前回の感想で「今の状態では破天荒な新人刑事が捜査していく刑事ドラマにしか見えない」と
書きましたが、その"違和感"については今回でも変わらなかったので
もうちょっと噛み砕いた表現をします。
何というか、警察学校でのパートと
事件を捜査していくパートが乖離しているんです。
前者なんてそこで訓練したり施設内で過ごしたりするシーンが5分くらいしか
描かれませんでしたし、後者に至っては、前回は寮から覗き見していたら事件を見つけたという
ギリギリ舞台と結びつけている描写だったものが、
今回は外出していたら偶然出くわしただけ。
ますます警察学校が舞台である意味を成さなくなってしまいました。
今後も「ひょんな事から犯行現場に出くわす(見つける)」所から
物語を進めていくつもりなのであれば、視聴者にネタ切れ感を早い段階で感じさせ、
ファンの方以外は視聴継続を離脱してしまうのも時間の問題でしょう。
事実、そこに拘っているために、既に「これは無理があるだろ」という要素が
強く出てきていますし。
序盤で二人が柳田(原田泰造)に報告しに行くシーンがありましたが、
まずその時点で現場付近の交番やら警察署やらの手配の要請をしないのも変です。
と言ったら話が終わってしまうのでしょうが…
せめて、途中から風俗店に駆けつけてきてくれた警察官に
情報を共有して連携するくらいはしても良かったと思います。
警察官の卵なのに、片方のやっている事は帽子を奪って逃げるという窃盗罪。
「警察学校の学生」という縛りがあるために、
なんで隠してまで二人で事件を解決しようとするのかがよく分かりません。
で、舞台は韓国でも新大久保でもないのに謎のトッポギ推し。
そもそも新大久保でもあんなにトッポギ専門店が一箇所に集中しているもんなのか?
というのは置いといて…。
コロッケや煮物にした方が自然でしたよね。
次回へ引っ張るので、どうしてもモチモチした白い物が使われた赤くて甘辛な料理でなければ
ならなかった理由があったのならまだ頷けますが、
まぁ、この枠のこのドラマの場合は何も考えていないかと…(苦笑)
事件自体も別に込み入った内容ではなさそうだっただけに、
後半も中だるみしてしまいそうで心配です。
二人が瀕死状態の所にまたプロの刑事が助けに来て解決!っていう結末なら
わざわざ前後編にしなくても良かったじゃん?と思っちゃいますし。
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