日本沈没−希望のひと− 8話 感想|移民問題になっても緊迫感が迷子…

 

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ふーん…仲間割れしたり、一部の人間を説得し続けたり…の次は

ガッツリ企業買収の話なんですね。

国民全体の危機感の描写よりも、

最後まで「日本の経済はどうなるのか?」がメインの物語を紡いできた本作。

放送開始から約40分間、なぜか中国"だけ"にこだわり、計画を練り、

中国政府と"しか"交渉していない印象の強いエピソードが続いたお陰で、

まるで今回が 新規事業が成功するまでの過程を描く

池井戸作品のように見えてしまいました(苦笑)

特に中国の要人が日本人の移民を受け入れるシーンなんかは…

下町ロケット」で敵対関係にいた帝国重工の社長が佃製作所に足を運んで、

ものづくりのこだわりの深さに共感して考えを改める流れを思い出してしまうくらいには

既視感がありましたなw

 

しかしまぁ、沈没間近になっても、どうしてこんなに緊迫感がないんでしょうねぇ。

一応デモ団体とか、空港での混雑具合とか、居酒屋で荒れ出す大人とか、

日本沈没報道を受けての国民の様子も描いてはいるんですけど…

あくまでも"脇役"程度にしかあしらわれていないのが原因なのかなと。

どことな〜くリアリティがないんですよ。ずっと。

日本人、こんなに大人しい人たちばかりか?

と疑問に思えてくるんです。

だって…現実の世界に置き換えてみたら、コロナが流行り始めた頃は

マスクがないだの、トイレットペーパーが不足するというデマが拡散されて

売り切れ続出するだの、食料品や生活必需品の買いだめが起きるだの、

1つ1つの情報に踊らされる人々の方が圧倒的に多かったはず。

何か世界を揺るがす事態が発生すれば、まずは自己保身に走るというのが

当時で証明された…とも言える。

 

なのに本作は、コロナ以上に恐ろしい沈没が差し迫っている状態なのに、

空港ではお客さん殺到で対応困難どころか「中でお喋り」程度の緩い描写で終わりだし、

スーパーやドラッグストアなど"日常生活圏"である場所の異変に関しては

ほとんど触れていない。もちろん、SNSやネット記事の動きも。

こんな中途半端さで「次回はとうとう最終回です!」って言われても…

沈没詐欺では?最終回でまとまるのか?と思われても仕方ないですよね。

 

そして、恐らく重要だったであろう移民問題

解決方法…優しい世界…ファンタジーかて(汗)

日本に対する印象は様々で、日本をリスペクトしている国もあれば

むしろ嫌悪感を抱いている国もいるのに、

どこの国の人々もニコニコしながら

「ここで待ってるよ」「一緒に乗り越えよう」のメッセージ映像…

実際はそんな綺麗事じゃ済まされないでしょ。

日本沈没による我が国への移住の打診を受けて、それぞれがとるべき選択だとか、

もっと言うなら、日本という最大のアイデンティティを失う事に対して

国民はどう考えているのか。

(主人公周り以外で)家族内、恋人同士で果たして意見は一致していると言えるのか?とか。

ここらへんの"リアルな心境"を丁寧に描いてこそ、世界の"混沌"を表現出来ると思うんですが…

そこを端折ってしまった辺り、作り手の技量の限界を感じられずにはいられません。

 

しかし次回、どうするんでしょうねぇ…。

総理を庇う形で罪を償おうとしている世良(國村隼)に

天海(小栗旬)が「私たちにはまだまだやるべき事があるでしょう!」と

熱く訴えかけるシーンがあるだろうとは予想してますw

 

本当に次回で完結出来るのか。

完結出来たとしても強引に終わらせそうですが。

 

 

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SUPER RICH 8話 感想|会社を辞める!優が刺された!でも時間は飛ぶ

 

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相変わらず雑な作りである事には変わりないんですが。

う〜ん…最終章に向けての時間稼ぎと言えど、今回は流石に物語に芯がなさ過ぎですね。

様々な要素を詰め込んでいて連続性がない…なんて言葉では片付けられません。

"書きたいエピソード"だけ書いたら気が済んで、後は投げやりになっているように見えました。

 

まずは優(赤楚衛二)の強盗に刺された件。

冒頭で空(町田啓太)が騒動に関わっている風に見せた割には冤罪でもなかったし…

本当、わざわざ事件を起こして、命を軽んずる展開を持ってきた意図は何だったのか?

そのまま「ショッキングな展開で視聴者を引きつけたかった」つもりで加えたとしたなら、

不必要も良い所だし、はっきり言ってかなり不快でした。

 

「会社がいろいろ大変で、ちょっと余裕がないです」って言っているのもなぁ。

正直、仕事や会社の現状よりも恋愛関係のゴタゴタを描いている方が圧倒的に多いからか、

この業績が振るわない状況の中で中間管理職2人が抜けるヤバさが伝わりづらくて

いまいち感情移入出来ないというか(苦笑)

それでも、今回は衛(江口のりこ)の、誰1人抜けて欲しくないし

社員全員大事にしたいという"みんなのママ"っぷりが描かれた。

まぁそこは別に良いんですよ?

一旦立ち止まってそれぞれの関係性を見つめ直す

いわゆるターニングポイントの回だと思えば、

今回のような人柄を前面に押し出した話があったっておかしくはないでしょう。

ただ…問題なのは、今吉(中村ゆり)のケア、

鮫島(菅野莉央)の育児サポート、空の引き抜き(これは今後の話ですが)と、

衛が"友達"として守りたい仲間たちの悩める姿をちらほら描いた割には、

いつの間にか夏、さらに1年4ヶ月も飛ばして

それぞれの動向がどうなったのかを見守る余地も与えずに端折ってしまった事と、

あれだけガツンと励ますシーンがあったにもかかわらず、

今吉を傷つけた犯人もその時の対処も

あっさりとした台詞で済ませてしまった事。

そこで、やっぱり再び疑問に思う。

優が強盗に刺されるくだり、必要でした?

そんなエピソードを入れるくらいだったら、せめて時間経過させるんだったら…

"社員"ではなく"友達"だと思っている衛が仲間を献身的に支えていく過程を見たかったです。

 

ラストは初回の衛を彷彿とさせる優のキャラ変…

本当、どんな方向に向かってしまうのか。

今回で第2章って言ってたのに、次回はもう最終章に突入するみたいですし。

面会で満面の笑みで登場してきた一ノ瀬(戸次重幸)からの

イタタタタ…な胃痛のCMの流れが一番面白かった…なんて言っちゃだめかしら?(苦笑)

 

 

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恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 8話 感想|"本当の顔"を知る森生と、知らないユキコ

 

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爽やかスマイルで知識も豊富で、要領も良いイケメンエリートが恋人の前に現れて、

嫉妬したり、何も出来ない自分に落ち込んだりする…といった展開はラブコメディでは鉄板。

でも、今回は"相手がどんな顔をしているか分からない"という弱視ならではの設定を活かし、

本作らしさと王道が上手く絡められていた印象がありました。

 

緋山(小関裕太)が現れるたび、敵意をむき出しにする森生(杉野遥亮)。

相手のためを思ってやったつもりが、緋山に一歩上手の対応をされ傷ついてしまう森生。

私たちから見たらその時の反応は、マーケットで本格的に関わるよりも前から

かなり分かりやすいものなんだけれども…

ユキコ(杉咲花)は「(突然のライバルに嫉妬の炎を燃やしている事に対して)そんな訳ないよ」

「ないない」などと、そこまで深くは気にしていない様子。

あくまでも"いつもの"自分に真っ直ぐで素直な森生だと思っている。

ストーブの件は流石に直後の行為だったから気遣ってくれたけど、

森生が緋山を気にしているって分かっていたら、

2人だけの会話の最中で元彼の名前を出さないはずですもんね。

 

森生も森生で…些細な事で敏感になっちゃうのも共感出来るなぁ。

キャンディケインのくだりも、豆知識を披露すればそれはそれで楽しいだろうけど、

「へぇ」「そうなんだ」で終わって広がりにくい会話だし、

一緒に「何だろうね?」って想像を膨らませるから弾む事だってあるんだし。

カイロはどこでも温められて、しかも持ち歩きやすい文明の利器よ?

こんな感じで別視点で見れば、森生だからこその良さも伝わるんですけどね…

恋は日常世界を変えてくれるだけでなく、時に視野を狭めてしまうもので、

徐々に余裕がなくなっていく彼の姿には、見ていて切ない気持ちにさせられました。

 

でも、ユキコは決してブレない。

このまま勘違いでケンカに発展する形で引き延ばさず、

1話内で森生への想いをビシッと言ってくれたのは良かったです。

2人は固い絆で結ばれているのが伝わる説得力と安心感。

"森生と出会ってから出来た事"で今までの回想を走馬灯のように流す演出にも泣かされます…。

もっとわがままを言うとしたら、空(田辺桃子)と青野(細田佳央太)間での

ペアストラップのくだりは群像劇の一部で片付けるのではなく、

「黒川が大好きだよ」「どんな顔してるかは見えないけど、

自分を想って動いてくれてるのは見えてなくても伝わるよ」という意味合いで

ユキコと森生にも同じような事をやって欲しかった気もしますが。

まぁ、前回のお揃いのアクセサリーがあるし、将来的には婚約指輪も控えているので…

最終回までとっておくんだろうなって事で、そこはポジティブに受け止めておきます。

 

森生との関係は壊れる前に修復出来たものの、

まだユキコには"見えていない"緋山の本性は次回以降に持ち越し。

あの尽くす感じ…自分は普通の人だから幸せに出来ると自負している性格…

なんか、6話の空の「支えてやった元彼」と似たような匂いがするんですけど(汗)

こちらはただの悪者で終わらないと良いなぁ。

 

そして青野くんはとにかく心配。

クライマックスに差し掛かると事故が絡んでくるのも、あるあると言えばあるある。

でも、現状はホームドアが設備されていない駅の方がまだ多いから、

本作の場合は避けては通れないエピソードでしょうね…。

人身事故もよく耳にしますし。

次回の冒頭で何事もなかった事になりますように!

 

 

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最愛 7話 感想|初回から飛ばしていただけに…

 

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優(高橋文哉)も釈放されて、事件もひとまず解決(?)して第2章突入…って事なのかな。

今回は最終回に向けての準備みたいなもので、

「嵐の前の静けさ」と言ってしまえばそれまでなんですが…

梨央(吉高由里子)のパートの方は、3人での幸せな同居生活の日々やら、

優が治験を受けるのか気にする様子やらと

サスペンスからはかけ離れた"日常"ばかり描かれていたために、

終盤でしおり(田中みな実)の過去に触れるまでは

ほぼ内容がないに等しい仕上がりになっていたのが気になりました。

 

そして、これまでとは異質な印象を受けたのは、ある意味本作の"縦軸"ともなっている

「真田グループの不正疑惑」を追求するくだりが前面に押し出されたのもそう。

現時点では、梨央はその不正に関わっていないだろうと予想されます。

だから、特に関連性のなさそうな主人公で見せ場を作るには、大輝(松下洸平)を絡めて

ラブストーリー仕立てでやるしかなくなった…って所なんでしょうね。

それが結果的に、主人公の動向と縦軸が分離してしまい、

1話の中で噛み合っていないように感じられた原因に繋がったんだと思います。

いや、2人は幼馴染みだし、「再会した時には刑事と重要参考人の関係になっていた」

初期設定がある以上、今回の内容が描かれても不思議ではないんですけど、

本作は一応「サスペンスラブストーリー」なので…

別ドラマを見ている感覚に陥ってしまった残念感がありました。

 

肝心のしおりと康介(朝井大智)の方は、やっぱり当時の被害者と加害者の関係性でしたね。

薬に盛られて意識が朦朧としていた時に、梨央に救いの手を差し伸べたのだけれども、

向こうは気づいてくれなかった事が真田家に執着するようになった"きっかけ"…。

確かに当時はあれが精一杯のサインで、心に傷を抱えたまま生きてきた

彼女の不条理さを思うと同情は出来るのですが、

だからと言って、それと社会的に成功した梨央を天秤にかけるのは逆恨みも良い所で、

最後まで梨央につきまとう理由には納得出来ず…。

 

むしろ憎むべきは康介なのに…先に死なれてしまって、

感情をぶつけるやり場がなかったって事なのでしょうか?

でも、そんな彼女もいきなり退場というラスト。

(最後の活躍なので本音を書いてしまうと、しおり自身の苦い人生を反映させるために

あの陰鬱とした台詞回しや無表情の演技だったのかな?とは思いますが。

新境地という感じで浮いている印象はそこまでなかったですが、

正直、市川○日子さん辺りの女優さんだともっとハマっていたのかも…って気もしたり。)

 

しかし、この段階で「しおりの不可解な死」という現在進行系の新たな謎を盛り込んだとなると、

15年前の事件は前々回と前回の真相が描かれて解決した事になったのかどうか、

自分の中でどう片付ければ良いのかよく分からなくなってしまいました。

前回の感想でも書きましたけど、真相には触れても"ゴール"までは描かれていないから

イマイチ終わった感じがしないのです。

最終章でこのモヤモヤを取り除いてくれると良いんですが、ここにきて新展開…

全10話だと想定すると、残り3話になりますよね?

う〜ん、謎を付けるだけ付け足して風呂敷を広げて、

収拾がつかない状態で終わらないかどうか、少し不安になってきました。

 

 

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アバランチ 7話 感想|記者か桐島か…どちらが先に味方につくか?

 

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エピソード0を境に、徐々にエンジンがかかってきてますなぁ。

まるでオセロのような展開。

序盤は大山(渡部篤郎)側がアバランチの動きを様子見するために

小さく小さく駒を打っていって、

羽生(綾野剛)がそれを「互角に戦えている」と思い込んでいるのを良い事に、

中盤からはたった一手で全ての駒をひっくり返してしまう...みたいな

緊迫感の漂う内容で、ついつい見入ってしまいました。

 

でもって、ただのシリアス強めのサスペンスって訳でもなくて、

所々にツッコミ甲斐のある要素も含まれていて、別の角度でも楽しめる作りは

関テレ制作ドラマでは結構新鮮なのかもしれません。

↑迂闊だったら迂闊なままで引き込まれる事がない印象があるので

それで一役買っていたのが総理(利重剛)の存在だなぁ。

2組に振り回される THE・おぼっちゃま気質な彼が、

頭脳戦による疲れを癒す"おやつ"的なアクセントになっていて、実に良い塩梅で。

1話内の登場だけではあまりにも惜しいくらい素直で可愛いキャラだったんで、

本編とは完全に切り離して、総理の1日をスピンオフで見てみたいと思えるほどには

楽しませてくれました(笑)

 

最初は個人的に好みではなかった生配信での制裁も、今となっては意味があったのかなぁと。

暴力で傷つけず、あえて晒し上げる形で悪を暴いていくスタイルが共感を呼び、

支持してくれていたはずの視聴者が、

印象操作されたニュースをきっかけに手のひら返しするようになり、

1つ1つの呟きが「アバランチ=人殺し集団」という負のイメージを作り上げていく。

ネット世界ならではの恐ろしさ…ってやつですよね。

 

しかし、報道を鵜呑みにしない人がいる事も事実。

Twitterで自論を唱えたらバズったとか、全然あり得ますもんね。

それに一番近い存在が記者でしょう。

アバランチの動きを追跡する立場である彼がどう理解して、

どんなアクションを示してくれるのか…

雪崩抑制は、彼の動きにかかっている感じがあります。

 

仲間になりそう…と言えば、やっぱり桐島(山中崇)も。

大山の企みを把握し切れなかったくらいですし、味方側につくのも時間の問題ですね。

 

前々から恐れていた「仲間の退場」の件は、今の所はまだ犠牲者が出ていないにしても、

拉致されたり分かれたりとバラバラになりつつあるのでちょっと心配。

最後まで全員揃った上で大山に勝つラストが見たいです。

 

 

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日本沈没−希望のひと− 7話 感想|アメリカに中国が激おこぷんぷん丸

 

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残り20分程度でやっと話が盛り上がってきたよ…良かった………。

いや、完全に安堵も出来ないのか。

最終回はなんと2時間3分拡大SPだそうで、

そこでまた余計な要素を追加してはダラダラ進めそうな気がしなくもないですね(苦笑)

シンプルに長いなぁ…。2時間以上拡大するのは確か「陸王」の初回以来だったっけ。

 

今回も、途中までまぁ〜同じ展開の繰り返しで。

裏切り者や黒幕は誰かを探り、説得して、二転三転していくうちに憎めないキャラになり…を

敵の数や立ち位置などを変えては、ずっとここまで引き延ばしてきた印象があります。

引き延ばしするにしても…もうちょっと"意味のある"引き延ばしにして欲しい。

日本未来推進会議のメンバーは天海(小栗旬)と常盤(松山ケンイチ)の

2人しかいないのか?ってくらい、第2波に向けての対策で動く"全体"が見えてこないですし、

そもそも、今回の2つのエピソードは同時進行でも行けたはずなんですよね。

 

里城を説得するにしても、交渉結果報告中で言われていた

「中国の事情を知り尽くしている」という設定の活かし方次第では

必要性の高いくだりになったと思います。

例を具体的に書くなら…前回に引き続き移民問題を考えるにあたって議論を重ね、

アメリカと中国に交渉してみる事を思いついた天海が、

里城なら中国の事情に精通しているから交渉に有利だという有力情報を得て、

国民の命が1人でも多く救える可能性を広げられるんだったら

まずは里城の説得から始めないと…という流れにでも出来ていたら、

前半の冗長感は薄まったのかもしれません。

 

まぁでも、「私だったら…」を書いた所でもう後の祭りなので。

次回以降で大きく進展しそうな予感はさせたので、

残り2話に期待するしかありませんね。

 

っていうか…本作、Netflix配信作品なんですよね?

名前の挙がった国の方々はどんな気持ちで見ているのか。

国名隠さないとそのうち炎上しそうで、心配になりますな(苦笑)

 

 

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二月の勝者−絶対合格の教室− 7話 感想|王羅くんの件は水面下で解決

 

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うーん…黒木(柳楽優弥)の異様さと、

佐倉(井上真央)が1人で塾生徒のために奮闘するという

初期の頃の描き方に戻っちゃったかぁ…。

それに加えて、王羅(横山歩)の腑に落ちない解決方法。

何と言うか、今回はあちこち寄り道している構成になっていて、

話に芯がないように感じられました。

私が思うに…その決定的な理由は、「スターフィッシュ」のくだりにあるんですよね。多分。

 

最終回まで近くなってきたから

黒木と灰谷(加藤シゲアキ)の関係性の変化も進めておきたいって気持ちも分かるんですが、

今回メインとなる王羅は元々勉強には意欲はなくて、託児所代わりに入塾した子な訳で。

そんな子の話を描く中で、勉強をした(させた)くても

事情があって入塾させられない人々が集まった「スターフィッシュ」と

それを経営し続ける黒木の考えを描くという

彼とは特段共通点もなさそうなエピソードを中盤でガッツリ扱った事が、

「話の分断」「登場人物の掘り下げ不足」に繋がり…

結局、どこが主体の話なのかが曖昧で、中途半端な仕上がりになったのではないかと思います。

 

黒木も佐倉や灰谷と同じ誕生会の会場にはいたものの、

CM明けで 母親も承諾した上で王羅のブルーミング転塾が分かった時には、

私が誕生会でのエピソードを見ている間に

水面下で動いていたのか??と思えるくらい、あっさりと済まされた感覚を覚えました。

個人的に強く印象に残っている6,7話ベースで今回の内容を勝手に想像するとしたら…

塾では笑顔で振りまいていた王羅も

9月の模擬試験後でピリピリし始める教室に居心地の悪さを感じ、

誰にも構ってもらえなくなって居場所を失った彼が逃げ出した所に

橘(池田鉄洋)が追いかけてきて、

劇中でも言っていた「毎日塾に来るだけでも凄い」

「勉強は何の道に進むにも役に立つからな」で説得されて悩んだ挙句、

ブルーミングに入塾する決意をし、

迷惑をかけた礼央(粟野咲莉)に謝りに行って、これから頑張っていこうね…と

互いに鼓舞して解決…とかにも出来たのかなぁと。(理想を追求した素人の想像ですみませんけど)

王羅と真逆の立場にいる礼央も、絡め方次第ではもっと存在意義があっただろうし、

よりグッとくる話になったのに…

とにかく、今回は登場人物の諸々の設定を活かしきれていなくて、勿体なかったです。

 

島津(羽村仁成)の件にしても尺を取り過ぎでした。

父親が父親だから続きがあるとは薄々感づいていましたが、

電話応対した時にあのガラスが割れる音が鳴り響いて次回へ…にした方が

全体の散漫っぷりが減ったのかもしれません。

 

3話以降尻上がりに面白くなっていって、前回で完全に"好きな作品"の1つになり

期待値を上げてしまっただけに、

今回はあまり褒めた感想ではなくなってしまいましたが。

好意的に見ている事には変わりないので、次回に期待します。

 

 

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SUPER RICH 7話 感想|裏切り者はメガネくん!…って誰?

 

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いや〜、完全に比率が「恋愛:仕事=8.5:1.5」ですね。←毎回言ってるような…(汗)

初期設定はどこへやら。

貧乏とお金持ちという正反対の2人による考え方や、お金に対する価値観の違いが

すっかり描かれなくなってしまっている。←これも毎回言ってるような…(滝汗)

恋愛に関しては…まぁ、"連続ドラマ"らしく

時間経過で見せていく作りである事を考えれば、

恋愛したくなる時期があっても不思議ではないんですけどねぇ。

でも、本作の場合は、会社の現状や新事業を始めてからの収益といった"実態"が

あやふやなまま恋愛パートに逃げるから納得出来ないんですよ。

 

納得出来ないと感じた理由はもう1つあります。というか、ここまで見てきて今更気づきました。

なんか…ほぼ毎回、おんなじ内容やってません?

パクリ疑惑が勃発しただの。裏切り者は誰かを探るだの。

最終的には衛(江口のりこ)が不正を暴いて解決するだの。

毎回これらの使い回しなのは気のせいでしょうか?

本作は元々、「どん底に陥った主人公の波瀾万丈物語」を描く作品だったはず。

私が見たいのは、正義ぶって犯人に喝を入れたり悲しがったりする主人公じゃなくて、

金持ちの娘というプライドを捨てて人間臭く這い上がっていく主人公だったのに、

なんで「プチ勧善懲悪」みたいな話になっているんだか…(汗)

 

で、衛が不正を暴く姿を描く事で

なんとなく「仕事が出来る社長」であるように見せてしまっている所も凄く違和感。

確かに、空(町田啓太)を会社に誘うエピソードとか、

ブランク持ちの漫画家に「一緒に0から始めよう」と

二人三脚で支え合う姿勢を示すエピソードとか、

今残っている社員たちは、衛自身の"人間性"に惹かれて

ついて行こうと決めたのが伺える描写はあるんですけど、

それは別に"社長"以外の、偉い役職に置き換えても成立出来そうなんですよね。

社長に出世するくらいなんだから、

それだけの実績や腕前がふとした動きでも感じられないといけない。

なのに…大した活躍もしていなければ、

プライベートでは優(赤楚衛二)に翻弄されるシーンばかりが続くから、

今吉(中村ゆり)が辞めてしまいそうになるのも頷けてしまいます…。

 

冒頭であれだけ重大に見せた割には、犯人も誰…?って感じで。

wikipediaで調べたら5話からの出演で

「フランス語とタガログ語も堪能なトリリンガル」という設定がついていたんですけど、

ごめんなさい、マジで記憶にない(苦笑)

「誰1人覚えてないなんてバカばっかですね」多分多くの視聴者は君の事覚えてないよw

被害を受けた漫画家本人が許せばオッケー!で

あんな簡単に盗作事件が解決するのもびっくりもん。

海外にまでアップロードされているんですが…そこら辺、なかった事に出来るのかな。

まぁ、"フィクションの世界"だから良いのか?

 

やまとなでしこ」じゃなくて「ロンバケ」のパロディを盛り込むし、

↑どちらにしても必要性は感じないけど

今の所物語と結びつかない妊娠のくだりやLGBTも取り入れるし…

何がしたいのかよく分からんドラマだなぁという印象は続きますね。

 

 

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恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜 7話 感想|推しになってくれませんか?

 

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私は基本的に本作が大好きだし、本作への愛は感想を読んでいた方だったら

なんとなくでも伝わると思うんです。

その点を踏まえて今回は…"登場人物への理解を深める"話としては、

今までより1人1人愛着が湧いて温かい余韻が残るものではあったけれども、

弱視を取り扱う"本作らしさ"で考えてみたら、少しぼやけてしまったのかな?という

半々の気持ちで見てしまってました。

 

というのも、全体的に「三(四)角関係で繰り広げられる」

「もはや誰が当て馬だか分からないほど切ない」みたいな、

よくあるラブコメに近い感じがあったんですよねぇ…今回の内容って。

特にクイズ王までのくだりなんかは、森生(杉野遥亮)と獅子王鈴木伸之)と

誠二(岸谷五朗)の3人によるドタバタコメディでしたし(笑)

転けそうになってついあの体勢になってしまって、勢いに任せて…っていう

胸キュンシーンもド定番ではある。

 

森生とユキコ(杉咲花)の間にもあった「普通とは?」が本作のテーマとするならば、

今回は、獅子王がイズミ(奈緒)にカミングアウトした事で、

彼女はそれをどうやって受け入れるのか?がメインの話だったのかもしれませんが…

うーん…その代わりに、せっかく挑戦的な題材の弱視

多様性というフォルダに"含まれているものの1つ"に格下げされてしまったような

勿体なさを感じさせました。

もちろん設定は置き去りになっていないし、ユキコが将来の夢を持ちたいと思えたきっかけが

誠二の「脳に映像を送って娘の写真を見せたい」という

願いから来ている事を匂わせる描写もあって、主人公の物語もちゃんと紡いではいるんですけどね。

思いつきで書くとしたら…

イズミと獅子王のラストは、ユキコの「夢を持ちたい」で影響を受けてから動いた流れに見せて、

主題歌がかかっている中でもう少しサラッと描き上げるとか。

印象に残りやすい終盤ではなく次回の前半に持って来させて、

今回はイズミのエピソードを抜きにして

写真館→元彼と出会う流れで終わりにするとかしてみたら、

本作らしさが埋没する事はなかったのかもしれません。

 

とは言え、イズミの健気さには普通にホロっときました。

「好きでい続けて良いですか?」じゃなくて

「推しだと思って見守っても良いですか?」は今の時代にぴったりだなぁ…と。

獅子王さんと恋をするには生まれ変わらないと無理って言ってくれているのも、

彼の価値観を受け入れて、尊重しているから出てくる言葉なんですよね。

みんな優しい。今回も優しい…。

 

次回は元彼の緋山(小関裕太)と本格的な絡みがありそうです。

再び三角関係のいざこざが主体となった物語になる可能性は無きにしも非ずで

ちょっと不安ではあるんですが、

ユキコの話には戻るので…6話以前のキュンとしつつ考えさせられる内容になる事を期待します。

 

 

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最愛 6話 感想|橘しおりも当時の事件の関係者!

 

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ラストシーン、ああ、ちゃんと視聴者のツボを分かってるなぁ…と思える見せ方で、

上手いを通り越してズルいのよ(泣)←褒めてる

歩道橋と路上で距離がある状態で主題歌がかかるタイミングよね。

1話では梨央(吉高由里子)が大輝(松下洸平)を探して、

今回では大輝が梨央を探す。

当時は東京に行く梨央を見送る事は出来なかったんだけど、

今度は見つけて抱きしめる事が出来たっていう2つの対比も良かった。

ハグシーンもね…この例えはふさわしくないのかもしれませんが、

街灯や看板の照明がバックでぼやけていて、中央で2人が抱きしめている構図もあって

2人を照らすイルミネーションみたいで、うっとり見とれてしまいました…。

イルミネーションとなると本来はハッピーエンドで終わるはずなんですけどね。

本作の場合、ロマンチックな光景なのに、到底幸せになれなそうな所に

切ない感情が襲ってくるんです……。

 

前回の終盤で捕まった優(高橋文哉)が、今回でもう釈放という展開の速さ。

首を絞めた件は、先に昭(酒向芳)がそうしてきたからで、正当防衛とも言える行為だったし、

池に沈んだ後の目撃者の証言で、昭は生きていた事が分かった。

ただ、これは前回の達雄(光石研)のカミングアウトもそうなんですけど、

"謎が解明されたようで、していない"んですよね。

つまり、1つ1つの真相には触れていても、そのゴールまで辿り着いていないというのか。

だから良い意味でモヤモヤが残るし、まだ6話なのを考えると

間違いなく衝撃的な"何か"があるんじゃないかと胸を膨らませてしまいます。

 

その衝撃的な"何か"のキーパーソンだと見ている人物は

加瀬(井浦新)と橘(田中みな実)の2人でねぇ。

加瀬の方はひたすらスマートで、もはや紳士のよう。

いちごパフェを食べるという癒しも押さえてくる(笑)

だからこそ、あまりにも"良い人"過ぎて、今回で優の釈放に導いたのも

本人の巧みな交渉術で言いくるめる事が出来たからなんじゃないかと

穿った目で見てしまうんです。

まぁ、ここまで見ていると一途に梨央を支えているイメージが強いから

何とも言えないんですけど…彼の思惑にまんまと嵌められている気がしてなりません。

 

一方で、橘の方は当時の事件に関わっている事が判明。

彼女も関係者として絡めてくるのかと意外でした。

「梨央社長みたいに生きてるだけで注目浴びる人もいるのに」

これは完全に梨央に対する一方的な恨みから来る発言でしょうね。

そこで考えられる動機は、梨央と同じく康介(朝井大智)の被害者だったか、

康介の元カノか…なんですけど、

もし前者だとしたらお門違いも良い所ですし、

後者だとしたら、悪いけど殺されるべき人だったんじゃ…?と

共感出来そうにありません。

梨央につきまとって嫌がらせをするだけの説得力ある動機が欲しいです。

 

そう言えば、今書いていて思い出したんですが、

確か1話ぶりに登場した藤井(岡山天音)も十分怪しいとは言えますね。

達雄と一緒に遺体を運んだ人だったりして…どうなんでしょ。

 

ミステリーとしても、ラブストーリーとしても面白いなぁ。

上手く絡み合っている印象。

ヨーグルトで精神状態を表す演出も秀逸でした。

 

 

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