まぁ、率直に言うなら…放送が日曜日だからまだ良いけど、
疲れている時に見たら、多分途中で寝落ちするかもしれませんな(苦笑)
それくらいストレートな意味で"ユルかった"です。
読売テレビ制作の木曜深夜枠でやってそうな感じ。
基本カラッとしていて適当な性格っぽい栗田(江口洋介)に、
ポンコツ探偵だけどヒントを与えればそれなりに推理出来る知能はある風真(櫻井翔)に、
実は一番出来る子ちゃんなアンナ(広瀬すず)と、
初回でそれぞれのキャラクターが掴めるくらいには
説明台詞なしで上手く描き分けられていた印象はありますが、
肝心のストーリー展開に起伏が感じられず、全体的にぼやけて見えるのが気がかりですかね。
多分、この手の作品は、木村ひさし監督だったら
もっと濃く味付け出来るのかも…という惜しさが残りました。
私が考えるに、ユルい印象が強く残ってしまった原因としては、
ドラマの核となる推理パートとちょこちょこ出てくる小ネタのメリハリが足りず、
全て一本調子で「老若男女誰でもフラットに見られる」テイストに
落とし込んでしまっているからなのかもしれません。
推理パートで明かされる真相はエグくても良いだろうし。
小ネタはクスッと笑える親父ギャグレベルじゃなくて、更に強烈な要素を用意したって良い。
なんと言うか…数々の有名作がある"探偵モノ"でコメディな雰囲気なだけに、
パロディで遊んでみてもアリなんじゃないかなぁと思います。
例えば、名探偵気取りで推理を披露する風真と、遠くでカンペを持って誘導するアンナのシーン…
コナンと毛利小五郎の関係性に見えましたもん。
ファンじゃなくてもそう思った視聴者は多いはず。
その"似てる"を上手い事利用して、吹き矢とは別のもので眠らせてみるとか、
似通ったコスプレをしてみるとか、
そしたら「いやどこかで見た事ある設定だな!」って誰かにツッコませてみるとか。
直接的な表現がダメと言われているのであれば、
有名な探偵主人公の名前をいじった人物を登場させてみるとか。
素材は悪くないだけに、もっと設定をこねくり回せそうな気がするんですよね。
そんな訳で、初回を見た限りではあまり惹かれる事なく終わってしまいました。
しかし、本作は脚本協力が出版社の方や、ミステリー小説の原作者など
複数体制になっているので、回ごとにクオリティや面白さにバラつきが出て、
そのイマイチだったのが初回に来てしまった…という可能性もなくはありません。
なので、来週も様子見してみますが、
再来週からは25分拡大の「ドラゴン桜」が控えているため、
感想執筆&視聴継続するかどうかは次回で決めるつもりです。
(個人的な事情になっちゃいますが、生活環境が変わって
就寝しなければならない時間が少し早くなったので…
両方とも面白くない限りは(書きたいと思える"何か"がない限りは)
片方に絞りたいなっていうのが本音です^^;)
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