新宿野戦病院 3話 感想|書きたい事は伝わってくるんだけどな〜…

 

 

前回よりも享(仲野太賀)が小ネタに埋もれる事なく、前に出るようになったものの…

それでもどことなく話が散漫しているように感じるのは、

やっぱり、享とヨウコ(小池栄子)のW主人公が一番の原因になっているのかもしれませんね。

 

「不適切にもほどがある!」もそうでしたが、表向きはコメディながらも

社会風刺的なメッセージが込められた作風になっているんですよね、本作って。

内容を見ていると、ああ、宮藤さんには書きたい事・伝えたい事が

たくさんあるんだろうなぁ…と思わされるのです。

 

例えば、今回だったら主に2つあり、

まずは、万引きした薬で再びオーバードーズしたマユ(伊東蒼)の元に

舞(橋本愛)が駆けつけるのですが、「そういう子たち」という可哀想ともとれるワードを

つい発してしまった舞に反発して、家も学校も施設も歌舞伎町も一緒だと怒る

マユの様子が描かれたエピソードと。

享と啓三(生瀬勝久)が月曜限定で開業したビューティクリニックが

イ・オンナ(余貴美子)のSNSでの宣伝のお陰で一気に繁盛するものの、

クリニックで事故が起きたという嘘情報がきっかけで

売り上げがガタ落ちするエピソードが描かれました。

 

前者に関しては、NPO法人が関わっているにもかかわらず、

虐待を受けている子供たちへの対応が上手くいっていないという現代の課題を感じさせ、

後者に関しては、嘘か本当かも分からないたった1つの口コミで

病院への評価がガラッと変わってしまう情報社会の恐ろしさを感じさせるものになっていました。

「ふてほど」でもSNSが扱われていましたね。

 

目の前の患者を救うためなら利益の損失も厭わないヨウコと、

お金のためならどんな手段でも使う享を対比して描きつつ、

医療業界の人手不足や経営難など、現代にはびこる問題をさり気なく提示し、

視聴者はそれを見ながらふと考えさせられる…

個人的にはそんな作りにも出来そうだと考えているんですが。

現状は個々のエピソードの結びつきが弱く、箇条書きのごとく用意されているので

何をどう見て良いやら、ちょっと困惑した状態に陥ってしまうんですね。

 

W主人公でただでさえ描くエピソードが多いのに、

そこにペヤング泥棒やSAMさんなどの小ネタも随所に盛り込んでくるので、

ごった煮に思えてしまって仕方ないです。

正直、享が舞に恋しているだとか、舞の裏の顔がSM嬢だとか、

そんなのもあんまり興味はありません(汗)

自分の経験に基づいて助言を送るヨウコと、彼女に影響されて変化を起こし始めたマユの

2人の関係性はずっと見ていたいエピソードではあるんですが…。

終盤では、なんとヨウコが謎の外国人に首を絞められるというサスペンス要素まで入れてきて…

う〜ん、本作がどうなっていくのか、ますます分からなくなってきました。

 

オリンピック期間でお休みになるドラマもあるので、

そこまでは感想を継続するかを様子見するつもりなんですが…

他の感想が溜まっており、毎回こうして最新話ギリギリに投稿するのも

待っていて下さる読者様に悪いなぁとも思っているので

(今更過ぎる感想で恥ずかしいので、最近は日付をズラして投稿しております)、

そろそろどの2〜3本に絞るか、決断しなければならないようですね。

とりあえず、今夜放送される4話はリアタイして、その日に上げられたら上げますが…。

 

 

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