時効警察はじめました 2・3話 感想|魔性の女っぷりが似合うミポリン

 

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前回(2話)の感想が書けずじまいだったので、3話と一緒にまとめちゃいます〜。

 

2話「超人気ミステリー作家の密室殺人」

 

2話の脚本家は福田雄一さんで、ギャグと白目と独特な笑い方のオンパレードといった

良くも悪くもいつもの「福田ワールド」に味付けされてしまうんじゃないかと

ちょっと心配していましたが、上手く溶け込んでいたように思いますね。

後から調べてみたら演出家は別の方だったので、その方のお陰でもあるのかな…?

まぁ、三日月(麻生久美子)がやけに乙女チックなモノローグを多用していたり、

某映画の宣伝と言わんばかりに磯村勇斗くんで遊んだりと、

そこは福田さんらしいと言えばらしかったですが(笑)数々のネタ、楽しみました。

 

事件の内容は、ミステリー作家の息子が有名小説のトリックを使って

父に復讐する…というもの。

でも、まだまだ「息子=作家のたまご」なのは事実で、

ツメが甘い部分を父がわざわざ手伝って、計画が成功したように見せるという

裏トリックになっていたのが面白かったです。

 

なんで自分の命を犠牲にしてまで?とは普通だったら思うんですけど、

余命わずかなのもあり、また息子が自分に挑戦をしかけてくれたのが親として誇らしくて、

未来の希望のためにもその努力を受け止めよう…って所でしょうか。

 

しかし、外に落ちたナイフやドアノブには指紋ががっつり付いていたので、

調べようと思えば時効にならずに済んだんじゃ?という気はします(笑)

 

 

3話「婚活の女神の恋の罠」

 

サブタイトルの「婚活にルール・マナーは数あれど、殺しに勝るタブーなし」といい、

今回はわりかし犯人と殺害動機が読める展開ではありましたが、

ゲストの中山美穂さんの魔性の女のハマり具合と

三日月&彩雲(吉岡里帆)の可愛らしさに見惚れ、キャラクター面で楽しんだ回でした。

 

彩雲くん、あのゆるふわパーマとっても似合っていたのに…もうやらないのかしら。

最初は霧山(オダギリジョー)と三日月の間を割り込む人物に映って

(二人が捜査している所をもっと見たいという焦ったさもあり)

あまり馴染めずにいたのですが、

前回からは二人のやり取りも増えてきていて、またワンクッション的存在として

関わる立場になってきたようにも感じられたので、徐々に好感が持てている自分がいます。

三日月くんとは別ベクトルでの癒され自由奔放キャラ…これはこれで良いじゃないのと。

 

事件の犯人はやはり、婚活アドバイザーの琴吹町子(中山美穂)で。

日頃の行いが結果に出てしまう…そんな殺害&誘導手段でしたね。

というか、ドラマ上において、結婚相談所とそれに携わる者がそのまま

良いイメージで終わった事がないような(笑)必ず裏事情が含まれている感じ。

演出はいつもより小刻みなカメラワークが多かった印象。

 

ところで…上司の押印の横に部下が押印する時は、

お辞儀するようにハンコの向きを変えるのがルールって本当なんですかね。初耳でした。

まぁ、十文字(豊原功補)の「緊張してますという意で掠れたように押す」は

嘘だろうけども…。

日本はマナーが多い分、他の国にはない慎ましい文化があるのは良いんですけど、

日本酒は注ぎ口じゃない方から注ぐのがマナーなのと言い、

所々面倒臭いものもありますよね〜。

 

 

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ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜 2話 感想|食品系の職業に手袋はマストでしょ。

 

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今回は少し予想のしやすいお話でしたね。

 

序盤の工場調査のシーンで、手を入念に洗う社員を意味深な表情で見る

真奈子(松雪泰子)のカットと社長交代の話があったので、

それらは真相解明のヒントとして提示してるんだろうな〜と思ったら…

やっぱり、という感じ。

子供たちが普段何気なく触るものが原因で…など、

追求の過程にもう一捻り欲しかった気がします。

 

食品を取り扱う職業なのに素手なのも不思議だし、

そもそも衛生管理をする者ならばある程度の菌に関する知識は頭に入っているだろうに、

失敗学の専門家を呼ばないと分からない事なのか?とも、

今回のあらゆる要素には疑問に思いました。

あと、食中毒を取り扱ってるから夏の設定にしたのでしょうが、

長袖と紅葉の景色の画面にセミの鳴き声という組み合わせ…w

まぁ、ツッコミはここまでにしておきまして。

 

「この失敗をあなたの宝物にして下さい。」

前回同様、お涙頂戴ではない、基本的にサバッとした主人公は好きで。

サバっとしてるだけでなく、その言動にも 失敗してしまった人々に対する

ほんの優しさと思いやりが感じられるのが、好感の持てるキャラクターなんですよねぇ…

失敗学に携わっている人は、多分相手の気持ちに寄り添えるのかもしれない。

それは、お母さんも一緒。

工場長も周りからは特に見向きもされないものの、堅実に仕事をしていた努力が

真奈子によって報われた結末になっていたのも良かったです。

 

事件の発端はコストカッター社長という事で…

昨日のAI医療ドラマもそうでしたが、

「安易にコストカットするとろくな事がない」も失敗学リストに加えた方が良いんじゃない?

 

 

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ドクターX 〜外科医・大門未知子〜(2019) 2話 感想|最初から最後までドミノ推し!

 

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ニコラス(市村正親)さん。

東帝大学病院を立て直すためにAIと部下を引き連れてやって来ましたけど…

その2つの要素をコストカットすべきなんじゃないかと思ってしまう(笑)

 

前回もそうでしたが、医者側からしたら指令を聞いてから手術しなければならないから

リズムもズレるし、マニュアルが組み込まれてるから臨機応変に対応出来ないし、

データの容量も豊富じゃなさそうだし。

(潮(ユースケ・サンタマリア)は単純に、頑張れ…という話だし。)

周囲は大門(米倉涼子)の腕の凄さを分かっているはずであろうに、

どうして最初から彼女に頼まないんだろ〜ともツッコミたくなるんですが、

まぁ、本作は「ヒロインは遅れてやって来る」みたいな時代劇的感覚で

一種の娯楽だと思って見た方が良いのかも。

 

しかし、そんな先の展開が読みやすい作りだとしても、

「話を」「いたしません」とキッパリ断ったり、

「お金持ちを助けられて良かったね」と言い残して去ったりする大門の姿には

何だかシビれました。(ニコラスの悔しむ表情を映したのもスカッとポイント。)

忖度しない。群れを好まない。僅かな台詞でも彼女の生き様が伝わる、

ブレないキャラクター描写が素晴らしい。

 

子供に傲慢に接していたら自業自得で、

何かあった時でも必ず親を助けてくれるとは限らないよ?という

皮肉めいた内容をメインにしながら、

鍵となるパートにもコメディパートにもドミノを器用に取り入れる…といったお話。

 

全体的に楽しかったです。

前回よりも大門が魅力的に映った回でした。主題歌もハマってると思います!

 

 

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G線上のあなたと私 2話 感想|自分を動かすのは自分しかいない。…という鋭い真理

 

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皆それぞれに悔しさを抱えていて、

皆それぞれにポジティブな方へと向き合ったり、逆に責めたりしてしまう。

 

完全に「私、この人と同じタイプだわ!」って人はいないんだけれど、

也映子(波瑠)、幸恵(松下由樹)、理人(中川大志)の心境に

自分の過去を重ねながら所々共感してしまって、時に新たな刺激をもらえたりする。

だから、3人のこれからの人生を心から応援したいなぁ…と思えます。

 

也映子が2人に抱いていた気持ちは、王道のヤキモチや嫉妬とかではなく

「なんで自分は」という、本気度の違いに自分と他人を比べて勝手に落ち込んで、

いじめてしまった心から来たもの。

この心境の描かれ方が凄くリアリティに溢れていて好き。

 

きっと溜め込みがちで、どこか負けず嫌いな性格でもあった也映子。

バイオリン教室という第三の居場所で暫くお暇したいけれど、

「仕事」「恋愛」が充実した人生を送る上での基準だと見なされてしまう世の中…。

いとこ・晴香(真魚)に言われた「今何が目的で生きてるの?」という

直球な言葉をきっかけに、

前回の理人の「彼の事、本気で好きになった事ないでしょ?」という言葉がぶり返して、

今までの頑張りを否定されて悔しい気持ちがあったんですよね。

「自分なりに」やってきた事を、まるで火山が噴火したように

感情に任せて一気に吐き出す姿には、思わず心が揺さぶられてしまいました。

…で、話が噛み合ってないというのも、分かり過ぎて辛い。

しかし、ここまで吐き出せたのは理人がそばで聞いていてくれたから。

 

しんしんとした孤独と退屈な日々を抱えていた幸恵を理人が救い、

その恩をもらった幸恵が今度は「同じフィールドにいないから」と

也映子のモヤモヤを解してくれる。

也映子は自分の想いを伝える事で理人が心の拠り所となり、

今度は理人の恋愛を応援する形でアドバイスの言葉を与える。

「楽しくしていればこっちの勝ちだ」「しんどいけど、自分を動かせるのは自分しかいない」

基本的に楽しい会話だけれども、時折含まれる1つ1つの言葉が一々刺さる。

一番歳が離れてる幸恵をおばさん扱いしたりはせず、どの人にも対等に向き合い

成長していく関係性がじっくり描かれている所にも好感が持てます。

 

名前で呼び合うのは、より親密になっていく上で、

ほんの小さな事だけれどもかなり重要な一歩。

2話にして也映子が理人を下の名前で呼ぶようになるのも、納得の流れでした。

次のステップへと進んで行く過程を雑に描かず、視聴者が自然と汲み取る形で

丁寧に描かれている所も、また素敵な作品だと思います。

 

 

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まだ結婚できない男 3話 感想|いろんな桑野さんが見られて満足。

 

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今回は「とことん偏屈でとことん変わり者の桑野(阿部寛)の動きを楽しむ」

という点で、ちょっと原点に戻った感じ。

 

ケンと呼べば振り返ってくれるタツオと、運命の出会いを果たしそうな桑野さん。

新人女優・早紀(深川麻衣)を守るためなら「どうかなあ」「相思相愛だ…」とかって

元彼が乗っかるのを試す桑野さん。

黒い線が入っても存在感の強さが目立ってしまう桑野さん。

自分の仕事関係なく、いざ目の前の事となると

ついプロデューサー目線で本気になっちゃう桑野さん。

…けど、真面目にガツンと言ってやったと思ったら、

実は知識を使って炙り出しただけだと余計な事まで言う桑野さん。

などなど、愉快な面、熱心な面、でも人付き合いは不器用な面も併せ持つ

どの桑野さん(…って名前呼びすぎだな(笑))も楽しみ、

あっという間に見終えた回となりました。

 

いやぁ、前作でも思いましたが、

阿部寛さん、私が今まで見た出演作品の中で

一番この役をイキイキと演じてらっしゃるんじゃないでしょうか。

片方口角が上がっている所とか、変な笑い方とか本当、

どこもかしこもツボを突いてくるので目が離せないw

色々書いたけれど、冒頭で健康器具に揺れながら牛乳を飲むシーンが特にお気に入りで、

早速本作の独特の雰囲気に引き込まれてしまいました。

 

あとは、主なエピソードとしては早紀の実態についてですね。

「人の距離感がおかしい事がある」と言っていたので、

その性格を回を重ねるごとに引き出してくれれば、

まどか(吉田羊)と有希江(稲森いずみ)に負けず劣らずの面白いキャラクターとして

楽しめそうな気がします。

でも…今飼っているペットの前で、今までのペット全部亡くしちゃってて〜って

言うもんじゃあないですよ。そんな事知ったら誰だって不安になる。

そこで、全視聴者の代弁「死ぬなよ」という直球な言葉(笑)

 

今の所、桑野と心が通じ合える、所謂「相思相愛」な関係になれてるのは

ケン…じゃなくてタツオだけ。

一緒に暮らせたらどんなに幸せだろう。どんなに良き理解者になってくれるだろう。

まぁ、そう上手くは行かないのが現実ってものなんですけどね…(泣)

 

 

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ハル 〜総合商社の女〜 1話 感想|人情で解決しないビジネスドラマが見たい。

 

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好奇心旺盛な主人公・晴(中谷美紀)の個性を際立たせるためか、

向上心なし・積極性なしの経営企画部の面々で対立を図り、

でも一人だけは晴の考えに賛同する若者が…という構図はベタ中のベタといった所。

おまけに、ボス的存在の高山(奥田瑛二)の陰謀描写もベタ。

きっとそのうち、最初は反対していたものの次第に晴の仲間が増えて行く

展開にもなるのでしょう。

 

そんな感じで全体的に分かりやすい話ではありましたが、

唯一良かったとすれば、元気ハツラツでカラッとした性格で

周りをリードしていく主人公像が、

中谷美紀さんにしっくり来ていたという所だったかと思います。

 

しかし、何というか…リタイアした前作の「リーガル・ハート」と

同じ匂いがしてなりませんでした。

感動的な雰囲気を作る劇伴。人情による説得&解決シーン。

強気な提案をする割には、部長補佐になる程の(海外勤務の経験がある程の)

晴の腕前が不明瞭なままで終わった事。

 

今回の田村(田口浩正)の挫折から立ち直るエピソードは

同じ世代のサラリーマンだったら刺さる内容だったのかもしれませんが、

人間関係や置かれている環境で仕事に対する希望を失っていた者が

誰かに支えてもらい初心に帰る…という展開にはもう既視感はたっぷりあったので、

個人的には全然感情移入する事なく見終えてしまいました。

 

せっかくこの「ドラマBiz」枠で商社を取り扱ったのだから、人情で片付けるんじゃなくて

「商社の第一線で活躍する主人公のドラマ」が見たかったです。

肝心の商社の仕事描写にも期待したんですが、

ラーメンの原料・味"だけ"を計画で練り直して再復活を図る流れもリアリティが感じられず、

広告展開や販売促進は考えてないの?

それは商社の仕事ではないにしろ「企業と顧客の橋渡し的存在」として

広告代理店と打ち合わせする描写はないの?などと、

色々と疑問に思う点があったのも残念でした。

やっぱり、想像していた通り、この枠はもうネタ切れなのかなぁ…と。

 

もう少し様子見してみますが、期待度リストでも書いた通り、

今期から月曜日は諸事情で月9か月10のどちらかを書く事に決めていますので、

こちらは最後まで見たとしても感想は初回だけにします。

 


シャーロック 3話 感想|守谷の正体は江藤さんだったりして?

 

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捜査過程での獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮(岩田剛典)のやり取りに

江藤(佐々木蔵之介)が加わるコミカルな描写が増えた事で、

今回が一番、気軽に楽しく見られる点では良い作りだったと思いますし、

犯人を追い込む獅子雄の姿には、その切れ者っぷりにワクワクさせられる所があります。

ゲストのキャスティングも上手く、毎回爪痕をしっかりと残せていて、

「役者の演技で魅せる」点でも申し分ないです。

そんな訳で、全体的には面白いのです。

 

ただ、ちょっとだけ物足りなく感じてしまうのはトリック部分で…

ゲスト=犯人という設定で行くのだとは最初から分かっていますし、

本作は「誰が犯人か?」を予想する楽しさよりも

犯人の動機を映し出す描写で見せるのが「らしさ」だと思って見てもいるのですが、

もう少しトリックに意外性があったらなぁ…とついつい求めてしまうんですよね。

 

今回はモールス信号によるダイイングメッセージという

ミステリーでは王道のトリックが扱われていた分、

謎解きも凝っているんじゃないかと期待しましたが、

「ほなみ」の「ほ」だけって、ねぇ…(笑)

意味深に映していたハイライトも、結局何だったんでしょうね。うーむ。

もっと「これが繋がっていたとは!」っていう驚きが欲しいところ。

 

そして、先ほど"犯人の動機を映し出す描写で見せるのが「らしさ」"とは書きましたが、

それから生まれる人間模様の深さや心の闇も回を増すごとに薄まっている気もして、

ごちゃっと解決しては結局「役者ありき」で作っているんじゃないかとも

感じられてしまうように…。

 

 

ミステリーの話はここまでにしておいて、

今回は守谷が何者か?誰なのか?がおそらく最終章に向けての縦軸となる

重要な回だったのではないかと思います。

前回の佐和子の死の真相もハッキリ明かされないままなのも含め、

最終回に近づくにつれて散りばめられた伏線が回収される

怒涛の展開になると良いけども、さて、そこはどう進めていくか…?

 

で、その守谷=モリアーティの正体ですが、

個人的には江藤なんじゃないかと予想してます。

これと言った確信的な理由はないんですけど、

主人公に一番近い存在が実は裏の顔を持っていて、「そんな風には全然見えなかった…」

と視聴者の盲点を突く流れは、ミステリーでは鉄板だと思うので。

あとは、「意外に頑張ってるな」「本当に刑事だったんだな」は笑いを誘うシーンでしたが、

今回のテーマにも絡めて「騙す人」だというヒントにもさり気なくなっていたりして…?

まぁ、ファン目線で言えば、愉快な蔵之介さんも良いけど

影のある蔵之介さんも見たい!って気持ちもあるんですけどね(笑)

でも、それは暫くお預けという事で…。

 

今までは女性が犯人の回のみでしたが、

来週は金子ノブアキさんが登場してくるようです。

キャラクターは面白いので、あとは本当に、トリック次第なんだなぁ…!

 

 

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グランメゾン東京 1話 感想|ビストロSMAPが恋しくなる…

 

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早見(鈴木京香)のいるオーディション会場に乱入する形で出会ったり、

関係ない店で尾花(木村拓哉)が料理作ってくれって頼む→で作る 流れだったり、

前半は90年代の月9を見ているみたいだ…という感覚を覚えました。

主題歌がかかった途端、一気にトレンディっぽくなりましたしw

 

個人的には、鈴木京香さんにあの役は若々しいような気もしましたねぇ。

でも、木村拓哉さんも同じく歳を重ねて味わい深い役者さんになったから、

顔ぶれ的にはおかしくない…。

ん?となると、本作は90年代でやっていた方が

お二人にはピッタリだったのかもしれないなぁなんて…

そう思ってから、サラサラヘアーだった頃の木村さんを重ねながら

いつの間にか見てしまっておりました(笑)

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↑(拾い画ですが)こんな感じの髪型。分かってくださる方いるかしら…

 

他にも、ミステリアスなイメージが強くて、及川光博さんが料理人に見えないとか、

カチカチ野郎の兄がまだ印象に残っていて)

手塚とおるさんが何か企んでるようにしか見えないとか、

尾上菊之助さんのキャスティングや赤い店内で日曜劇場っぽさ出してるね…とか、

色々ツッコミどころはありました。

 

しかし、後半になってからは日曜劇場らしいストーリーになり、

悔しいほどに王道×木村拓哉さんの組み合わせはグッと来るなぁと思わせられる流れに。

基本的に強気で天才肌な役なのは、どこのドラマでもそうなんですけど、

胸に秘めたる野望と熱い男っぷりを演じさせたら安心感がある方だと再認識。

 

尾花と早見の説得により今回は京野(沢村一樹)が仲間入りしましたが、

回を重ねるごとに1人1人増やして絆を深める展開になっていくのでしょうね。

でも、それだけでなく、脚本家が黒岩勉さんという事もあり、

「ナッツを仕込んだのは誰か?」の点でミステリー要素も繰り広げられそうで

今後に少し期待の持てそうな初回でした。

あのEDでの新キャストの見せ方…

個人的には序盤で追い出されたうに料理のシェフじゃないかと疑ってましたが、

あそこで登場してきた内の誰かが犯人って事なんですかね?

分かんないですが、あとはちょっと先輩ぶってる平古(玉森裕太)も怪しい感じ。

 

今期はグルメドラマが多いですが、本作は高貴な料理がメインなので

美味しそうというよりは「綺麗」「美しい」と言いたくなりますね。

で、キムタクが料理をしているシーンを見て

やっぱり思い出しちゃうのはビストロSMAP…。

中居くんの「オ〜ダ〜!」を聞きたい衝動に駆られました(笑)

 

そして、黒岩勉さんは1月に同局で「メゾン・ド・ポリス」の脚本を

担当されたのもあり、民放の次のお仕事でまたメゾンが付くのね…と。

そんな所もツッコんでましたが、次回からが本番だと思います。

 

とりあえず、王道時々ミステリーな本作を楽しみます。

 


俺の話は長い 2話 感想|話の筋は通る満と、依存し合う家族

 

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其の三「焼きそばと海」

 

ニートだと早く働けよと思っちゃうし、あれこれ言っても生意気にしか聞こえなくて

基本的にその人が好きになるって事がないんですけど、

なんでしょうね、満(生田斗真)は全然憎めないのです(笑)

例えがめちゃくちゃでもぶっ飛んでても、話の筋は通ってるんですよねぇ…

前回なら「ビジネスの基本として相手の好きな物をリサーチする事が大事」とか、

今回なら「どうしても出たくない授業に出るからこそ、

吹っ切れた事になるんじゃないの」とか。

だから前回の感想のサブタイは「屁理屈」じゃなくて敢えて「理屈」にしました。

 

春海(清原果耶)が不登校だったのは、気になっていた男の子と失恋したからだと。

最初はそんな気はなかった。

友達が彼が気になってるんだという話をただ聞いていただけだった。

しかし、聞いていくうちに恋が芽生え始めてしまった…。

彼女は人生でおそらく初めてであろう「苦い経験」を覚えた。

 

「大抵の事は傷ついて覚えるしかないんだよ」

「たまに教えてくれる人もいるんだけど、

聞いてる時はそんな大事な事って気付かないもんでさ」

海を見て、なぜ失恋した時はそこに行きたがるのかが何となく分かった春海。

満の1つ1つの言葉が胸に染み渡り、徐々に心が開いていく変化が伝わる

清原果耶さんの演技が素晴らしかった。

 

会話劇はどれも面白いんだけど、やっぱり、満と春海の間に流れる空気が好きだな…

と改めて感じられた回でした。

お二人、似た者同士ですよね。

 

其の四「コーヒーと台所」

 

こちらはまた何とも切ないお話。

 

母・房枝(原田美枝子)が 息子が再び立ち直ってくれるようにと期待している気持ちを

綾子(小池栄子)は知っているから、

母を想うばかりか、「コーヒーを淹れて貰うことと息子が定職に就くこと、

どっちがお母さんにとって幸せか分かるでしょ?」と

満につい突っぱねた言い方をしてしまった。

満は彼女の強さに押され、じゃあ良いよ!と言い残し部屋を出て行ってしまった。

 

しかし朝の5時半…房枝はいつも通りに起床。

足音が聞こえてきて、ついつい振り返るけれど、そこには綾子の姿があった。

「自分がお願いした事ではない」とやんわり言いつつも、

息子のコーヒーと愛情で満たされる「小さな幸せ」をどこかで欲していた房枝。

お茶を待っている姿を見て、自分がその幸せな時間を壊してしまった事に気付いた綾子。

 

壊してしまったのに気付いたなら、本来なら満の所に謝りに行って

母のためにコーヒーを淹れてくれないかと頼むべき流れなのでしょうが、

その行為をしたら満のニート生活は終わらない事になる訳で。

でも、いつもの朝が来ないかと期待してしまっている矛盾と葛藤…

家族は結局、誰かの優しさを求めて、依存し合って生きていくものなのだという

皮肉が込められた、ライトに見えて考えさせられるような回でした。

 

相手がいればありのままの気持ちをぶつけられるけど、

自分の事となると素直になれない満。

家族の前ではコーヒーに未練があるなんて言わない。言えない。

直接的には分からないけど、箱を捨てないって事はそういう事でしょう?

コーヒーを淹れる時の眼差しは真剣に見えるのに…意地を張って売ってしまった。

本当にそれで良いの?全然吹っ切れた感じはしませんでした…。

 

話は戻っちゃいますが、房枝が席に着いた時にかかり始めた主題歌のタイミングが絶妙で。

温かいけれど少し哀愁も感じられるような曲調に、ああ…この作品にしっくり来るな…

とも感じられました。

 

 

***

 

本作は2話構成なのもあり、今回から感想も2つに分ける事といたしました。

 

前回は想像していたのと違う戸惑いがあり、

あまり良さを見出せられないまま終わりましたが、

「本作はこのスタイルで行くんだ」と知った上で今回を視聴してみた所…

おや?意外と面白いんじゃないか?意外と深い内容なんじゃないか??と

本作への好感度がじわじわ上がってしまう結果に。

 

会話劇も好きですが、個人的には不憫な役の安田顕さんがお気に入りです。

どこか頼りなくて、へなっとしてる所が愛らしいのです(笑)

ギター、残している事綾子にバレなくて、

そしてバーに置いてもらえるようで良かったねぇ…買い直したら高いしね。

 

房枝の喫茶店にやってきた男の子の真意も気になる所ではありますが、

バーテンダーの家族が金持ちかどうかも気になります。

4LDKオーシャンビューが庶民的な部屋…

経営してるバーは集客率が極めて高い訳でもなさそうですし、

親が大手企業の社長だったりするんですかね?恩恵を受けているとか?

 

 

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少年寅次郎 1話 感想|母親役の井上真央さんと寅次郎役の子が良過ぎる!!

 

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ああ、良いなぁ…昭和らしい世界観。

ゆったり時間が流れているかのような雰囲気。

 

全体的に劇伴が抑えめで、あくまでも寅次郎(藤原颯音)の動きと

母・光子(井上真央)との会話に重点を置いた物語に仕上がっていたのが、

そう感じられた理由なのかもしれませんね。

にしても、ゲンコツを久しぶりに見た気がするなぁ…(笑)

どこか懐かしくて微笑ましい そんなクスッと出来る所もありつつ、

細かな表情や動きで魅せる、深い愛情で結ばれている寅屋の人々の温かさに

ジーンと心が満たされつつ…最後まであっという間に楽しんだ1時間でした。

 

そして何より一番良いと思ったのは、

井上真央さんが寅次郎の母親役としてしっくり来過ぎる件ね!

姉御肌というか何というか、凛とした女性ではあるんだけど、

本当は人一倍人情深くて、弱さも抱えていて…といった

一言では表せないような様々な面を持った役を自然と演じられていて、

もう初回を見ただけで「この役は井上さんでしょ!」と確信してしまいました。

あとは寅次郎役の颯音くん。

寅さんシリーズは正直名前とテーマ曲を知ってるだけで、全く作品は見た事ないんですけど、

それでも本当に寅さんなんじゃないかと思えるくらいソックリでしたなぁ。

個人的には、笑った時の目が線になっている表情がお気に入りです。

可愛い。もっと笑顔を見せて欲しい(笑)

 

次回は何やら戦争描写が増えるようで、

初回よりはシリアスな展開になってしまうかもしれませんが、

基本的には温かくホッコリした世界観に魅了されそうな気がします。

 

それにしても、ナレーションが付くと朝ドラ風味で…

岡田脚本となるとすぐさま「ひよっこ」を彷彿とさせられましたね。

声が増田さんに似てるなぁと思いながら見てましたが、

調べてみたら原由子さんだったのにはビックリ。

 

 

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