2020年秋ドラマ-危険なビーナス一覧

危険なビーナス 7話 感想|院長のクセがスゴイ。

 

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毎回必ず1回は入れなきゃいけない決まりでもあるんか!!と思う妄想シーンを

冒頭で入れてくるという変化球(苦笑)

まぁ、はい…先に済ませてくれたお陰で話のテンポが崩れる事なく、

次々と明かされていく"真相"に集中してのめり込めた…と考えましょう。

 

さて、やっぱり前回から内容に面白味は出てきました。

物語を進めていくにあたって、伯郎(妻夫木聡)の家族にまつわる謎に絞った事、

主人公が積極的に動き出すようになった事が大きいです。

特に後者においては、睨みを効かせながら佐代(麻生祐未)に

直球な質問を投げかけるシーンを中心に、

"主人公らしさ"が存分に発揮された場面が今回で最も増えていて、

「やっとか…」という安堵さえ感じました。

 

最終回に向けて着々と準備を…というよりかは、前半4話分の内容は無視した形で

そろそろ片付けなきゃやばい!と急ピッチで進めている印象を受けた作りからするに。

これは前々から書いてきた感想と被りますが、

全10話にしなくても良かったのに…と思ってしまいますね。

なんて惜しい構成にしたんだろうか。

原作&東野圭吾さんファンからしたら、「ようやく東野圭吾作品らしくなってきた!」

って感じなんでしょうかねぇ。

 

そして、山積みにされていた謎の一つ"院長の存在"もしれっと明かされましたね。

胸にしまわれたバラに、重低音が響く渋い声に…院長にしてはクセが強過ぎた(笑)

遺産が絡んでいないのに、そんなに引っ張るほどのものではなかったよね…などと

少しモヤりはしましたが、もう解決したのでここは軽く受け流す事にして。

 

それにしても…みんなが口を揃えて言う「楓(吉高由里子)は只者じゃない」件。

今までの彼女の行動を見てきた視聴者には分かっているので、

登場人物が疑う事自体は何も不思議ではないんですよ。

むしろ、あれだけ大豪邸で資産も蓄えてそうな家なら、誰か一人でも探偵を雇う形で

楓の素性を調べる人はいないのかな?とはずっと思っていますけども。

 

 

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危険なビーナス 6話 感想|(朗報?)明人は妄想シーンのみの出演じゃなかった!

 

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前回の作りにあまりにも"引き延ばし感"を感じた分…

いや、今までの話と比較してみても、今回が一番物語が動いていて

面白くなった気がしますな。

(相変わらず、妄想とか痴話喧嘩とか、無駄な部分はあるんですけどね。)

「遺産相続」を書くにあたって最も重要になってくるのは

ミステリーあるあるの誰かの失踪や殺人事件、揉め事ではなく

「禎子(斉藤由貴)の死」と「明人(染谷将太)を誘拐した犯人は誰か?」の

2つだと思うからさ…

そこをようやくガッツリと描き進めていったのは良かったです。

っていうか、6話でこんなに動くのであれば、

小出しにしたままになっている数々の謎(楓(吉高由里子)が本当に明人の妻なのか、

兼岩家が怪しい件、叔父が言うお宝、池田院長の存在の有無など)を一まとめにして

初回2時間で放送しても良かったんじゃないでしょうかね?

 

そして、前回の義父・康治(栗原英雄)に続き、今回も明人との関係性を深堀りしていく形で

伯郎(妻夫木聡)が"遺産相続に興味を持ってくれるようになった"と感じさせる

描写になっているのも良い流れだと思います。

最初から変な妄想や解説を挟まずに、遺産相続の根本的な謎に踏み込んで、

回想だったとしても登場人物とのやり取りを描きつつ

主人公を 真相を積極的に突き止めるキャラとして前面に押し出していれば、

本作に対する印象も変わったかもしれないのに…勿体ない限りですよ。

 

拘束された明人が登場した最後のシーンも、妄想じゃないって事でOKですよね?

まぁ…3話で楓を突き落とした犯人が遺産相続とは関係ない人物だったのを考えると、

文章を読ませている長身の男性が新キャラな可能性は高そうですけども。

 

話が進んだ今、次回は"お宝"とやらにも進展がある事を微かに期待してみます。

 

 

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危険なビーナス 5話 感想|一番怪しいのは波恵説…

 

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後半戦に突入する重要な回だと言うのに、物語の途中まで"無駄な部分"が多過ぎてなぁ…。

ガッツリねじ込まれる伯郎(妻夫木聡)の妄想シーンに関しては

ここ最近の感想でも触れているのでもう何も書きませんけど、

少年時代の回想の多用と、祥子(安蘭けい)の計画内容説明の映像化は

どうしても時間を割いてまでやるべき事だったのか…と思えてしまいます(特に後者)。

映像による状況紹介を所々に盛り込む作りになっていたお陰で、

今まで以上に真相を引っ張っている感が満載でした。

極論を言ってしまえば、今回の話は

最初の10分と最後の約30分を繋げても成立出来たんじゃないでしょうかね?

 

ミステリーとしても中途半端で、

なぜあそこまで「祥子達3人が犯人である事」が分かりやすい展開にしたのかも謎。

CMに入る前にやる"煽り演出"をこのエピソードでは入れないんだ?と。

いつものように一足先に情報を入手するために動く楓(吉高由里子)を

スタンガンで襲う時の犯人の手… ←ってか、どうやって抜け出してきたん…

酸素の量を調整するダイヤルを回す時の犯人の手…

全貌じゃなくて一部分を切り取った演出にすれば、推理する楽しさが増して

引き延ばし感も薄まったかもしれないのに。魅せ方が下手なんですよねぇ。

 

しかし、後半からは義父・康治(栗原英雄)と伯郎による「親子の物語」が

軸になった話だっただけに、

個人的にもう一つ気になっていた"主人公の存在感の弱さ"が改善され、

康治の想いに気づく形で 矢神家の遺産相続争いに参加"しようとしている"という

姿勢の変化を感じさせる内容でまとまっていたのは良かったです。

ただ、いらぬ口出しをするならば…

子供の時に、実験のため脳が丸見えの猫が檻に閉じ込められている姿を目撃してしまった事が

康治を「お父さん」だと認めなくなったきっかけだったと言っていたし、

その夢を今でも見るほどトラウマな記憶らしいのに、

獣医の道に進むのはちょっと矛盾していないか?とは思うんですけども。

まぁ、2人の関係が少しずつ元通りになるのなら…別に良いのか?(笑)

 

そして、祥子の言っていた「この家に真実なんて一つもない」

伯郎の心を動かしたのも、母・禎子(斉藤由貴)が殺害された件も、

全ての鍵は波恵(戸田恵子)が握っている感じがするんですよねぇ。

今夜康治が狙われるのを知っているなら、わざわざ伯郎に託さずに

自らの力で守った方がリスクは少ないでしょうし。

アルバムの写真だって、「ページをめくってごらん」と勧めたのもそうですけど、

回想での3人の写真とつい最近?の伯郎の写真の2枚が都合良く入っていたのが不自然で…

彼を動かすために意図的に仕込んだものかもしれませんし。

禎子を殺した犯人も、多分、彼女ですよね。

 

次回はいよいよ明人(染谷将太)が登場するらしいんですが…

妄想だと疑う事にしていますので(笑)

そこらへんにはあまり期待せずに見ますよ。

 

 

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危険なビーナス 4話 感想|修羅場の次は不倫話で引っ張るって…

 

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原作は読んでいませんが…前回と今回の話はオリジナルだと予想。

だって、大筋は遺産相続と関係ない内容になっちゃっているからね。

好きな人を巡っての修羅場の次は、不倫ネタ。

(恐らく)全10話分膨らませるのが大変なのは分かってはいるんですけどねぇ…

それにしても話がグダグダ過ぎて、「楓(吉高由里子)が本当に妻なのか?」を含めて

真相を最後まで引っ張る形で、残り話数を潰そうとしている感じしかしないんですよ。

 

まぁ、今回の場合は、このまま祥子(安蘭けい)が薬で殺されそうになっていた事も知らずに

謎に良い人キャラで終わらなかったので、まだ面白味はあったんですけども…

でも、本性を現すシーンまでの人物描写が雑で、本当に間延びしていたから

「どんでん返しキターーーーー!」と気持ちが盛り上がるまでには至らず(汗)

 

以前の感想でも触れましたが、伯郎(妻夫木聡)の存在意義も相変わらず分かりません。

伯郎が調べている所で、楓や矢神家の人々は既に情報を掴んで先に動いている訳ですし。

大体、隆司(田口浩正)に真相を問い詰める重要なシーンも、楓がその役割を担っていて

彼はただ後ろで座っているだけっていうのは何だかなぁ…と思うんです。

終盤の展開を除けば、主人公がいなくても成立出来てしまう話になっているのがツライ(泣)

違う視点で考えるとすると、今回のどんでん返しを演出するための

"時間稼ぎ要員"としてしか扱っていないって事になるんでしょうかね。

 

それにしても、見知らぬ人状態の楓をあそこまで信用出来る根拠が欲しい所です。

あと、前回の感想で、軽い冗談のつもりで書いた

「明人(染谷将太)が監禁されているシーンは妄想じゃないよね?」が

まさか当たってしまうとは…(苦笑)

妄想を予告に使うのは卑怯ですよ。

テンポが崩れる事も、視聴者は気付いているのに…

 

 

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危険なビーナス 3話 感想|第2の"テセウス"を目指してます?

 

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あの〜…そもそも遺産相続の話ですよね。

前回からただでさえ、遺産相続とは直接関係ない「誰が突き落としたのか?」という

探偵が犯人探しをするようなミステリー路線になっていて軸がブレて来ているのに、

そこに関係者以外の話を盛り込む必要はあったのかと

疑問に思わずにはいられない内容でした。

 

他の感想記事でも時々言及した事があるかもしれませんが、

正直、公式の相関図にも載っていない新キャラが犯人っていうパターン…萎えるんですね。

考察力が弱くても、自分なりに今まで推理してきた事が無駄にされた気がするから。

今回の話は原作通りなのでしょうか?

それとも、全10話だと考えて、尺を埋めるためだけに追加されたオリジナルなのでしょうか?

前者だったら話の展開の仕方が勿体ないで終わりますが…

もし後者だったとしたら、あれこれ脇道に逸れて"引き延ばし感"満載の作りにするよりかは、

最近増えつつある全5話構成とか、あるいは潔く2時間SPの特番で作ってみた方が

原作の持つ面白さが引き立ったと思うのです。

3話の時点で新キャラのエピソードを持って来るとなるとなぁ…

もうネタ切れなんでしょうかね(汗)

 

他にも"引き延し感"を覚えたのは演出。

これは邪推なので軽く流して欲しいんですけど、

「テセウスの船」のような煽る路線で行って欲しいと

上層部から頼まれているのかな〜なんて思ってしまう部分が多く見受けられるんです。

今回で言えば、楓の元に謎の男が手を近づけようとしているシーンで

スリリングな劇伴を差し込みながらCMに入る流れ。

いくつかの謎を散りばめる事で、視聴者に考察させる"機会"を作る内容。

特に目立つのは伯朗(妻夫木聡)の妄想シーン。

…あれ、毎回やらなくても良いんじゃないのかな?

あまりにも壮大な展開が続くから、妄想だと分かりやすくて緊迫感がないし。

割と長めに時間を割いているから

「それに費やすんだったら本題を進めてよ!」ともツッコみたくなってしまうし。

童貞設定なのは初回で提示したので、毎回ガッツリ挟まなくても

主人公はそういうキャラだと理解してくれていると思うんですよ。

 

中華屋のくだりで、3人の座る位置を

それぞれ着ている赤白黒の衣装と

後ろの壁の色にが同じになるように合わせた引きのカットだけは、

芸術作品らしい美しい画になっていて印象的でしたけど。

予告の明人(染谷将太)が監禁されてるっぽいシーンは…

まさか妄想じゃないですよね?

 

 

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危険なビーナス 2話 感想|勇磨が主人公の方が良かったんじゃない?

 

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良くも悪くもミステリーっぽい作り。

前回よりも登場人物が絞られてきたので、相関図と照らし合わせないと混乱する頻度が減り

全体的には見やすくなりました。

そして、いくつかの謎を提示したまま終わらせる事で、次回も気になるという

視聴者への"引き"の役目も果たせているんだと思います。

 

ただ…これらが面白いかどうかはまた別で。

逆に言ってしまえば「開かずの扉」「楓(吉高由里子)は明人(染谷将太)の妻なのか?」

「牧雄(池内万作)を押した犯人は誰か?」は

色々仮説を並べ立てただけで、全く状況に進展はないのです。

だから、終盤で勇磨(ディーン・フジオカ)を

伯朗(妻夫木聡)が窮地に追いやったように見せた展開になるまでは

ちょっと退屈に思えてしまいました。

まぁ、拡大放送になっていたのが余計に冗長感を生み出していたのかもしれませんが、

それにしても話が進まな過ぎです。

 

今回はディーン・フジオカさんの出番が多く、

彼が登場するだけで画面に一気に華を添え、物語を引き締めていたのが

唯一良かった所でしょうか。

シャーロックらしい鋭い洞察力、真海さんらしい燃えたぎる野心家っぷりを

両方併せ持っている感じがザ・おディーン。

自分でどういうキャラクターに仕立て上げたら様になるのか

もう魅せ方が分かっているのでしょうね。

浮世離れした佇まい。目的を果たすためならどんなに汚い手も利用する

潔い役柄を演じさせたらピカイチ。

※10/18 20時頃追記:読者様のご指摘により、この部分の文章を一部修正しました。

どちらの作品も黒岩勉脚本だから

黒岩さんも扱い方が分かっているのだろうという旨の感想を残しましたが、

そういえば「シャーロック」は井上由美子脚本でしたね。お恥ずかしい(汗)

 

だからこそ…1つ気づいてしまったんですよねぇ。

役者自身を指していないのを前提に言っておくと。

正直、伯朗が主人公である事に必要性を感じないのです。

そもそも資産争奪戦に積極的でない、巻き込まれた立場にいるから

仕方ないのかもしれませんが、

勇磨に煽られて初めて自分の意思を見せる、楓の指示のもとに動く…

結果的に"受け身"になっているのが

"主人公らしさ"で考えたらパンチが弱くなってしまうのだと思います。

誰かがいないと活躍出来ないんだったら、

最初から楓と勇磨の二人体制でも成立したんじゃない?と。

 

吉高由里子さんは可愛らしいんですけど…

相手を惑わす女性よりかは、どうしてもビールを飲みながらふにゃふにゃ楽しそうに

笑っている役の方がしっくり来る気がしてしまうんですね。

動物病院パートも特にお仕事している様子はないので、そんなに尺はいらないし。

中村アンさんだったら適役だったのかしら…?

 

 

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危険なビーナス 1話 感想|いろんな意味で"賭け"に出た感じ。

 

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「24 JAPAN」に続いて、こちらも相関図と照らし合わせながら

見なければいけない案件…(笑)

しかも、本作の場合は一族の話なので尚更ややこしい。

とりあえず、波恵(戸田恵子)と祥子(安蘭けい)が異母姉妹である事、

養子同士の勇磨(ディーン・フジオカ)と佐代(麻生祐未)がどう見ても恋人関係で

7話辺りで物語を大きく動かすキーパーソンになりそうな予感しかしないって事だけは

頭に入れておきました。

しかしまぁ…おディーンさんと洋館の組み合わせは、何度見ても絵になるわ。

 

大ヒットドラマ「半沢直樹」の次回作って事で、プレッシャーがかからざるを得ない本作。

でもこの枠にしては、かなりイレギュラーな世界観で挑んで来ましたね。

日曜劇場で今まで放送されてきた作品は基本的に

「大衆受けしやすいかどうか」が軸になっているイメージがあって、

そこから悪者を懲らしめる勧善懲悪や、1話完結型、

涙を誘う感動要素などいろいろ派生させて行っている傾向にあるんですが、

初回を見た限りでは、本作にはそういった"分かりやすさ"はないように思いました。

(あ、今度は誰が退場するんだろう?という楽しさはあるかな?)

集中して見ないと肝心な内容を逃してしまいそうな連続ミステリー。

複雑過ぎて困惑する登場人物の関係性。

これでも12%程の高視聴率が取れるのかどうか…

あの人気コンテンツが終わった今、日曜劇場のブランド力を保つために

大きな賭けに出ているのかもしれませんね。

 

もっとシリアスでドロドロした雰囲気になるのかと思っていたけれど、

伯朗(妻夫木聡)が結構不純だったり、谷間だったり、

軽めのピアノ調の劇伴やSEが主に前半に使われていたりと、

ある意味フジテレビのドラマを彷彿とさせる"ユルさ"が垣間見える作りも珍しい。

共同テレビが関わっていると知って、納得しましたが。

 

個人的には、小日向文世さんがただの良い人キャラで終わらない所にも期待してみたいです。

ちょっと小難しいですが、相関図を頼りに今後も見ていきます♪

 

 

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