おっさんずラブ -in the sky- 最終回 感想|やっとこさ報われる部長!って、え…?

 

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悪魔の手毬唄」を見ていたので、約15分遅刻で視聴を始めたら、

なぜか相撲対決&青春ごっこをしているおっさんず…(笑)

卓球にバッティングに相撲。今作は何かと試合をするのが好きですね。

(後から見逃した分をTVerで補完してもカオスだったw)

 

ありのままでいろ!もっと本音を出せ!と訴えているような黒澤機長(吉田鋼太郎)。

仲睦まじく時間を過ごしたら、今度はそれぞれが恋愛とじっくり向き合う…

おや?誰かとくっつく話ではなく、恋とはなんぞや?を考える話だったのかと思うと、

春田(田中圭)がノンケから急に目覚めるのも、成瀬(千葉雄大)の事が

いつの間にか好きになっていったのも、まぁアリなのかな…って、ならんわな。

まとめに入るのと心理描写はまた別。

 

それより、ここまで見てきて一番の「へ?」は、最後のシーンですよ。

春田が黒澤に向かって「好きになっても良いですか!」と告白する。

前回までの流れを考えるに、

これ…どのくらいの視聴者が予想してました?

いつ、黒澤機長の事を好きになったんですか?

成瀬への気持ちはどこに行ったんですかーーーー!!

前作を踏まえると、部長…もとい機長が三度目の正直で

やっと報われたって所なんでしょうけど、

盛り上げる為なら何でも良いや!っていう投げ捨て感が強くてさぁ…

最後まで見て損したと思ったのは私だけじゃないはず(苦笑)

シノさん(戸次重幸)からはるたんに乗り換える

成瀬とのオチにした方がまだ良かったですよ。

 

よくよく考えれば、ぶりっこなはるたんやカオスな人間模様は、

本作で過剰になっただけで、前作から根本的には変わってないんですよね。

じゃあ、前作がなぜあそこまで純愛物語としてヒットしたのかというと…

林遣都さんの人を切ない気持ちにさせる演技が上手過ぎたんです。

前半はコメディ寄りで、後半から徐々に切ない路線になったのを踏まえれば、

元々前作も「ラブ<コメディ」の作風にしたかったんでしょう。

それが、思わぬ形で人気に火がつき始めたから、

じゃあその流れに乗っかって路線変更しようかなぁと判断した…そう思っています。

 

で、その「切なさ」「胸キュン」の解釈を履き違えてしまったのが本作。

テレ朝も、刑事・医療のド定番ジャンル以外で久しぶりにヒット作が出たから、

しかもそれが深夜ドラマから…というのが嬉しくて堪らなかったんでしょうね。

1つの作品で人気を持続させたい気持ちは分かります。

しかしそれと同時に、言い方は悪くなってしまいますが、

人気を持続させるためには、心理描写の浅さやただ複雑で混乱させてるだけの

人間関係になったとしても、

「映画化」「続編」と銘打ってファンを繋ぎとめれば大儲け…という

安易な考えで作品を作ってしまうんだというのも、今回でよく分かりました。

 

今期は他にも続編モノはありましたが…

本作こそ、もう完結にしちゃって良いんじゃないですか?

おっさんずラブ」は、前作の記憶のままで終わりたかったです…

 

 

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