2020年01月一覧

病室で念仏を唱えないでください 2話 感想|異物感がとれた感じ。

 

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あらあら…前回のごちゃごちゃ具合は何だったんだ…と思えるくらいには、

見違えるほど面白くなった第2話(いや、大袈裟じゃなくて、本当に)。

医者と僧侶どちらも掛け持つ主人公、最後にはお経を唱えるという

突飛な設定を前面に押し出した初回でしたが、それを今回は抑えめにし、

本筋に仏教の教えを絡ませる作りにした事によって

全体的に見やすくなっていたと思います。

 

また、少年の溺水事故を通して、

松本(伊藤英明)が救急救命士になった動機もじっくりと描かれましたし、

松本と濱田(ムロツヨシ)の関係性、濱田の立ち位置も明確になりました。

どんな方向性で行くのかが見えた気がします。

 

「全ての命を救いたい」という想いで、目の前に困っている患者がいれば、

猪突猛進の如く泥臭く向き合っていくのが松本ならば、

「本当に"生きる意欲"がある患者を救いたい」という無駄のない考えがあり、

その考えで病院を支え続けてきた事に誇りを持っているのが濱田。

 

濱田の言動は救急救命士達の視点からすると、如何にもなライバル的存在という

描かれ方ではありますが、ただ憎たらしいだけ…じゃないのが良いですね。

対立する二人の間に「正義感」「信念」が感じられますし、

どちらの意見にも納得してしまいます。

だからこそ王道の関係性でも熱くさせられる部分があり、

これから最終回に向けてどんな葛藤を経験し、それをどう乗り越えていくのか、

今から楽しみで仕方ありません。

 

主人公が仕事を続けていく上でさり気ないヒントを与える存在だと分からせる

中谷美紀さんの立ち位置も、

「さとり娘」から始まり「さとり娘」で終わるオチのつけ方も良かったです。

要素が多少盛り込みすぎなのは気になりますが、

今後以降も今回のような調子なら、期待出来そうです。

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 4話 感想|"強くなる"ではなく"弱さに気づく"為の時間

 

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阿久津(木下ほうか)の存在にかなり救われる。

カーテンが風に吹かれてヒラヒラしている予告映像を見ていたから、

まさか前回に続いて衝撃的な展開をやるの…なんて思ってましたし。

特に、感情がプツッと切れたように、パソコンのキーボードを勢いよく打つ

京太郎(北大路欣也)の追い込まれた様子を表す演技には何とも脱力感があった分、

後半の「グリーフケア」展開には、心(松下奈緒)と共に

鬱々とした気持ちが取り除かれたような心地さえしました。

 

他のドラマだったら多分、こんなに良い木下ほうかさんでも

「実は何か企んでるんじゃないの〜?」なんて穿った目で見てしまうものですが。

本作は、木下さんの持ち味である穏やかでソフトな声を活かし、

"心と同じ目線に立って寄り添う上司"として、あのシーンにいなくてはならない

絶対的な存在へと仕立て上げてみせました。良い使い方するなぁと思います。

グリーフケアの講義も、患者にきちんと向き合えなくなってしまった"先生"としての心と、

自分も傷を負っている事に気付けていない"大切な人を失った一人の人間"としての心、

どちらにも向けて伝えたかった事なんですよね。

 

物語自体は、患者の心情を多面的に映し出す ある種の群像劇的な作りから、

夫が亡くなってからの恩田家…という後日談的な作りになり、

「心達が前を向けるのか」を軸に置いた話だったので

今までよりは若干間延びした気がしなくもないものの、

W主演である薫(木村佳乃)をそこに絡めなかったのも英断でした。

壁や試練にぶち当たる展開は医療ドラマでは王道ですが、

「医者も一人の人間である事」

「医者が心の病を抱えていると、患者を傷つけてしまう可能性がある事」を、

心理描写を通して真正面から描いていった作品は中々ないんじゃないでしょうか。

本当に、回を増すごとに予想を良い意味で裏切られ続ける、

秀逸な人間ドラマに仕上がっています…。

 

それだけに、やはり不安なのが、薫と須藤(田辺誠一)の医療ミスパート。

今回、その情報を掴む関河(三浦翔平)が心に近づいてきた所で終了したので、

このまま核心に近づく事で薫が早く正直に告白して、二人で患者を救う日が来たら良いのに…

なんて思ってしまいますね。

 

個人的には、静かに流れる時間が感じられたり、キャストの演技に見入ってしまったりと、

「監察医 朝顔」を彷彿とさせられる部分がある本作。

だからこそ、最後まで良い作品でありますように…と期待してみたいのです。

 

 

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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時 3話 感想|皮肉めいた台詞は面白いけど…

 

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あの騒動から1週間後。

少し落ち着いてきた状態で見始めた第3話ですが…

ごめんなさい、この前のポジティブな内容を少し撤回させて下さい。

今回はあんまり面白くなかったです…(ボソッ

 

「裸の王様」とか「お前はもう終わりだ」とか、

本当に事前に撮影していたの?と思えるくらいの皮肉たっぷりの台詞には

笑わされるんですが。

捜査一課も参加するほど重要な殺人事件を扱っている割には、

一課も相手を茶化して真面目に取り調べをしなかったり、豪太(桐谷健太)が勝手に

単独行動していた事に対してのお咎めはナシなのか?と思ったりと、

フィクションとしては純粋に楽しむよりも気になってしまう自分がいるんですよねぇ。

何というか…コメディにしようとし過ぎていて、

全体的に設定や展開の仕方に"軽さ"が見えてしまうと言いますか。

ワーワー騒ぎ立てる人も豪太以外に増えたので、ちょっと圧迫感が。

 

また、事件自体は重視しない作りなのは分かってはいるのですが、

今回に関してはあまりにも解決方法が強引で、雑だった気がします。

豪太が元教師だから、彼の秘めたる熱さでマイの固く閉ざした心を和らげた…

という所なのかもしれませんが、彼女が落ちるまでの過程は

もう少し描いても良かったんじゃないでしょうか。

 

前回は公式アカウントの事もあり、これは辛いだろうな…よし、応援だ!

という気持ちでいたから、好意的に見られた部分もあったのだと思います。

まぁ、出演者関係なしに、元々様子見の状態だったので…

やはり、次回次第で視聴継続かリタイアかを決めるつもりです。

 

「見るも見ないも自由!」なんて言っといた次の感想がこれですみません(汗)

初回を見て面白いと感じた方は、どうか最後まで見てあげて下さいまし…←誰目線…

 

 

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知らなくていいコト 4話 感想|ブーメランとして返ってきそうな感じが…

 

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今回も見やすかった。見やすかったけど…

取材の仕方に色々とツッコミ所が目立ってしまった、かも…(苦笑)

校長達はケイト(吉高由里子)達の 素人から見てもバレやすそうな尾行に気付いて、

もともと予定していたプランAからBに変えてのあの行動だと思っていたんですが、

普通にまんまと騙されていたんですねぇ。

スマホでの撮り方気づかれない?とか、

トイレに1日篭れるって、巡回する人はいないの?とかは勿論の事、

ターゲットに迫るんであれば、インタビューと取材をごちゃ混ぜにしないで

まずは良い印象を持たせた方がスクープは撮りやすそうなのに…なんて、

彼女達の動きを見ていてハラハラさせられまくった回でした。

まぁ、ジーザス(新納慎也)も利用されていたのが分かったんで、

今回は上手く行きましたけども…。

 

ここまでで、ケイトは記者に向いているのが凄く納得出来る内容。

序盤で描かれた「撮りたくない」という若者記者の心情や

尾高(柄本佑)の心情を盛り込んだ事によって、

彼女がいかに相手の懐に入り込もうとする強引な人かという特徴が

かえって強調されていたような気がします。

 

それだけに怖いのは、野中(重岡大毅)の逆襲ですよねぇ…

彼もまた仕事に誇りを持つ人間なのが最後でさり気なく描かれたから、

今回を機に元カノへの恨みはどんどん膨らんで行くのかも。

立ち聞きして得た情報を、誰も知らない所で記事を作って大々的に公表…

なんていうのもあり得そうですが、

仕事でお互いにぶつかってヒートアップした結果

言ってはいけない事を思わず言ってしまう結末にもなる可能性はあります…。

 

で、元旦に乃十阿(小林薫)の居場所を特定したは良いものの、

結局進展はなかった件。

ここはジリジリ引っ張りますね。でも、多分冤罪でしょうねぇ。

もしも最終回まで引っ張るのであれば、

それなりに意外性のあるものを期待していますが…どうでしょうか。

というか…父がキアヌリーブスの設定、すっかり空気になったような…w

 

 

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悪魔の弁護人 御子柴礼司 –贖罪の奏鳴曲– 最終回 感想|何やかんやでハッピーエンド

 

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綺麗に収まりました。

まぁ、駆け足気味になってしまうのはこの枠ではあるあるだと思っているので、

こうなっちゃうだろうなぁとは予想していましたが…。

辞職を求めた御子柴(要潤)が事務所に戻ってきた理由が

「信じてくれている人=日下部(ベッキー)がいるから」というのが、

俺は彼女を幸せにする事は出来ないと言って去っていったものが

結局断ち切れずに戻ってくる…みたいな恋愛ドラマの展開っぽくて

ちょっとフフッとなってしまったり。

 

本作のテーマは「正しい罪の償い方とは何なのか」。

名前を変えて再スタートを切った御子柴の目線でそれが描かれてきましたが、

肝心の事件内容と殺害動機があまりにも突飛で惨たらしいものだったので、

個人的には、最後までその王道なテーマと主人公の意図が

結びつかないように思いました。

つまり、感情移入するには背景描写が足りなかったのかなぁ…という事。

 

王道寄りにするならば、殺害動機も「ついカッとなってしまった若さ故の過ち」や

「本当は殺すつもりはなかったのに誤って刺してしまった」にするべきでしたし。

逆に「虫と人間の中身が同じなのか調べたかった」という動機で押し通すならば、

そんな尋常ではない考え方に至るまでに、少年時代は母にどう育てられてきたのか…

といった家庭環境を1話分ガッツリ描くなどして、

"犯罪を起こす前の御子柴(園田)"を見たかった気がします。

 

肝心の死体配達人の真相もチラ見せするだけで、説明台詞で終わってしまったのも、

前回から岬(津田寛治)の縦軸が急にねじ込まれたのも、

「これ、原作の重要な話が抜けているんじゃないか?」と思わずにはいられませんでしたが。

まぁ…お母さんが救われたのは良かったのかなぁと。

ただ、現在の事件の方もクロの可能性はありますけども…

現実でもきっと、知って得する事よりも、

知らなくて良い事の方がいっぱいあるのだろうという解釈で…。

 

ここまで見てきて話の持って行き方的には、

やはり「もうそこでそのネタを使うの!?」オンパレードな2話が

個人的ピークではありましたが、

台詞にはハッとさせられるものは多く、少年法のあり方とは?罪を償うとはどうあるべきか?

を考えさせられるドラマとしては中々真摯な作りだったと思います。

要潤さんの硬派な弁護士役もハマってました。

 

最後に、今後を生き抜く上でのヒントにもなり、ちょっとタイムリーだなぁ…と感じられた、

一番印象に残った台詞を書き残して終わりにします。

「どうしてみんなそんなに他人の人生に興味があるのか逆に不思議なんだ。

自分の人生が上手くいかないからって、不満を他人にぶつけているんじゃないのかな?」

 

 

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10の秘密 3話 感想|何をもってして大丈夫なん?

 

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緊迫感がないな…から、感受性と計画性がないな…に変わる(苦笑)

娘を取り戻した代わりに地位も職も失った圭太(向井理)が、USBだけを武器にして

悪の組織に立ち向かう…という所はアンチヒーロー誕生ともとれる展開ですが、

その割には振り切れてなくて、

ただ自分の首を絞めているだけのダメ男にしか映らないのが残念。

脅迫するよりもっと保身に走れる方法なんて、いくらでもあるのに…。

 

火事の件はあれだけ燃えていたら「負傷者は出たけど死人は出なかった"らしい"」などと

楽観的な思考には走らないでしょうし、

瞳(山田杏奈)と繋がりのある翼(松村北斗)の前で

娘とラインしている事を普通に報告するのだってよく分からない。

娘が家を燃やした張本人かもしれないのに、

見つかって欲しくない真相に怯える素振りもないからまるで他人事みたい。

 

タイトルの「10の秘密」は圭太の秘密の事をさしていて、

実はサイコパスで誰かを復讐するために

全ての事件の鍵を握ってましたー!とかいうどんでん返しが最終回に来たら、

今までの行動にも納得出来るのかもしれませんけど…

今の所、正直言って「この人バカだなぁ」という印象しかないです(苦笑)

まぁ、どう見てもデータのコピーを取りそうにないだろうと思っていたものが

予め取っていたと分かったのは意外でしたかね。

っていうか、このドラマの人々…データの中身を確認しないまま渡したり壊したりする

無用心な人が多過ぎません?

 

翼が近づいてきた理由は、10年前の火事と関係しており、

自分は大きな火傷跡を負ったほど重症だったのにもかかわらず、

警察に伝える事なく何事もなかったかのように呑気に過ごす圭太に

恨みがあるからだと予想してます。

 

自分たちが被害者みたいな流れで進む割には、焦りってものが見えないなぁと

違和感を覚えてましたが…

真相を辿るミステリーというよりも、

サイコホラーなドラマとして見た方が良いのでしょうね。

だって…次回予告で、由貴子(仲間由紀恵)の本性が、なんて…王道中の王道ですし。

 

 

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病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 2話 感想|来る者拒まず、去る者追わずの精神。

 

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これは脚本の力が大きいでしょう。

主人公が魅力的に映るように、設定や見せ所が堅実に構築されています。

 

有原(小泉孝太郎)が発する言葉1つ1つに考えさせられるし、腑に落ちる…

それも、思い込みをせず客観的に物事が見られる奥さんの存在がいるからなんですよね。

お仕事ドラマでは話の腰を折りがちな家庭パートですが、

主人公が行う改革のヒントに繋がるキーポイントとして重要なものだと

思わされる絡め方が上手いです。

 

どんな対策を考えたか、何に疑問を持ったのか…といった

人事制度について話し合う様や、

倉嶋(高嶋政伸)が本来の職とは全く無関係の場所に出向させられ

改革案を任される様は、ちょっと「先に生まれただけの僕」を彷彿とさせられてしまったり。

やはり、企業のビジネスには必要不可欠な「戦略」が見えるドラマは、

そうも考えられるのか!という色んな意見が出て来て興味深いですし、面白い。

 

有原が「2・6・2の法則」とうたっていたように、

後は付いてきてくれる仲間が増えてくれれば良いのですが…

何かあったら集団で反対運動!プライドは高し!な

頭カチカチの医者や看護師だらけなので、ここはまだまだ道のりは長そう。

 

早く「"先生"と"さん"の線引きって何だろうね?」と言われないくらいの

プロになっていただきたいですね。

 

 

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僕はどこから 3話 感想|「自分」がない者同士が共鳴し合う

 

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てっきり今回で解決して、次回はまた別の案件を…なんていう

1話完結式だと思ってました。

毎回同じような事書いちゃいますが、起承転結の"起"が長いから

本来収めるべきであろう終盤のシーンの"転"の部分が持ち越しになっちゃうんですよね。

 

しかし、"起" いわば、玲(笠松将)の置かれる環境、玲と母親の関係性といった

人物紹介を多めに描写した事によって生まれた良さが感じられたのも確かで。

トイレで着替え交換をする時に、本作のタイトルを引き出す形で、

薫(中島裕翔)と玲が互いに「誰かに否定され続けた自分」である事が分かって

"共鳴し合う2人"を表現したシーンは、何とも印象に残るものがありました。

 

千佳(上白石萌歌)の方は、謎めいたキャラクターの割にはちょっと軽くて

本作の世界観で浮きがちな気もするのですが、

その分、主演の中島裕翔さんが、将来がどうなるか分からない不安や葛藤と

常に戦っているかのような現代の若者特有の心境を丁寧に演じられていたり、

気軽に近づけないような奇妙な佇まいがゲストの笠松将さんにハマっていたりと、

それぞれの役者さんがカバーして物語を魅せて行っている感じです。

 

自分が今やろうとしている行為の汚さと

「これで良いのだろうか」という純粋な心の対比=ズレが

薫が替え玉受験に堂々と取り組もうとする事で徐々に大きくなっていく様は、

滑稽でもあり哀しげでもあります。シュールさがあってまた面白い。

 

取り憑かれていると思える程、玲になりきっているという事は…

表面張力、最後に見えたほんの殺意から察するに、

次回は犯罪に加担してしまう衝撃展開が待っているのでしょうか。

 

 

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テセウスの船 2話 感想|YOU、何もかもバラしちゃいなよ。

 

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これは、あれか。

心(竹内涼真)の迂闊さと無計画さを見守るドラマか(笑)

ノートの事、佐野(鈴木亮平)が将来殺人犯になってしまう事を

周囲にバラしてしまった方が有利な気がするんですが。

父親だから言いづらいのは分かるけどさ…

先に言ってしまえば、佐野が自分に降りかかってくるリスクを回避する確率も高くなるし、

一緒に協力する事で手がかりも見つかりやすくなるし。

逆に単独行動したら疑う人は勿論多い訳で、その人たちに何とか誤解を解いてもらおうと

対処している間に、変えられるかもしれない過去だって変えられなくなっちゃいますよね。

大体ねぇ…"絶対に見せたくない"ノートに

"絶対に見せなくてはならない"イラストが描かれた紙を挟む事自体、

「本当に何も考えないで動いてるんだ」っていうのを

表しちゃってるようなもんですよ(笑)

最終的には都合良く佐野も信じるって言ってくれたから良いものの、

この「ノート見せろ!」「いや、見せたくない!」というくだりは

もしかして最終回近くまで繰り返されるんですかね…?

 

で、真犯人は誰だ?の件。

翼(竜星涼)は正直、最初から如何にも怪しげな言動をしていたので

これはミスリード要員だと思って候補には入れてなかったんですが、

まさか消されてしまうとは想定してませんでした。

初回で上野樹里さん、今回で竜星涼さんが退場…で、

「毎週、死にます。」がコンセプトの某ドラマを思い出してしまったりw

最後の最後で、紙を燃やすやら、鉛筆削りするやら…といった

匂わせ要素満載で各キャストを映していましたが、

もしかしたら1つ1つの事件に村の皆が関わっていて、

実は全員犯人なんじゃないかっていう可能性も出てきました。

でも、前回から目をつけている金丸(ユースケ・サンタマリア)…

丁度良いタイミングで2人の元にやって来たので、この人もまだまだ怪しい。

 

父の本音を知った次は、母の本音を知る事が出来た心。

どうやら終盤で、「家族の繋がり」を描く流れは定番化して行きそうです。

ただ…あの手を繋いで空を見上げるシーンは、

佐野は警察なんだから祈ってないで探して!とツッコんでばかりで

そんなに感動はしなかったけれども(笑)

 

ところで、イイハナシダナーで終わりましたけど…

仲本工事さんの火災事故の件、みんな、忘れてません?

 

 

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絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜(2020) 3話 感想|最初と最後が毎回めんどくさい。

 

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2話の感想に追記する形で書き残すつもりでしたが、

文章量がそんなに少なくもなかったため、普通に記事として残しちゃいます。

 

遅ればせながら3話を見ました。

今回の事件は自殺だというのは読めちゃったものの、内容はそこそこ見られるんですが…

最初と最後の時間軸行ったり来たりの意味深な伏線ばら撒きタイムが

ちょっと面倒臭いんですよねぇ、このドラマ。

ボケツッコミのほんの緩い会話劇が劇中にあるように、

もう少しくだけた作りでも良いんじゃないか?と思います。

 

田切(本田翼)の出番は多めで。

終盤の説得シーンも恐らく「過去に苦い思い出を抱えた者同士」で

リンクさせたかったのでしょうが、

今回のターゲットは"加害者"であって小田切は"被害者"であるから、

その熱さも微妙に伝わって来ない。

あの頑丈そうなドアも篠田(高杉真宙)と一緒に開けるのには無理があります。

っていうか…刑事なのに簡単に信じちゃって良いのか?

高杉さんだけに、ただの優しい記者には思えませんが…。

 

別につまらなくはないんですが、月曜日は深夜に見たいテレビ番組がある都合上

月9と月10どちらも書く余裕がない上に、「病院の治しかた」の方が面白いので、

今期はそちらの感想を優先する事にします。

今後書く場合は早くても祝日のある2/10or11辺りに上げるか、

月10が最終回を迎えた次週から(その頃には恐らく月9も最終回?)

再開する事にはなるでしょう。

 

 

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