2022年春ドラマ-ナンバMG5一覧

ナンバMG5 全開バリバリでアリガト編 感想|結局手紙には何て書いてあったのか…(笑)

 

 

分かってはいたけれども、8割型総集編でしたね。

でも、普通の総集編ではあらず。

内容はざっくり言えば、家出した松が「あの頃〇〇だったっけなぁ〜」

と思いを巡らせる形で今までの話を振り返ったり、

深雪(森川葵)視点で剛(間宮祥太朗)との思い出を振り返ったり、

吟子(原菜乃華)や猛(満島真之介)視点に切り替わったり、

剛の快進撃ダイジェストがあったり…といった感じで。

順番に沿ってエピソードを流すのではなく、

1人1人の登場人物用に再編集して分けられていたので、

"総集編"とは言え、各々の関係性の変化や、その人としか成立し得ない出来事を

しみじみ懐かしめる作りになっていたんじゃないかと思います。

 

松がストーリーテラーっていうのも、話の進行にリズムが生まれて良かったですねぇ。

そもそも松の声がのほほんとしているから、

振り返りのシーンに入れてくる合いの手が副音声みたいな脱力感があって

いちいちクスッと来ちゃうんですよ(笑)

「あ、シャイニングだ!」←これ、お気に入りw

その他にも、ちょっとしたお得が随所に詰まっていた印象。

松と津田健太郎さんの夢の共演もありましたし、NGシーンも見せてもらえましたし。

最終回での裏エピソードも描かれて。

あとは、ドラマ好きの私からしたら、モロ師岡さんの優しさ溢れる演技はかなり新鮮で、

そこでも楽しめました。

 

基本的に、本編が面白かったドラマは、その後に特別編という名の総集編を放送しようが

許せちゃうもんなんですよね。

だって、良い話はもう一度見ても思い出し泣きしちゃうし、

もう一度見ても同じ所で笑えるから。

当時と同じような感情になれるって事は、

それだけ作品に対する思い入れが深かった証拠だと思ってます。

 

個人的に、この手の特別編で好感触だったのって

「監察医 朝顔(2019)」しか思い当たらなかったんですが、

そこにもう1つ、本作が加わる事になりそうです。

総集編でもありつつ、"おまけ=ギフト"要素も含まれていて、

「全開バリバリでアリガト編」という名にぴったりな内容だったんじゃないでしょうか。

 

半年以上残っているとは言え、本広克行監督や、間宮祥太朗さんを始めとした役者さん方の

スケジュールを合わせるのは中々難しいかもしれませんが…

またいつか、続編を見たいなぁなんて淡い期待を寄せてしまいます。

また会える日をお待ちしております。

 

ところで…深雪の書いたラブレターの中身が気になり過ぎる件(笑)

想像と違う内容が書かれていて、それがオチになる…と踏んでいたのに…w

 

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ナンバMG5 10話(最終回) 感想|卒業編の放送も夜露死苦!!

 

 

最終回の冒頭でよくある、今までの話をまとめた回想の時点で、

最初から山場だぞ!という作り手側の"本気(ガチさ)"を感じましたね…。

 

WANIMAの挿入歌「りんどう」の歌詞

流れるときの早さに 体を委ね 眺めてる

変わりのない 物語 引き返すことも出来ずに

(中略)この思いと引き換えに 目の前の扉をくぐって

生きて生きて生き抜いてやれ

に合わせて映し出されたのは、「普通の青春がしたい!」と思いっきり書き込んだ

桜の花びらの付箋を貼る所から始まった、高校生活に胸膨らむ"希望"の日々から、

不条理な出来事で警察に連行されてしまう"挫折"のラストまで。

でも、時系列に沿った単なる振り返りではなく、

前回のラストを合間に挟んで、初期から直近のエピソードと

割と前後を行き来する構成になっていた。

それは、「自分の送りたい青春を本気で送れたか?」「このまま終わって良いのか?」という

剛(間宮祥太朗)への"問いかけ"でもあったし、

誰1人欠ける事なく全員で高校生活3年間を送って、全員で卒業するために、

今ある目の前の壁に立ち向かっていくというクラスメイトみんなの"決意"でもあったし、

家族に嘘をつき続けながら青春を送る事に2年半葛藤を抱えながら生きてきた

剛の"人生そのもの"でもあって。

エピソードをバラバラに見せる事で、いろんな意味が込められているようで

初っ端から泣かされてしまいました…。

 

みんなが一丸となって校長に抗う展開は王道ではあったものの、

個人的に思い描いていたのとは少し違う結果になった最終回。

今までの時間経過の飛ばしっぷりを考慮すると、

最終回で猛(満島真之介)と兄弟背中合わせで共闘した事で

ヤンキーだった自分にケリをつけ、

途中から卒業式での様子をガッツリ描いてくれるんじゃないかと

期待していた部分があったので、

そこまでは尺の都合で手をつけられなかった?という勿体なさは感じましたが。

でも、あくまでもヤンキーモノや学園モノといった括りに囚われず、

ひたすら「絆」「支えてくれる仲間たち(ファミリー)」の描写を貫き通した内容も、

それはそれで"らしい"ですし、気持ち良いなぁ…と。

家族が食卓に集まってから流れる主題歌のタイミングも、アリでしたね。

もう半年になってしまったけれども、家族全員に認められた今、

俺の高校生活はまだまだ終わらない!という、

輝かしい未来が期待出来る終わり方になっていた気がします。

 

以前の感想にも書いた通り、当初はてっきりコメディ色の強いドラマだと思い込んでいた分、

世間と同じくらいの熱量では見てはいませんでした。

が…回を重ねるごとに、泣かせるシーンでもそうでなくても

頻繁に涙腺に訴えかける頻度が増えるほど、愛着を持って見るようになったのは、

脚本の構成力はもちろん、間違いなく役者さんと役の親和性の高さにあると思っています。

神尾楓珠さんも森本慎太郎さんも、正直そこまで強く注目していなかったのに(こら…)、

本作のお陰で、中の人まで好きになりそうでしたもん。

モジモジゴリラは今後も忘れる事はないでしょう(笑)

月並みな表現ですけど、この方と言ったらこの役!というイメージが

しばらくこびりつきそうなほどハマリ役でした。

先ほど「〜も見たかった」旨の感想を書いたのも、本作の登場人物があまりにも魅力的で、

時間が経過していくにつれて、それぞれの成長や葛藤をじっくり感じ取りたかったから…

っていうのもあるのかもしれませんね。

 

新枠となった水10枠の第1作目で、どうなるかと思った本作。

裏被りして、裏も同じように元気をもらえる系の作品だったらしく

視聴率が中々苦戦していた印象はあったものの、

SNSではトレンド入りが多いほど好評で、良いスタートを切れたんじゃないかと思います。

まぁ、わざわざ似たようなジャンルを水10枠に被せてくる辺り、

5年前の夏クール(6作品目)をもって短命で終わった日9枠と

同じ悪夢が襲ってきそう…っていう不安は今でもあるんですけども(苦笑)

でも、私としては日テレの水10ドラマは合わない事が多いので、

時間をズラしてでも生き延びて欲しいんですよね…。

 

勧善懲悪が主流だった昔ながらの人情時代劇を、

「自分は自分らしく生きる」「多様性を受け入れる社会」といった

現代ならではのメッセージが内包されたドラマに取り入れ、

血まみれの暴力シーンや残酷なシーンがコンプライアンス的に使えない代わりに、

笑いと感動のメリハリを、個性的な登場人物を通して見せてくれた。

このご時世なのもあって、ひたすら純粋で正義感に燃える人物で紡がれる物語に

釘付けになる視聴者も多かったと思いますし、

昭和の良さと令和の良さを上手く融合出来ていたからこそ、

反響も大きかったんじゃないでしょうか。

 

その反響のお陰で…来週は松が主役となった?特別編の放送が決定ですね。

松不足だったので嬉しい♪

美大に入れたのかどうかにも言及してくれると良いですが…

卒業式スペシャルの放送もぜひぜひ夜露死苦です!!


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ナンバMG5 9話 感想|普通の高校生活を送りたいだけなのに

 

 

分かってはいたけれども、ああ…つら…………(泣)

今回って1時間もやったんだっけ??っていう感覚が残ってます。

いつものワイワイガヤガヤした雰囲気からは到底想像出来ない

お通夜モードに胸が苦しくなり、親友との友情には安堵感からボロボロ泣けて、

終盤のシーンではまるで悪夢を見せられているよう。

悲し涙やら、嬉し涙やら、感情が忙し過ぎて

視聴後はどっと疲れが襲ってきてしまいました(笑)

こんなにどっぷりのめり込める王道ヤンキードラマも貴重ですね…。

 

カミングアウト回だからと言って、終始暗い雰囲気をまとわせるとか、

最後まで引っ張るとかではなく、

ある意味"緩衝材"ポジションである松と3人のやり取りを間に挟んできた所がズルいんですよねぇ。

伍代(神尾楓珠)と大丸(森本慎太郎)は良き理解者であるのは勿論なんですが、

松に関しては唯一、当初から剛(間宮祥太朗)の後を追っていて、既に秘密を知っている。

その事を踏まえて見てみると、難破家に残るのではなく、剛のそばにいる…という事実に

何だか温かさを感じてしまう訳なんですよ。

まぁ…家に帰りたいとは呟いていたけれども(笑)

それでも一緒にいてくれているって事は、少なからず、彼の想いを今まで見てきた上で

尊重したい気持ちはどこかにあるんだろうなぁ…と。

過去から現在までを知る者。彼の意志と人となりを知る者。

そんな仲間たちが集ったエピソードを中盤で盛り込み、

「もしかしたらこの仲間たちみたいに最後は分かってくれるかも…」と

希望を持たせる内容を持ってきたお陰で、

前半と後半のエピソードの不条理さが際立つものになっていた気がします。

 

そして、もう1つズルいと思ったのは、何と言っても終盤ね!

これもうっすら察してはいたけど、

喧嘩シーンなのに主題歌が流れない!!(泣)

剛がボロボロになった所で、猛(満島真之介)が助けに来たタイミングで

あの主題歌がかかる…という流れを、多くの視聴者が願っていたはず。望んでいたはず。

その視聴者心理を分かっているから、次回に持ち越したんですよね…

もう、まんまと手のひらで転がされてます(笑)

WANIMAさんの挿入歌も世界観に合っていて良いけれど、

喧嘩シーンで流れて欲しいのはしっとりとした曲ではない。

音量を大きくして欲しいのもその曲ではないし、剛が連行されるというタイミングでもない。

校長の意味分からなさも、ラストも含めてもどかしいw

 

今更なんですが、私、主題歌「眩光」って剛のキャラソンだと思っていて、

喧嘩に駆けつけた時にかかると「キターーー!!!」ってテンション高くなれて

かなり好きなんですよね。

冒頭から歌詞とメロディのパンチ力が強いから、

その曲がかかっただけで"勝ち確定"とも言えるのか。頼もしさを感じてしまうんです。

 

最終回はどうまとめてくるのか。

あの流れだと退学にはなってしまうんでしょうが、

あくまでも本作の舞台は"高校"で、"学生生活"を描く物語なので、

どうか◯年後に飛ばさず、3年間をしっかり描ききって欲しいですね。

そして、カタルシスからの痛快劇が見所でもある本作ですから、

今回で溜めて溜めて溜めた分、最後は「ヤンキー=悪」で終わらず

ハッピーエンドになってくれる事を信じてます!

 

卒業式もあるし、兄弟での共闘も見たいし…ああ、期待が膨らむばかり。

 

 

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ナンバMG5 8話 感想|来週は覚悟して見るべし(泣)

 

 

修学旅行先が広島なのは珍しいなぁ。そして、高校2年じゃなくて3年の時に行くんですね。

西日本の方だと広島だったって人もいるのかしら…っていうのは置いといて(笑)

 

剛(間宮祥太朗)が修学旅行を満喫している一方で、

大丸(森本慎太郎)と伍代(神尾楓珠)も安藤(葵揚)と話をつけるために

こっそりと広島にやってくる…という設定にしている以上、仕方ないのかもしれませんが、

前半は両者のエピソードの切り替え頻度が多くて、ちょっと見づらかったかなぁ…?なんて。

短いペースで交互に見せてくるから、

どうしても話の進展よりも分離している感を強く覚えてしまうんですよね。

ああしたのも、同じ場所の同じ時間で、王道アオハルと喧嘩という正反対の要素が

同時に起こっているカオスさを表した意図もあったんでしょうけど…

個人的には、もう少しまとめて見せた方が、

展開のややこしさの解消に繋がるような気がしました。

 

そして、内容自体は…修学旅行ならではの例えで言うと、

前夜になってバタバタしながら荷物を詰めるように、

一気に最終章に向けて整えてきた感じですね。

特攻服が入れられているから、これで2人を助けに行けるね!とか、

保護者に電話する時に学校名言わないんだ(それを言ったら学年ごとの三者面談は…w)とか、

妙に都合の良い所もありましたが、基本的に元気でカラッとした雰囲気なので

コメディとして普通に楽しめています(笑)

 

剛が途中で修学旅行中である事を明かしていて、

それがきっかけでSNSで特定されてしまわないんだろうか…という不安もありましたが、

まさか猛(満島真之介)が学校に乗り込みに行くとはねぇ。

猛の言う「裏切り」は、嘘をつかれた以前に、

どうやら「喧嘩でテッペンを取らなくなる」事を指すらしい。

だからなのか、ラストのあの表情からは、剛がヤンキー=俺の愛すべき弟 だと信じたいという

鬼気迫るものが伝わってきました。

話が通じているのか通じていないのか分からない、いやどこかで気づいていそうな気もする

母と教師のアンジャッシュ風コントと合わせて、

剛の正体がバレそうなハラハラ感を別ベクトルで味わう内容になっていたと思います。

 

今回は最終章に迫ったのもあってか、みんなのアイドル・松の出番が比較的多め。

唯一の癒しでしたな…。

次回は家族と本格的に向き合う時が来るようで、

今回以上に松の存在を強く欲してしまう事になりそうです。

 

猛にとっての「裏切り」は、ある意味

「医者である親の子供も、医大に進学すべき」みたいな風習と同じとも言える訳で、

彼だけでなく、両親も無意識にそんな期待を寄せていたと思うと…

悲しいけれども、必ず通る道ではあるんでしょうね。

シリアスめいた次回予告には割とショック。

あんまり暗い方向に向かわない事を願います。

いろいろ言いつつ、何だかんだで

本作の人情味ある人物描写や雰囲気は好んで見ているので…。

 

 

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ナンバMG5 7話 感想|妹の為なら制服姿でも駆けつけるんで夜露死苦!

 

 

剛(間宮祥太朗)が市松高校に通っていると思い込んでいる吟子(原菜乃華)が

白百合高校に入学してしまう…という所から始まるので、

必然的に学生生活の描写も多くなりましたね。

 

最初は同姓同名の別人だと解釈したものの、

新任の生活指導教員から「家族じゃなきゃなんで同じ住所に住んでるんだ?」と言われて

モヤモヤするようになり、市松高校へ頭=剛を呼びに行こうとする吟子…

同じく剛の正体を知らない牧野(鈴木ゆうか)を何とか誤魔化そうと必死になりつつ、

吟子や市松のみんなのフォローもしてあげないといけなくなった伍代(神尾楓珠)…

ここら辺の一気に襲いかかってくる混沌っぷりには実に笑わされました。

そして同時に、この混沌っぷりが、"二重生活"から滲み出るギャップを描く上で、

私が見てみたかった理想的なエピソードにもなっていた気がします。

(長年ヤンキーだった人が急に普通の高校生を演じたら、

ボロが出てくるのが自然だと思うのでね…)

 

この手の作品は、秘密を隠し持っている主人公が

彼を知りたい、友達になりたいという純粋な興味で近づいてくる登場人物にピンチを感じ、

嘘を使って上手く切り抜けようと奮闘する姿を描く事で

予想もつかないコメディ部分や、正体がバレそうで危うい緊迫感が生まれると思っているので、

やはり、そのポジションに一番近い深雪(森川葵)を

もっと活かしてもアリだったんじゃないかな〜とは考えていたんですよね。

ヤンキーものならではの熱さのお陰で、今までもそれなりに面白味を感じながら

視聴してはいましたが、"二重生活"らしい描写はちょっと甘かった…というのか。

 

でも、今回は、終盤の喧嘩シーンとバランスをとるように、

学内での描写が増え、剛は生徒会長になり、

勉強会も開き、もちろん部活での様子も盛り込まれる…

そんな青春を謳歌する話もしっかり描かれました。

最初から今回のように両立した話に仕上がっていれば…とは思いますが、

試行錯誤を重ねたのち、ようやく1つの完成形を見た感覚を味わえたのは良かったです。

 

それにしても、喧嘩をする時はいつも特服姿だった剛が、

吟子(と牧野)を助けるためなら普通の制服姿で駆けつけるのも厭わない所には、

また涙腺がやられましたねぇ…。

ただ、そうなってしまうと、遠くからスマホで隠し撮りして

クラスのLINEに貼り付ける人が出て来るんじゃないか?という不安もありましたけど、

ハッピーエンドのままだった上に、

次回予告にも特にそこに言及した話が見られなかったのは意外でした。

でも、これじゃないにしても、生徒会長という立派な看板を掲げている以上は、

最終章辺りで大々的に掘り下げられそうな気はしていますが…どうでしょう。

 

剛が関口(岩男海史)の勉強している姿を見て、

普通の高校生活を送ってみたくなったように、

吟子は兄が生徒会長としても、部長としても気合いが入っている姿を見て

自分も普通の高校生になろうとイメチェンを図る。

状況や経緯は違えど、こういう、相手をリスペクトして

自分もそこに近づいてみようとする2人の変化を見ると、

やっぱり"兄妹"なんだなぁ…と微笑ましくなる話でもありました。

 

 

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ナンバMG5 6話 感想|夕日をバックに兄弟が心で語る

 

 

ケンカで勝っても人生が変わる訳ではないと考えている剛(間宮祥太朗)と、

将来の事は放置して、ケンカの日々や仲間とのつるみで現実逃避しがちな

魔苦須の面々の出会いねぇ…。

何だか現実味が帯びてきましたね。

前回でも陣内(柳俊太郎)が、猛(満島真之介)が1年経って丸くなってしまった事に

言及していたシーンもあったから余計に…。

 

ヤンキーになるきっかけは牧野(鈴木ゆうか)だけにとどまらず、

どの人も居場所がない寂しさを埋める所から始まって、

剛に関しては、元々家族からの愛情をもらって

ヤンキーに育ったレアケースではあるんだけれども、

いかなる理由であっても「自分はこのままで良いのか?」という壁にはいずれぶち当たる。

ケンカで天下をとる事が、必ずしも楽しい学生生活を送る事とは同義とは限らない、

剛の葛藤や切なさを痛感するお話でした。

 

猛も今回の件で大体察したでしょうね。

何か迷いがあるんだろうなっていうのが分かりやすい、

ちょっと狼狽えながら答える剛に対して深く問いただしはせず、

苦い笑みを浮かべて、あくまでも弟の気持ちを尊重する所が"兄貴"っぽいなぁと。

そして、兄が気づいているのも剛は知っているけれども、それ以上は何も言わない。

弟がついた嘘には、明るめな嘘で返す。

両者とも「家族で幸せな関係を保ちたい」思いやりから来ているのは共通していても、

相手の心の内を察してからは、どう踏み込んで行けば良いのかは分からない…。

若さ故の青臭さというのか、自分なりの男の意地というのか、

夕焼けと、昭和の学園モノらしい雰囲気が漂う土手の景色なのも相まって、

2人の情に熱い兄弟愛エピソードにも魅せられました。

 

後半はいつものドタバタエピソードにはなってしまったものの、

前半は男同士の恋バナやラブレターに…個人的に見てみたかった"青春あるある"も

今までよりも多めに見られたのは嬉しかったです。

 

今回で少し地盤を固めた所で、次回からはまた興味深い話になりそうですね。

まさか吟子(原菜乃華)があんな形で関わってくるとは思わず…そう来たか!と(笑)

若干「世にも奇妙な物語」ちっくですよねぇw

 

 

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ナンバMG5 5話 感想|吟子の初恋は微笑ましく見られたけど…

 

 

宇梶剛士さんがとにかく弾けてましたなぁ。

以前放送されていた特別編では、食卓のシーンにアドリブを入れているとの事でしたが、

今回のあの伸び伸びとされた演技だとさぞかし多かったんでしょうね(笑)

毅(満島真之介)の普通の姿も、どことなくオタク気質が滲み出ていて可笑しい。

ネジ1本外れたようなみんなの変装には笑い、久しぶりにいっぱい喋ってくれた松には癒され、

前回のド直球な友情物語とは打って変わって、難破家のやりとりには楽しませてもらえました。

 

でも、内容自体は、うーん…少しちぐはぐ感があったような?

個人的には、「吟子の初恋」と「陣内と剛のタイマン」は別々にして、

今回は"味変"として吟子(原菜乃華)中心の話に焦点を当てて、

陣内(栁俊太郎)との話は次回でも良かった気がします。

というのも、状況や背景は違えど、設定は「ヤンキー」と「ごく普通の中学生」で

前回の剛(間宮祥太朗)と関口(岩男海史)に通ずるものがあって。

2人の関係を描く中で喧嘩シーンを盛り込むのなら、物語に繋がりが感じられそうなんですが、

そことは関係ない所で王道のヤンキー要素を盛り込まれても

ただ散漫にしか見えないんですよねぇ。

 

テストで1桁以下ばっかりの点をとっていた吟子が

「勉強が面白い」と言い、家族をびっくりさせた事。

すぐ否定するかと思いきや、勝(宇梶剛士)が案外乗ってくれた事。

意外の上に意外を重ねて視聴者に興味を湧かせたここのくだりも、

同じく"普通"の生活を夢見て実際に送っている

剛の絡め方次第では活かせそうだったのに勿体ない…。

例えば、最初は受験勉強や普通の人との恋愛に反対されていたものの、

徐々に受け入れてもらえた吟子の様子に背中を押される形で、

「もしかしたら自分も…」と、ありのままの気持ちを伝えれば

きっと分かってくれるかもしれないと

勇気を持つようになる剛の変化も描写する話にしてもアリだっただろうし、

その方が中間地点らしい内容だったとも思うのです。

というか…前回のラストにあった陣内のくだりも、今回にズラしても成立出来たのでは?

だって、カミングアウトする気で帰宅して、少し言いかけた所で

陣内が家にいるのに気づいて、結局言い出せないまま終わった…という流れにしても

違和感はないでしょうからね。

 

まぁ…あれこれ書きつつ、一番ツッコミたい所は季節が真逆な件なんですけどね(笑)

こっちの世界では暑い日も増えてきて、夏が近づいてきているけど、

あっちの世界ではクリスマス。

でも、真逆なのも次回か次々回くらいで終わりかな?

 

 

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ナンバMG5 4話 感想|暴力を受けただけでは人は変われない

 

 

今までの感想を読んで下さった方ならお察しの通り、

本作に特に愛着は湧いていなかったんですが、

今回は流石に、泣けない人がいないんじゃないかってくらい良い話過ぎて…(泣)

ヤンキードラマで私も初めて延々と泣きましたし、

こんなに心揺さぶられる展開が来るとは思ってもみませんでした。

シンプルに、最も質の高い内容だった気がします。

 

何が良かったかって、まずは剛(間宮祥太朗)が二重生活を送る

"ルーツ"を深掘りしていたのはもちろん、

深掘りで1話分まるまる使って物語の流れを止めるのではなく、

それをちゃんと現在の話に絡めながら魅せてきた所。

個人的には、本作の特徴であるはずの二重生活という設定が、

ヤンキーたちとの喧嘩シーンばかりで"普通の高校生"を演じる姿が極端に少ない点で、

上手く活かせていないギクシャク感をずっと感じていたんですよね…。

ヤンキーも続けたい理由は分かるし、

「普通の生活を送ってみたかった」とは台詞では聞くけれども、

ヤンキー一家の息子でもあり、カリスマと呼ばれている猛(満島真之介)の弟でもあって

十分世間から認知されているのに、その簡単には変えられそうもないイメージを覆そうとした

粘り強さはどこから来ているのか?

普通の高校生になってみたいと思えた純粋な動機は何だったのか?が

イマイチ伝わって来ないから、正直、"難波剛"という人物が

立体的に見えづらい感覚を覚え続けていた…とも言えるんでしょうか。

 

でも、今回で、彼が中学時代どんな生活を送っていて、どんな経験をしたのか。

そして、彼には憧れの同級生がいた事が分かりました。

関口(岩男海史)との関係性を通して「過去があって、今の自分がいる」を

丁寧に紡いだお話になっていたと思います。

本来は、"脱ヤンキー"を目標に奮闘する姿も描いてこそ、

二重生活ならではの面白味も出てくると考えているし、

主人公の人間性が見えてくるとも考えているので、

やはり今回くらい"普通"が盛り込まれていた方が、見応えが増すんですよね。

そこをやっと掘り下げてくれたのには満足しました。

 

そして、次に良かったのは、「確実に"形"として見えつつある友情」からの

「見えない糸で繋がっている友情」で、友情を使った二部構成で熱い物語に仕上げてきた所。

(ドッキリにされてしまったけれど)剛があの時抜け出してしまった理由、

二重生活を続ける理由を汲み取ってくれる美術部の部員たち。

自分の過ちを認め、郷田(うえきやサトシ)にはしなかった土下座をしてまで

お互い良きライバルでいようと誓った大丸(森本慎太郎)。

大丸の状況を察し、変わらず剛の想いを尊重し続ける優しさを見せる伍代(神尾楓珠)…。

どの人物も良い人ばかりで、中でも

剛・伍代・大丸の関係が徐々に深まっている良い感じの雰囲気を醸し出させた前半。

からの…後半では、ヤンキー仲間ではない上に、

本作で初めて登場した「中学時代の同級生で高校は別々」の立ち位置である

関口との関わりを重点的に描いたお陰で、

仲間がいる事の頼もしさ、友情がいかに価値あるものかを2通りで見せてくれたのは、

「そういう変化を加えてきたか!」という意外性もあって面白かったです。

 

反省している様子を見せてからの、実は罠でした〜…というベタな展開ではなく、

そこまで読んだ上で一発殴りに戻った剛のシーンといい、

暴力を受けたからと言って、とことんクズな人はそう簡単には更生出来ない…

だから支えになる友達を持て…というささやかな教訓といい、

終盤もシビれる所が多々ありましたね。

分かってはいたけど、最初は剛の力を借りず、

1人で立ち向かおうと挑んだ関口がカッコ良すぎました。

今期で一番好きなキャラになったかもしれません(笑)

 

クスッと笑える部分も僅かに増えてきていますし、

ここまで改良してくるとは思いもしませんでした。

次回は陣内(栁俊太郎)登場との事で、またヤンキー要素が強まる恐れはありますが、

今回のような作りが持続して行ってくれれば…と思います。

 

書き終わってから、まさかこんなに感想が書けるとは、自分でもびっくり…w

あ〜、またどこか時間を作って見返したいですなぁ。

 

 

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ナンバMG5 3話 感想|大丸も悪い人ではなさそう…

 

 

あっという間に過ぎた夏休み…からの二学期。

夏休みこそ学生生活の青春!みたいなもんだけれども、そこを端折ってしまったかぁ。

伍代(神尾楓珠)が「学園ドラマみたいな台詞」と言っていたように、

美術展で出す絵画に精を出せている事を

嬉しそうに話す剛(間宮祥太朗)が伍代の優しい嘘を知り、

このまま普通の生活を続けるべきか…それとも今すぐ駆けつけるべきかで葛藤を見せる姿は、

二重生活を送る者ならではの描写になっていて印象には残ったものの…

個人的には、前回で予告されていた恋愛要素が絡む話が

ど定番の花火大会でも海水浴でも描かれる事がなかったのはちょっと残念。

深雪(森川葵)の水着姿や着物姿を恥ずかしそうに見るとか、スイカ割りを体験するとか、

中学時代までバリバリヤンキーの生活を送ってきた剛が初めて過ごす"普通の"夏休みが

どんなものだったかを見られるのをつい期待してしまっていたんですよねぇ。

あとは…剛の裏の顔をまだ知らない状態で関わる"普通"代表の深雪の出番が少なくて、

そこで物足りなさを感じたっていうのもあります。

回を重ねるごとに家族や学校でのシーンが少なくなっている気がしますが…

見所はある事にはあるので、もうこういう作品だと受け入れるのが吉なのかもしれません。

 

内容に関しては、実はヤンキーでもあるという秘密を何とか誤魔化せた前回から一転、

まさか、あと何話か先でやりそうな「もう隠し通せそうにない」状況を

今回で持ってきたのには意外でした。

「バレるまでで良いんだ。普通に勉強したり、部活したりよ」

前回の剛のこの本音を聞けば、彼は純粋に"普通の学校生活"に

憧れを抱いていた上での発言だったと十分に理解出来るんですけれども、

大丸(森本慎太郎)の言う通り、家族も友達も騙している事は

残念ながら事実ではあるんですよね。

でも、関東制覇!と言われるくらいだから、小さい頃からずっと期待され続けていた訳で、

中々真実を話せるタイミングを見出せなかった結果、親を悲しませないように

二重生活を送ると決めた剛の気持ちにも共感出来る。

俺は嘘が嫌い、嘘は人を傷つける、男なら誠実であり続けろという考えの大丸と、

秘密を守る選択をしたのは、親孝行のためでもあるという考えの剛。

どちらも間違っていないし、どちらも別ベクトルで人に思いやりがある…

2人の価値観がぶつかり合った終盤のシーンは、いかにもヤンキードラマらしい

熱く考えさせられる仕上がりだったと思います。

 

美術部の部長が怒ったのはよく分からず、強引さを感じさせましたが(苦笑)

(親が緊急搬送されたとか、どうしても戻れない事情があったと考える方が普通じゃ…)

剛が窮地に立たされているとはっきり示すための流れを作ったと捉えれば、まぁ良いでしょう。

しかし、次回で本当にカミングアウトとなると、

全10話だとして、残り7話も話が持つのかな?という不安も出てきましたね。

今後の内容次第では、もしかしたら感想もこれだけ書けるほどではなくなり

視聴のみで楽しむ…って可能性もあるかもしれません。

一捻り、二捻りある展開を期待します。

 

ところで、「乳」のマスク…「愛」って書きたかったんでしょうかね(笑)

左上の部分しか合ってませんけど、何となくそんな気がしてw

 

 

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ナンバMG5 2話 感想|施されたら施し返す…恩返し!で築く友情

 

 

あの華奢な体つきでも騙されるもんなのか…?(笑)

一度身柄確保した最上(米本学仁)をなんでそのまま逮捕しなかったんだろう…

っていうのは置いといて。

締まりが悪く、ひたすらゆるかった前回とは一転、

今回は本作が目指そうとしている方向性が見えてきた感じですね。

 

普通の生活がしたくても、期待を寄せてくれている親に申し訳なさを感じているから

あえて嘘をつき続けるという、

義理堅い性格が故の葛藤と常に戦い続けている剛(間宮祥太朗)と。

不思議可愛い第一印象とは打って変わって、意外とお金のためならがめつい深雪(森川葵)。

そして、いつも一匹狼のクールな佇まいではあるものの、

相手を放っておけない面倒見の良い一面も持つ伍代(神尾楓珠)と…

それぞれが自分自身にしかない"表と裏"の顔を使い分け、時に本来の姿を覗かせる形で

人間関係が構築されていくさまを、笑いや切なさを交えながら描いただけでなく。

その描写の積み重ねが"青春"へと変わり、

ヤンキーならではの「恩は恩で返す」常に対等な関係でありたい精神と、

高校生ならではの真っ直ぐさや

「出来事や気持ちは誰かと共有したい」等身大の想いが反映された、

最終的に熱い友情物語へとギアを飛ばして行った話になっていたので、意外と楽しめました。

今回のような登場人物の二面性を随所に取り入れた出来であれば、

ちゃんと軸のある"ドラマ"として見続けられそうな気がします。

 

ただ、もうちょっと!な部分もあって…

本来「普通の高校生を演じる自分」と「正体はヤンキーの自分」の

二重生活がテーマの作品であるはずが、

実際に展開されているのは後者ばかりで、前者の要素が極端に少ないのは否めないんですよねぇ。

だから、キャラは良くても、内容自体はギャップが成立していないと言うのか。

"普通"の学生生活を過ごす剛を描いてこそ、

彼の本音「バレるまで、バレるまでで良いんだ。普通に勉強したり、部活したりよ」や、

未練を残しながら放った「もう俺の学生生活は終わりだ…」といった台詞が

活きてくるとも思っています。

 

まぁ、勘違いで済んでからの次回は、恋愛が絡む話になるみたいなので、

そこで"普通"も存分に描いてくれる事に期待…って所でしょうか。

ヤンキーの服しか持っていないのを理由に、伍代と一緒にショッピングをする…

なんて日常シーンもクスッとさせられたのでね。

もっと180度違った生活に馴染もうとする剛の様子を見てみたいのです。

 

 

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