夏らしいホラー作品や発想力の光る作品などありましたが、
最後まで見てみれば、今回は全体的に普通?どれも小粒揃い?といった感じでした。
40分の長編は仕方ないとして、
とりあえず、ショートストーリーに2本もCMを挟み込むのは
やっぱり緊迫感が削がれるのでやめて欲しいです(苦笑)
ここからは、各エピソードごとに感想を書き、
その後にランキング付けの形をとらせていただきます。
しみ
主演:広瀬アリス 出演:宮川一朗太、山口香緒里、関めぐみ
この季節には持ってこいのホラー作品で物語は開幕。
服や体についたしみのディテールがやけに凝っているし、
容赦なく視聴者を脅かす展開が続くなぁと思っていたら、
前回の「恋の記憶、止まらないで」を書いた脚本家さんの最新作だったのですね。
どうりで、女囚さそりみたいな謎の女性の幸薄そうな顔つきに
妙な既視感を覚えた気がしました(笑)
ただ、仮にもしあのような状況に陥ったら、
私だったら洗濯して血を落とすより燃やす方法を選びますね。
水で流しても痕は残りますし、燃やした方が確実に証拠は消せるだろうから。
「しみ」の話にこだわったばかりか、親子とも前者の選択をした所に
都合の良さを感じてしまったのが惜しかったです。
プロット自体も…夢オチで片付けるよりも
もっと面白く料理出来たんじゃないかと思います。
3つの願い
主演:伊藤英明 出演:松角洋平、沢井美優、滝藤賢一
先にツッコんでしまおう。
伊藤英明さんが虚弱体質の人には見えんわ!w
昔より今の方がガッシリした体つきだし…
某お坊さんのドラマなんて若干お腹が出てるほどだったし…
吉岡秀隆さんとか、野間口徹さんとか合いそうな役者さんは他にもいるのに…(笑)
まぁ、これはもう置いといて。
予想もしない展開続きで"翻弄された"点ではこの話が最も良かった気がします。
「僕のヤバい妻」が思い出されるような流れだっただけに
まさかランプの魔人なんていうファンタジーな要素を被せてくるとは思いませんでしたし、
最後には「等価交換」の真意が分かった途端、恐怖心を一気に駆り立てられる
オチの余韻の残し方までよく作られていました。
いつまでも お前のものは俺のもの…という訳にはいかない。
借金もちゃんと返そうね…というさり気ない教訓話でした。→by この後のレイクのCMw
ランプの魔人がファンタジー要素と言いましたが、
黒のスーツ姿でCGも使わず普通に奥から登場してくる姿はシュールさ満点で、
ここは一番「世にも奇妙」っぽかったかも。
燃えない親父
主演:杏 出演:松下洸平、森矢カンナ、山本道子、山田明郷、皆川猿時
ここは色んな意味で遊んでましたね。
伊藤英明さんがキミコー!キミコー!と呼び続けた次の話は、
キミコじゃなくてその元旦那の八郎@松下洸平さん出演作。
土屋…じゃなくて三浦誠己さんがジャスミンとして登場。
…で、CMにコンフィデンスマンの宣伝を挟むのは止めてあげて(笑)
「燃えない親父」というタイトルからして、何があれば成仏していくのか
家族で探していくうちに、生前までは語られなかった父の想い(手紙?)に気づいて涙する…
なんてハートウォーミングな話になるのだろうと予想していた分、
何度試してみても燃えません!!というカオスな展開になるとは意外でした。
しかし、終盤は締まりが悪くなってしまったのが残念。引き延ばしが目立ちましたね。
「燃えた」「燃えない」の二択の面白さで話が進んでいたのだから、
指輪がないのならあの世へ持って行ったのだろう…なんていう曖昧さで終わらせるより、
「春光」のくだりで終わらせた方が良かったでしょう。
父の心残りは姉弟のわだかまりだったんだ…と涙を誘って完結かと思いきや、
いやそれでも燃えないんかい!とズッコケさせたオチにした方が"らしく"ないですか?
配信者
主演:白洲迅
正直これには…特に新鮮味を感じなかったかなぁ。
何も考えずにバカな行動をとる人をお仕置きする話なんて
SNSを扱うドラマを中心にもう描き尽くされている印象ですし、
最後はドッキリ企画だったのも予想通りでした。
去年放送されていた松本穂香さん主演の「JOKER×FACE」を優しくした感じ?
あと、この手のドラマに言える事ですが、
追いかけられているにもかかわらず、外に出るよりなぜ行き止まりのトイレに
篭ろうとする発想になるのかがよく分かりません(笑)
*****
ランキングを付けるならば…
①3つの願い
②燃えない親父
③しみ
④配信者
(2位以下は特に大きな差はないかなぁ…。)
でした。以上!
↓前回(19'秋の特別編)の感想はこちら↓
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↓今までのシリーズの感想はこちら↓
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