2020年01月一覧

トップナイフ -天才脳外科医の条件- 3話 感想|欲張った作りなのが難。

 

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本作にハマれない理由が何となく分かった第3話。

それはやはり、無理やりコメディ要素を取り入れる所にあると思うんですよねぇ。

 

今回は、自分は死んでいると思い込む患者と、

大病の後に関西弁しか話せなくなってしまった患者の2人の話。

作り手の意図を考えるに、前者が少し哲学的でシリアスな分、

後者で釣り合いをとろうとしたのでしょうが、

「見やすい」のと「軽い」のは全然違いますからね。

その方言(言語)でしか喋れなくなるのも結構深刻なのにもかかわらず、

関西弁の設定にする事で親しみやすい感じの兄ちゃんキャラに仕立て上げ、

「プロポーズを成功出来るか否か」でその人の症状を描写するというのが

何とも脳の病気を面白おかしく扱っているような気がしてならないのです。

 

「軽い」と言えば、小机(広瀬アリス)の恋愛模様もそう。あの展開は、本当になくて良い。

ただでさえ主要人物の抱える謎、2人の患者のエピソードでてんこ盛りなのに、

小机が店主を好きになる様子まで描いてしまっては主軸がますますボヤけてしまいます。

…というか、前々から思っていたけど、病院以外に立ち寄る場所ってバーしかないの?

隣接…してるの?(汗)

 

大きそうな病院なのに、神戸(池田成志)が病室から出て行くのを止める医者や看護師が

周りにいなかったり、待合室に子供1人だったりと、

ここは患者が3人しかいないのか!と思えるほど閑古鳥状態なのも不自然。

 

手術シーンはドリルを使うなどして割とエグい見せ方をしていたり、

脳の病気に関する知識のない視聴者が「変な人」と捉えそうなものを

こういう病気もあるんだ〜とタメになる部分があったりと、

良い所もあるんですけどね。

ただ、要素要素にあり得ない箇所が目立つだけに、せっかく新たに知れても

「脳の病気って怖いんだね」くらいの薄い印象止まりにしかならないのが勿体無い。

せめてどれか1つは排除して、もっと"患者の人生"を見てみたいです。

 

 

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心の傷を癒すということ 2話 感想|形は違えど、しんどいのは皆同じ…

 

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全4話という短さで、初回は震災エピソードをほぼ絡めず、

安(柄本佑)が精神科医になるまでの生い立ちだけを描いたのは何故か?

と思っていましたが、その構成にしたのも意味があると感じられた2話でした。

 

安もまた震災をきっかけに、当たり前にあった生活を止む無く切り離され、

育ちも環境もバラバラの人々と共に過ごす事になった「震災経験者」の一人であって。

初回では一人の人間が味わった「苦しみ」「弱さ」「繋がりの温かさ」を描き、

今回はそれを大勢の被災者に落とし込む事で、

"単体"から"複数"へと物語を一段階アップさせて行ったように思いました。

 

記者を通して、本当に自分はこれで良いのかという葛藤。

普段違う環境で暮らしている人々が1つのフィールドに

集められた事から生まれる価値観のズレ。抱えている事情の違い。

しかし、心に傷を負った過去を持つ安が寄り添う形で、それらを解きほぐしてくれる。

誰が悪い、誰が正しいという「決めつけ」をしないように

描いているんだなぁというのが伝わります。

 

演出面にも結構変化があり、初回ではピアノ調の劇伴を多く取り入れて

重たい雰囲気にせず見やすくする事を心がけてきた一方で。

今回では極力劇伴を排除し"間"を増やす事で

当時の人々の気持ちをダイレクトに届け、思わず視聴者がそれぞれの経験を

登場人物に重ねて見てしまう作りになっていた印象でした。

 

対立が生まれていた者同士が、キックベースボールでワイワイ楽しそうに遊ぶ図は、

まるでみんなの心が1つになった象徴のようで思わず涙…。

しかし、今回をきっかけに復興へと希望を見出している人が多くなるであろう時に、

たった一人だけまだ前を向けずにいる

所謂「マイノリティ」側(この表現が合っているか分かりませんが)の心情にも

踏み込んでいくのがリアルです。

次回はそこを中心に描いて行くのでしょう。

 

NHKのドラマは、ドキュメンタリー番組を抱えている事から

調査力に長けている所が強みだとは前々から書いて来ましたが、

その長所を活かして「今何を視聴者に届けるべきか」という役目は

しっかり果たせています。

 

本作は、そう強く思わせてくれる作品です。

 

 

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女子高生の無駄づかい 1話 感想|キャストの無駄づかい感が凄い!!←褒めてます

  

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岡田結実さんが再びこの枠の主演で「私のおじさん」を思い出される事から、

作り手の笑いのセンスと自分の好みがまた合わないんじゃないかな〜という

期待度低めの状態で見てみましたが…

なかなかどうして、結構面白かったです(笑)

 

先ほどの「ハムラアキラ」もそうでしたが、

本作のキャスト陣も「こんな役がハマるんだな」という新たな発見を得た気分でした。

ド深夜にやりそうな如何にも漫画原作のコメディっぽい話に、

ある程度の知名度と経験を重ねた若手女優&名脇役を起用する、

ギャップの大きさの勝利だったんじゃないかと思います。

論理的に返すロボ(中村ゆりか)、キレと素早さのあるヲタ(恒松祐里)、

そして、「戸籍謄本持ってこい」など少しズレているワセダ(町田啓太)の

ツッコミ的ポジションにいる3人のキャラクターが特に良い!

 

役者が全力でふざけている演技をするならば、演出もそれに応えてくれているようで。

初回は朝ドラのパロディや妄想劇、

漫画の実写化(←まさか再現すると思っていなかったから、これには今期一番笑わされるw)

などてんこ盛りな印象でしたが、今後もこれくらいぎゅうぎゅう詰めだったら

仕事疲れの後の娯楽として思いっきり楽しめそうな気がしました。

4コマ漫画のようなショートストーリー構成が

テンポの良さを生み出せているのかもしれませんね。

 

という訳で、本作は視聴継続決定です。

しかし、感想を残すと「ここが面白かった!」ばかりの内容になってしまいそうなので、

初回のみにして、次回以降はツッコミながら純粋に楽しむ事にします。

執筆本数もちょっと調整したいので。

 


ハムラアキラ〜世界で最も不運な探偵〜 1話 感想|"家族という名の理不尽"の真意

 

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アンティークな内装の喫茶店で、コーヒーを飲みながら推理小説を嗜むかのような

感覚を覚えるドラマでした。

 

前半はモノローグが多めで、ちょっとテンポがもたついてるのかな?

そして、淡々と語らせる事で、これは「自分の身の回りに起こった不幸な体験談」を

シュールな世界観を交えてお届けするドラマになるのかな?と思っていましたが、

後半になってからはみるみると引き込まれる。

暗めの映像に、しきりに流れるジャズ調の劇伴。

そこに切れ者同士が推理戦を繰り広げて行く展開は、

まるでセッションを見ているようで心地良い。

 

探偵モノならではのミステリー要素も、

台詞や回想などを多用してあえて分かりやすい作りにしないのが良く、

前半で起こった出来事、登場人物の行為を反芻していく事で

「あの行動はここに繋がっていたのか!」という妙な清々しさもありました。

個人的に、葉村が旅行のチケットを本に変えた事に対して

珠洲MEGUMI)が怒りを露わにして机を乱暴に扱うシーンに、

ちょっと感情の起伏が急じゃないか?と違和感を覚えていたので…

「あんたも私と同じ黒い羊なんだよ」と放たれた言葉に、ああ…なるほどね…と納得。

後から見返すと、もっと隠されていたヒントが分かったりするのかも。

 

葉村に付きまとう不運の根源は、"家族という名の理不尽"。

うちの姉が面倒な人なんですよ〜といった自虐でも何でもなく、

家族は一生縁を切ろうとしても切れない呪いでもあるという残酷さを、

淡々とした物語の中にエッセンスとして含ませる。

 

葬式を断られたんならもう放っておいても良いんだけど、

全然自由にはさせてくれないし。

珠洲には妹=自分より年"下"だからこそ引きずり下ろしたいという執念、嫉妬心が

詰まっているから、静かそうに見えて実はゲンナリとさせられるほど重い。

黒い羊と言った意図、残されたペンダント…

葉村にとってはこの先一生悶々としたまま抱え続けなければならない、

ある意味"十字架"のようなモノになるのでしょう。

 

予告を見た時点で、このハードボイルドな雰囲気&主人公は

シシド・カフカさんに合っているかも…と思っていましたが、

予想以上にしっくり来ましたね。

ちょっと冷たさを残しつつも落ち着きもある、声のトーンも良い感じです。

そして何より…私、間宮さんが初めて「良いなぁ」とも思えたり。

(これは語弊を生んでしまいそうだけれど。苦手な訳ではないです。)

目線から漂うミステリアスな佇まいや、感情を表に出さない役が合うんだなって。

暑苦しいだとか盛り上げ隊長だとか、今まで見てきた役を踏まえて

そんなイメージを勝手に持っていたから、今回の役はちょっと新たな収穫を得た気分でした。

ゲストという事で惜しくも退場してしまったMEGUMIさんも、

「スカッとジャパン」で嫌味な役を演じられた経験を応用したかと思わせられ、

救いようのないゲスい女性を見事に体現されていた印象です。

 

金10枠だけでなく土9枠やよるドラ枠も含めて、

最近のNHKドラマは「我が道を行く」点では、テレ東ドラマに近しいものを感じますね。

視聴率に囚われない。やりたいと思った事を突き詰める。

既視感のないジャンルも取り入れる。

だから、地味ながらも上質なドラマがどんどん生まれてくるんですよね。

 

視聴前は「初回を見てみないと分からないな〜」状態でしたが、

中々面白かったです。お坊さんよりもこっちかも。

でも、リアルタイムで見るよりは、巻き戻したりして自分のペースで見た方が

本作の世界観にどっぷりハマれる気がしたので、

今後は録画にして後日感想…って形になるかも。

 


コタキ兄弟と四苦八苦 2話 感想|何かを犠牲にしてでも欲しかったモノ

 

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豪勢で賑わった結婚式のようで、実は新郎も友達も

レンタルおじさんだったというトンデモ設定。

けれども、そんな手鞠(岸井ゆきの)が逞しく、かっこいい女性に思えてしまいます。

ここ最近の岸井ゆきのさんは、ゲストとしても脇役としても、

視聴者の目に止まる存在感を着実に発揮されていて良いですね。

 

いつも"クソ"が付くほど真面目で、人の気持ちには鈍感な一路(古舘寛治)が

最後に「何もない日という事は、何かが始められるという日でもあるという事」と

励ましの言葉を送れたのも、親を幸せにしたいという手鞠の確固たる意志に、

ほんの少しでも感情を揺さぶられる部分があったからなのかもしれません。

 

前回では、何事にもまずはアクションでしょ!といった

"動"だからこその良さを二路(滝藤賢一)が見せた一方で、

今回では、踊らずにただその人のそばにいてあげる…といった

"静"だからこその良さを一路が見せる。

「兄弟それぞれの魅力」が解決シーンでも対比の形で提示されている所がまた面白い。

 

構成的には、「何かを犠牲にしてでも欲しかったモノ(物・者)」を共通点として、

恋人や夢、理想よりも家族の幸せを一番に選んだ新婦を描く前半と、

地位や周囲からの期待よりも自分らしさを選んだ二路を描く後半で

二部構成に分かれていた印象。

手鞠さんにはいつか嘘をつく必要がなくなるほど幸せになって欲しいな…と

思わせてからの、たった1つのモノすら手に入れられない二路のほろ苦さが

何とも余韻の残るお話でした…。

 

兄弟2人の行動にハラハラクスクスさせられつつ、

最後にはちょっとした温かさと切なさを醸し出す「人間賛歌」を思わせる作りは、

去年の同じ時期の「フルーツ宅配便」にも通ずるものがありますね。

 

しみじみ、良いドラマです。

 

 

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アライブ がん専門医のカルテ 3話 感想|明日があるかなんて分からない

 

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木内(朝加真由美)の家族に対する心境を聞いての心(松下奈緒)の言葉

「甘えられるのも悪くないですよ」に、ちょっと救われた感じがしたなぁ…。

みんながみんな、甘えたり甘えられたりの支え合いが出来ていたら良いのに…

と願わずにはいられない回でした。

 

明日が来ると思っているから、つい心ない言葉を感情的になってぶつけてしまう。

明日が来ると思っているから、後で謝ろう…という考えになってしまう。

「"普通"の日常」を当たり前のように追い求めてしまった事が、

心にとっては一生背負い続ける十字架になるのでしょう。

薫(木村佳乃)の背負った十字架もしんどいね…

 

いつどうなるかが分からない「がん」という題材が本当に効いていて、

ある日その命が突然失われた時に、自分がいかに愚かだったかを

後になってからハッと気づかされる。

がんの人に関わった経験はないものの、「後悔を抱えて生きて行く人間」としては

同じだから、自分の出来事を自然と重ねて身につまされてしまいます。

 

第3話で旦那が亡くなる展開は重い。

最後に突きつけられる展開がひたすら重いから、

それもあって視聴率はあまり振るわないのかもしれませんが。

息抜き要素として笑い所を入れたり、

上層部の陰謀論…などと無理に盛り上げる要素を入れたりしなくても、

登場人物の多面的な感情をじっくり積み重ねて行けば

上質なドラマになるのだというのがよく分かる作品。

 

本作の松下奈緒さんも、今まで拝見した作品の中では一番魅力的に映ります。

他人の事情に深入りはしないけれども、

話し方は柔らかいし、表情はどこか温かみがある感じ。

でも決して女神のような人ではなくて、時に迷ったり、感情が揺らいだり…

そんな人間臭さも垣間見えるから、

この人の進む未来がどんな風になるのかを知りたくなってしまう。

奇跡がいつ誰に起こるか分からない環境の下で、毎日のように患者と向き合っていて、

自分にも事故で入院している旦那がいる…というバックボーンが

滲み出ている演技が良いですよね。

最後のシーンも、ベタに泣くんじゃなくて、

目の前で大切な人を失う現実に直面する気持ちと、「え、嘘だよね…?」という

夢見がちな気持ちが同居しているのが読み取れるのが、

逆にリアリティがあって印象的でした。

 

一方で、縦軸の方も着々と進んできていますねぇ。

3話の時点でライターらしき人物が出てきたって事は、

医療ミスに関する裁判が開かれる展開も、そう遠くはないのかも。

 

しかし、このドラマ…感想が詰まる(笑)

良い内容であればあるほど文章がスラスラ書けなくなる、個人的法則ってやつです。

 

 

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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時 2話 感想|あれこれ言われてしまう東出ケンジ…の巻

 

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今巷で話題になっている某騒動の件については、

文章にまとまりはないものの↓で吐き出しているので、

今回の感想では深く言及しない形で。(日付&時間の部分をクリックすると全部読めます。)

いやぁ…やっちまったなぁ!

って事で、書いて行きましょ。

 

前回で「次回を書くかどうかは未定」と言う程 様子見で行くつもりが、

あの件の影響で公式アカウントや共演者のツイートに批判が殺到してしまう現象を目にし、

ちょっと応援したいな…という気持ちも芽生えた状態で見始めた第2話。

結論から言うと、面白かったです。普通に笑っちゃいました。

「証拠を出せ!」「俺はみんなの気持ちを代弁してるんだ!」

「君は誰のお陰で生きていられると思ってんだ!」

などなどの台詞が、たまたまなんでしょうけど、

まるで今の東出さんに対してツッコンでいるように感じられて、

もっと気楽に見て良いんだなと妙に安心させられもしました(笑)

 

そんな感じで少し好意的に見てしまった部分もありましたが、

それを抜きにしても今回は、顔芸や前回のカレー屋店主のシーンといった

所謂"コント"的な作り物っぽさがなくなっていた印象で、

豪太(桐谷健太)の熱血キャラで笑いを取る絡ませ方も

自然だったのではないかなぁと思います。

修平(東出昌大)の思考回路がゲスいという所も

もっと強調した方が良いのかもしれませんが、比嘉愛未さんを始めとする

2人を固める脇役陣に安定感があるので、これはこれで見やすいです。

 

もうシリーズ化は無理だとは思いますが、世間の批判に負けずに

気軽にツッコミを入れられる作りであって欲しいという期待も込めながら

視聴継続する事にします。

少なからず、打ち切りにする案件ではないし。

見るのも見ないのも個人の自由。それで良し!

 

 

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ランチ合コン探偵 〜恋とグルメと謎解きと〜 2話 感想|妄想劇場のレパートリーを増やした方が?

 

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1週間経っちゃったので、簡単感想で。

 

これは前回でもそうでしたけど、ご飯が美味しそうなのに対して、

みんな、最後までちゃんと食べてる…?

あのフルコースみたいに出されてかつ休憩の1時間で合コンとなると、

十分に味わう暇がないんじゃないの?と、余計な心配をしてしまう私(笑)

 

謎解き部分は、今回は結構分かりやすかった印象。

古畑任三郎みたいな一人語りシーンから始まり、

事件に食いつくゆいか(山本美月)に麗子(トリンドル玲奈)がツッコんで、

途中で謎の店員がやって来て推理するものの論破されて、

話を聞いていくうちに結局麗子も興味を持つ…などと

流れも決まってきたような感じです。

 

事件の面白さ云々関係なく「ユルく楽しんで〜」というスタイルで行きたければ、

4人の間で繰り広げられる会話劇に工夫を凝らすか、

妄想劇場も捜査会議のシーンだけではなく、もっと色んなコスプレをさせて

レパートリーを増やした方が良いんじゃないかと思いました。

 

まぁ、次回予告では幼稚園の先生らしき格好をしていたので、

後者の方はマンネリ気味の状態から脱皮出来そうですが。

 

桜井くん(瀬戸利樹)はゆいかとデートしたければ、

事件の話も事前に用意しておけば良いと思います(笑)

 

 

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知らなくていいコト 3話 感想|春樹の株は下がるが、作品自体は盛り返す。

 

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春樹(重岡大毅)の株の下がりようと、尾高(柄本佑)の株の上がりようが半端ない。

重岡くん、ついこの間まで「これは経費で落ちません!」の太陽くん役で

人気急上昇だったろうに…とは思うけれど、

逆に考えれば、「お前最低だな!by尾高」とツッコミたくなるほど、

相手を仲間だと正当化させたい器の小さい男役にもなりきられていて。

キラキラ明るいだけじゃない、好青年じゃない一面も見せられるんだなぁという

新たな収穫が得られました。

 

内容の方は今までの回に比べると、ベタなお仕事ドラマになった感じはありましたが、

恋愛と仕事と縦軸の行ったり来たりでややこしい1話と

三角関係のくだりが増加気味だった2話からしたら、

今回のようなバランスが一番見やすかったんではないかなぁと思います。

尾高に対する春樹の嫉妬の目…など、

まだ描くべき恋愛パートは残っているのかもしれませんが、

それぞれで既に関係は断ち切ってはいるので、

今後次第では盛り返す可能性が高くなって来ました。

 

また、個人的に解決方法に不満があったお仕事パートも、

今回は謎の才能開花シーンに少し戸惑ったものの、

ケイト(吉高由里子)の敏腕さに説得力の持てるものだったのも満足。

「知らなくていいコト」というタイトルも、

閉ざしていたはずの10年前の発言騒動に土足で踏み込まれてしまった

タツミーヌ(大貫勇輔)の心情と、

ほんの好奇心で乃十阿の居場所を特定してしまったケイトの動きの

どちらにも絡められていた印象で、

本作のタイトルの持つ意味とは?このタイトルで何を描きたいのか?が

見えてきた回でもあった気がします。

 

某シェフの時には踊りたがってそうだった(踊りたがってそうってなんだw)

大貫さんのダンス姿が久々に見られたのも、

お仕事ドラマ寄りに路線を変えた事で、佐々木蔵之介さんが多く見られたのも良かったです。

これは出演者に関する呑気な感想ですが(笑)

 

という訳で…リタイア候補からは少し遠のいた感じです。

 

 

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恋はつづくよどこまでも 2話 感想|金子大地も吉川愛も不憫でならない。

 

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「もし復帰出来たら」なんて神田(金子大地)が言うから、

「腐女子、うっかりゲイに告る。」で辛い役をやってきただけに

そのうち亡くなってしまうんじゃないか…と思っていたら、本当に亡くなるとは。

えっ…個人的な見所が1つ消えてしまった。

ヒゲダンの曲を聴くだけになってしまった…。

 

結局何が原因で亡くなったのか分からないから(アレルギー?)、

七瀬(上白石萌音)と天堂(佐藤健)の恋の発展のために

病気にして退場させたとしか思えなかった第2話。

ごめんね。ドジっ子な主人公のために誰かが犠牲になるとか、

「命と向き合うドラマ」を何作も見てきた私からしたら、

命を粗末に扱うというタブーに触れたようなものなんですよね。

前半までが非現実な設定で進んでいた割に、

後半になって真面目な雰囲気にしようとするから、怒りの感情も湧いてきてしまう訳で。

 

主人公は天堂にちょっかいを出しているだけで、仕事をしている様子はほぼ見られない。

周りの先輩や上司も"そんな新人に教育する"という考えがないみたいだから

恋バナばかりして甘やかす。

なのに、熱出して、「みんな辛いんです」って泣いていたら

ドS(らしい)天堂が抱いて慰めてくれる。

良いよねぇ。七瀬の何倍も頑張ってる人達はいるのに、

ちょっと弱さを見せただけで好きな人と思い通りだもんね…なんていう

穿った目でしか見られないのは私だけでしょうか。

 

同期の酒井(吉川愛)の「勉強したい、近づきたいの違いでしょ」という言葉が

ごもっともですし、特に医療の場ならば、好きな人に近づく目的より

夢を叶えたくてやって来てる人がほとんどなのに、

主人公を立てるために彼女が厳しい悪役として描かれちゃうのも可哀想。

 

という訳で、この先視聴したとしてもネガティブな感想になってしまうでしょうから、

今回をもってリタイアします。

 

でも、火9も微妙なんですけどねぇ…

ついこの間まで「わぁ、火曜日だ!!」なんて楽しみにしていたのが、

今期では一番胸が踊らないという悲しさ…(泣)

 

 

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