2020年秋ドラマ-キワドい2人一覧

キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 6話(最終回) 感想|説教7割:真相3割。

 

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終わりましたね。

で…黒幕はやっぱり澤登(六角精児)でしたね。

↑いつも冒頭でネタバレを書く時は、まだ見ていない方に記事の概要が

目に入ってしまわないように○で伏せていますが、今回は特に捻りはないので隠しませんw

最初っからどう見ても怪しかったし、そもそも候補が限られているので…。

しかしまぁ、ぐわはははという笑い方も、松原(仙道敦子)に殺されそうになる時に

小柄な神崎(山田涼介)の後ろに隠れるものの 体がはみ出てて全然隠れきれてなかったのも

それなりに面白かったんですけど、

六角さんがラスボスはちょっと違うよなぁ…と思ってしまいましたな(笑)

何となく、RPGでいう、ステージが終わる度に進化と特訓を重ねて

主人公達に戦いを挑む小ボスって感じがするのは気のせいですかね。

 

真相はあっさり済ませたのもありますが、

涙を誘うような説教シーンが全体的に多かったのも

あまり引き込まれる事なく見終えてしまった原因でしょうか。

中でも1つ挙げるとしたら…彩乃(関水渚)ですね。

私、最後まで彼女が好きになれませんでした(爆)

謝りに来たと思ったら、説教を垂らして去った。

神崎と黒木(田中圭)の関係を壊した張本人なのに

何を家族目線で綺麗事ばかり述べているのかが謎で。

3人ってそんなに付き合いの長い仲だったっけ?と思ってしまったのは

話数の短さのせいなのか、それとも人物の描写不足なのか…

あ、どっちも…でしょうか(汗)

 

チーム一丸となって捜査するくだりも鉄板なはずが、

メンバー1人1人に愛着がある訳じゃなかったので、中盤からの展開にもノれなかったなぁ。

前にも書きましたけど、もっと脇役も立てて欲しかったです。

ジェシーさんはParavi要員だとしても…江口のりこさんと八嶋智人さんが勿体ないですよ。

あれ?もう一人若い女性刑事っていたっけ?←酷い^^; と思ってしまうくらいには

チームの印象が薄かったのも残念。

 

まぁ、このご時世がご時世なので、スパンを元に戻すために

本作も話数を削らざるを得なかったんでしょうけどねぇ…。

神崎と黒木の間に"兄弟"が見えてきた所で前回から縦軸をガッツリ、

気づけばもう最終回でしたから。

TBSだから、全10話だとすると5話の時点で今回の話を持ってきて、

"過去にピリオドをつけてまた絆が深まったバディ"という程で

6話以降から新章にして面白くする事も出来たかもしれません。

 

でも、最後に一番言いたいのは…

刑事×バディモノの後に同じジャンルの作品を放送するのは気の毒過ぎる

って事ですかね。

やっぱりワンクッション置いた方が、次回作の為にもなりますって。

しばらくしたら内容も忘れそうな代わりに、

何だかいろんなタイミングの悪さが重なっちゃって可哀相だったねという

記憶の方が残ってしまいそうな作品でした。

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 5話 感想|彩乃が余計なお世話過ぎる件

 

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えええ〜…

神崎(山田涼介)の真相、警察仲間でも家族でもない

彩乃(関水渚)の"余計なお世話"で知らされる展開になっちゃうんか〜い。

そこは、発言でも行動でも、何かをずっと不審に感じていた神崎が

個人で調べていくと…とか、

勢いのあまり黒木(田中圭)がポロっと口に出してしまった…とか、

もっと重要な人物と絡める形で行って欲しかったなぁ。

 

彼女の場合、今でこそまるでルームメイトのように居座ってますけど、

過去のファミレス事件には全然関係ないですからね。

(というか、父の話も特に出てきませんが、あれから元気にやっているんでしょうかねぇ)

なんで第三者に物語を大きく動かすキーパーソン的役割を担わせちゃったんだろう。

黒木も黒木で…なんで賢造(椎名桔平)から託された手紙をタンスにしまいっぱなしにするのか。

自分の判断で勝手に手紙を読ませるわ、手元に置いておかないわ。

なんかもう…どっちもどっちとしか言えません(笑)

 

「犯罪者の子供」の件、やはり神崎は黒木と異母兄弟ではなく、

ヤクザの井原(高橋努)と元ホステスの"松原光"の間に生まれた子供だったらしく。

でも、怪しげに登場した仙道敦子さんが母親じゃなかった事だけは意外でしたね。

 

次回でいよいよ全ての謎が明かされますが…

まぁ、本作のテイストがテイストなので、あっさり解決しちゃうんでしょう。

っていうか…前科持ちではなくても、警察も採用前に身辺調査をしないものなのかしら。

賢造のお陰で刑事になれたとか?

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 4話 感想|母娘よ、そこに愛はあるんか?

 

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山田くんはジャニーズの中でも童顔で可愛い!ってイメージがいつまでもあったけど、

いざ学ラン姿を見てみたら、ああ、歳をとったんだなぁ…と感じましたわ。

目元のメイクが濃かったからなのかしら?

でも、前の時間にやっていたMステの最初のカットでも物凄く大人っぽかったもんなぁ…

視線に色気があった…あ、ドラマと関係ない話になってしまったので戻しましょうw

 

今回の内容も、刑事ドラマなのに誘拐犯をあっさり拘束して、

放置したままお説教タイム続けて大丈夫なのかよ…とか、

刑事の仕事ではないとは言え、いじめの首謀者にはその後どんな処分を下されたのか

ちらっとでも映して欲しかったかな〜とか、

誰の手も借りず頑張ってきたと言い張る母(奥貫薫)から"10年間の重み"が

伝わってこないから、最後まで「児相に通報する人が出てくるほど恐れられている毒親

というイメージしか湧かず、果たして親子間に愛は本当にあったのか?とか

所々の詰めの甘さがちょっと気になったんですけどね。

しかし、残り2話だと分かった今、もう良い意味で"ユルさ"が売りだと捉えて、

それが"本作らしさ"だと思って見るしかないのでしょう。

 

逆に、コンビの書き分けはどうだったか?で考えてみたら、

今回が一番際立っていた印象はありました。

同じ説教でも黒木(田中圭)は少女に対してありのままに意見をぶつけるんだけど、

その"勢い"のシーンの後だったからなのか

神崎(山田涼介)の「お母さんに会いに行こう」と言った時の声色がとても優しく聞こえて。

飴と鞭の関係性に、この2人はそれぞれ違う母親からこんな風に育てられてきたのだという

"異母兄弟"の設定ならではの背景が透けて見えたのは良かったです。

 

K2コンビは普通に楽しい。

なので、もう一方の木村(江口のりこ)&諸星(ジェシー)コンビも

前回のダンスで爪痕を残すくらい個性があるのだから、

もっと出番があっても良いのにな〜と思っています。

特に江口さんなんて「半沢直樹」の次作なのに…

「ほら、あの大臣も出てるで?」と宣伝するみたいに適確に使っていった方が

会話劇にもハリが生まれそうなもんですけどね。

八嶋智人さんもシリアスな場面が多くて、なんか違う感が。

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 3話 感想|唐揚げは偉大だっていう話でOK?

 

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一応刑事モノなのに、事件描写が雑過ぎるのはどうなんざんしょ…。

なんというか、「犯人にも良心があった」みたいな、

犯人←役名不詳(清水尋也)に説教して泣かせる展開"ありき"で

話が作られているのが見え見えなんですよね。

だって、色々と「?」な箇所が浮かび上がりますよ?

 

第一、事故死した孫に成りすますのは無理があるでしょ。

顔が本当に似ていたとするのなら、認知症が原因でおばあちゃん(島かおり)が

すっかり孫と信じるようになるのも頷けますが、

近所の人たちには通用しないと思うんです。

葬儀に参列していなくても、亡くなったという情報は入ってくるでしょうし。

あ…でも、バイトだと思い込んでいたとか?

それにしたって、住み着いているんじゃあ「最近あの子、よく見かけるようになったけど

新人さん雇ったの?」とか質問した時に、矛盾が生じるはずなんですよねぇ。

 

認知症のおばあちゃんは成功しても、その他の老人はどう騙していたのか、

そして、特定されていた男2人とグルだという"動かぬ証拠"があったのかどうかも、

詳細は全部「人情話」のために端折られる(苦笑)

だいたい、「おばあちゃんのために孫になった」なんて方向に誘導していましたけど、

自分の身を守るための行動でしかない訳ですから、特に響いてこないし…。

唐揚げはどんな人をも救う…ってお話で良いんですかね。

逮捕をきっかけに、おばあちゃんの症状がますます悪化しそうで心配です。

老人ホームに環境を移すのも悪影響ですから、近所同士で面倒を見てあげて欲しい。

 

コメディパートも、やっぱり振り切りが足りないんですよね…。

↑なんか定期になってしまいそう…

ダンス対決、キメ顔カメラ目線、コン!カン!などのSEを入れておけば

視聴者の笑いを取れるだろうという"手抜き感"を感じさせます。

江口のり子さんのケバいメイクと演技のお陰で、なんとか場を盛り上げてくれた印象。

全然本編と関係ない話ですけど、ジェシーさんって結構手足長いんだなぁと

思いながら見てもいましたw

 

そして、最後に浮き彫りになった「兄弟じゃない」説。

犯人の子供が神崎(山田涼介)だったら、

親とは真逆の情に深い刑事に育った点で面白くなりそうですけどね。

 

次のドラマが10月スタートとの事なので、本作は長くても残り4話なのでしょうか。

どちらにせよ、縦軸の部分"だけは"雑に扱ってくれなければ良いです。

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 2話 感想|田中圭のキワドいショット!

 

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やはり初回はあれこれ盛り込んで力んでいたのか、

前回よりも事件解明シーンの説教臭さは抜けたと思うし、

コメディ面においては顔芸や劇伴を使って「面白くしようとしてます!」みたいな

あからさまな演出も減ったとも思います。

 

全体的に見やすくなりました。

「リモコンのボタンを足で押すな!」など

台詞面でクスッとさせられる部分も多くなった印象です。

田中圭さんのツルツルなお尻にも触れてくれましたしw

ただ、まぁ…良くも悪くも"普通"なんですよねぇ。

犯人も、伏線も、事件の真相も、人情ものに走るオチも全て分かりやすい。

(あ、でも、そこまで深い溝でもなさそうな壁を

本当に5階まで登ったのはびっくり仰天案件でした(笑))

 

刑事なのに弁護士みたく必要以上に容疑者(冤罪だけど)に肩入れしたり、

子猫ちゃんを利用したり、わざとらしい寸劇で騒がせたり、

事件の内容よりかは「刑事らしくない彼らによるチームワーク」を楽しむ事に

面白味を見出した方が良いのでしょうが、

そうなって来れば来るほど、じゃあ"異母兄弟"の設定って何…?

という疑問が浮かび上がってきます。

うーん…何というか、さっきまで気軽に笑えていたのが、

終盤になっていきなり縦軸の方向に舵を切るから、

過去のファミレス事件で引っ張って視聴者を手放さないようにしようという

スタッフの思惑が悪目立ちしてしまうと言いますか。

どこまでが原作通りかは分からないんですが、いかにもテレビドラマ用に付け加えられた、

下手すれば蛇足になってしまいがちな"オリジナル設定"って感じがしちゃうんですよね。

 

異母兄弟である事を最初から公表していなければ、

黒木(田中圭)の発言や父親を思わせる動作から

「もしかして…?」と想像力を駆り立てられ、

最近SNSで流行っている考察現象にまでなるんじゃないかとも考えましたが、

それだとますます「王道凸凹バディドラマ」感が漂って

掴みとしては弱くなっちゃうんでしょうかねぇ。難しい、けど…

ベタはベタなりの良さと清々しさがあると思うので、

やはり前半の段階ではキャラクターのコミカルさを活かした物語を徹底して作って、

表向きは楽しいけど実はクライマックスに繋げるためのヒントも隠されている…?という

ちょっとした"陰"も含ませた方が、本作の魅力も増したのかもしれません。

 

既に始まっちゃっているので元も子もないんですけどね。

でも、もう少しコメディとシリアスの"温度差"をなくして欲しいかなぁ?

 

 

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キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 1話 感想|金槌の人に泳がせたらアカン。

 

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まず、本作の初回の感想でず〜っとツッコミたかった事を書かせていただきます。

作品タイトルが!!クドい!!!!

「キワドい2人〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」「K2〜池袋署刑事課神崎・黒木〜」

のどっちかで良いやろと思ってしまいました。(原作は後者がタイトルみたいですね。)

横にサブタイトルが付いているのに、

果たして正式名称と略称を一緒に並べる必要はあったのでしょうか(笑)

まぁ、内容に関係ない話はここまでにしまして…

 

初回は…良くも悪くも、「こんな作品なんだよ」と伝えるための予告を

作り込み過ぎてしまったって印象ですかね。

軽そうな雰囲気だったので元々期待していませんでしたが、

違う意味で嫌な予感が的中しちゃったかなぁ…と。

あれを見る限りは、凸凹コンビを筆頭に各キャラクターの個性が光る

コメディテイストになるのかと予想していましたが、

いざ蓋を開けてみたら、肩の力を抜きながら笑って見て欲しいのか、

男らしいカッコよさを見せたいのか、人情モノにしたいのか、

全体的に"カラー"が定まっていないような気がしました。

うーん…特に最後の説教シーンが長くて、

感動的なのでしょうが話が入って来なかったんですよね。

 

コメディパートも面白ければ良いんですけど、

キラキラしたSEや、ノリの良い劇伴、迂闊な発言や行動をした時の

「おいおい!」と訴えかける顔芸…といった

如何にも「チープにしてます!」感を漂わせる要素を随所に盛り込むから、

それが作品のテンポを崩してしまっていてちょっと見づらい。

 

あと、細かい所までうるせぇ!と思われるかもしれませんが、

金槌の人に泳がせたらアカンです(苦笑)

あの展開で「やれば出来る」という根性論を視聴者に叩き込んで、

誰かが真似して水難事故が増えたらどうするんだって話ですよ。

(フィクションが通じない人でごめんなさい)

っていうか…わざわざ泳がなくても、金槌なら金槌なりに

犯人を捕まえる事に専念すれば良いのにねぇ。無事に…解決出来たみたいですけど。

 

真面目な刑事とヤバイ刑事。

山田涼介さんは「もみ消して冬」以来、個人的には不憫で思わず可愛がりたくなるような

ワンコ的な役がハマるイメージですし、

田中圭さんはちょっと乱れた前髪とダークスーツの格好がとにかくカッコイイ!!ので、

キャラクターを見る楽しさはありそう。

年齢も上手い具合に離れていて、キャスティングは合っていると思います。

それだけに、もっと"カラー"を前面に出して行って欲しいです。

 

 

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