教場Ⅱ 後編 感想|エンドロールで席を外さないように。

 

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最後の5分間が一番面白かったし、一番スリルを感じたわ(笑)

なのに…ブツ切れの所で物語は幕を閉じる。

来年にまた「復讐編」という体で続編をやるつもりなのかなぁ。

風間教官(木村拓哉)が義眼になった理由は明かされたけど、

なぜ警察を恨んでいるのかは、おそらくこの続きにあるんでしょうね。

中盤で田澤(松本まりか)が理不尽な目に遭わされたという話もありましたが…

そこの生徒が犯行に及んだとか、なのかしら。

 

前作もそうでしたけど、

後編になると急に毒っ気が薄まっちゃうんですよねぇ…本作。

昨日はアリの件で、これからどれだけ恐ろしいものを見せてくれるかと期待しましたが、

まさか恋愛ドラマちっくな展開を見せられるとは思いもしませんでしたもん。

ちょっとサイコパスを欲していたなぁ。

でも、ジャニーズの2人は…行為で考えればシンプルにヤバイ役でしたけどねw

 

杣(目黒蓮)は爆発物を作る計画を立てたり、妊娠させたりした…でも無事に卒業出来た。

同じ"備品を盗む"でも、それが恋心からなのか、あるいは爆発物を作るためだったのか、

どちらがヤバイかと聞かれたら一目瞭然なのに…卒業出来た。

これは母親の名誉のために見逃したと思われても仕方がない案件。

そして、199期の出馬(重岡大毅)はライバルを蹴落とそうという動機から、

殺人未遂まがいの事故を起こした。

またしてもクズ役を演じる重岡くん、もう「これは経費で落ちません!」のピュア青年の

イメージがなくて本当に気の毒ですね(汗)

本来なら、出馬はイト…さんが演じる予定だったそうじゃないですか。

彼も彼で、どうしてこう自動車が絡む役が多いのか…。

体が治ったらまた警察官に挑むそうですが、事故を起こした時点で無理でしょう。

人を陥れようという気持ちが少しでも働けば、

それは市民を守る警察に向いていないって事にもなるし。

もしかして無謀な事を知っていて風間教官も「面白い」って言ったのかなぁ(苦笑)

 

前作以上に訳アリな生徒たちが集っていた訳ですが、

杣は勿論、漆原(矢本悠馬)も石上(上白石萌歌)も卒業出来たのが不思議ですよ。

漆原の「時間感覚が掴めない」件は小さい頃からの症状な気もして、

半年間で克服出来たというのは都合良過ぎると思いますし。

石上だって授業中に頻繁に手の震えを起こしていたはずですけど、そんな簡単に治るもの?

 

そこそこには楽しんだけど、前作ほどではないと感じたのは…

生徒一人一人に愛着が持てないまま、いろんなエピソードを盛り込んでは

サクサク片付けるように物語が進行した所にあるのかなぁ、と思っています。

こねくり回し過ぎましたね。

年末に再放送されていた前作は復習していませんので

感じた事が合っているのかは分かりませんが、

なぜ昨日の感想で「短編集っぽさが強くなった」と書いたのかも、よくよく考えてみたら…

警察学校での生徒の成長、生徒同士で切磋琢磨する姿よりも

風間教官VS生徒 という構図に絞って

「いかに風間教官の洞察力の高さを魅せるか」にこだわった

作りになったからなのか?という気もしました。

後はCMの挿入頻度の多さですよね。

昨日よりも多くて、これが更に緊迫感を削ぎましたねぇ。

 

内容自体は199期メインにした方が面白そうでしたし、

今更ですが、CMのないNHKで30分構成×7話?で放送した方が

本作のコンセプトもより強く活かせられたのかもしれません。

 

来年もやる場合は、もう前後編&2時間半ずつじゃなくても良いような…

 

 

↓前編の感想はこちら↓

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↓前作の感想はこちら↓

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