シャーロックと少年シャーロックの新バディ。
今回は最近の重たげな話に一息入れた「番外編」の気持ちで見ておりました。
私としてはちょっと置いてけぼりな部分が多かった
獅子雄(ディーン・フジオカ)が事件の手がかりを見つけるカットに関しては、
比較的「彼が怪しいと思った要素」としてある程度提示している印象で、
一緒に推理している感覚になれたのは良かったです。
いつもの獅子雄&若宮(岩田剛典)バディのやり取りの愉快さも
虎夫(山崎琉飛)が加わる事により、獅子雄の変わり者っぷり、
若宮のツッコミ的立ち位置が引き立っていたような気がして、
数々のシーンには大いに笑わせられました。
グラウンドでバイおディーンタイムしている所にボールが当たるというのは…
まぁ、その場所なら当たってもしょうがないよねとは思ったけれど(笑)
しかし、肝心の犯行動機やトリックに…少しモヤる。
登場してきた時点で黒沢あすかさん&遠山俊也さんだろうな〜と予想はしていたものの、
お金が欲しいという欲が出過ぎての共犯とか…ありきたりな感じ。
そして個人的によく分からないのが、
近所をグルグルして2時間遠い所に行かせたフリをしたというトリック。
河川敷での犯行なら、序盤で獅子雄が言った通り人目に触れやすいのに、
なぜわざわざそんな まどろっこしい動きをする必要があったのか?
ラジオだって、栃木や茨城(北関東)を中心に流れているのに
(本作が東京を舞台とうたっているので恐らく今回も)
東京でもなぜその番組がはっきり聞けたのか?と、
色々な部分が気になってしまいました。
で、最後は鼠男のエピソードで「銀次は死ぬまで俺の相棒だった」で
良い話風に幕を閉じましたけど…
う〜ん、事件解決の展開になってから一気に畳み掛けてきたようで、
キャラクター以外は全体的に描写が浅かったのかなぁと。
今回初めて脚本を担当された"東山狭"さん。
グーグル先生で調べても経歴とかが出てこない…新人さんなのかしら。
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