験的に描いているんじゃないかという気がしています。

 

例えば、いろんなドラマを見ていると、登場人物をある程度決めては、

「この人はこんな性格」「この人には〇〇な印象を持たせたい」などと

各々のキャラクターを設定づけて、初めて内容を成立させる作品も散見されますよね。

1人1人に"役割"を与えれば、その枠から基本はみ出す事はないから、

プロットが組みやすい…という利点があるかと思います。

でも、本作の登場人物は"役割"をガッチリと固めていません。

最低限の性質は持っているし、そこから来る傾向もあるんだけれども、

その人となりを掘り下げて行くと、決して一面だけではないのかもよ?という事を

ずっと描き続けているような気もするのです。

こう考えると、まあまあ好意的に見られるようにはなりました。

 

ただ、そうであっても…

あとはやっぱり、4人の背景と事件パートの結びつきがもっと強ければ

ちぐはぐ感が薄まるのになぁ…という惜しさは残るんですよね。

「私の中に肉じゃがとコロッケがいる」など、今回は台詞や所作の節々で

星砂(松岡茉優)の多重人格を匂わせる内容になっていただけに、

どうせなら事件パートも、人格が入れ替わった事による記憶違いをオチに使ってみても

良かったのかもしれません。

まぁでも、その展開にしてしまうと、スーパーで万引きGメンとして配置されている

星砂の立場が危うくなって、警察から追い出されてしまう…なんて事になって、

「警察署に勤めているものの、捜査権のない4人が集まった」というコンセプトから

大きく外れるから、普通の事件解決に落ち着いた可能性もあるんでしょうけどね。

 

でも、今まで4人とは何の関連性もない事件だったのが、

今回は星砂の日常と絡んだ事件になっていただけ、大分見やすくはなりました。

4人のパートと事件パートに特に"繋がり"がないと、

1時間内で2つのドラマを見ているようなぎこちない感覚に陥ってしまっていたので…(汗)

 

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純愛ディソナンス 3話 感想|5年後でみんな変わりすぎ問題

 

 

いや〜…本作は毎回、想像の斜め上の展開を持ってきますなぁ。

高校教師と生徒の禁断の恋、殺人事件…からの、既婚者との不倫。

まだたった3話なのに、ポンポンポンと飛んだこの進みよう(笑)

視聴者が盛り上がる事間違いなしのジャンルをぎゅっと詰め込んだ作りは、

まるでお子様ランチみたい。

むしろ、ボリューミーな意味合いでは、トルコライスと例えた方がぴったりでしょうか。

 

そして…登場人物の各々の設定も、5年間で変わり過ぎていて意味が分かりません(笑)

教師なら5年後でも教師をやり続けているのがほとんどなのに、全く違う仕事に転職しているし。

母の元を離れたはずなのに、当時その町にいた面々がなぜか

こぞって同じ場所に集まっている所なんかは、ドラマあるある。

で…ラストですよねぇ…。

何となく衝撃の展開が待っているんだろうなぁとは思っていたけど、ああ、そう来たか…と。

今度は5年間の空白期間が知りたくて、

早く来週になって欲しい気持ちに駆られてしまっています。

このストーリーに翻弄されていく感じ、有名作家の小説由来のものじゃなくて、

複数の脚本家がそれぞれ交代で

オリジナルで編み出していっているっていうのがまた面白いんですよね。

 

正直、高校時代の照明の当て方が本当に好きで、特に2人でピアノを弾いているシーンなんかは

お世辞抜きで"芸術品"を見ている心地がして。

淡く繊細ながらも、このまま2人を優しく包み込んでくれる過程が描かれていったら…

唯一の心安らぐ場所である、あの暖かな空間をもっと見られたら…と思っていたので、

放送開始から早々に雰囲気も劇伴もガラッと変わったのには一瞬戸惑いましたが。

この転調っぷりもきっと、変わろうとしても心の奥底では無意識に過去を引きずっている

冴(吉川愛)の心境を表す意図が込められていたのかもしれないと気づいて、

割とすぐに馴染めました。

正樹(中島裕翔)といるシーンだけ、当時を彷彿とさせる劇伴が流れ、

無機質な景色の中に、オレンジや黄色の光がぼんやりと存在しているような

映像の機微な変化がそうさせたのかもしれません。

 

毒親の件に関しては、相関図に乗っている辺り、また登場する気満々ですね。

一番下のぽつんとした場所に掲載されているのが、

這いつくばってでも娘の所に行ってやる…そんな執着心が滲み出ていて怖いですw

個人的には、正樹の「誰かを失った時、相手が大切であればあるほど、人は悲しむ」

「その運命が本物なら、どれだけ逃げても追いかけてくるはずだから」というモノローグは

母・静(富田靖子)の事も指しているんじゃないかと思っていたくらいなので…

娘に無理やり出て行かれて、そのまま…って訳にはいかないでしょう。

 

何度も言いますが、展開を惜しみなく進めつつ、

同時に衝撃展開も容赦なく盛り込むという点では、上手い作りになっていると思います。

毎回目を引かせるラストという、最近のドラマのトレンドも活かしてますしね。

まだまだ、振り回されながら楽しみたいです(笑)

 

 

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