文字の神様が降りてこない鳴海(鈴木京香)。
いつもは積極的に行動に移す矢代(波瑠)が今回は鳴海を遠隔操作で指示する立場に回る。
(「よく頑張りましたね」って部下が褒めているのにはじわじわ来たけどw)
ちょっとイレギュラーな回。
こういった話は話数を重ねてからやるものだというイメージがあったので、
2話の時点でやってしまうとは意外でしたね。
しかし、逆パターンにしたためか、序盤で動き回る矢代、
前回と同じ分量の古賀(沢村一樹)vs桑部(山内圭哉)の捜査会議のシーンに加えて、
今までピンポイントに出番があった鳴海を前面に出す事など
描くべき内容が増えてしまい、残りの6係のメンバーが出番がなくても特に支障のないような
存在感の薄いキャラクターに仕上がってしまった気がしました。
うーん、登場人物が多過ぎるからなんでしょうかね?
申し訳程度に尺をもらっている感じでしたし(苦笑)
せめて、捜査会議のくだりをもう少しカットしていれば
10年前の事件描写にも深みが増したんじゃないかと思います。
あんなに可愛らしい野間口徹さんも珍しいしさ(最後は安定のサイコパス役だったけど)。
奥さんに対してどれだけ歪んだ愛情を抱えていたかとか、
男尊女卑する教授に対して徐々に募っていく憎しみだとか…
もっと旦那さんの内面を知りたかったかな。
事件捜査自体に関しては…
前回より「文書捜査」が主役の内容になっていたし、
話の半分以上は妄想で残り30分くらいは事件解明シーンをやるという
グダり構成でもなくなりましたが、
確かな証拠を得ないまま また"妄想"だけで取り調べしようとするのは、
刑事ドラマとしてはタブーなんじゃないか?と思うのでした(笑)
↓前回の感想はこちら↓