キワドい2人-K2- 池袋署刑事課神崎・黒木 2話 感想|田中圭のキワドいショット!

 

f:id:rincoro_ht:20200918231336p:plain

 

やはり初回はあれこれ盛り込んで力んでいたのか、

前回よりも事件解明シーンの説教臭さは抜けたと思うし、

コメディ面においては顔芸や劇伴を使って「面白くしようとしてます!」みたいな

あからさまな演出も減ったとも思います。

 

全体的に見やすくなりました。

「リモコンのボタンを足で押すな!」など

台詞面でクスッとさせられる部分も多くなった印象です。

田中圭さんのツルツルなお尻にも触れてくれましたしw

ただ、まぁ…良くも悪くも"普通"なんですよねぇ。

犯人も、伏線も、事件の真相も、人情ものに走るオチも全て分かりやすい。

(あ、でも、そこまで深い溝でもなさそうな壁を

本当に5階まで登ったのはびっくり仰天案件でした(笑))

 

刑事なのに弁護士みたく必要以上に容疑者(冤罪だけど)に肩入れしたり、

子猫ちゃんを利用したり、わざとらしい寸劇で騒がせたり、

事件の内容よりかは「刑事らしくない彼らによるチームワーク」を楽しむ事に

面白味を見出した方が良いのでしょうが、

そうなって来れば来るほど、じゃあ"異母兄弟"の設定って何…?

という疑問が浮かび上がってきます。

うーん…何というか、さっきまで気軽に笑えていたのが、

終盤になっていきなり縦軸の方向に舵を切るから、

過去のファミレス事件で引っ張って視聴者を手放さないようにしようという

スタッフの思惑が悪目立ちしてしまうと言いますか。

どこまでが原作通りかは分からないんですが、いかにもテレビドラマ用に付け加えられた、

下手すれば蛇足になってしまいがちな"オリジナル設定"って感じがしちゃうんですよね。

 

異母兄弟である事を最初から公表していなければ、

黒木(田中圭)の発言や父親を思わせる動作から

「もしかして…?」と想像力を駆り立てられ、

最近SNSで流行っている考察現象にまでなるんじゃないかとも考えましたが、

それだとますます「王道凸凹バディドラマ」感が漂って

掴みとしては弱くなっちゃうんでしょうかねぇ。難しい、けど…

ベタはベタなりの良さと清々しさがあると思うので、

やはり前半の段階ではキャラクターのコミカルさを活かした物語を徹底して作って、

表向きは楽しいけど実はクライマックスに繋げるためのヒントも隠されている…?という

ちょっとした"陰"も含ませた方が、本作の魅力も増したのかもしれません。

 

既に始まっちゃっているので元も子もないんですけどね。

でも、もう少しコメディとシリアスの"温度差"をなくして欲しいかなぁ?

 

 

↓次回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

↓前回の感想はこちら↓

kimama-freedays.ddns.net

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする