2020年12月一覧

極主夫道 9話 感想|早すぎる2人が再共演!盛大な勘違い最終回になりそう。

  

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水野美紀さんを自由に演じさせている時点で

これで時間稼ぎをしているな?前後編にするパターンかな?と察したので、

今回で終わらない所には特に意外性はありませんでしたが。

う〜ん、思いっきり笑えて楽しめるドラマが最終回前に深刻そうな内容になっちゃうの、

あんまり好きじゃないんだよなぁ…と思っていたら…

次回予告ではなぜか余命3ヶ月の話に変わっている展開を見て、

ああ、多分、"盛大な勘違い"をやって締めてくれるのだろうという

妙な安心感を覚えました(笑)

 

向日葵(白鳥玉季)も拉致された割には冷静ですし。

龍(玉木宏)との電話のやり取りをするシーンで

「龍…?」という向日葵の声がしてからボイスチェンジャーの声に変わったのも、

自分で音声切り替え操作したと考えれば不思議ではないですし。

今までの本作の作りからするに、シンプルに誘拐事件だとは思えないんですよねぇ。

シリアスにし過ぎて"個性"が埋没する事のない最終回を期待したいです。

 

最終回に向けての準備回だったので、若干間延びはしたんですけどね。

でも…水野美紀さんと滝藤賢一さんの「探偵が早すぎる」のお2人を

再び見られたのが嬉しくて♪それだけでも満足しました。

どちらも素で笑っているのが垣間見えて、

楽しそうに演じられている雰囲気が伝わってきちゃって。

水野美紀さんは、私の中ではもうすっかりコメディエンヌのイメージですw

本人のツイートにもありましたけど、広瀬アリスさんにも登場して欲しかったですねぇ。

秘書の世界よりもこっちの世界の方が馴染みそうな感じがしますもん(笑)

↑周りをかき乱しそうな新人だった頃の初回しか見ていないので、

今はどうなってるか知らんけども。

 

 

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危険なビーナス 9話 感想|通常放送時間内で描き切れる感じがしない。

 

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面白味があるようでない…つまり、盛り上がりに欠けるって事ですな。

 

明人(染谷将太)の行方と、誘拐犯が誰かは最終回まで引っ張ってもおかしくないとは言え。

「価値あるモノ」、禎子(斉藤由貴)の死の真相、楓(吉高由里子)の正体…

最終章だから流石にどれか1つでも進展するだろうと考えていただけに、

結局、話をあっちこっちに広げたまま終わってしまうとは思いもしませんでしたよ。

隠し子の件。まるで伯朗(妻夫木聡)を取り合っているかのような

楓と元美(中村アン)のドロドロシーン。

お陰で…主人公の存在感が霞む霞む(苦笑)

 

いや、一応最後ではしっかり出していましたし、所々で介入したりもしていたんですけど、

後者に関しては、矢神家や元美がいて初めて自分の意思を伝えられたからであって。

先導している誰かについて行くか、翻弄されるかに過ぎないんですね。

明人の話し方に似せて康治(栗原英雄)に語りかけるシーンは良かったですよ?

でも、個人的に伯朗で印象に残ったのと言えば…元美がリストアップしてくれた"謎"で

何が一番引っかかったかを聞かれた時に、楓の裏切りを選んだ所。

母が殺されたかどうかよりも、継父の研究よりもそっちかい!

とツッコむでしょ、これは(笑)

「風呂上がり」な事がよっぽど気に障ったらしく、

勇磨(ディーン・フジオカ)にも感情むき出しな様子だったのがちょっとウケる。

それでいて、元美には手作りのシフォンケーキを渡す。

「蔭山さんの方がお似合い」って言うけどさぁ…

からしたら、付き合えればどっちでも良い感じだと思いますぜw

 

冒頭で挙げたいくつかの真相は勿論ですが、それら以上に気になる部分もありますよ。

山下容莉枝さんがただの焼き鳥屋店主で終わるはずがなくて、

元美の言う通り、口裏合わせはしているんでしょうし。

小日向文世さんをキャスティングした意図があるのかどうかも。

どう見ても一番怪しい牧雄(池内万作)&祥子(安蘭けい)がそのまま

明人の誘拐犯でした!という展開になるのは面白くないので…

重要な場面で是非活躍していただきたいです。

(以前も、伯朗が禎子に関する話を順子(酒井美紀)に尋ねた時、

途中で話題を遮るような発言をしてましたしね。)

そして、終盤のシーンで康治が伯朗を明人だと勘違いしていた件も、

もし今までもそうだったのだとしたら、「あきとにうらむな」のメッセージも

また違う意味に捉えられそうなんですよねぇ。

 

これだけ"モヤモヤ"があるんですよ。真相も色々残ってるんですよ。

隠し子&康治が亡くなった以外は全然話が進んでいない。

来週…通常通りの45分でまとめられるの?という不安しかないです。

日曜劇場なのに25分拡大しないんですって。

ぶっちゃけた話をすると…こんなダラダラ進むんだったら

評判高めな裏のSPを見れば良かったかなぁと後悔していますw

 

 

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35歳の少女 9話 感想|YouTuber設定はいらなかったんじゃ?

 

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何年経ったのかも不明なまま、主人公が今までの姿から大きく変化するという急展開っぷりに

困惑と動揺が隠せなかった前回。

結局、多恵(鈴木保奈美)が倒れた事で周りから説得され、改心する展開になるのなら…

別にYouTuber設定を入れなくても話は成立したんじゃないかなぁって気がしました。

「一人で生きていくから!」と言って去って行き、誰の力も借りず普通に一人暮らしして、

母の病状を告げられて初めて"後悔"が何なのかを学ぶ流れなら

今回のスピードの早さも受け入れられるんですよ。

でも、前回であまりにも人格が違い過ぎる姿を見せていただけに…

それがただのインパクト重視で終わってしまったのが残念。

どうしても入れたいんだとしたら、あの状態であともう1,2話は必要だったかと思います。

 

加奈(富田靖子)が優しくなるくだりも、まとめに入ってる感じがして急なんですよねぇ。

どこで心を入れ替えたん…?っていう。

25年間の空白の期間を埋める過程を描くだけでも物語が広がりそうなのに、

父の家族にしても、YouTuberにしても、いろいろ盛り込み過ぎたんじゃないでしょうか。

個人的に、未だに達也(竜星涼)の存在意義が分からずじまいで。

家族に細かな設定は付けずに、

単純に、父は仕事が上手くいっていない苦労人…で済ませておけば、

もっと主人公の成長描写に専念出来たんでしょうけどね。

 

 

さて、気になった部分はここまでにしておいて。

多恵のカセットテープに詰めた想いや、死に際のシーンには素直に泣けてしまいましたよ。

結人(坂口健太郎)の言葉も響きました。

私の親はまだ元気だけれど、いざ亡くなってしまった時はきっと同じ気持ちになるのだろうと、

望美(柴咲コウ)と愛美(橋本愛)の様子も含めて考えさせられる内容でした。

人間は何かを失ってからじゃないと反省出来ない…という皮肉めいた教訓でもある。

 

最後に奇跡的に目覚めた時間。

それは、家族全員からの本音を聞くための、

今まで伝えたくても伝えられなかった想いを吐き出すための

神様から与えられた貴重な時間だったのかもしれない。

「ママは25年間、自分を信じて良かったんだよ」

その時に映るのは、涙目になる多恵のカット。

冒頭での、幸せに包まれた家族のシーンと共に流れる"いつもの"劇伴。

多恵は思い残す事なく、仲睦まじい関係だった"あの頃"を噛み締めながら

旅立って行ったんだと思いたいです。

 

鈴木保奈美さんの演技にもまたやられたなぁ。

娘が25年ぶりに目覚めた日。

いろいろ伝えたい事はあるんだけど、気持ちをアウトプット出来なくて、

録音時間が限られているからどうにかして最後にこの言葉を残さないと!

…音声が途中で切れるカセットテープを聞いて、

そんな嬉しくてどうしようもない焦りが、声だけでも凄く伝わって来ましたもん。

(かなり派手に投げられたのに、まだ起動出来るラジカセの丈夫さには驚いたけどw)

前回と今回で、私の中ではガツンと印象に残りましたよ。ベテラン女優の力…恐るべし。

 

通常通り来週の映像だけが流れていましたけど、次回で最終回です。

この話を見ちゃうと…まぁ、望美の夢オチ展開ではなくなるのかな?

 

 

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少年寅次郎スペシャル 前編 感想|リンゴが食べたくなっちゃう前編。

 

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ああ…連ドラの頃もそうでしたけど、

やっぱり井上真央さんのお母さんっぷりが堪らんですなぁ。

基本的に世話焼きな性格でも、足を引っ掛けるといういたずらっ子っぽい一面も覗かせつつ、

寅次郎に愛情いっぱい与える時は思いっきりくしゃっとした笑顔をされていて。

内から滲み出る母性と愛らしさが同居しているような佇まいが、

光子というキャラクターをさらに魅力的にさせてくれます。

寅次郎(藤原颯音)は勿論、正吉(きたろう)も

「すりおろしのリンゴが食べたい」と言ったのにも納得出来る。

頬に手を当てながら「こら!もう〜〜〜」と怒る時の表情を見ようもんなら、

何度だっていたずらしたくなっちゃいますよ(笑)

でもって、お見舞いシーンではげっそりとした体に…1年ぶりに演技を堪能いたしました。

 

内容の方は蔵出しエピソードという感じ。

連ドラでの話を織り交ぜながら、過去と現在を行き来して物語が進んで行くのですが、

ただの総集編で終わらせない作りが粋だなぁ…と。

こんな日もあったんだ。寅次郎はこの時に何かを学んだんだ。

新たな発見が出来るのが楽しい。

(当時は認識していなかった森七菜さんが出演されていたのも、個人的には新たな発見。)

当時は5話という短い話数の中、

日常エピソードがクスッと笑えて微笑ましい内容ばかりだった分、

もっとこの世界を生きる人々の生活を覗き見してみたいな〜と思っていたので、

リンゴから次々展開されていく思い出話を聞けて満足でした。

 

「俺、リンゴがもう大っ嫌いで」「母ちゃんが全部食べるしかないよ」

照れ臭いのか、顔を逸らして優しい嘘をつく所が

"寅さん"らしさ全開で泣けてしまって。

本当にお母さんの事が好きで、愛情をいっぱいもらった恩返しがしたいんだという

寅次郎の真っ直ぐな気持ちが伝わるよう。

で、このお見舞いシーンを見ちゃうとねぇ…

あんな態度で帰ってきた平造(毎熊克哉)を憎たらしく感じるのにも

より共感出来てしまうんですよね(笑)

一生懸命看病していたのにって考えたら…確かにムカつきますってw

連ドラの録画、残っていたかしら。

今回の内容を知った状態で、また最終回でも見返したくなっちゃったな。

 

そんな平造も、約10年経ったら遺影に。

彼の現実逃避したくなる気持ちも分からんでもないんですけどね。

でも、喧嘩して会わないまま亡くなってしまったんだろうと思うと…ちょっぴり切ないです。

後編もじっくり見守らせていただきます。

 

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ルパンの娘(2020) 8話 感想|三雲玲=猿彦説もあり得る?

 

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来週の番組表をチェックしていたら

「ルパンの娘〜愛の物語〜」と書かれていたから何事かと思いきや…

なるほど、特別編なのですね。

最終回放送終了後に決定!の形じゃなくて、それ自体が最終回。珍しい構成ですなぁ。

 

さて、内容の方は…いつも以上にあっという間だった気がします。

見終えた後の感覚は何というか、遊園地を満喫しまくって

余韻が冷めやらぬ状態のまま帰路につく感じに近い。

敵同士が仲間になって黒幕との戦いに挑む展開は、物語の終盤では王道の流れなんだけれども、

全く"王道"だとは思わせないネタの充実っぷりが素晴らしい。

え!?1話から塚本高史さんと倉科カナさんを声のみでキャスティングしてたって事!!?

Lの呼吸…アクションの華やかさに、もはやパロディを超えましたな。

藤岡弘、さんの仮面ライダー再び。ルンバ使ってます!感満載のてんとう虫・母のフォルム。

そして、天使の如く現れた円城寺(大貫勇輔)が最後の美味しい所も持って行って、

全員でミュージカルをやるというオチ。

自由だ。自由過ぎる(笑)

あまりの自由さに、内容よりもそっちの方を楽しんで見てしまってましたw

でも良いや。楽しんだという余韻は残っているので…満足出来ました♪

私の頭の中は今でも「ララルラッタ…」が流れ続けております。

 

続編になってからは視聴率が5%台の回もあったそうで、

なんでこんなに面白くて、かつ作り手の本気も感じられる作品を見ないんだ!!

とは疑問に感じるんですけどね。

でも、杏ちゃん(小畑乃々)に泥棒である事を受け入れてもらう

壮大なストーリーに辿り着くまでの過程をよくよく考えてみたら…

2話の馬小屋でのキリストに見守られながらの生誕から始まって、

円城寺の数分のミュージカルで(しかも1話内で)目まぐるしいほどの成長を見せ、

泥棒の娘である事に動揺しつつもLの呼吸で覚醒し、

やがて家族を助ける救世主になる…という何年もの月日を

とんとん拍子で描いて行ってる訳ですから。

1話完結型ドラマの方が高視聴率になりやすい今日。

なるほど、これは確かに途中から見てもついて行けないわな…とは思います(笑)

しかし、最初から応援してきた視聴者にとっては、

本作の真価を理解してくれている人の方が多いんじゃないでしょうかね。

 

それが証明されたのか、なんと、来年映画化が決定。

「数字が良い=良作」とは限らない。面白いものはどんなに数字が悪かろうが面白いという

ドラマファンの熱い想いが伝わったのはとてもめでたい事。

う〜ん…個人的には、まるで映画かと思うくらいの演出、美術、音楽の作り込みの高さを

ドラマで見られてしまう"おトク感"もまた本作の魅力だと考えているので、

本当に映画化しちゃうんだなぁと ちょっと複雑な気持ちもあるんですけどね。

でも、とある記事を読んだら、スタッフも前々から映画化したいという目標は掲げていたらしく。

夢が叶った以上、ドラマの頃よりももっと上質な作品に仕上げて行くのだろう…と

ポジティブに捉えて、その点に期待してみたいです。

 

にしても…ナターシャ(太田莉菜)を倒す件と「三雲玲」については

映画に持ち越すつもりなんでしょうかねぇ。

ドラマ内である程度解決はして欲しいんですけども。

っていうか、猿彦(我修院達也)が途中からしれっと出番がなくなったのが気になって。

彼が黒幕か?とも予想しましたが、特に何もなく終了。

「三雲玲」…男性でも女性でも行ける名前なので、

もう一人の三雲家の人物が猿彦だと分かっても不思議ではないんですよ。

さて、来週の特別編…どうなる?

 

 

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#リモラブ〜普通の恋は邪道〜 7話 感想|濃厚接触じゃなくても最高の恋は作れる。

 

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コロナ禍がなければ日常生活で言われなかったであろう「濃厚接触」というワードが

頻繁に飛び交う所にクスッとさせられますし、

恋愛ドラマで使われるとどれだけ如何わしい言葉に聞こえるか…(笑)

でも、本作の魅力的な部分はそれ以外にいっぱいあります。

 

前回の感想で「キスシーンもハグもない告白シーンに新鮮味がある」と書きました。

この手の作風だったら、登場人物は濃厚接触をゴールだとする

思考の持ち主のように描かれてしまいがちですが、

今回もまた、キスしたりベッドで接近したりする事が全てではないという

"一つの恋愛の形"を提示した結末に

ハッと気づかされるような感覚を覚えた気がします。

こんな幸せがあっても良いよね…♪と。

 

自然と、ゆっくりと心が近づいていく2人。

ただただ手を繋いで寝るのが幸せだという気持ちが、

2人から醸し出される温かさがこちらにも伝わって来ました。

確かに、恋愛を今までしてこなかった人にとっては、腕を組むよりも

手を繋ぐ事の方がハードルは高そうだもんなぁ…

相手の肌の温もりを直に感じる訳ですし。

家でのシーンは終始初々しくて可愛らしかったですよ。

目で感情を訴える波瑠さんの演技は、乙女っぽさが出ていてキュートでしたし、

一人暮らし用のソファーの狭さがまた良い仕事してまして…

あのくっつきそうでくっつかない絶妙な近さにはドキドキしましたよ。

 

手を繋ぐ事が最高の幸せだと考える人もいれば、

誕生日に花束を届けに来てくれる人がいるという喜びを噛み締める事、

イルミネーションで飾られた遊園地でのデートを満喫する事が

最高の幸せだと考える人もいる。いろんな形がある。

大切な人が元気でいてくれて、会いたいと思う時に会える…

そんな願いが叶う事が"奇跡"なこのご時世だから。

どの恋愛関係も否定しない、優しい目で見守り続けるような描き方も好きです。

 

幸せやその人の温もりは、リモートではなくリアルで味わう。

今を大切にしながら過ごす事がどれだけ価値あるものか。

恋ってこんなに純粋で、可愛らしくて、尊いものだったのかを教えてくれる作品です。

 

 

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この恋あたためますか 7話 感想|クリスマス前にフラれる未来しか見えん(泣)

 

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内容について触れる前に、まず1つツッコミたい。

ツッコミた過ぎて、今感想を書くまでず〜っとうずうずしてましたよw

新谷(仲野太賀)よ…「クリスマスまでの期間を俺にください」の

"まで"って何だ。

なんでそこ、限定づける必要があった(笑)

ストレートに「クリスマスの日、一緒に過ごしたいです」って

プロポーズすれば良いじゃんねぇ。

余計な言葉加えちゃう所が当て馬感満載なんですよ。

樹木(森七菜)も樹木で…一喜一憂しながらも

今まで浅羽(中村倫也)を想い続けていただけに、

はっきりフラれたショックの勢いでOKしちゃう辺り、

クリスマス前日になって別れる展開になるのが見え見え過ぎます。

好きになったのでも何でもなく、本当に"勢い"だと分かる。

だって、聞きました?「俺が前に言った事覚えてる?」

「今すぐじゃなくて良い、でもいつか樹木にとって特別な人になりたいって」

に対する樹木の返事の「うん…」の感情のこもってなさを!!

私は聞き逃しませんでしたよ。

いや絶対覚えてないでしょ!って思わず口にしましたよ(笑)

 

上のような「クライマックスの盛り上がりに向けて、一度他の人と付き合う展開」

もそうなんですが、今回はラブコメあるある要素ごちゃまぜ…

言わば"闇鍋"みたいな内容ですね。

「あれは冗談だから!」というベタな返しに、唐突なお化け屋敷に、停電に、

2人でいる所を見てしまった北川(石橋静河)に…

それに加えてコンビニワゴンの件もあるから、全体的にとっ散らかっている印象しかない。

王道と言ってしまえば聞こえは良いのかもしれないけど、

「ほら、これを入れれば胸キュンするんだろ?」というラブコメ好きの視聴者の心理を

安易に知った気になっている気がして、そこまで面白味は感じられない。

特に…道の駅で怖がらせる必要ってありました?

そもそも道の駅には見えないし。

モロ師岡さんの登場は後の展開にも繋がっていたので良いとして、

あそこのシーンだけはちょっと意味が分からなかったですw

 

停電で避難っていうのも何となく実感が湧かないんですよねぇ…。

川が氾濫&地震で避難なら分かるんですけども。

人が少なかったのは、家でロウソクや懐中電灯をつけて過ごしている家庭もいたからなのかしら。

私だったら、コロナ禍なのもあって家で過ごす気がするなぁ。

昼間であればコンビニも、冷蔵や冷凍に関係ない

必要最低限の商品は置いているかもしれませんし。

大体、"コンビニ"ワゴンなのに…売るのが飲食料ばっかりで

寒さを凌ぐカイロや日用品の在庫はないのってどうなの?って思っちゃいました。

あと、コーヒーに入っているカフェインはね…トイレが近くなっちゃうので

避難所ではあんまり勧めない方が…(苦笑)

 

 

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姉ちゃんの恋人 6話 感想|正直過ぎる言葉に救われる時もある。

 

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前回の告白を受けて、相手にどう向き合って行けば良いか…を悩み続ける

2人の様子が描かれていただけに、今度は吉岡(林遣都)が勇気を出して返事をするのではなく

桃子(有村架純)が改めて告白する展開になるとは思いもしなかったなぁ。

どんな形であれ、前科があると分かればちょっと引いて

気まずい空気が流れたまま自然消滅になりそうなものだけれど、

それでも「こんなに好きになった人なのに」「諦めきれない」と感じる想いの方が強い所に

"主人公らしさ"が現れ出ているのか。

 

今まで色々なものを犠牲にして

弟たちを育てる事に全力を尽くしてきた桃子じゃなければ、

表向きな部分も潜在的な部分も吉岡から引き出せられなかったかもしれない。

そう考えると…初めて好きになった相手が吉岡で良かったとも思うし、

自分の事を想ってくれる相手が桃子で本当に良かったと、

あの温もり溢れる観覧車のシーンで心から微笑ましい気持ちになれました。

そして、「もっと…好きになっちゃいました」からの手繋ぎにキュンキュンが止まらないですよ。

目を赤くして言葉を選びながら話す姿を見たら

そりゃあ守ってあげたくなるし、好きにならざるを得ない。

この表現は変ですけどw 2人が両想いになった瞬間、外が夜景に映るほど

ロマンチックな雰囲気に酔いしれましたもん。

想いが通じ合う尊さってこういう事なのかと。

最後の"地球のペイント"がされている"修理して綺麗な状態の椅子"のカットも…

2人の"これから"と吉岡自身を表しているようで、中々秀逸な畳み掛け方でしたね。

 

今回は「飾らない正直な想いを語る姿」が

桃子と吉岡だけでなくどの登場人物にも当てはまっていた訳ですが、

そのさじ加減も上手いなぁと。

個人的には、正直"過ぎる"事が、描写によっては

視聴者に迂闊な印象を与えたり、不快感を与えたりという

マイナスポイントになりがちなイメージがあった分、

本作の場合は、その人をより人間味のある魅力的なキャラクターにさせる

アイテムとして消化出来ている所に新鮮味を感じまして。

台詞の妙ですよね。

前回の川上(光石研)の「これ以上背負わせるのは可哀想」もそうですけど、

「(付き合う事に賛成なのか反対かなのに対して)分かんねぇ。」

「だいたい俺、桃子に会って何をしようとしてるのかも分かんねぇ。」とか、

高田(藤木直人)の強い励ましの言葉とか、

桃子の「どうしたら良いか分からない気もするけど好き。うん………………好き。」

の「うん………」の間の考えている時間とか、

みゆき(奈緒)のあえての親代わり宣言とか。

台詞の1つ1つにその人なりの本音や考えが滲み出ているから、

桃子や吉岡がどんな人に支えられて、どんな風に壁を乗り越えてきたのかという過程が

手に取るように伝わって。

それでラストを感動的なものにさせたんだろうなぁと思っています。

 

紆余曲折を経て、ようやく付き合う事になった2人。

でも…残り話数にしても次回予告にしても、まだまだ平穏な日常は訪れなさそうで。

元カノ、いつかは来るだろうとは予想していたけど、早過ぎますって(泣)

本作は基本的に良い人ばかりなので…最後は改心して綺麗な形で別れられる事を願いたいです。

 

 

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