2019年10月一覧

ドクターY 〜外科医・加地秀樹〜 感想|二週間逃げなくても救えた娘の命。

 

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「ドクターX」も「ドクターY」も今までのシリーズは未視聴。

とりあえず、派生作品のYで本家のXがどんな雰囲気なのかを掴むべく、

今回のSPを見てみました。

 

二人の患者を助ける物語なので、

大沢(本田博太郎)の頭痛と七海(古川凛)の腹痛には何か共通点があって、

それを追究して行くと思わぬ真相が現れてくる…という流れになるんじゃないかと

予想していましたが、特にそんな事もなく。

加地(勝村政信)が実は頼もしい超スーパードクターで、

彼は彼なりに患者に親身に寄り添ってあげようとしているのが伝わる

作りになっていたと思います。

 

強いて言うならば、加地の紹介は前のSPだか何かでもしかしたら

ガッツリやったのかもしれませんが(初見なのであくまでも個人的意見ですが)、

公式画像に載っている「金に汚い」医者だというのを饅頭箱以外に強調して描けば、

終盤で七海を救う頼もしさを見せる一面にギャップが生まれ、

彼の魅力、面白さがもっと増したような気がしました。

私の印象としては、どことなく優しい医者で終わってしまったかなぁという感じです。

 

結果的には、先が読めそうな王道な展開だったものの、

「TWO WEEKS」を彷彿とさせる島田(倉科カナ)の逃亡劇(?)が

一番印象に残ったSPでした(笑)

 

超スーパードクターだと言われる加地が主人公の本作が前哨戦だとすれば、

大門未知子(米倉涼子)はそれ以上の、

超スーパーウルトラドクターっぷりを見せてくれるのでしょうね。

朝ドラキャストがぞろぞろいて、局がお金をかけてるのが予告の時点で滲み出てますが、

大門が埋もれる事なく、面白くなってると良いな。

 


連続テレビ小説 スカーレット 第1週で思った事をつらつらと…

 

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9/30から始まった新朝ドラ「スカーレット」。

時間帯が合いづらい事から、

基本的には、平日の夜や週末に一気見する形で視聴しております。

 

そんな訳で、感想の記事は書いておらず、何か強く思う事があったら

たまにTwitterで呟く程度なんですが、

先ほど第1週の感想を呟いてみたら結構な文章量になったので…(笑)

ブログにも残せるんじゃないかと思って、今回こうして記事を作ろうと決めた次第です。

 

前置きが長くなりましたが、早速載せていきますね。

 

第1週「はじめまして信楽

 

朝ドラの多くは「つかみ」となるであろう第1週。

でも、何か大きな出来事や事件を通して主人公を際立たせるよりかは、

主人公の置かれる家庭環境や家族の中での彼女の立ち位置、他の子との格差等、

今後の物語に向けて着実に今ある設定を固めていく…

そんな形で進めて行くんだな、と解釈しました。

 

古き良きホームドラマという感じで、

人によっては地味な印象を受けるのかな?とも思うんですが、

本作の場合は「新天地で出会った様々な人との関わりが

喜美子の"学び""成長"に繋がる」のを1話1話ずつ積み重ねて、

回を増すごとに彼女が一歩前進しているんだと感じさせる過程が上手い。

 

その点で特に良かったのは、

喜美子(川島夕空)が村上ショージさん演じる職人からもらった

土や茶碗を見て、何か陶芸に関する才能を発揮する天才という訳ではない描かれ方。

草間さん(佐藤隆太)にあえてその設定を付け、

それを喜美子が影で聞いたり「人の心を動かすのは人の心」を知ったり…

とにかく、まずは純粋な子供として描こうとする所に好感が持てる作りでした。

 

また、土や給食を受け取る手、絵を描く手、手紙を読む手など、

毎回序盤で「手」にフォーカスを当てた工夫も、

こうして後に陶芸家になっていくんだという物語に繋げるための

さり気ない「テーマ」のような感じがして、中々良く出来た演出だなぁと唸りました。

 

この主人公も途中で夢を抱くタイプになると思いますが、

陶器に注がれた絵の具、風呂の温度調節と、

細かな設定だけでも、将来「陶芸家になりたいと思えたのも分かるかも」と思える

要素が散りばめられていて、

その点も丁寧に作られてるんだな、というのが伝わった第1週。

 

子役時代の素晴らしさが大人になった第3週以降も直結するとは限らない事は

前作で学習済みですが、現時点では結構好きです。

クレイアニメに、優しく包み込んでくれるかのようなSuperflyの歌が重なるOPも。

両者が組み合わさる事で生まれる温かい雰囲気に、

見聞きしただけで目頭が熱くなってしまいます…。

 

まだ様子見しつつも、ちょっと期待したいです。

 

 

***

 

今後も感想を書けるかどうかは不明ですが、

時間に余裕があったら、良い所がいくつも出てきて文章が長くなったら…

こちらに備忘録として残すかもしれません。(「もしかしたら」ね!!!)

 

以上、第1週の感想でした( ´∀`)

 


リカ 1話 感想|28歳には見えない主人公と、ノーセキュリティ病院。

 

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高岡早紀さんは、確かにお美しい女優さんよ?

品のある雰囲気をまとってらっしゃる方よ?

でも…どう見ても28歳には見えない(笑)

アザがどうとかこうとか以前に、

年齢詐称してるんじゃないかとまず疑わない病院…なんか変(笑)

という印象から始まった初回でした。

 

本枠のホラーサスペンス系では今まで「限界団地」「絶対正義」を見てきましたが、

それらのキャラクターとは違って、リカ(高岡早紀)は頭を使うというよりは

感情で動くタイプのようですね。そして、狙った獲物には直接手を下す。

 

途中で患者・熊沢の病室にいた所を小山内(池谷のぶえ)に見られるシーンがあり、

タバコで火災が起こっている間に熊沢が亡くなった…という流れの時点で

普通の病院だったら防犯カメラなどで犯人として特定され、

クビ&出禁になってしまいそうなもんですが。

防犯カメラがある感じもしなければ、火災の時に病院が無人になる対処をしたので、

まぁ…リカに食い尽くされるのは時間の問題かな、とある意味納得してしまいました(笑)

リアリティがどうのこうのより、

彼女の奇妙な動きを楽しんで見た方が良いのでしょうね。

 

先程「感情で動く」と書きましたが、リカが終盤でいつにもなく

涙で訴えるシーンは気になりました。

あれは演技なのか?それとも、自身が同じ経験を味わった過去を持つ事からの同情心か…?

回想で大矢(小池徹平)が「副院長の大矢」と名乗っただけで近づいたくらいなので、

なぜそこまでして愛を乞うのか…は今後、

リカの家族関係や当時置かれていた環境描写によって、真相が分かるのかもしれません。

とすると、最終的には徹底してホラーな作りにはせず

「怖い人が実は良い人だった」と視聴者に共感させる展開に

なりそうな気もしないではないですが、

とりあえず今は、ヒヨらないと良いなぁと願うばかりです。

 

肝心の「ホラーサスペンスな世界観」に関しては、薄暗い映像と劇伴は◎でしたが、

予告で感じたゾッとした怖さにはまだまだ届かず、序の口…という印象でした。

本作はリカの目と顔のアップの演出が多いので、

そこを中心にもっと高岡早紀さんの潜在的な恐ろしさが滲み出せたらな、と思います。

 


孤独のグルメ Season8 1話 感想|ゴローさん、食べ過ぎや(笑)

 

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前シーズンの初回では、ステーキに更にとんかつという2つのメインディッシュを

平らげるゴローさん(松重豊)…で驚きでしたが、

今回も初っ端からガンガン行ってましたねぇ。

昼食の前から、肉まんとサンラータンを既に食べちゃってるし!

で、「残したら持ち帰れるよ〜」って店主に言われたそばから丸鶏を追加注文するし!!

昼食代は4710円って…500円台でなるべく留めようとしている私からしたら、

随分贅沢な事してるな〜と思ってしまいました。

まぁ…いくら食べまくるゴローさんでも、最後の丸鶏を完食しなかったのには

ちょっと安心しましたけども(笑)

 

シーズン8に突入という事で、長年やってくると松重さんも歳をとって、

あれだけ食べさせられて大変じゃないかなぁとふと考えたりもするんですが、

ハの字眉毛で味わっている表情を拝見するからに

全然キツそうな感じが漂ってこないのが凄いんですよね。

 

そんな食べっぷりを見せるゴローさんの姿や、語彙力と表現力がユーモアで楽しい食レポ

軟骨のコリコリ感が伝わる音響など、

「ああ、孤独のグルメがまた始まるんだなぁ」という懐かしさと嬉しさに浸れる初回でした。

中華街の街並みの中でポツンといる様子を引きで撮るカメラワークも

その街らしさが出ていて良かったです。

 

食レポに関しては、「おっほっほ、おっほっほでしょ、これは」が

あまりの感動に言葉を失うオタクみたいで、何気に好きでした(笑)

 

金10のドラマ2本、「時効警察」の感想を優先するため

本作の感想は今回をもって最後にする予定ですが、

次回以降もお腹が減りつつ、美味しそう〜とよだれを垂らしながら

気軽に見ようと思います♪