今回の感想を、劇中での台詞を絡めて言うとするなら…
なんで引っ張るんだよ〜!
としか言えませんなぁ。
最終回前だからってもう…足踏み状態にし過ぎですよ(汗)
確かに、クローバーのシールが貼られたタブレットのアップ、
衝動に駆られてハルカナとの業務提携解除を切り出す阿久津(松本幸四郎)のくだり、
友果(大島美優)が「知ってるよ」って言った時の三輪(賀来賢人)の若干目が泳いだ表情、
明らさまに怪しい顔になる日下部(迫田孝也)と
大から小までフックとなるようなシーンは随所で描かれてきましたが…
今回の内容を見れば、大体15分程度で済む話。
警察の出番が増えた事で、主人公たち・警察・誘拐犯の三つ巴での"全面対決"感を出し、
あたかも今までと違った雰囲気を装ってはいるものの。
うーん、警察サイドの「複数の誘拐事件から共通点を炙り出す」
「真犯人との繋がりが深い人物を重点的に捜査する」というやり方は
ずっと描写されてきた事ではあるので、その尺を多めにとっただけで、
根本的には、誘拐事件に翻弄される姿を描いた今までの話と同じなんじゃないの?
って気持ちの方が強いんですよね。
だって、来週で最終回を迎えるというのに、ほとんど進展していませんから。
事件に繋がる手がかりになりそうなものは、
終盤(残り15分頃)で触れられたタブレットだけ。
台詞やナレーションに置き換えても支障のなさそうな内容を映像化して
1話分引き延ばすくらいなら、今回の終盤と次回を繋げて
最終回30分拡大SPでも良かったような気がします。
まぁ、本当の所で言えば、今回で真犯人が誰か判明した上で、
最終回で事件が起こる前の背景や動機がじっくり描かれる…
という流れが一番理想的ではあったんですけどね…
結局、最近のトレンドに乗っかった考察型ドラマの作りになっちゃいましたね。
最後に、個人的に雑に感じてしまったのは、未知瑠(多部未華子)の行動について。
タブレット…なんでそのまま抱える?なんで外でパスワード開く??
ツッコミどころが満載!
「本当にとどっちなら、普通の声にして」って言いそうなもんですけど…(笑)
急に迂闊なキャラとして描かれた事で"また"誘拐事件を増やし、
それが次回への引きとなるのもなんだかなぁと。
ちなみに、同じく急に自己主張が強くなった日下部が犯人って事はないでしょうね。
もし本当にそうだとしたら、本作に対する印象は一気に下がります…(泣)
↓前回の感想はこちら↓