ミステリと言う勿れ 4話 感想|名前に3がつく男

 

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お2人が主演の舞台劇を鑑賞しているかのような感覚がありました。

今回の面白さは…菅田将暉さんと柄本佑さんのキャスティングと組み合わせが

大きかったんじゃないかなぁと思います。

軽快で間の抜けた会話劇の応酬から一転、淡々としつつも

三船(柄本佑)が実は思い出してきているんじゃないかと薄っすら察した瞬間、

整(菅田将暉)が「なぜ?」「なぜ?」「なぜですか?」と最後に言い方を変える形で

核心に迫ってから真相に辿り着くまでの緩急のスピード感が心地良く、

最後まであっという間に見終えてしまいました。

 

整の個性の際立たせ方に関しては、今までは何となく「理屈臭い性格」を強調して

他の人物との会話による解決が多かったイメージだったのが、

今回は彼の「圧倒的な推理力」で物語を紡いでいき、解決へと導くスタイルへと

"探偵モノ"の方向にシフトした感じもありましたが、それでも"本作らしさ"は健在で。

今回のような頭脳戦でも、クスッとさせられる雑学的知識は随所に散りばめられているし、

それが結果的に事件を紐解く手がかりに繋がるのを既に知っているから、

整が次どんな話をするのかも気になるし…

とにかく、飽きさせない展開になっています。

 

記憶喪失の三船が「爆発」というワードでピンと来てから急にすらすら話し始め、

挙げ句の果てには「どこかに時限爆弾を仕掛けた…ような気がする」などと

まさしく"爆弾"発言をし出したこれらの謎や疑問を

どうやって推理して組み立てようか…という整自身の心境を表しているかのような

テトリスの音楽とのシンクロのさせ方も面白かったですし。

これから起承転結の"転"へと切り替わるのを意味する雨上がりの演出や、

適切なタイミングで音量大きめの劇伴を流していたのも含めて、

だんだん、本作の世界観にどんな演出を持って来るのかのコツが掴めている気がして、

回を重ねるごとに本当に良くなって来ているなぁ…とも思えるばかり。

今回はもう、引っかかり部分もなく、言う事なし!ですね。

 

原作は未読なので分かりませんが、今回のエピソードは映像化で

原作由来の面白さを伝えるには至難の業だったのかもしれません。

月並みな表現ですが、キャスティング、構成、演出…

どこも練って練って作られたんだろう…という"凝り性"っぷりが伝わる内容でした。

 

そして、今回もやはり事件は完全に解決という訳には行かず、

我路(永山瑛太)だけでなく、同じく犯罪者である三船とも何かしらの接点があり、

整の幼少期にトラウマがある事を匂わせたりして、

ほんの少しの苦味=余韻を残す作りにも惹きつけられます。

 

まぁ…後で振り返ってみたら、警察に暗号解読班はいないの?

大学生に頼み過ぎじゃない?とは思いましたが(笑)

でも、話自体が面白かったので、あまり気になりませんでしたね。

次回もとても楽しみです。

 

 

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DCU 3話 感想|限界突破ダイバー()の死

 

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※今回の感想はツッコミだらけ、言い方も少しネガティブ寄りです。

感動した!面白かった!という方はブラウザバックか、

それでも読んで下さる方は自己責任でお願いいたします。

 

 

はぁ…………………………………何も言葉が出てこないわ………。

DCUの正式名称って、D=どうして C=こんな内容になってるの? U=嘘でしょ?

かな?って思うくらい、今回の話はシンプルに言って「酷い」ですね。

微妙な作品・微妙なシーンを見た後は大体文末に(苦笑)をつけていて、

理解に苦しむか、とりあえず笑って誤魔化すしかない…の意味で使っている事が多いんですけど、

本作に関しては(苦笑)…いや、"笑"の一文字すら使いたくないですわ……

っていうどうでも良い情報は置いといて…。

 

う〜ん、どうしちゃったんでしょうね?

舞台の唐突なスケールのデカさも、隆子(中村アン)の破天荒な性格の描写も、

テロリスト組織のメンバーを捕まえるまでの流れの強引さも、

劇伴による緊迫感の出し方も、新名(阿部寛)の台詞や他の人物とのやり取りも

全て海外ドラマを真似ているみたいに見えます。

ハリウッドの制作会社との共同制作をうたっていましたが、

もうここまで来ると、「ハリウッドの制作会社に委託して

日本で放送する用のドラマを作ってもらった」と言ってもおかしくないんですよ…。

 

今回の話の疑問点を少しずつ整理すると…

そもそも、隆子が犯した失態は、車に置かれている証拠品を盗難させた事による

監督不行き届きってだけなんですよね。

彼がテロリスト組織の一員で爆弾犯だったっていうのは後から付け足された情報であって、

彼女は本来監視すべきだったはずの"テロリストを逃した"訳ではないんです。

何か凄い重大なミスをした…みたいな描かれ方をしているんですが…

(彼女のした事は反省するべきだとしても)"うっかりミス"程度の失態であれば、

厳重注意扱いにして、隊長である新名が主にチーム内で見張っていれば良いだけの話。

なのに、新名にしても、単独行動はさせているわ、船を自由に動かせているわ…

「あいつは俺たちの希望だ!」と熱弁して信頼を置いている割には、

その船の操縦士が隆子だと他の人からの報告で知るほど

面倒を見ていない所に矛盾が生まれるわで…話の前後があまりにも結びつかな過ぎるでしょう。

 

そして、隆子が越権行為を起こすのも、正直言って理解が追いつきません。

DCUの立派な一員になりたいのならなぜチームで動かない?という発想自体も謎なんですけど、

彼女がなぜ命を懸けてまでロペス(フェルナンデス直行)を追おうとするのかが分からないんです。

せめて、ロペスとの間に"施設育ち""親友"といった共通点を作って、

周りが逮捕の準備に入る中、彼女だけは唯一信じられずにいて、

小さい頃優しくしてくれた彼が犯罪者になる訳がない!なんて

私的な感情で暴走してあの結果に繋げるとか。

あるいは、今回も拡大版なのだから延長分を使って、

幼少期で勇気出して行動出来なかった事で人を傷つけたトラウマを抱えていて、

それを克服するため、強い人になるためにDCUに入った背景を付け加えるとかすれば

"僅かに"説得力があったんでしょうが…

チームすらまともに描けていないのに、あれで同情して!泣いて!って言われても

無理があるんですよ。

 

いや…もしかしたら、今回の無茶苦茶な話を薄める解決策を考えるとするなら、

最初から、前回とは切り離したストーリーにすれば良かったんじゃないか?とも思います。

ロペスが技能実習生である必要性も感じられなくて。

指名手配中の不法滞在者って事にしておいて、もうすぐイベントが控えているから

テロが起きる前に彼の居場所を掴んで確保してくれ!という依頼を受けたDCUの面々が、

ゴールの目前で取り逃してしまった…みたいな流れにした方が

多少の整合性は取れたのかもしれません。

 

ロペスにしても、海外逃亡したいのならば、わざわざ船を使う形で目立つ行為をしなくても、

普通に飛行機で出国すれば良いんじゃないの?っていう引っかかりが出てくるしなぁ…

なんか、「凄いドラマを作ろう!」だけが先走りして、

ドラマを作る際の手順を全然踏んでいない感じがしますね。

話は支離滅裂だし、登場人物には感情移入出来ないし。

私含んだ多くの視聴者と制作者側で、温度差がはっきりと伝わってきます…。

 

そもそも、前回の感想では「潜らせれば良いと思ってない?」って書きましたけど、

今回は今回でDCU=潜水特殊捜査隊の"せ"の字もない(滝汗)

海と絡めればOKなつもりなんでしょう。

本当に、何をテーマにした作品なんですかね?

 

確か情報解禁が早かった記憶があるので、

もう撮り終わっている可能性もあるかもしれませんが…

1週間お休みを挟むんだから、視聴者の声を取り入れて、

編集で少しでもテコ入れしていただきたい所ですが………………どうなのかなぁ。

 

 

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しもべえ 4話 感想|脚本家も演出家も変わったからなのか…

 

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へぇ…そんな展開になるんだなぁ…と。

 

前回のラストで匂わせていたしもべえ(安田顕)の正体については、一気に進めてきた。

というか、もう"父親の魂が乗り移った"でほぼ確みたいなもんでしょうね。

その代わりに、今まで何となくふわふわと謎を漂わせていた

辰馬(金子大地)の実態を絡ませた事で、

本作のベースであった"キセキ"で繋がる、笑いあり友情ありの青春ドラマの作りに

ピリオドを打とうとしている感じの内容に。

 

これはこれで、辰馬がどんな人で、どんな背景を抱えているのか興味が湧いたし、

「そう来るんだ!?」という先が気になるワクワク感は生まれたけれども…

個人的には、このミステリー要素が強まった脚本と、

(今までの回も老若男女親しみやすい話にはなっていたけど)

Eテレ風味というのか…パペット劇場(?)などの視覚的な楽しさを助長した、

ある意味 低年齢層の子供でもとっつきやすいチープな演出が

噛み合っていないような気がしたかなぁ…。

後で調べてみたら、やっぱり今回は脚本家演出家どちらも初担当の方だったそうで。

どちらかでも交代していなかったら、まだ異質な感じは受けなかったのかもしれません。

あとは、毎回の見所だと思っている、アクションを通しての"しもべえの活躍"が、

アクションよりも"頼もしいヒーロー"の方向に寄った小出し程度になり、

せっかくのアナコンダ捕獲のシーンも

さらっと終わってしまった所にも物足りなさもありました。

 

ただ、次回の放送が2/25と、1ヶ月も空いてしまう事を考えれば、

ミステリー要素が強まった脚本に関しては、視聴者を引き離さないようにしようとして

あえてあの作戦に出たとは想像はつきますね。

実際、元々あった視聴意欲がさらに湧きましたし(笑)

 

いや〜それにしても…長い!長過ぎる!!! w

開会式もあるし、NHKだから仕方ないかなぁ。←オリンピック中継を多く放送するイメージ

首を長〜くしながら、次回を待っております。

 

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妻、小学生になる。2話 感想|妻にデレデレ過ぎて逆に心配

 

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うーん、そうなるかぁ…。

確かに前回でも、貴恵(石田ゆり子)がいた頃は

彼女なしでは生きていけない!ってほど依存していた圭介(堤真一)の姿が描かれていたし、

再会するまでの10年間はゾンビのような生活を送っていたという事実も

十分に見せられてきた訳で、

その流れを踏まえれば、どっぷりのめり込む今回の変化も理解は出来るんですが…

ヒューマンとコメディのバランスが程良かった前回の雰囲気と

あまりにも風変わりしていて、ちょっと困惑している私がいます。

何というか、"小学生の女の子と一見不審者なおじさん"の組み合わせ、

なぜか仲良しである見かけの可笑しさをコメディとして消化して、延々と描いている感じ。

 

まぁ、まず言えるのは…デートのエピソードが長過ぎる!に尽きるんですよね。

長過ぎると感じた理由は、表現は悪くなってしまいますが、

娘・麻衣(蒔田彩珠)を合コンに行かせる形で"両親"と"娘"を別々に分け、

娘の方は傍に回して話を展開させてしまったから…っていうのもあるんでしょう。

 

それはそれで、圭介のボケっぷりで楽しめるし、奇想天外な言動に笑わされる

違う魅力は生まれるのかもしれませんけど…

これが"通常運転"で、しばらくこの流れで進めていくの…?という疑問は出てきます。

起こりもしないはずの"奇跡"が招く、家族再生の物語ではなかったの…?

前回で、妻(母)の死をきっかけとした麻衣との関係性の変化や、麻衣自身の挫折、

母だと受け入れるまでの葛藤が"あった"という

彼女の心情を映し出す描写をしたのも、そんな物語だと伝えるためではなかったの…?と。

 

公式サイトに記載されている通り

本作が本当に「ちょっと変わった3人による家族再生の物語」だったとしたなら、

前回と今回とでコンセプトにブレがあるようにも感じさせます。

これは、エピソードと娘の絡め方次第で、

印象もかなり変わったのでは?と思えてなりません。

せっかく提供バックでホームビデオ風演出もしているんですし…。

 

例えば、"デート"にするのではなく、合コン用の服選びか、

あるいは就職用のスーツ選びに付き合うついでにショッピングを楽しむだとか。

万理華(毎田暖乃)の見た目に合わせて選んだ映画が当時見た映画を彷彿とさせて、

思い出話に話が弾むだとか。

あとは、万理華が映った写真を待ち受けにしてからの、終盤での家族写真…という

分かりやすい共通点があったのですから、

待ち受けを 万理華だけのものを3人のものに変えるくだりをオチにして

"家族再生の物語"である事を印象付けるシーンにしても良かったのかもしれません。

 

そもそも、重箱の隅をつつくようですが、麻衣が就職出来た件に関しても、

10年間父ともまともに会話しない、1階に下りるのは弁当を取りに行く時だけ、

あとは基本的にゲーム三昧で引きこもりだと就活(特に面接)に苦戦しそうなはずなのに、

あっという間に内定がもらえているのもなんか不思議で…?

どうせじっくり描くのであれば、麻衣の就職を両親(小学生)がサポートする話でも

面白そうだった気がしますね。

 

"2人の時間"に尺を割いているから、白石家というもう1つ描くべき家族があるのに

片方だけに偏っているようにも見えるし。

白石家の実態がチラッとしか描かれないから、

ハートフルよりもぞわぞわした気持ちが勝ってしまうんだし。

とりあえずは、もっと娘も、白石家の謎も絡めて、

小学生の姿をした妻にデレデレな夫…という構図から

早めに抜け出して欲しいと願うばかりですが…

 

 

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妻、小学生になる。2話 感想|妻にデレデレ過ぎて逆に心配

 

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うーん、そうなるかぁ…。

確かに前回でも、貴恵(石田ゆり子)がいた頃は

彼女なしでは生きていけない!ってほど依存していた圭介(堤真一)の姿が描かれていたし、

再会するまでの10年間はゾンビのような生活を送っていたという事実も

十分に見せられてきた訳で、

その流れを踏まえれば、どっぷりのめり込む今回の変化も理解は出来るんですが…

ヒューマンとコメディのバランスが程良かった前回の雰囲気と

あまりにも風変わりしていて、ちょっと困惑している私がいます。

何というか、"小学生の女の子と一見不審者なおじさん"の組み合わせ、

なぜか仲良しである見かけの可笑しさをコメディとして消化して、延々と描いている感じ。

 

まぁ、まず言えるのは…デートのエピソードが長過ぎる!に尽きるんですよね。

極端に言ってしまえば、今回の内容は"夫婦のいちゃこら"なんです。

そう見えた理由は、表現は悪くなってしまいますが、

娘・麻衣(蒔田彩珠)を合コンに行かせる形で"両親"と"娘"を別々に分け、

娘の方は傍に回して話を展開させてしまったから…っていうのもあるんでしょう。

 

それはそれで、圭介のボケっぷりで楽しめるし、奇想天外な言動に笑わされる

違う魅力は生まれるのかもしれませんけど…

これが"通常運転"で、しばらくこの流れで進めていくの…?という疑問は出てきます。

起こりもしないはずの"奇跡"が招く、家族再生の物語ではなかったの…?

前回で、妻(母)の死をきっかけとした麻衣との関係性の変化や、麻衣自身の挫折、

母だと受け入れるまでの葛藤が"あった"という

彼女の心情を映し出す描写をしたのも、そんな物語だと伝えるためではなかったの…?と。

 

公式サイトに記載されている通り

本作が本当に「ちょっと変わった3人による家族再生の物語」だったとしたなら、

前回と今回とでコンセプトにブレがあるようにも感じさせます。

これは、エピソードと娘の絡め方次第で、

印象もかなり変わったのでは?と思えてなりません。

せっかく提供バックでホームビデオ風演出もしているんですし…。

 

例えば、"デート"にするのではなく、合コン用の服選びか、

あるいは就職用のスーツ選びに付き合うついでにショッピングを楽しむだとか。

万理華(毎田暖乃)の見た目に合わせて選んだ映画が当時見た映画を彷彿とさせて、

思い出話に話が弾むだとか。

あとは、万理華が映った写真を待ち受けにしてからの、終盤での家族写真…という

分かりやすい共通点があったのですから、

待ち受けを 万理華だけのものを3人のものに変えるくだりをオチにして

"家族再生の物語"である事を印象付けるシーンにしても良かったのかもしれません。

 

そもそも、重箱の隅をつつくようですが、麻衣が就職出来た件に関しても、

10年間父ともまともに会話しない、1階に下りるのは弁当を取りに行く時だけ、

あとは基本的にゲーム三昧で引きこもりだと就活(特に面接)に苦戦しそうなはずなのに、

あっという間に内定がもらえているのもなんか不思議で…?

どうせじっくり描くのであれば、麻衣の就職を両親(小学生)がサポートする話でも

面白そうだった気がしますね。

 

"2人の時間"に尺を割いているから、白石家というもう1つ描くべき家族があるのに

片方だけに偏っているようにも見えるし。

白石家の実態がチラッとしか描かれないから、

ハートフルよりもぞわぞわした気持ちが勝ってしまうんだし。

他には、今回はサプライズ的な登場をした神木隆之介さん(役名不詳)の出番が

かなりあった印象ですが、ちょっと唐突だったのでは?とも思えます。

ただの憶測ですが…後で登場させる予定だったのが、

いわゆる"大人の事情"で早めに回したとか、そんな事ないですよね?

 

とりあえずは、もっと娘も、白石家の謎も絡めて、

小学生の姿をした妻にデレデレな夫…という構図から

早めに抜け出して欲しいと願うばかりですが…

 

 


ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 4話 感想|誰かに必要とされたい…という真理

 

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椛谷(野間口徹)に続き、下馬(野村周平)が現在の状態に至るまでの

背景の深堀りから始まった今回。

前回でも感じましたが…やっぱり、この冒頭から始まる構成が、

本作が描こうとしている方向性にぴったりはまってるんですよね。

本当に、回を重ねるごとに面白くなっています。

 

「自分にしか出来ない仕事なんてない」からの

「あなたで良かった。そう言われる仕事ならきっとある」

これって、仕事をしている人なら誰だって言われたい言葉でしょう。

最初は希望に満ち溢れていたのが、不慮の出来事や度重なるミスがきっかけで

"代わり"はいくらでもいるという現実を突きつけられ、

そこから自信喪失になって行くのって…

下馬じゃなくとも経験した事はあるかもしれません。

そして、それはユーチューバー・カマドウマ(大木空)も同じで、

自分の居場所がなくなっていくのに憤りと孤独を感じていた。

下馬の実家の介護パートもあり、描く要素が割と盛り沢山だったにもかかわらず、

2人の境遇や下馬のお仕事パートと合わせて

"承認欲求"の話に繋げるまでの流れが、とても綺麗にまとまっていた内容でした。

 

介護パートについても、根性論で片付けるんではなく、

行政の力を借りて前向きに考えてみようという

実に現実的な着地点に落ち着いていたのも良かったですし。

下馬が昼間も撮影している意図を聞いて肯定したり、

アドバイスを考慮して違う調査方法を考えてみたり…といった、

「あなたで良かった」と瀬古(黒木華)が声をかけるのも頷ける、

ある意味謎解きの"手がかり"みたいなものが散りばめられていた作りも

丁寧だったと思います。

 

最もやる気のなさそうだった下馬を絡める形で、"お仕事ドラマ"としてもしっかり成立。

前回で心に光が灯った椛谷が、彼に「編集長が振ったんだから

お前が最後まで責任取らないとダメだろ」と鼓舞するやり取りに加えて、

今までの話の流れでチームワークも深まっていて、良い感じですね。

(信憑性がどうもなさそうなんですが(笑))瀬古の過去や、仁和と謎の女性との関係性、

笹目(筧一郎)の描写と、曖昧だった部分も徐々に動き出してきました。

 

ただ、強いて言うなら…やはり脚本家の複数体制が影響しているのか、

回によって雰囲気の温度差が微妙に違っている感覚がするのが気になる所かなぁ?

設定自体もイレギュラーでしたよね。

瀬古が何かぞわぞわするものを感じて自ら動いていくパターンではなく、

仁和(安藤政信)の指示で動くというパターンだったし…

まぁそこは変化球だと思えば何て事ないんですけども。

 

 

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となりのチカラ 2話 感想|さらっと明かされたチカラの生い立ち

 

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前回の問題がやんわりと解決されていたから、今回もそうだろう…とは思っていたので

そこは予想通りではあったんだけれども。

いや〜まさか…灯(上戸彩)がさらっと喋っただけとは言え、

チカラ(松本潤)の重い過去をここで盛り込んでくるとは!

 

確かに、距離が近過ぎるかもしれない。お節介過ぎて共感されづらいかもしれない。

でも、彼がなぜほぼ初対面の相手に世話を焼きたがるのか…

その"意味"が何となく分かったような気がします。

そしてそれを、展開次第では重点的に描く事も出来たでしょうが、

あくまでもファンタジーな世界観に合わせて

ほんの闇を覗かせる…程度に落とし込んだのも、

"本作らしさ"を貫くには良い塩梅だったとも思いました。

まぁ強いて言うなら、あんまりにも仕事の様子が描かれないから、

放棄しているように見えるのにはツッコミたくもなるんですけどね(笑)

 

で…今回の介護については、恐らく明確な解決策を示すのは難しい。

だから、チカラの存在が必要だったんじゃないかなぁ…と。

現実ベースで考えるとすると、行政が関わらなくてはならない問題に、

金銭的な都合とか家庭事情とかそういった理由で相談出来ない人がたくさんいる訳で、

それで最悪は犯罪をするケースも起きてしまうんであって。

そんな人々の心の救いになるなら、一般人が助けに行くのもアリだとは思わされます。

 

実際に、わずか…でも2人の力にはなっているのは伝わりますしね。

責任感故に自身を追い詰めていた託也(長尾謙杜)が泣き止むまで

付き添ってあげるシーンには特にほっこりしました。

警察も児童相談所も地域内に存在しない世界ではあるけれども、

そこは優しい目で見逃してあげて、逆にチカラの言動から

生き方のヒントを盗むつもりで見た方が、やっぱり一番楽しい見方なのかもしれません。

今回で再び、そう確信出来た内容でした。

 

過去に会った事があるという設定については、

今後関わる住人たちみんなの共通項だとしたらかなり面白いんですが(笑)

あとは、自分の仕事が出来ていない…点で言えば、

この徐々に作られていく"コミュニティ"に絡めて、

次々と住人の悩みに首を突っ込んでは

やがてマンション中で御用聞きと噂されるようになったチカラの自伝を書いて

有名作家になった…っていうオチでもあり得そうな気がしてきましたね。

 

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愛しい嘘〜優しい闇〜 2話 感想|怪しくないようでやっぱり怪しい雨宮

 

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前回で起こった出来事の"その後"を少しずつ進めつつ、

今回で追加された謎に関しても、多くを語らないながらも

種明かしして見せていっている感じですね。

そして…「私たちはかつて、罪を隠すために小さな嘘をついた…」から始まる

初回同様のモノローグを冒頭で再び提示する事で、

物語に一本の軸を通しているような作りになっている。

謎は増えたものの、現段階では風呂敷を畳めそうなくらいの丁度良い量です。

そう考えると…やっぱりミステリーは1クールが適しているのかもしれません(笑)

あとは、後輩・りえ(松村沙友理)は活動休止状態に入り、奈々江(新川優愛)は退場…と、

前回では面白おかしくしようとしていて不自然に感じていた

2人の女性キャラの出番がなくなって、より見やすくなったのも大きいですね。

 

ただ、湊かなえ原作の二番煎じと言われようが、

そのまま哀愁漂わせる雰囲気に作れそうなものを、

今度はその2人とは引き換えに、優美の旦那・正(徳重聡)を

ネタキャラ化しようとしているのに引っかかりを覚えているのも事実。

うーん…何となく、同じ枠で例えるとするなら、

「奪い愛、冬」の水野美紀さん(役)に寄せているあざとさと

それに近しい演出がたまに鼻につくんですよねぇ。

この余計な要素があるから、ネタドラマとして見たら良いのか?

あるいは、愛憎が入り混じったミステリーとして真面目に見たら良いのか?が

ますます分からなくなって、多少の混乱を生むんだと思います。

前回は関連している人がいたからまだ受け入れられたし、

旦那がDVの設定なのは定番だとしても…

本作はあくまでも「中学の同窓会での再会」がテーマになっているんだから、

そこと直接関わりのない人物の悪目立ちがエスカレートする事にならないよう

願いたいところです…。

個人的には、せめて"なめらかに"見せてくれれば、十分良いんですけども(苦笑)

 

でも、今の所は普通に面白いですし、普通に先が気になっております。

若年性アルツハイマーの雨宮の母・サユリ(高橋ひとみ)を主体とした

エピソードを盛り込んで、望緒(波瑠)と"記憶"が共通している事を考えれば、

望緒だけが"中野くん"を覚えていない件については、

当時彼と火事現場に居合わせていてそのショックで記憶を失い、

同じくその場にいた稜(溝端淳平)や優美(黒川智花)が

彼女が"優しい闇"を思い出してパニック状態にならないように(?)

あえて"愛しい嘘"をついているとか…。

あとは、稜に「お前変わったな」と言われていたように、雨宮(林遣都)は実は中野で、

整形して彼になりすまして復讐しているんじゃないかとか、

考察は苦手ながらもいろんな想像が出来るんですけど…

この線があってもおかしくはないですよね?(笑)

 

特に雨宮はなぁ…今回で身の潔白を証明していたけども、

同窓会での誘いをきっかけに望緒に接近している以上、

やっぱり怪しいキャラである事には変わりないのです。

「ほら!ちゃんとアリバイあるでしょ?」と言わんばかりに証拠も綺麗に揃っているし。

IT会社の社長だから、事前に大金を寄付する形で

情報を改ざんするのも可能ではあるかも…とは勘ぐってはしまいますね。

 

 

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ファイトソング 3話 感想|期間限定の恋…初デートは中華街!

 

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今回はちょっと思う事があったので、

「ん?」と感じた点と、良かった点を正直に書いてみます。

 

まずは前者。

「心が動く事は良い事だ」と教わり、"恋の取り組み"を実行してみる

2人の姿が描かれたお話でした。

前回で既に、"大好きな曲を歌う歌手"であった

芦田(間宮祥太朗)との運命の出会いがきっかけだった事、

耳が聞こえなくなる前に最高の思い出を作ろうと決心した事には触れられていたので、

彼のプロポーズに乗っかったのにも頷けたのですが…。

いざ恋愛モノではど定番の展開となると、

花枝(清原果耶)のキャラが前回までと変わってる?とはうっすら感じてしまいました。

 

何というか、個人的には"吹っ切れた"ように見えたんですよね。

彼女が抱えている秘密は、特に病状が改善の方向に向かっている訳でもないし、

芦田や施設の仲間達に打ち明けた事で心が軽くなった訳でもない。

いつか告白しないといけない…耳が聞こえなくなるのが怖い…

そんな不安と隣り合わせの日々を過ごしているはずなのに、

表情はなぜか明るい方が多いし、よく喋るようになったし、

恋愛もむしろ彼よりも積極的で楽しそう。

これ…今後の"キーパーソン"となってくる事を考えれば、

主治医・立石(橋本じゅん)とのカウンセリングや

杉野(石田ひかり)とのシーンをもっと早い段階で挿入していれば、

彼女が変われたのも納得しやすかったんじゃないかなぁと思います。

 

あとは、本作は"ヒューマンラブコメディ"なのに、

今回は今までの内容よりも"ラブコメ"を強調し過ぎていたのも

違和感を覚えた原因かもしれません。

この枠のカラーと言えばそうなんですけど…

本来、恋愛に奥手な2人が、手繋ぎやキスといった勇気ある行為をすぐに出来るものなのか?

ベタな寸止めシーンやスローモーション演出にする辺り…

この1シーンで"胸キュン"を狙っていないか?と思えてなりませんでした。

うーん…心情の揺れ動きをじっくり描いていた1,2話の作風に戻って欲しい限りです。

 

「ん?」と感じた点はここまでにしておいて、今度は後者の良かった点。

ししおどしを絡めた話から始まる構成は印象的でした。

前回のラストでは、店のチョイスもあってただただ可笑しく感じられ、

今回の冒頭では、頻繁にかつ大きくししおどしの音がしていた事から

「うるさい!」とツッコむほどだったんですが、

あえてそうしたのにはちゃんと意図があったんですよね…。

 

今の花枝は私たちと同じように、その音を「うるさいよねw」と話題に出来るけれども、

今後の立場を考えると、音が大きかったからこそ、同時に寂寥感も募っていくというのか。

少し話は戻りますが、杉野が「たくさん音を聞いて思い出にした」と言っていたように、

この2人の聞いた音もいつしか思い出に変わるんだと思うと、

終わりが近づいている事による"期間限定の恋の切なさ"も

ほのかに感じさせる内容になっていたのは中々粋だった気がします。

 

という訳で、今回の感想はポジティブばかりでもなかったんですが、

作品の良さはしっかり受け取りつつ、もう少しヒューマンの方に寄せていただけたら…という

期待も込めて視聴していくつもりです。

2人の恋は、もちろん、応援したいです。

 

 

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ミステリと言う勿れ 3話 感想|ヘイジュート♪ 物語はまだまだ始まったばかり。

 

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毎回毎回、音効に関する感想でうるさいかと思われますが…(苦笑)

今回は視聴者の声が反映された結果なのかな?

全体的に音量が小さくなって、物語に集中する上での鬱陶しさはかなりなくなりましたね。

主題歌を入れるタイミングも、前回よりも適切。

そして、音楽も含めて、事件解決のシーンで"泣かせよう"風の

重たい演出をしなくなったお陰で説教臭さも減り、

森下能幸さん演じる煙草森の気持ち悪さをただひたすら味わえたのは良かったです。

(森下さん…某作品では守護天使で、何かと犯人のイメージが強いというのは置いといてw)

まぁ、その代わり…事件が終わるエンディング部分で流れるような似通った劇伴が、

「そこでも?」と思えるほど頻繁に流れていたのが今度は気になりましたが(笑)

でも、音量が改善されて見やすくなっただけ、個人的には大分印象が違いますし。

それを1話からの同じ演出家さんがやられた…となると、

今後も軌道修正されて行く可能性は高く、期待は出来そうです。

 

で…もう2つ、ここまで見てきて感じた事。

これから書く内容は、決してネガティブな感情から来ている訳じゃないというのを

ご理解いただけると幸いなんですけど…

本作って、構成が不思議なんですよねぇ。

今回の内容が前後編で描くべき内容だったとは理解しつつも、

最初のCMが入るまで前回のおさらい+未公開(?)を丁寧に掘り下げたり、

普通に次のシーンに切り替わりそうなタイミングで

(つまり、映画を地上波での放送仕様にしているみたいな感じで)CMを入れたり、

それが原因で、またちょっと話を巻き戻したり、

そもそも前回の話に違うエピソードを盛り込んで、今度は次回用にまた新たなエピソードを…

と続けざまにやっていたりする辺り、

連ドラにするには勿体なかったんじゃないかな?って気はしております。

 

あと2つ目は…我路(永山瑛太)の後日談的な話をそこまで描いちゃうんだ!なんて。

瑛太さんの今までの役柄とのギャップはもちろん、

異様にサラサラで綺麗な金髪をしたビジュアルが頭にこびりついていたので、

私としては、もうちょっと彼が現れると生まれる"ざわざわ"を

持続させて欲しかった…感もなくもありません。

劇中に出てきた「漂流郵便局」という言葉自体、十分に興味を引くものでしたから、

整(菅田将暉)と自分は似た者同士な気がする…

で、メッセージで送られてきた手紙の写真でその言葉を見つける…といった

まだまだ我路の物語にも続きがありそうな予感を匂わせる程度で済まし、

妹想いな一面、その後の彼の動きをじっくり見せるのは

何話か後でも良さそうだと思えました。

 

菅田将暉さんと永山瑛太さんの共演に新鮮味があるので、

それを押していきたい…という意図も含んでいるんでしょうけどね。

そして、今後に続く豪華キャストを続々とチラ見せしている限りは、

同じジャンルかつ月9枠だった「シャーロック」のように、

数年後に劇場版を製作するのを前提として、本作が作られていっているのかもしれません。

その作品じゃなくても、最近は映画化するドラマも多いですしね…。

 

いろいろ言及する感想になってしまいましたが、再び面白く感じられたのは確かです。

次回も…いや、最終回までずっと見ていたい気持ちにさせられた1時間でした。

 

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