2024年春ドラマ一覧

VRおじさんの初恋 32話(最終回) 感想|見て良かったなぁ…と思える作品でした。

 

 

タイトルのインパクトにつられて、なんとなく公式サイトをクリックして、

VRゲームが毎日の生き甲斐だった中年のおじさんがその世界で初恋!?という

風変わりな設定に惹かれて見始めた本作。

NHKドラマの事だから、初恋だけでは終わらないんだろうなとは思っていましたが、

穂波(坂東彌十郎)に会いに行くようになって、穂波の娘・飛鳥(田中麗奈)や

孫・葵(柊木陽太)が出てきてから、どんな展開へと転んでいくのか俄然興味が増して。

最終回まで見終えた時には、寂しさを漂わせながらも爽やかさや希望が感じられて

ほろりと泣けてしまう、素敵なドラマに仕上がっていました。

 

社会人になって、学校でも会社でもない第三の場所で新たな出会いを求めたり、

勇気を振り絞って自分らしさをさらけ出してみた結果

職場内でも徐々に仲間が増えて行ったり…

っていうドラマは、若い女性が主人公のパターンなら見た事はありますが、

中年の独身サラリーマンという設定は中々新鮮でした。

もちろん、前者の場合は、私が同年代だから自然と重ねてみてしまう良さはありますが…

中年男性となると、本人のプライドもあるし、仕事に追われるのに精一杯になって、

新しい友達を作る事は結構難しい気がするんです。

だからこそ、「人や人生に期待してない」「静かな世界でただ1人でいたい」と

思っていた直樹(野間口徹)が、穂波と出会って自分の殻をぶち破り、

輪を広げていく成長ぶりが奇跡というか。

当初と比べて頼もしさが増した姿に、感動する瞬間が何度もありました。

 

そして、本作は「現実世界」と「VRの世界」の2つの世界を交互に描き続けてきた訳ですが、

「リアルを大事にしよう」とか「ネットに依存するな」とか、

VRをどっぷりのめり込んでしまう事に警鐘を鳴らすアイテムとして処理しない所も

新しい視点だなぁと思いました。

31話で「私たちの心は、体に決められる。望む望まないにかかわらず。

性別、年齢、健康状態。そういうもので、心の輪郭は作られていく。

でも、VRの世界で現実と違う体に出会って、その体でしか出来ない約束をした。

体が変われば、心が触れ合う場所も変わる。あれは確かに、同じ私たちだ。」

という穂波のモノローグにもあった通り…

見た目と中身は全然違くても、どちらも"自分"である事には変わりない。

どちらの世界も肯定してくれているし、大切にしてくれている。

その描写が好きだったなぁ…と。

どんな世界でも繋がりを求めて、相手を大切にしたいという気持ちがあれば、

もう1つの世界でも還元されていくんですよね。

 

始まりもあれば、終わりもいつかはやってくる。

終わりを実感するとどうしても辛くなってしまうものだけれども、

2人で培ってきた思い出は心の中に残り続ける。前を向けるきっかけにもなる。

ここまでだったら、最後の締めくくりとしてよく描かれるのかもしれません。

けれども、ふと寂しさに襲われる時があったら、心の中からアルバムを引っ張り出して

"思い出の世界"に浸ったって良い…という、

復活して生まれ変わった「デイブレイク」でバックアップしたデータを見るナオキに

そっと優しく寄り添ってくれるオチも含めて、

ああ、ここまで見続けてきて良かった…と思える最終回でした。

 

野間口徹さんは、普段落ち着いた役の多い印象があるだけに、

本作での、ホナミに本音をぶつけて大声になるだとか、

佐々木(堀内敬子)への「もうっ!」とか、

感情をむき出しにする演技はとても楽しく見られました。

坂東彌十郎さんも以前の感想でもちょろっと触れましたが、今まで悪役でお見かけしていた分、

柔らかで穏やかで、時に繊細さを含ませた佇まいに引き込まれてしまってました。

倉沢杏菜さんと井桁弘恵さんは、今後ドラマの仕事が増えるでしょうねぇ。

朝ドラで重要な役で抜擢されそうですよね。

口調に仕草に表情に…しばしば中の人と一体化して見えましたもん。

 

C&Kの主題歌も、ぽつりぽつりと想いを吐露するかのような率直な歌詞が

ドラマの世界観とリンクしてました。

でもそれ以上に、個人的には「不思議なことばかり起こるよ」で始まる挿入歌の方が刺さりましてね…。

流れるたび「人生って案外悪くないかも」「こんな事もあるよね」と

支えてくれているようで、じんわり温かい気持ちになれたんですよねぇ。

 

録画被りの都合でNHKプラスで見ていて、毎週、視聴期間がギリギリだったので、

時間を探しては視聴する大変さは日々感じていたんですが、

それでも見た甲斐のある作品だったと思います。

スルーしないでくれてありがとう…当時の私(笑)

夜ドラは片手で数えられるくらいの本数しか見ていないものの、

最終的に登場人物も結末も雰囲気も愛おしく思える作品に、

以前感想を書いた事のある「作りたい女と食べたい女」の他に

「褒めるひと 褒められるひと」もあったんですけど

(↑一見ヘンテコな世界観ながらも、「褒める」「褒められたい」で

多様な価値観が描かれていて、こんな人もいるんだなぁと考えさせられる事があって、

それをほのぼの〜とした空気で包み込んでくれる作りが気に入っていたんです♪)、

また1つ、そう思える作品が増えました。

 

実は雑感集に組み込む予定だったんですけど、

感想を書き出してみたらあまりにも長くなっちゃってw

ああ、モヤモヤを吐き出す内容以外で、久しぶりにこんなに書いた気がするわ…。

 

↓時々、雑感も書いてました↓

 

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燕は戻ってこない 4話 感想|誰にも幸せが訪れる気がしない…

 

 

ダイキ(森崎ウィン)としている時のリキ(石橋静河)…

人の温もりを大事に大事に噛み締めているかのような表情を浮かべていたなぁ。

その後の笑顔も。初めて見ましたよ…リキのあんな心からの笑顔。

彼女が求めていたのは、自分を想ってくれている人からの愛情だったんですね。

サービスを通して出会ったという状況さえ除けば、2人とも恋人同士に見えましたしね。

 

でも、ダイキは確かに優しい人に見えたし、自身と重なる部分もあったから

あの接し方だったんだろうというのは分かるんですけど、

彼はあくまでもその手の"プロ"だから…

心が弱っている時にかける言葉選びは得意なんじゃないかと

あまり信用出来ない自分もいるのです。

リキはお金をはたいて幸せを手に入れられたけど、"お金で作られた関係"にまでならないと

彼女の望みが叶わないという事実が、何とも切なくなります。

 

一方で、お金だけが全てじゃないとか、この世で大切なのはお金よりも愛だとか

そんな話もたまに聞きますが、

リキを見ていると、お金を払えば大抵は幸せになれるんだろうな…とも思います。

しかし、草桶夫婦の場合はどうでしょう。

彼らの場合は、あの義母・千味子(黒木瞳)がいる限り、大金を払って赤ちゃんが産まれても

不幸のルートまっしぐらなんじゃないかな…という気がしています。

 

千味子の「産ませるあなたも、相当よね」発言もきっつぅ…とは感じましたが、

確かにそうなんですよねぇ。

こそこそ取引を進めていたなら別ですが、

悠子(内田有紀)も了承した上で行っているんですから。

その了承した契約が「代理出産」。

契約条項を見ていたら、なぜ日本で承認されていないのかがよく分かります。

こんなヤバい事に手を出そうとしているのか…と、冷静な気持ちになってしまいました。

 

そこから考えると…代理出産を引き受けるリキも、

その力を借りてまで自分の遺伝子を持った子供にこだわろうとする基(稲垣吾郎)も、

赤ちゃんを「モノ」「ランク」で捉える千味子も。

悠子関連でもう1つ付け加えるなら、かつて略奪愛をした過去があるのも…

みんな完全に肩入れ出来ないように描いていると思います。

誰か1人でも肩入れしたら、代理出産を肯定する事にもなってしまいますからね。

そこの匙加減が効いています。

 

リキはこのまま大輝と関係を持ってしまうのか…と思ったら、

まさかの不妊続きで、悠子の助言を機に帰省してしまうとは。

ちょっとこの展開は予想してませんでした。

次回予告では、元職場の元愛人と再会してますし。

人工授精期間ではないものの、既に他の誰かとしてしまっているし、

平気で口外していて…とにかく条件破りまくりのリキ。

彼女はあの時"だけ"は幸せになれても、

今までした行為が後になって帰ってくるんじゃないかとソワソワしております。

 

いやぁ、どうなっちゃうんでしょう。

面白いって言っちゃうのはなんか違いますよね。

次回から波乱の始まりになりそう…。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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春ドラマの雑感いろいろ③〜火9・TBS火10・夜ドラ〜

 

こんばんは!りんころです。

今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。

 

※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。

マイペースに続けるためにも、ざっくりとした内容になっておりますm(_ _)m ←テンプレ

・Destiny 6話

・くるり 5話 ※5/7放送分

・VRおじさんの初恋 24話 ※5/9放送分

うち2作品の雑感が、リアルタイムで見ている方からしたら

今更な時期での投稿になってしまっていますが、

書き残したい内容だったため、どうか温かい目で見ていただけると幸いです(汗)

そして水10は時間が遅くなってしまったため、

後日追加で投稿する予定です(一応、書きたい内容はぼんやりとは浮かんでます…)。

ルーズ過ぎてすみません。

↑文字数が意外と多くなったため、単独の記事として分ける事にいたしました。

よろしければ…!

 

ではでは…

 

 

Destiny 6話(5/14放送分)

 

本作からしたらいつもの事ですが…今回もまぁ〜無駄な描写が多過ぎて(汗)

実質、30分くらいしか内容がなかったんじゃないでしょうか。

 

取り調べ中でも病院でも思い出話。

関係者が検事を担当する事自体、現実味がないのに…

あの様子だと、取り調べで真実を聞き出すというよりも、

ただ単に元彼の想いを元カノに打ち明けているだけですよね?

後ろで記録している警備員さんたちも、

「何の話?」「どこからどこまで記録すれば良いの?」

と動揺しながら聞いているはず(苦笑)

正直、公私混同も良い所だなぁと思えてしまいます。

 

相変わらず回想による振り返りは長いですし。

今回の供述も以前の「私が殺しました」と同じようなもので、

どうせ自分が余命わずかなのが分かっているから

自ら罪を被る形で庇おうとしているんだろうと思ったら

(じゃないと、おかしな点がいくつもありますし)、

案の定その通りに進んで意外性がないんですね。

 

で…最大のツッコミどころは、なぜか病院で元カノに付き添わせるシーン。

同局の別ドラマにはいたのに…監視役の警察はどこ行ったんでしょう??

結局、イチャイチャで引っ張っただけで、今回の放火事件も昔の事件も解決していない訳で。

うーん…主人公を検事の設定にした必要性が、ここまでで全く感じられないのが残念です。

 

次回予告の「愛の逃避行」も、なんて時代錯誤な表現なのか…(笑)

何かもう、こんな冷めた事は言いたくなかったですが、

2人でどうぞお幸せに…の気持ちになってきていますw

残り3話でしょうから最後まで見ますけど、

最終回は「なんじゃこりゃ…」な状態で見終えているんだろうなぁ……

というのが今から想像出来ますね。

 

 

くるり〜誰が私と恋をした?〜 5話(5/7放送分)

 

いつも投稿している「視聴リスト&期待度」にも掲載していなかった通り、

3人のイケメンにちやほやされる構図かな〜…と思って当初は見るつもりはなかったんですが、

初回放送後の評判が意外と良かったので、TVerで後から視聴。

ブコメを前面に出すよりかは、「凪のお暇」を彷彿とさせる"自分探し"が

主軸の物語になっているのが個人的には好感触で、視聴継続を決めた感じでしょうか。

 

回を重ねるにつれて…時々、"自分探し"をしているのか"恋人探し"をしているのか

ちょっとブレているかな?と思わなくもないですし、

まこと(生見愛瑠)の誕生日の夜に、3人のうち誰が間に合うかゲームとか、

東京タワーをろうそくに見立てた演出とか(まぁ主に4話ですねw)、

王道ラブコメ要素強めの話もある事にはあるんですが。

生見愛瑠さんのピュアで着飾らない演技のお陰か、

今後を見守りたいと思わせるほど主人公が魅力的に映っていて、

それが好んで見られる理由に繋がっているんじゃないかという気がしています。

 

さて、5話は…ほろりと温かいお話でしたね。

今更の感想で本当に申し訳ありませんが、素直に「良いなぁ」と思えた回なので(汗)

5話は実家帰省回という事で、いつもよりヒューマンドラマテイストになっていた印象です。

 

当時は離婚間際の状態だったため、父宛のメッセージカードを見つけて

「パパとママ、どっちが好きなの?」と聞いてしまい、自分の感情を優先するあまりに

娘がどう感じるのかを考えてあげられなかった事に後悔を覚えていた母・百合子(坂井真紀)。

私の母からも、当時は叱ってばかりで、

あの頃はなんでもっと上手く子育て出来なかったんだろうと

たまに思う事がある…みたいな話を何度か聞かされていたので、

ついそう言ってしまったまことの母の気持ちにも共感出来ました。

 

喜ばせてあげるつもりだったカーネーション付きのメッセージカードを

絵本に閉じ込め、気持ちに蓋をする。

記憶喪失でもそこだけ鮮明に蘇ってくるんですから、よっぽどトラウマだったって事ですよね。

時が経つにつれて参考書や辞書がずらっと本棚に並び、

そうして本が増えていくたびに、周りの光景がモノクロだったのに対して

唯一色のついていた絵本が取り残されたままになっていく…という構図はまさしく、

記憶を失う前のまことの繊細さを表しているようで、思わず泣けてしまいました。

ずっと我慢して生きてきたんだなぁ…と。

 

でも今は、一緒に実家についてきてくれた朝日(神尾楓珠)、

箱に入ったカーネーションを渡してくれた公太郎(瀬戸康史)に支えられながら生きている。

「音が止まった 色が変わった」記憶はなくとも、自分は自分のままでいて良い…と

肯定してくれる人たちがいるお陰で、まことのいる世界は広がっていくばかりでしょう。

今回、主題歌とドラマの内容が凄くリンクしていて、グッと来ました。

 

そんな優しさに包まれたムードで終わるかと思いきや、第4の人物「隼人」が登場。

ミステリーの匙加減がどうなるのかは気になる所ですが…純粋に、次が楽しみではあります。

録画が溜まらないうちに早く見ましょう、私よ(笑)

 

 

VRおじさんの初恋 24話(5/9放送分)

 

NHKプラスでいつも視聴期限ギリギリで見ているので、感想も1週間遅れになります。

(と言いつつ、投稿が遅くなってしまったのでもう先々週の話に…我ながら遅過ぎる(汗))

 

ああ…やっぱり、人との繋がりとか、人の成長を描くドラマが好きなんだなぁ…

というのを改めて実感する回。

「人にも人生にも、自分にも期待してない」と言っていて、

静けさを求めてVRの世界で1人でいるのが好きだった直樹(野間口徹)に、

まさか、仕事を休んでまで会いに行くほど大切な人が出来るなんてなぁ。

 

当初は、なんか不思議なドラマだという印象を抱えながら見てきただけに、

本作を見て泣いてしまう日が来るなんて思いもしませんでした。

 

海の見える高台に2人がいる時に聞こえてくる鳥の鳴き声は、

VRの世界での、大きなブランコのある竹林の場所で聞いた時の事を

思い出してしまうし、穂波(坂東彌十郎)の家にも竹が飾ってある。

直樹も「ぐちゃぐちゃだった2つの世界が、とうとう1つの世界になってきている」と

言っていたように、今私が見ている世界はVRの世界?と錯覚する事が多々ありました。

 

何週か前までは、2つの世界が混ざってしまう事にVRの脅威を感じて

恐怖のイメージが先行していたために、

ごっちゃにして大丈夫なんだろうかと心配していた部分もあったんですが、

ここまで見てきた今なら、こんな日常の変化も素敵なものだな…とも思えてきます。

でも、穂波の死は迫ってきている訳で…不変などないと後になって気づかされるのは、

ゲームでも現実でも一緒ですね。

 

心の殻を破ってくれた穂波との出会いによって、人とたくさん接するようになったし、

不器用なりに、率直な気持ちを打ち明けられるようになった。

そんな直樹が穂波と娘の関係をどう繋いでいくのか、見届けたいです。

 

それにしても、今週で終わりとは…あっという間ですね。

私は、あと2週分残ってます(笑)

 

 

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ブルーモーメント 4話 感想|「こうしよう!」を優先しすぎちゃってない?

 

※文字数が意外と多くなったので、単独の記事として分ける事にいたしました。

 

なぜ私がこのドラマを微妙だと感じるのか。

それは、チームでは動いている割には、主人公以外はイマイチ仕事をしているように

見えないからとか(主人公すらも何の仕事をしているのかも分からないし…)、

過去話や立ち話ばっかりで災害救助ならではの緊迫感が感じられないからとか、

ノートパソコン片手に現場で指示出来るんならトラックの必要性は?とか、

いろいろ理由はあるんですが…今回の内容を見て、根本的な理由が分かった気がします。

詳しく言えば、「ここでこの展開にしよう!」「この人にこんな台詞を言わせよう!」

「ここで感動シーンを作ろう!」などと

意図を優先し過ぎたストーリー作りをしているあまりに、

話の前後や人物描写に違和感が生じているという事です。

今回は雲田(出口夏希)メイン回だっただけに、それがいつも以上に顕著でしたね。

 

例えば…授業でダブルレインボーの話題になって、実花のおじいちゃん(市川兵衛)が

台風で亡くなった時の事を思い出した実花(落井実結子)がその場を離れてしまい、

2階で雲田の姉・真紀(石井杏奈)と一緒にいるシーンがあったんですが、

次の時間が避難訓練のため、おじいちゃんが誕生日に買ってくれたうさぎのぬいぐるみを

実花が雲田に預けてもらうようお願いしてきたんですね。

私はそこでまず「?」だったんです。

雲田も次の授業に出向くのに、気持ちを分かり合える姉の方が預けやすいだろうに

なんで雲田に預けたんだろうって。

そしたら…修理したぬいぐるみを「勝手にこんな事しないで!」と落とされる形で

彼女に自分のお節介さを気づかせるためだった事が判明。

ああ、このシーンを作りたかったからだったんだね…という感想が先行し、

個人的には、不自然な流れだと思えてしまいました。

 

そして、最も疑問だったのは、演説…いや、避難アナウンスのシーン(苦笑)

あれ、軽く放送事故なんじゃないでしょうか。

視聴者に「雲田さん、頑張って!」と応援させるつもりだったんでしょうけど、

自分語りが多くて多くて。

あの内容では、危機感を持って逃げるというより、立ち止まって話を聞き入ってしまう人が

出てきてしまうんじゃないかと思いました。

「3年前、華原市で起きたつむじ風と同じ強さの突風が、約5kmにわたって発生します。

つむじ風と聞くとそんなに怖くなさそうに思う方もいるかもしれませんが、

私の姉がそれで被害に遭いました。

大切な人の命を守るためにも、直ちに建物内に避難して下さい!」

って感じで、簡潔(考えてはみたものの、これでも長いですがw)に伝えれば良いだけなのに。

彼女で感動シーンを作ろうとした結果、避難誘導が脇役みたいな扱いになってしまって、

突風が迫ってきているのにゆる〜く感じてしまうという…(汗)

エピソードの優先順位がなんかズレている気がするんですよねぇ。

 

で、肝心の姉妹の確執は「これからも『頑張れ』って言い続ける」って…(滝汗)

姉が以前「形を変えた暴力」と言って自暴自棄になっていたくらいですから…

しばらくの間は良くても、また残酷な結果を招いてしまうんじゃないかなぁと。

災害を扱う以上は、今回の姉や実花のように、メンタルケアも必須になってくるでしょう?

なのに、こんな自己満足かつ配慮の足りない解決法で良いのかな?と思えてしまうんです。

オリジナルキャラクターで汐見(夏帆)がいるんですから、

いっその事、その道に特化したカウンセラーとして配属させても良かったのかも…ですね。

 

うーん…ヒロインよりも、主人公の仕事ぶりやチーム個々の役割を知りたい!描いて欲しい!

と思うのはわがままなんですかね。

だって、劇中の会話によると「SDMはまとまってきている」らしいんですが、

いまだに全体像が掴めないんですもの…。

 

 

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燕は戻ってこない 3話 感想|生活が一変したリキと、腹を括る悠子。

 

 

悠子の友人・りりこ(中村優子)…

聞かれたら恥ずかしい事を大声で話すなんてデリカシーなさ過ぎる…

で、自分の仕事を売るための戦略の一環なのかい…と

彼女の事を少し引いたような目で見ていたんですけど、

まさか、悠子(内田有紀)には刺さる出来事だったとはなぁ。

私とは真逆の捉え方で、今回、そこが一番興味深かったですね。

 

基(稲垣吾郎)が自分の遺伝子を残そうとしていたのも、

きっかけは悠子の「あなたの子供を産みたい」から来ていた事が分かる。

最初は代理母に産んでもらった子供を育てるのに抵抗感があった悠子が、りりこの話を聞いて

「人間の数だけ性も欲望もいろんな形があるのよね。

だったら生殖もそうでしょ?正解なんてない。」「これが私の生殖行為なの」

と決意をする時の目つきには魅せられ、確かな説得力がありました。

…にしても、プライム帯で聞くには凄いワードですけどね(笑)

 

リキ(石橋静河)の方は、沼からどんどん抜け出せなくなりそうな恐怖を

静か〜〜に感じさせるんですよねぇ。

生活費がカツカツで幸せを喉から手が出るほど欲していた彼女に突然渡された大金。

そりゃあ、贅沢したくなっちゃうよなぁ…とは思います。

美味しそうな惣菜やスイーツに目が眩み、佳子(富田靖子)の葬式用の資金が

頭からすっぽり抜け落ちてしまうのは…

多分、私がリキと同じ立場でもそうなってしまうかもしれません。

 

女としての生き甲斐を初めて見出せそうなリキだけれども。

でもね…どうも、素直に「良かったね」とは言えないんです。

と言うのも、セクハラおじさんを引き下がらせたあの時の姿が一瞬別人のように見えたから。

 

彼女を強くさせたのは「お金」と「代理母」。

通常だったら、あんな人に絡まれたら大抵の女性は心の傷を一生背負ってしまう訳で、

彼女を守ってくれているものが、少し非現実なものであるという事実に

ちょっと身震いしてしまうのです。

 

義母・千味子(黒木瞳)は代理出産に関して「クーリングオフ出来るの?」と言うし、

テル(伊藤万理華)はリキに、プロの手を借りたら?なんてサービスを勧めてしまう。

命に対する価値観はこんなにも違うもんなんだ…というのを

覗き見しているかのような面白さがありますね。

 

終盤は…リキはなんと、アプリで知り合ったダイキ(森崎ウィン)と出会う事に。

この人の子供を身籠らないか心配なんですけど(汗)

代理出産」という未知な題材だけに、それぞれの今後がどうなってしまうのかと、

ちょっと怖いもの見たさで見てもいます。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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春ドラマの雑感いろいろ②〜月9・水10・金9・土10〜

 

こんばんは!りんころです。

今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。

 

※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。

・366日 5話

・ブルーモーメント 3話

・イップス 5話

・街並み照らすヤツら 2話 ※先週の感想

前回は割と長文になってしまったので、マイペースに続けるためにも、

今回からもう少しざっくりとした感想にさせていただきますm(_ _)m

 

 

366日 5話(5/6放送分)

 

いろいろ言いたい事はあるけれど、後回しにするとして(笑)

今回は珍しく(珍しく)、ここは良かったと思える部分があったかな。

それは…遥斗(眞栄田郷敦)にこっそり花を置いてきていた少年・翔(中村羽叶)の描き方。

 

翔が外を歩いている時に、病院から抜け出してきた遥斗をたまたま見かけるんですけど、

その後の行動がとてもスマートだったのです。

彼の後を追わずに、病院にすぐさま駆けつけては、事情を知っている人に

遥斗を見かけた旨を報告する。

 

子供絡みのエピソードは下手したら、そのままこっそり追いかけては

横断歩道で足を滑らせ車に轢かれかけて二次騒動…という展開もやりかねなかっただけに、

安易に「子供=幼い・危なっかしい」の固定観念が先行した

描き方にしなかった所には好感が持てました。

 

子供の中には、ちゃんと考えて行動して、大人への頼り方も上手い子だっているんですよね。

その結果…翔に影響を受け、「もっとしっかりしなきゃ」と遥斗も罪悪感を覚えるようになる。

負のエピソードを新たに生み出さなくたって、登場人物の変化・成長は描ける。

同級生たち含めて、ただでさえみんな後悔や傷を抱えて生きているので、

子供まで巻き込まれる事なく安心しました(笑)

 

あとはもう…ここからはツッコミどころが盛りだくさん。

・病院を舞台にした話は、どうしても脱出劇を描かないといけないルールでもあるのか!?

・回復スピードがとてつもなく速い。父とのキャッチボールは体が覚えていたにしても…

 序盤で高次脳機能障害だと診断されてから、まさか1話内で運動出来るまでになるとは。

・で、その温かいシーンも、後ろでいつも意味深な表情を浮かべる看護師が

 映っている事によって、あまり集中して見られないというw

そして、極め付けは…

遥斗も記憶喪失なんかーーい!!!(笑)

なんで今期だけでこんなにも被るのか。

本作は系統こそ違うけれども…登場人物を記憶喪失の設定にさせる事で

「失われた◯年前の記憶を取り戻す」という縦軸が作りやすくなって、

それで考察好きの視聴者も取り込もうとする狙いがあって盛り込んでいるのか。

分かりませんが…視聴者の中には何本もドラマを見ている人もいるので、

各局で会議に集まって「今期はこのコンセプトで行きます!」と意見交換するなどして

もうちょっと上手い事やれないかなぁとは思いますね。

 

まぁ何はともあれ、今回で辛い状況からは少し脱却出来そうな気はしています。

キャッチボールをしていた時に遥斗に光がほのかに照らされていたように、

希望に繋がる話になると願いたいです。

歌が歌なので、ハッピーエンドでは終わらなそうではあるんですけど…。

 

 

ブルーモーメント 3話(5/8放送分)

 

見ていてあまりにも違和感を覚えるため、原作を軽く調べてみたら…

まぁなんと、オリジナルキャラクターが6人もいたんですね。

・SDM 気象研究所・予報研究部部長の上野(平岩紙

・SDM 情報班チーフの山形(岡部大)

・SDM 対策本部車ドライバー兼料理人の丸山(仁村紗和

・前回で退場したレスキュー隊員の佐竹(音尾琢真

総務大臣の立花(真矢ミキ)

・今回からSDMに加入となった医療班チーフの汐見(夏帆

 

もうびっくりですよ。通りで、何の仕事をしているのかも曖昧であれば、

仕事をしているように見えない訳だ!と。

モヤモヤが晴れてスッキリしましたよ。

総務大臣の政治パートと、塩見の過去の出来事でトラウマを抱えた描写に至っては、

やけに重点的に描き過ぎていて、メインの救助活動とは空気感が違ってきてますからね。

個人的には、本作の「SDMに就く以上は、いろいろ抱えてる方が普通じゃない?」

という台詞が、変に湿っぽくしようとしていなくて好きではあるんですけど、

実際は各々の登場人物の過去を掘り下げていて、そこも矛盾を感じるという…(汗)

 

原作を改変したからには、早いうちにSDMのメンバーのメイン回を作って

ここの役割を明確にしたら、チームの頼もしさも増すと思うんですけど…

まぁ…一番のツッコミどころは、

突っ立っている人、手が止まっている人が異常に多い事かな(苦笑)

せめて、搬送されてきた患者を目の前にしている医者たちは治療をしましょうよ。

悠長に決意の言葉を語る前に、手を動かす。

まずはそこからな気がします。

他の改善点は…指示を受けている人が立ち止まっているなら、

医者やレスキュー隊の面々が行き来して忙しそうに治療している様子をバックで映すとかかなぁ。

災害救助を描くドラマで緊迫感を味わえないって、本当に致命的ですからね。

 

次回はどうやら、灯(本田翼)がなぜ危険な行動に出たのかが分かるようですが…

彼女自身にネームバリューがあるとは思えず、

5年も経ってなんで今更記事にする必要が?という疑問が先行してしまって、

そこにはあまり興味が湧かないんですよねぇ。

ミステリー要素で、そのジャンルのファンも取り込みたいんでしょうけど…。

 

 

イップス 5話(5/10放送分)

 

渡部篤郎さんという事で期待していましたが…

しっとりとした余韻が残るような、良い回でした。

やっぱり、大御所俳優さんがゲストだと空気が引き締まりますね。

 

補足として…別に、今までのゲストを否定する訳ではないんですけど、

ここまで比較的、若い役者さんのご出演が続いていたのが気になって。

5話じゃなくて初回の時点で、今回の渡部篤郎さん、田中要次さんのような

話題性・知名度の高い役者さんを押さえられていたら

本作ももうちょっと注目されたのかもしれませんし、

回ごとにメリハリをつけるという意味でも、必要だったかと思います。

 

もちろん、キャスト面だけでなく、内容にも満足していて。

いや、どう見てもすぐにバレるでしょ!と思えるような短絡的な犯行が続いただけに、

今回は…まぁ、本作ではそう描かれなかったものの、慧(染谷将太)を目の前に

再び描かせてみたら、絵のタッチが違うのが丸分かりだったでしょうし、

服装(ネクタイの色)の情報を共有出来ていなかったという

詰めの甘さがあったのは確かなんですけど。

アリバイ作成としてもう1人法廷画家を用意し絵を描いてもらい、

防犯カメラがついていない階段で交替するといったやり方には

手の込んだ事をしているな…という印象を持ち、

このトリックをミコ(篠原涼子)と森野(バカリズム)がどう見抜いていくんだろう?と

興味深く見られました。

 

そして、個人的に倒叙ミステリーでもう1つ重要視しているのが、

犯人が先に分かるからこそ「どこか共感出来て、憎めない犯人に思えるかどうか」で。

共感出来る人物に描けていたのは、初回と今回くらいだと思っています。

板野(渡部篤郎)の場合は、動機の描写は少なかったものの…

ああ、切ないなぁと感じられたのは、

篤郎さんと役の相性の良さが大きかったのかもしれません。

 

額縁に飾られている写真の妻の表情は笑顔なのに、

いざ彼女の絵を描こうとすると、いつも悲しそうな顔に出来上がってしまう。

15年経った今、杉本(田中要次)が犯罪遺族のための団体を立ち上げたと知っていても、

当時の犯人が原因で妻を亡くし、利益を優先した彼の弁護により

犯人に相応の罰が下らなかった苦い過去がある以上は、

前に進めず、憎しみの念が募っていく気持ちも分かります。

 

杉本を殺せば絵が描けると思っていたのに…それでも描けなかった事で

「そうか、もう妻は戻って来ないんだ」という現実を突きつけられる。

その時の板野の表情がね…年を重ねて落ち着いた篤郎さんの雰囲気も相まって

妙な悲哀感が感じられて、刺さるものがありました。

 

森野がイップスになったきっかけを探る縦軸については、

別にシリアス要素を持って来なくても…なんて、あまり肯定的に捉えてはいないんですが、

まさか誘拐事件に発展するとは。

正直、今回のエピソードだけで終わって欲しかった感じは否めませんが。

まぁでも…今までの中では最も満足度の高い内容だったと思います。

 

 

街並み照らすヤツら 2話(5/4放送分)

 

うーん…見ていて真っ先に気になるのは、やっぱりナレーションかなぁ。

何でもかんでも台詞に起こし過ぎなんですよね。

途中から頻度が減ってくるのでまだマシですが、

特に前半は、極端に言えばラジオドラマレベル。

コミカルのつもりなのかもしれませんが、

洒落のきいたツッコミでもなければ、いちいち説明臭いので、

個人的にはあまり面白い演出には思えないのです。

 

今回の内容で言えば…正義(森本慎太郎)がもっと妻の異変に気づいて

いてもたってもいられなくなる心理描写があっても良いと思いますし、

正義の「俺だけが幸せになって良いのか?」

「妻を幸せにして店を立て直すのが本来の目的なんじゃないのか?」という

葛藤からの覚悟までをテンポ良く展開していけば、

話の進みの遅さを感じずに済んだのかもしれません。

実際、彼が(終盤を除いて)偽装強盗にほとんど関わっていなかったために、

「正義の日常」と「荒木(浜野謙太)率いる仲間たちと女子高生が結託して行う

第2弾偽装強盗計画」の2つのドラマを無理くり繋ぎ合わせている印象を受けましたから。

 

でも、もしかしたら、次回から話が動きそうで…。

龍一(皆川猿時)が偽装強盗計画を街中に言いふらした事で、

風向きが変わる可能性は大いにあります。

最新話までに早く3話を見なきゃ(笑)

 

 

***

 

ちなみに、以下の3本のドラマはリタイアする事にしました。

元々期待が高いのに、まだ1話も見ていない深夜ドラマもある上に

どんどん録画が溜まっていくので(汗)

 

 

・Re:リベンジ-欲望の果てに-(フジ木10)

2話でリタイア…って事になるのかな。

裏の木村拓哉さんのドラマが始まった日で、

その放送回があまり集中して見られていなかったので

後で見返そうとしたんですけど…イマイチ見る気が湧かず。

 

海斗(赤楚衛二)が父・智信(光石研)を軽蔑するようになったきっかけである

葬式のエピソードも、市子(余貴美子)の言動が原因だった訳で

智信は何も悪い事してませんし。

あんなに"良いお父さん"なのに、どこに恨む要素が?と共感出来ずじまいで…。

ついでに言えば、根拠もなく頑なに大友(錦戸亮)を敵と見做しているのもよく分からず、

主人公が魅力的に映らないんです。

 

私にとって復讐モノは、主人公への共感が最も重要視するポイントになってくるので、

早い段階で違和感が募っていった以上は、これから先、払拭出来る可能性は低いのかなと。

 

OPは洋画ちっくで洒落てますし、主題歌も盛り上げてくれているんですけどね。

最新話まで見ている視聴者の感想にも特に変化がないので、

このまましれっと…って感じです。

 

 

・9ボーダー(TBS金10)

4話でリタイアを決意。

火10での放送だったら「やっぱりこうなるよね」と思って早々に切っていたのに、

金10ってだけでなんでここまで見続けてしまったのか、後悔を覚えるくらいです(苦笑)

ああ…「アンナチュラル」「MIU404」「最愛」と、

良作が生まれていた頃が懐かしいなぁ…(遠い目)

 

理由は1つ。三角関係に嫉妬、胸キュン演出といった恋愛要素を

切り刻んで盛り込んでいるために、3姉妹(今回で言えば七苗(川口春奈))が

将来の自分に真剣に向き合っているように見えません。

本当、全てのモヤモヤを集約したらこの1点に尽きます。

 

松下洸平さんは好きな俳優さんではあるんですけどね…

コウタロウという役だけは、なんであんなに

声の録り方がASMRっぽく聞こえるんでしょうね。

もうちょっと具体的に言えば…シーンとした空間で、相手の耳元に直接囁きかけている感じ。

後ろでいきなり歌い出す所なんかも、「えっ何?」って感想が先に出てきてしまって、

全然ときめきませんでしたとさ(笑)

 

 

花咲舞が黙ってない(日テレ土9)

2話でリタイア。

去年夏に放送された「ハヤブサ消防団」で、

池井戸潤原作はミステリーも面白い!という事を知ってしまったからなぁ…。

主人公が物申す勧善懲悪テイストで、またこの路線に戻るのか〜…と

思えてしまったんですよね。

 

主人公の実家がお店で、そこでダベるくだりがコミカルパートになっている所も、

挿入歌の曲調も、1話での男尊女卑の描き方も、いかにも「元祖水10」らしさが漂っていて

ありきたりに感じてしまったと言いますか。

数年前だったら普通に楽しめたのかもしれません。

決してつまらない訳ではないんですけど…視聴意欲がどうも湧かなくて(汗)

 

***

 

視聴した作品のストックが溜まったら、遅くても土日辺りでまた投稿させていただきます。

しばらくは、このパターンが続くかな…?

 

 

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燕は戻ってこない 2話 感想|将軍的発想の基が怖面白い…

 

 

回想の多さがちょっと気になりましたね。

理紀(石橋静河)の実家帰省のエピソードに、草桶夫婦が一線を超えるエピソードに、

さらには、理紀が5年前に勤めていたコインランドリーで出会った日高(戸次重幸)と

ラブホに行くエピソードから、男性とやった時のエピソードまで…

ここまで「過去」が描かれるとは、思ってもみなかったです。

 

何度か書いていますが、過去の話に尺を多く取ると

現在進行形で進んでいる話の流れが遮られているような感じがして、

早く先の話が見たいと、もどかしい気持ちにさせられてしまうのです。

で…なんで私が「回想を盛り込む事」を好意的に捉えられないのか改めて考えてみたら…

登場人物の"物語"ではなく、視聴者に「そんな事があったんだ〜」と思わせる

"設定"を描いているに過ぎないから…というのもあるのかもしれません。

最近は(というか今期も)、台詞で済ませれば良いような事まで

わざわざ映像化するドラマもよく見かけますからね。

 

まぁ、本作はまだ2話の段階ですし、今回の終盤にあったように、

代理母の契約で理紀と草桶夫婦が出会ってからが本格的なスタートにはなるでしょうから、

上記のドラマのように、時間軸の行き来を頻繁に行う形で

「過去をじっくり見せて、物語を描いている錯覚を与える」作品にはならないと思いますが。

とにかく、回想で掘り下げるよりも「現在」の話を見たいし、

進めて欲しいな…と願ってます。

せめて、初回の序盤のシーンからプランテに入るまでをチラ見せしてから、

あとは時系列に沿って、叔母の佳子(富田靖子)の発言に影響を受け実家を出て、

今の職場で紆余曲折あって、テル(伊藤万理華)から紹介される…

という流れで描いても良かったのかも?

 

とは言え、気になった所はそこだけで、今回も全体的に興味深く見られました。

基(稲垣吾郎)は前回の感想でも、イマイチ妻を思いやれていない旨を書いていましたが、

どことなく漂う冷淡な印象が、今回で顕著になったと言いますか。

何と言うか…戦国時代の将軍的発想なんですよねぇ。

とにかく自分の遺伝子を残したい。

自分と同じバレエの血を引いていなければ、子供を産む事自体にも意味がない。

これ、「2人の子供を作りたい」じゃなくて、

将軍の跡取りを残すために子作りしているのと同じような気がするんです(汗)

「自分のDNA」にこだわる彼の姿からは、悠子(内田有紀)への想いは一切感じられなくて。

現代では子供を作る選択を取らない夫婦もいるだけに、

こんな考えの人もいるのかとゾワっとさせられました…。

 

子供の話をする時に、卵を割って調理をし始める基。

テルも同じく、卵子の話をしながら彼氏の作ってくれた目玉焼きを食べる。

2人にとって「子供を作る事」は何も特別なものではなくて、

日常で当たり前のように使われている卵と同等の認識でいるんだな…

というのが分かる比喩表現は、今回も鋭い切り口でしたね。

 

代理母の契約を交わすであろう次回から、物語が前進する事を期待しております。

 

 

↓次回の感想はこちら↓

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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春ドラマの雑感いろいろ〜月9・火9・水10・木9・夜ドラ〜

 

こんばんは!りんころです。

今週までで視聴したドラマの一部の感想を、掲載していこうと思います。

こうして並べると、何だか話が停滞気味なドラマが多いような…(笑)

 

※タイトルをクリックすると、その感想のページに飛びます。

・366日 4話

・Destiny 4話

・ブルーモーメント 2話

・Believe-君にかける橋- 2話

・VRおじさんの初恋 16話

 

 

366日 4話(4/29放送分)

 

すっかり群像劇になってしまっている本作。

なんかもう…遥斗(眞栄田郷敦)が全く関係なくなっているような。

 

彼は意識不明の状態だから、目覚めない限りは

明日香(広瀬アリス)との2人の物語を進められない。

その事情は分かるんですけど、「12年越しに叶った恋愛」を売りにした作品なんですから

2人の間で話を膨らませる工夫はもうちょっとあっても良いと思いますし、

膨らませられないなら膨らませられないで、

最初から安易に病気の設定を加えないで欲しいと思ってしまうのです。

 

前作も本作も病気を扱ったラブストーリー。

で…月9はここ4作品連続で群像劇仕立てにして、あちこちに辛い設定を盛り込む事で

初期設定が霞んで何のドラマなのかが曖昧になったり、

やたらと時間軸を行き来しては見づらさに拍車をかけたり…という失敗を

繰り返しているような気がします。

一応それでも"看板枠"なので、そのうち良い作品を…とは願っているんですが、

どんどん迷走していっているのが残念です。

 

今回の内容を見て思うのは、明日香以外の同級生たちがそれぞれどこかの時期で

遥斗に会っているという設定にしても良かったんじゃないかなぁと。

親友の莉子(長濱ねる)の場合は、

たまたま遥斗がプロデュースしているお店で彼と再会して、

「久しぶりだね〜」「閉店後時間ある?」なんて言ってから2人でゆっくり昔話した時に、

遥斗の当時の想いや、その後悔をバネにして夢を叶えてきた努力を知る…とか。

そうすれば、莉子の「(明日香は)何かを頑張ってきたことないもんね。」

という一見余計なお世話に思える台詞も、

過去に恋愛に蓋をし、音楽の道を閉ざしてしまった明日香にとって

意味のある言葉に聞こえたんじゃないでしょうか。

 

ぶっちゃけ、題材的には映画向きだよな…と延々思っていた所で、

ラストでようやく遥斗が目を開ける。引っ張り過ぎです(苦笑)

猫のようにかっ開いた目でちょっと恐怖を感じつつ、

次回予告で、どうやら高次脳機能障害である事が発覚。

軽く調べてみたら、思考・記憶・行為・言語・注意などの

脳機能の一部に障害が起きた状態を指すそうで。

単純に、記憶喪失ルートにはならない予感がします。

 

 

Destiny 4話(4/30放送分)

 

奏「どうしてカオリのハンドルに真樹の指紋がついてたの?」

真樹「そこか」

から始まった回想…

からしたら「そこからか」なんですけど(爆)

既に何度か見ている当時の事故のシーン、わざわざバカ丁寧に一から見せなくても。

 

肝心の、真樹の指紋がついていた理由も「でしょうね」という感じですし、

今回で分かったのは、カオリがいかにヤバい人だったか…ってだけ。

相手の死に関わった人ってみんな「自分が殺した」と言いますが、

結局は事故か、精神的に追い詰めてしまった…っていうのが最近のドラマあるあるなので、

その点も捻りがなさ過ぎてイマイチ。

本作の場合は…まさか、記事を見せたくらいで

あそこまでカオリが暴走するとは思えないじゃないですか(笑)

だから何も、そこまで自分を責めなくても〜と思えてしまって、

あまり感情移入出来ませんでしたとさ…。

 

まぁでも一番の謎は、事実を元に物事を捉えるであろう

検事の職に就いているはずの奏が、誰かの"告白"を鵜呑みにしていた所なんですけどね。

だって…冷静に考えて、疑問は残るでしょう。

同じ車に乗って事故に遭ったはずなのに、

カオリは亡くなり、真樹は軽症で済んで今は普通に動けている。

そもそも、野木(仲村トオル)が素直にカオリに事件の話をするか?とも思いますし。

"告白"が全て真実だとは限らないんじゃないかという気がします。

 

モヤモヤが残ったまま、また新たな謎を盛り込む…。

もう4話なのに全然進まないのがなぁ。

今回までを初回に収めても支障がなかったのでは?(汗)

 

 

ブルーモーメント 2話(5/1放送分)

 

本作に関しては…前後編にしたのが致命傷ですよね。

その構成だったためか、佐竹(音尾琢真)を救うというミッションまでに

娘を登場させるわ、女性陣で別室で過去話をしているわ、

晴原(山下智久)と園部(水上恒司)で揉め事を起こすわで、

ようやくSDMが本格的に佐竹の救出に動き出したのが開始から20分過ぎ。

 

20分過ぎならそんなに…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

前回のラストで、果たして佐竹は助かるのか!?という

見所を残した上での"続き"の話ですからね。

救助活動ともなれば時間との勝負になってくるのに、

「今、それどうしても必要?」っていうエピソードの羅列で、

内容は間延びしていて緊迫感が伝わってこない。

そこに終始、むず痒さを感じながら見てしまっておりました。

 

中でも個人的にヤキモキさせたのが、晴原と園部の対立。

園部の第一声って、相手を責めるか反対の声ばっかりなんですよねぇ。

いとこを想う気持ちは分かりますが、揉め事を起こすなら

仕事中じゃなくて救出後かプライベートでやって!って話ですし。

その揉めているたった数分で、

佐竹を救える可能性がどんどん下がっていくのに…と思えてしまうんです。

別に仲が悪くても良いけれど、患者とその大切な人の人生を左右する恐れのある

重要な職業だからこそ、目の前の命を救う事だけに集中して欲しいと言いますか。

 

まぁ、2人の対立は今回で解決しそうなので、そこは安心かな。

あとは…新人の態度にも成長が見えると良いなぁと。

中国語で喋っていたとしても、何となく陰口を言われてる事は分かると思うので、

今のままでは感じの悪い印象の方が残ってしまいそうです。

 

そして、もう1つ気になったのは晴原の仕事の描写について。

やはりCGや演出で誤魔化しているような気がしてなりません。

基本的に「モニターを見ながら何かを打っている図」を見せられているだけで、

具体的にどんな仕事をしているのかが不明だから、

彼の敏腕ぶりもイマイチ伝わってこないんですよね。

素人なので、何をカタカタ打ってるの〜?なんで数式が必要なの〜?っていうのが

いつも気になってしまいます(苦笑)

例えば…ホワイトボードを使って図解してみるとか、

数年間分の資料を持ち出して調べてみるとか、

少しでも作業をアナログ方式に置き換えてみたら

視聴者にも伝わりやすいんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。

SDM全体で言えば…晴原以外、仕事をしていないようにも見えますし。

救助だけなら、前回の感想でも書いた通りレスキュー隊だけでも十分成立する訳で。

わざわざ新部隊を立てたくらいだから、他の部分は他のメンバーが個性・特性を発揮しながら

全方面で活躍する姿も見てみたいんですよね。

 

 

Believe-君にかける橋- 2話(5/2放送分)

 

事前情報も少なかった分、橋作りの奮闘がメインじゃなくて

刑務所が舞台のドラマになるの!?という驚きはありつつも、

時間軸の行き来が唐突で複雑が故に、見づらい印象の方が残ってしまった1話。

(今期のドラマ、事故・記憶喪失・リーガル絡みの設定・時間軸をいじる構成が多いですよね)

2話になって、時間軸を行き来する頻度が極端に減ったのは良かったですが…

今の所率直に思うのは「話が進まない」「方向性が見えてこない」でしょうか。

 

朝ドラが今週、裁判を取り扱った話をやっていたので分かるんですけど、

ひとまず再審が通らないか、◯年後に飛ばして刑期を満了させないか、

超ご都合展開でも脱獄を成功させない限りは。

つまり…どんな方法だったとしても、塀の中から主人公が外に出ない限りは、

物語が動かないんじゃないかと思うんですよ。

なのに、今回はざっくり言えば「脱獄出来るかどうか」だけで展開していって、

結局、脱獄未遂で終わりって…(汗)

下手したら、1週飛ばしても全然平気なのでは?と思える内容でした。

せめて、丸々1時間使わず中盤までで収められていたら、

まだテンポ良く感じられたかもしれませんが…うーん。

 

狩山(木村拓哉)で何を描こうとしているのかが曖昧なので、

私の本作への興味は、竹内涼真さんが一人二役を演じられている所くらいでしょうか。

何となく、狩山の味方に唯一つきそうな気がしますけども。

あと…どうしても書きたかった事は…

木村拓哉さん&天海祐希さん夫婦がしっくり来ない!(笑)

(いや、相手が…じゃなくて組み合わせが…)

どちらも主演級の役者さんで、バリバリ仕事出来る役を演じられるイメージが強いからなのか。

天海さんはドラマだと大体独身か、結婚したとしても順風満帆には行かない役が多いのも

関係しているのかもしれませんね。

 

とにかく、ただでさえ事前情報が少なかった本作なので、

3話で方向性がしっかり見えてくると良いなぁと。

開局65周年記念作品という事で、いろいろと気負い過ぎちゃっているんだと思います。

 

 

VRおじさんの初恋 16話(4/25放送分)

 

NHKプラスで1週間遅れ(視聴期間ギリギリ)で見ております(笑)

帯ドラマとなるとすぐに溜まるし、ドラマ被りがあるから録画は出来ないし、

それならNHKプラスで…となると急かされるような感じがしてあまり好きじゃないので、

シーズンごとのドラマが終わりかけの時期でない限りは

「夜ドラ」はスルーしてしまいがちなんですが…

本作に関しては続きが気になってしまって。

ここ最近は、じわじわハマってきております。

 

何と言っても、「サ終を迎えるVR世界」の設定が上手い事効いているなぁと思います。

主人公・直樹(野間口徹)は独身で、家賃が安そうな部屋に住んでいて、

会社での立場もあまり良い方ではない、冴えない中年サラリーマン。

そんな彼の唯一の憩いの時間はVRゲームを楽しむ事なんですが、

終わりが来ると分かっているから、

一見オアシスっぽい世界観もどこか儚さが垣間見えると言いますか…。

VRで遊び終えて現実世界に戻った途端、

その儚さが先の見えない将来や老後の不安と重なって、一気に哀愁を感じさせるのです。

 

ホナミの中の人が男性で、ふとした発言からし

彼女も日常生活の中で何か抱えているんだろうなぁとは思っていましたが、

直樹よりも年上で、そう長くは生きられない病気を患っていたとは。

(そして、坂東彌十郎さんのキャスティングも、悪役が多いイメージだっただけに新鮮…)

こちらは恐らく妻を数年前に亡くしていて、娘とも上手くいっていないと考えると、

今までの言動も合点が行きます。

 

VRの世界から発展して、現実世界でも交流を図るようになるのも意外でね。

お互いにとって、相手との出会いが日常を照らす"光"みたいなもので、

今までずっと孤独を抱えて生きてきた分、幸せになって欲しいとも願いたくなるんですけど、

同時に、「VRと現実をぐっちゃぐちゃ」にして良いのだろうかと…。

パフェとカレーが同じテーブルに並ぶ異質感とともに、VRの持つ脅威を思い起こさせて、

視聴後にはほんの苦味も残るんですよね。

 

ちょうど折り返しかな。今週は5週目だから後半戦突入か。

どんなゴールへと辿り着くんでしょう。

不思議な魅力につられて、最後まで興味深く見届けたいです…。

 

 

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燕は戻ってこない 1話 感想|追い詰められている女性たちが縋るもの

 

 

こ、怖面白かった…。

ストレートな怖さも、じわじわ襲ってくる怖さも、どちらも味わった初回でした。

 

後者のように感じた一因としては…本作で描かれる女性たちが、

・家賃や生活費を払うのに精一杯で、派遣の雇い止めも間近に迫っているリキ(石橋静河

奨学金返済のために、風俗で働くテル(伊藤万理華

・義母や夫から、子供を産むよう急かされている悠子(内田有紀

と、常に"何か"に追い詰められている所が共通点になっているんですよね。

そこから来る圧迫感が、見ている側の私も苦しい気持ちにさせられるというか…

後に恐怖に繋がったんだと思ってます。

 

そんな彼女たちとは反対に、男性はどこか自分本位の人物に描かれているのも特徴的です。

例えば…リキに嫌がらせをしてくる隣人・平岡(酒向芳)は、

朝からそんな事が出来る余裕があるくらいですから、

恐らく年金暮らしで暇を持て余しているのかもしれない。

そして、悠子の夫・基(稲垣吾郎)も知的で妻想いに見えるようで、

実は義母の意見に流されているだけであんまり寄り添えてはおらず、

ペットのネーミングからしても、単に「バレエダンサーである自分の血を引き継ぐ子」が

欲しいとしか考えていないのです。

 

追い詰められた結果、リキは「プランテ」に尋ねてみるんですが、

彼女がいつも薄暗い部屋で生活していた分、あの施設の入口までの通路が妙に明るくて、

それが「この道を歩けばあなたは幸せになれますよ」と示しているかのようで…。

中に入ればどピンクの服を着た女性がいて、

会話をしている最中には、バックの水槽の泡がブクブクと音を鳴らしていて…

もしかして、騙されるのでは?一度足を突っ込んだらもう抜け出せなくなるのでは?

と不安にも思えてしまうんですよね。

 

この物語の女性たちは、鮮やかで色とりどりのサラダやミックスサンドのような

充実した生活は送れていない。

食べ物と人物のリンクのさせ方も、おお?これは何を表現しているんだろう?と

目を引いてしまいます。

冒頭で映されたゆで卵も、ブチュッと生々しい音を立てるスクランブルエッグも…

食べ物を美味しそうに映すドラマがここ最近散見されただけに、

あそこまで美味しくなさそうに映すドラマは結構新鮮です(笑)

 

黒木瞳さんに朴璐美さん、今回は登場されなかった富田靖子さんと

主要人物を囲うキャストもかなり強烈。逃げ道がなさそうですよね。

 

代理出産」がどうしてもセンシティブな題材なので…

ややエンタメに脚色し過ぎかな?と思わなくもないですが。

とりあえず、初回は興味深く見られました。

最終的にどんな形に収まるのか、楽しみです。

 

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街並み照らすヤツら 1話 感想|応援する気持ちは変わらないけど…

 

 

初っ端から、本作から脱線した話で失礼しますが…

私がドラマを見る上でのこだわりとしては、

「制作側の事情」「ドラマの内容」はなるべく結びつけないようにしているんですね。

 

「制作側の事情」が具体的に何を指しているのかと言えば、

・制作の裏側とは別に、ドラマでは収まりきらなかったエピソードを、

 SNSでご本人自ら「実は犯人は〇〇で…」

「あのシーンでは伝わりづらかっただろうけど、実はこんな背景・設定があって…」

 などと補足(ネットニュースも然り)

・年月を飛ばすにあたって、端折られてしまった部分を

「◯年前の真相」で1つの内容にまとめ、動画配信サービス限定の作品にする

この2ケースが挙げられます。

(※語弊を招きそうだと感じたので、少し追記。

もちろん、本作が作られるきっかけとなった某作品の事情はまた別の話です。

未視聴なので強く言えませんが、あれはコミュニケーション不足なのがひしひし伝わってきて…)

 

もちろん、私にも一応感情はあるので、それらの事情を知って

そうだったのか…と察する事も多いです。

でも決して、視聴者全員がネットや動画配信サービスを利用しているとは限らない訳で。

前者の場合なら、ドラマはあくまでもフィクションだから、事情を感じさせないくらい

描きたいものを描ききる、"らしさ"を貫いた作品であって欲しい。

後者の場合なら、「その情報を知っているか・知らないか」で

ドラマの内容や登場人物に対する印象が変わってしまうのはフェアではないので、

そういった重要は要素は出来る限り収めていただきたい。

ただの素人があーだこーだ言っているだけなのは自覚しておりますが、

ドラマ好きとしては、面白くて良質な作品が少しでも増えていったら…

そう願いながら、いつもドラマを視聴しています。

 

しかし本作に関しては別で、事情が事情だけに、

放送までに至る背景を考慮せざるを得ません。

というのも…噂が本当に正しければ、

元々放送される予定だった原作実写化ドラマは2/21に制作中止を発表。

いろいろあってキャストもスタッフも総取っ替えした新作が発表されたのは3/21と、

4月の初回放送までに突貫工事で制作された作品だからです。

プロデューサーや上層部の方々も、スケジュールが空いている人、

脚本を描ける人を探すのに相当苦労されたでしょうし、

急遽主演を任される事になった森本慎太郎さんを始め、オファーされた側も

相当プレッシャーを感じられていた事が想像出来ます。

むしろ、よく4月内の放送に間に合わせたな…と思うくらいです。

 

しかし、突貫工事での制作だからこそ、

1年以上前から構想を練られ作られてきたドラマと同等の面白さになる可能性は低い。

そんな事も考えつつ、それでも応援する気持ちで初回を視聴してみましたが…

残念ながら、やっぱり予想は的中しており、

シャッター街の復興が難しいように、短期間で作られたドラマが

奇跡的に面白くなるケースも滅多にないのだと実感した内容だったかと思います。

 

何でしょう、描こうとしている内容に迷いがあるように感じてしまう…

と言った方が良いんでしょうか。

シュールなコメディの割には、演技や台詞、会話劇などがイマイチ突き抜けていないですし、

ヒューマンドラマ要素にしても、日常での出来事を淡々と描いているように見えるので、

どんな方向性で行きたいのかが掴みづらいんですね。

せっかく、コメディもヒューマンドラマも行ける役者さんを揃えているのに、

上手く活かしきれていないのが勿体ないんですよねぇ。

 

仮に本作が30分の深夜ドラマだったら、

寝る支度をしようと1階に降りた時や、寝落ちから目覚めた時などに

テレビで点いてたら何となく見てしまう…そんな作品になっていたかもしれませんし、

どことなく漂うシュールさも、コンパクトにまとまっていたのかもしれません。

1時間サイズだからかストーリーや演出に緩急がなく、

間延びしているようにも感じてしまいました。

 

まぁ…全然笑えなかったと言ったら嘘にはなるんですけどね。

確かにクスッと笑える所もあったんですが、それは、どう見てもバレそうな偽装強盗を

繰り広げているくだりや、お尻をかきたいのを我慢するがあまりに挙動不審になってしまう…

といった"状況"が面白かったのであって、

"ドラマ"としてはちょいと微妙だったのかなぁという気がします。

 

これはあくまでも憶測ですが、撮り溜めた分がなくなり、

ギリギリで撮影・制作される日がそのうち来る事が考えられます。

でも、そこには利点があって、SNSでの意見を取り入れ、

ブラッシュアップ出来る機会が増えるんじゃないかとも思えるんですね。

まぁ…こんなポジティブな発想が出来るのも、

本作に対する応援の気持ちがまだまだあるからなんですけどね…(笑)

 

次回以降の感想を書くかどうかは不明ですが、

育成型ドラマのごとく(?)、ゆっくりと改良されていきますように。

今はそう願うしかないみたいです。

 

 

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