2020年夏ドラマ-MIU404一覧

MIU404 1話 感想|初回を見た限りでは「保留」って感じ。

 

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野木亜希子さんの描く作品は好きです。その事を前提にして書くとするならば…

正直、さすが野木脚本!!と手放しで褒め称えるような感じではなく、

「悪くないね」くらいの印象だった…というのが率直な感想でした。

私は基本的に名作や秀作だと思った作品は、初回を見ただけで大体は

「あ、これ好きかも」「これハマるかも」なんて"野生の勘"が働くもので、

本作もあのスタッフという事で期待度を上げていただけに、

カーアクション以外の視聴後の興奮が特に生まれなかったのが少し悲しい…(泣)

 

いや、冒頭にも書いたように、決して微妙だった訳じゃないのですよ。

良さもきちんとあります。

物語の展開やキャラクターのやり取りには

作品紹介の「ノンストップエンターテインメント」の名に相応しい、

1分1秒ごとに新鮮な空気を運んでくるようなリズミカルなテンポの良さを感じさせましたし、

初回だけあって全体的に情報過多になりがちになってしまう所を

白黒の背景に何か事件の鍵となりそうなものをカラーでピンポイントで映したり、

画面上にテロップを表示させたりなどして、事件の要点を分かりやすく整理しようという

演出の工夫が見受けられたのは良かったです。

ただ一方で、いまいちハマれなさそうな部分もあって、「微妙」というよりは、何というか…

「本作はどんな作品にして行きたいんだろう?」という

先行きが不透明な要素も何個かありました。

 

同じスタッフとなるとやはり比較せずにいられないのは「アンナチュラル」で、

この作品の魅力の一つは何と言っても、見える物から見えない物まで

いくつか点在させておいた小さな伏線を、最終章に近づくにつれ華麗に回収してみせる

どんでん返しの巧みさだと思っています。

本作も謎を散りばめるスタイルは、確かに踏襲されていました。

ですが、初回を見た限りだと、回収の仕方も話の肉付けも少し雑です。

 

中盤でおばあちゃんと女の子が登場してきた時点で、事件に何か大きな関わりのある

キーパーソン的な立場として描かれるのかと予想していましたが、

雨のしたたる家に留まるあの意味深なシーンを映した割には

結局ただの迷子ネタで終わったのが肩透かしでした。

初期設定として、伊吹(綾野剛)が人想いだという一面を紹介したかったとしても、

今回の話にその2人の件は要るのか?というねじ込み方ですし、

大体、序盤のシーンで車が停車する場所とおばあちゃんが倒れていた場所の距離間も

不自然だったような…?

 

不自然と言えば、カーアクションも、向こうにいる人達とまだ間隔が空いているのに

そこまで強引な止め方する?というやり過ぎ感もありましたし。

あおり運転をした動機にしたって、日常の鬱憤関係なく

嫌がらせをしたかったからというのも弱い気がして、

調査力に長けている印象のある野木脚本にしては

珍しくリアリティに欠けているようにも思えてしまいました。

 

で、一番"分からない"のが…「コンセプト」なんですよね。

「アンナチュラル」だったら「ヒトの死を通して知る"生きる事の尊さ"」、

「逃げ恥」だったら「ビジネス×価値観×ムズキュンの新感覚ラブストーリー」と、

初回を見てパッとどんな方向性になるかが凡そ掴めますが、

本作に関してはあらゆる要素をかじってきたくらいで、それも見えてこないのです。

とにかく、機動捜査隊として働くやりがいを描くのか、

事件解決に向けてのカタルシスを描くのか、早い段階でしっかり定めた方が良いかもしれません。

 

コンビにはただただ青臭いイメージが強く、2人の間にほのかに漂う小洒落たムードや

大人の余裕といった"唯一無二"感がまだないのもコンビものとしては惜しいのですが、

そこは回が進むにつれて深まる絆描写に期待するしかないですね。

スタッフがスタッフですから、さすがに初回にあったカーアクションの大胆な見せ場や

伊吹や志摩(星野源)が過去を思い出してキレる&殺す殺す詐欺は

ワンパターン化もしないでしょう。

とりあえず、次回は期待度を抑えた状態で見てみます。

 

ところで…2人が相方や犯人と話す時、某芸人の鉄板ネタかと思うくらい

顔が近い事が多かったですね。

撮影中断前だったんだろうなぁ。どのくらいストックを溜めていたのかしら。

次回以降、分かりやすく1m程離れていたりして…(笑)

 

 

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