死役所 9話 感想|謎の宗教団体・加護の会の実態が明かされる

 

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いよいよシ村(松岡昌宏)の過去=本題に入っていくかと思いきや…のお話。

 

妻・幸子(安達祐実)のエピソードは、今回は軽く触れられただけだったものの、

1話完結部分の寺井(柄本時生)の動きを通して、

宗教団体「加護の会」はどんな団体なのか?そこに入りたいとするきっかけは何なのか?

といった背景が掴み取れる作りとなっていました。

なので、幸子も同じように弱みに付け込まれて…と大まかに想像出来、

加護の会の実態も説明臭く描かなかったのも良かったです。

最終回に向けての前哨戦って所でしょうか。

 

出来の良い弟と比べられ、内定をもらえない日々を過ごし、

自分を出来損ないとまで例えてしまった、低い自己肯定感の持ち主の寺井さん。

そんな彼が家族の前で見せてこなかった笑顔を、

加護の会の人々には見せられてしまうほど悲しい事はありません。

 

約25年前に大事件をも引き起こした某宗教団体がいましたが、

今となっては誰が見ても「なんか気味悪そう」と感じる団体は少なくなってきてますよね。

奇行をする信者がいないから警戒心も薄まるし、アットホームな環境だとも思わせる…

そうやって洗脳させていく。こっちの方がタチが悪い。

 

結局、家族の言葉も耳に入らず、目を覚まさないまま死んでしまい…

今の姿にしてしまった原因を作ったお祖母さんも、

目の前にいて助けられなかった弟も、一生後悔を背負う事になるのでしょう。

せめて亡くなる前に家族の想いに気付いて欲しかったですが、

実際にはそんな思い通りの形で終わらない人が多いのが現実ですよね。残念ながら。

 

来週でシ村の過去が…となると、駆け足にもなりそうでちょっぴり心配です。

ニシ川(松本まりか)の過去も見たかったし、ハヤシ(清原翔)が成仏する姿も見たかったし、

もっと話数があった方が良かったのでは?

 

死刑囚になった理由としては、

幸子が子育てノイローゼで、加護の会に入信させても言う事を聞かないのにキレて、

感情のまま刺し殺そうとしたらシ村がかばってあのシーンに…と予想してます。

 

 

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