前回よりも恋愛ドラマらしさは控えめになり、
その代わり"お仕事ドラマ"色が濃くなっていた印象。
「目先だけの胸キュン要素を過剰に加えないで欲しい派」の私としては
見やすくて良いのですが…中々匙加減が難しいですね。
(ちなみに、対決で勝ったマカロンっぽいシュークリームは、
インスタ用に1回買われて終わりそうな気がするんですけど(笑))
同じ局の「ジョブチューン」の内容を彷彿とさせる
コンビニスイーツ業界の裏側や、1つの商品が完成するまでの過程を
割としっかり描いているから、知識を得ていく分には興味深い話にも仕上がっているし。
また、素人のアルバイトが大出世するサクセスストーリーともとれる。
だからと言って、"ラブコメ"をないがしろにしている訳でもない。
それに加えて、樹木(森七菜)の登場によって社員の意識も変わってくる
"会社全体の成長"も描いているので、とにかく盛り沢山。
作り込みの高さは窺えますが…何を一番に目立たせたいのかが
よく分からなくなって来たのが正直な感想です。
前回で見続けようと思ったのは「チンアナゴ」の部分だったので、
やはり、浅羽をもっと前面に出して
樹木と二人三脚で仕事に取り組む様子を描いていったら
面白くなるのではないかという気がしました。
けれども、最初は地味だと思っていたキャスティングも、
いざ視聴してみたら良い感じです。
恋のライバルになるであろう浅羽から醸し出される"貴公子"感と、
"ごくごく普通のパティシエ"感漂う新谷(仲野太賀)で対比がとれていますし、
仲野大賀さんが雅志枠← になってしまうのも何となく頷けます。
(「あのコの夢を見たんです。」でちょっと不憫な役柄の主人公を演じているのもあり…w)
主人公の態度の悪さが減った代わりに、
やけに冷たく見下している(でもいつの間にか優しい人達になっている)
社員の描写は気になりましたが。
あれだけ丸くさせるのであれば、初回からあまりにも不快感を覚える
キャラクターに仕立て上げなければ、早い段階で切る人も少なかっただろうに…と思いました。
そうそう、本編とは全く関係ない話を。
前期では火9「竜の道」の主題歌をSEKAI NO OWARIが、
火10「おカネの切れ目が〜」の主題歌をMr.Childrenが担当していましたが、
今期では同じアーティストで放送枠が逆になっている所に
ある意味運命を感じましたな(笑)
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