2019年秋ドラマ-リカ一覧

リカ 最終回 感想|最後まで徹底してサイコだったのは珍しいんじゃない?

 

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第二部も面白かったわぁ。

正直、第一部に比べると衝撃度は少し弱まったし、

リカ(高岡早紀)が目の前に現れるというオチも

まぁこの手のドラマならそうなるだろうな〜と予想はしていたものの、

最後までサイコスリラーに徹していて、本作らしさが味わえて満足でした。

この枠で放送されていた「限界団地」の寺内さんや

「絶対正義」の範子さんと同じジャンルに入るけど、

主人公の過去もがっつり語られずとことん怖いまま…

というのは珍しかったんじゃないかな?

 

周りに理解され難いような変わったキャラクター主体のドラマとなると、

1話分使って過去の生い立ちが描かれたり、ちょっとだけ同情させる要素を

終盤で加えたりするけど、リカはずっと怖い。本当に怖い印象しかない(笑)

小さい頃の回想も出さずセリフだけで過去を語る…という手法は

個人的にはあまり好きじゃないのですが、

本作に限ってはそれが功を奏したような気がします。

最終回で急にみんなが和解して「イイハナシダナ」風にならないのも良かった。

 

あとは…何と言っても高岡早紀さんですよねぇ。

高岡さんじゃなかったら、ホラーの面では全く別物のドラマになってたと思います。

周りの人物よりも まばたきをほぼしない事で

「なんかちょっと他の人と違う」という異質感が漂ってましたし、目力も素晴らしかった。

今回の「みんな私の元からいなくなっていく…」と隆雄(大谷亮平)に縋り付く時の

シーンなんて、鼻が赤くなるほど本当に涙を流しながら訴える執着心にゾワッとして、

女優魂を見た!って感じがしましたね。

私が高岡さんを良いなぁと思ったのは「トットちゃん!」での画家役だったのですが、

もう完全にイメージが変わる変わる。

 

主人公の母親役や職場の上司役だったとしても、

もう今後は純粋な恋愛ドラマには呼ばれないだろうなぁ…と思うくらい

振り切られていたから、最後まで楽しめました。

 

ターミネーターが面白過ぎたから、

刑務所から脱走する姿も見たかったけど(笑)

原作はまだあるみたいなので、28歳の高岡早紀さんに、いつかまた会いたいです。

 

 

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リカ 7話 感想|セルフクソコラ写真を考えたスタッフが天才!

 

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ターミネーターリカに笑いを全て持って行かれましたわ〜。

ガシガシした走り方とか、全然息切れしていない所とか…

で、何が面白いって、アクセル思いっきり踏んでも

リカ(高岡早紀)に追いつかれてしまうという車の性能の悪さね(笑)

 

男性の遺体を女性一人で運べるのか?には最初は疑問だったものの、

あの走りの速さを見ていたら、

まぁ、力持ちという設定にも無理はないな…と思いましたw

 

あれだけ背後は危険だって言ってるのに〜とか、本間さん(大谷亮平)は

リカとの通話を録音しておけば立派な証拠になったのに!とか、

なぜ警察に事前に電話が来た事を伝えない!!とか、

相変わらず迂闊な行動しまくりの人達ばっかりなんですが、

ドラマの世界あるあるのポンコツ警察ではなさそうな

新たにやって来た刑事が消されずに済むか?が最終回の見所の1つにもなりそうです。

大体、協力者がいる考えに至らなかった探偵が鈍感だったんですよね(汗)

あ、でも、リカの注射の件は、解剖すれば事件性があるか分かりそうなものだけど…

 

リカが自分の写った写真を切り取って、クソコラの家族写真を作るくだりは

原作準拠かどうか分かりませんが、もしスタッフが考えたとしたら

ストーカーの行為の新たな引き出しを作ったようで、天才だなと思ってしまいました(笑)

しかも、その状況に合った如何にもなポーズがあったのにもツボ。

 

「えぇ!」「そんなぁ!」なんて文字に表しやすい

大谷亮平さんの驚きっぷりにも笑わせられましたが、

はなちゃん 亜矢(新垣来泉)が人間ハーバリウムになってしまいそうで心配です。

子供に罪はないよぉぉ(定期)

 

 

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リカ 6話 感想|誰を消すかよりも、お金の収入源がどこか気になる

 

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あらあら、本間(大谷亮平)たちに本音を漏らし

スパイとして情報共有する関係になるのかと思ったら…

がっつりリカ(高岡早紀)側についてしまうんですね。千秋(夏菜)さん。

お金が欲しいだけでただ振り回されていく彼女…

というか、1回ごとに10万くらい渡すほど

リカの収入源がどこにあるのか気になって仕方なかったです(笑)

看護師辞めて3年間は何してたんでしょうねぇ。

代行業者でもやってたのかな?(何のとは敢えて言わないけど)

 

せっかく千秋がスパイだという情報を掴んだのに、

探偵に知らせるでもなく、俺が阻止してやる!と言わんばかりの正義感で

リカに歯向かう坂井(内田健司)。案の定消されてしまいました。

だから…如何にもな恐ろしい人に直接攻撃したらダメだって…

どうしてこの世界の人々は警察に頼む事を知らないんだ…と

ついツッコミたくなるんですけど、

それは第1部でのリカの様子を知っているからであって、

実際にこの状況に陥ったら迂闊な行動をしちゃう事が多いんだろうなぁなんて思います。

でもさ、歩道橋で立ち止まる位置には気をつけて。

あれ、本当に落としやすそうな所にいたから(笑)

 

ハーバリウムの部屋は…よくある設定だと、鍵がかかっていて(あるいは隅っこの部屋で)

自分一人しか入れないようになっている事が多いイメージなんですけど、

そこは普通に飾ってある状態で招待させちゃうのはちょっと意外でした。

 

次回予告のターミネーターリカ…面白い予感しかしないw

 

 

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リカ 5話 感想|抽選見合いに懲りない大谷亮平。

 

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抽選見合いでまた酷い目に遭いそうな大谷亮平さん(笑)

でも、今回の場合は、リカ(高岡早紀)と同じように個人情報を詐称していて、

仕事用に情報を得るために行動しているので、

前回までの大矢(小池徹平)よりは同情出来ないですよねぇ。

ひっきりなしに送られてくるメッセージの時点で、

この人粘着質そうだなって疑うべきでしたよ。

…同僚が余計なアドバイスするからな〜w

 

第1章では初回から獲物を狙う展開だったので、今回も早速誰かがヤられるのかと

思いながら見てましたが、それはなく。

けれども、もう隆雄(大谷亮平)の職場に乗り込んでしまうとは!という

意外性はありました。

下手したら1話分で完結しちゃうんじゃと思うくらいのスピードの速さ。

 

次回からは通常営業(?)で邪魔者を1人ずつ消していくのでしょうが、

子供には罪はないので…家族を失った過去を味わったなら

亜矢(新垣来泉)は殺しに利用しないであげて欲しいです。

 

「あなたがいてくれて良かった」で見事に大矢から隆雄に乗り換えるリカですが…

余計なツッコミするなら、小池徹平さんと大谷亮平さんって

完全に顔の系統違いますよね。

それなりに顔が整っていて、

自分を求めてくれるような言葉を投げかけてくれたら(前者はただの思い込みだけど)

どんな男でも好きになっちゃうんでしょうか(笑)

 

そんな感じで、よく分からなくて怖いリカの動きを、新章でも楽しみます。

 

 

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リカ 4話 感想|滅茶苦茶なオチ。でも恐怖を煽る作品だから楽しい。

 

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いろいろ謎が残っている状態での第一部最終回だったので、

どうやってケリをつけるんだろうと思っていたら…

まぁ〜〜中々に滅茶苦茶な話でしたな(笑)

しかし、その滅茶苦茶さが逆に清々しい感じもしました。

 

早く警察頼ろう?とか、なんで彼女を一人にさせたの?とか、

明らかな跡があるのに解剖しないで焼死で終わらすの?とか粗はあったんですけどね…

でも本作は刑事モノやミステリーじゃないですし、

(そのジャンルだったら、むしろもっとツッコミまくっていたけど)

リカ(高岡早紀)の強烈さと怖さを楽しむドラマなので、別に許容範囲なのかなぁと。

 

二部構成、全4話ずつだから、展開もジェットコースターのように

物凄い速さで進むし、1人ずつターゲットを潰していくので、

それがテンポの良さに繋がっていたと思います。

最初は序の口かな?という印象だったものの、リカの過去は一切明かされない為に、

回を増すごとに彼女の持つ得体の知れなさに徐々に見入ってしまいました。

そして、豹変しないのかなぁと微かに期待していた大矢(小池徹平)も、

犯因症をチラつかせた殺気あるラストで満足。

 

今週はお休み。来週からは大谷亮平さんが狙われる…の巻ですが…

リカは3年後になっても28歳のままなんですねぇ。

25でもなく30でもなく、28という具体的さが逆に怖い(笑)

なんでその数字にこだわるのかが気になる。

 

 

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リカ 2・3話 感想|病院のツメの甘さを利用しまくる主人公…

 

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こちらも2・3話の感想が書けずじまいで、

最新話を放送する当日になってしまいました(汗)

視聴してから日にちが経っているので、超簡単感想でまとめていきます。

 

2話「これは私たちだけの秘密」

 

ドラマにおいて「こんな病院行きたくない〜!!」と思うくらい

ノーセキュリティな病院は多く見てきたけれど…

ここは、もう、お人好しな人が多過ぎる(笑)

 

事情を話した相手はリカ(高岡早紀)しかいないのに

薬の取り替えを疑わない看護師も、防犯カメラがおそらく設置されていないのも、

そして、手術する患者を最後に一人だけ任せるというのも不思議。

だからペアンで脅される事になるのよ〜…大矢(小池徹平)さん。

まぁ、それくらい利用するには打って付けの場所なんですよね。リカにとっては。

 

舌打ちされたらもうその人は最期だと思うので、

今回の場合、狙われる前に自ら辞職しちゃった方が正解だったのかも。

 

1話でリカの目と顔のアップの演出が多い事を書きましたが、

次に書く3話も含めて「捕えた獲物は離さない」点で、

彼女の持つ蝕むような恐ろしさが徐々に表現されているような気がします。

後ろの背景を少しボカすの、良いですよね。

 

 

3話「鈍感な女…死ねばいい!」

 

あらぁ…藤鐘新師長(安藤玉恵)と小山内(池谷のぶえ)が

一気に消されてしまう回でした。

安藤玉恵さんがキャスティングされている時点で、

何か良からぬ事が起きてしまうんじゃないかとは予想してましたが、やはり…という感じ。

 

リカはともかく、今回は直接責めた師長に原因がありますよね。

どことなく怪しいのを察していたのなら、

探偵か警察に素性を調査してもらうなりして裏で行動を起こさないと〜。

でも、大出血した部位は心臓じゃなくて大腸っぽかったので…

緊急手当すれば命はまだ助かったんじゃないか?と思いました。

まぁ、この病院はツメが甘いので気づかないか…(泣)

 

次回で第1部は完結。

事務員・千秋(夏菜)のSNS投稿の件や婚約相手の件など色々残っていますが、

果たして上手く風呂敷を畳められるのか?

リカは病院をどんな姿にして立ち去る事となるのか?に注目しながら

今夜の放送を待とうと思います。

 

ところで…小池徹平さんが途中で豹変するような事は、もうないかな?(笑)

「大恋愛」の松尾のイメージがどうも強くて…「奪い愛、夏」でもそうだったらしいですし。

 

 

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リカ 1話 感想|28歳には見えない主人公と、ノーセキュリティ病院。

 

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高岡早紀さんは、確かにお美しい女優さんよ?

品のある雰囲気をまとってらっしゃる方よ?

でも…どう見ても28歳には見えない(笑)

アザがどうとかこうとか以前に、

年齢詐称してるんじゃないかとまず疑わない病院…なんか変(笑)

という印象から始まった初回でした。

 

本枠のホラーサスペンス系では今まで「限界団地」「絶対正義」を見てきましたが、

それらのキャラクターとは違って、リカ(高岡早紀)は頭を使うというよりは

感情で動くタイプのようですね。そして、狙った獲物には直接手を下す。

 

途中で患者・熊沢の病室にいた所を小山内(池谷のぶえ)に見られるシーンがあり、

タバコで火災が起こっている間に熊沢が亡くなった…という流れの時点で

普通の病院だったら防犯カメラなどで犯人として特定され、

クビ&出禁になってしまいそうなもんですが。

防犯カメラがある感じもしなければ、火災の時に病院が無人になる対処をしたので、

まぁ…リカに食い尽くされるのは時間の問題かな、とある意味納得してしまいました(笑)

リアリティがどうのこうのより、

彼女の奇妙な動きを楽しんで見た方が良いのでしょうね。

 

先程「感情で動く」と書きましたが、リカが終盤でいつにもなく

涙で訴えるシーンは気になりました。

あれは演技なのか?それとも、自身が同じ経験を味わった過去を持つ事からの同情心か…?

回想で大矢(小池徹平)が「副院長の大矢」と名乗っただけで近づいたくらいなので、

なぜそこまでして愛を乞うのか…は今後、

リカの家族関係や当時置かれていた環境描写によって、真相が分かるのかもしれません。

とすると、最終的には徹底してホラーな作りにはせず

「怖い人が実は良い人だった」と視聴者に共感させる展開に

なりそうな気もしないではないですが、

とりあえず今は、ヒヨらないと良いなぁと願うばかりです。

 

肝心の「ホラーサスペンスな世界観」に関しては、薄暗い映像と劇伴は◎でしたが、

予告で感じたゾッとした怖さにはまだまだ届かず、序の口…という印象でした。

本作はリカの目と顔のアップの演出が多いので、

そこを中心にもっと高岡早紀さんの潜在的な恐ろしさが滲み出せたらな、と思います。